お前ら何Takeすんだよ
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風呂も済ませ夕飯も済ませ、ほの赤い満月の下、ダンテとディーヴァは向かい合う。横から月に照らされた顔は、どちらも満月のせいで赤く、どこか妖しく見える。
ダンテとディーヴァなので、空気はさほど妖しくも張り詰めてもいなかったが。
仮契約の儀さえも、軽くこなしてしまおうという魂胆か。
ディーヴァがロサレプスーー自身の杖を前に構える。
静寂の訪れる部屋の中、杖の銀の輪が動く金属音。そしてディーヴァの凛としたそれでいて、柔らかな声がこだました。
「我が名はディーヴァ。『ホーリーラビット』の名を持つ者也」
「我が名はダン……おい、『ホーリーラビット』…聖なるウサギってお前。冗談だろなんだよその笑える通り名」
そこでダンテがツッコミを入れた。
実はダンテ…今宵初めてディーヴァの通り名を知ったのだ。
その名は『ホーリーラビット』。笑えるほどに可愛らしい。
その名前が笑いのツボとしてダンテに刺さったのか、仮契約の口上を止めてディーヴァを指差し、ゲラゲラ笑っている。おい指差すな。
中断され、挙句大爆笑されたディーヴァはというと。
「あ゛ーーーっ!もうっ!!
そんなこと言うから最初からになっちゃったじゃんかあ!通り名なんだから突っ込まないでよはいもう一回最初から!」
もちろん、地団駄踏んでぷりぷり怒るわけである。
怒りに任せて杖をフリフリ、ダンテの頭を狙って振り下ろす。
それは笑いながら真剣白刃取りされて終わった。
もともとそこまで張り詰めていなかった空気。
それが今、完全に吹き飛んでしまったが、もう一度最初からやり直そう。
一度中断してしまうと、最初からになるのが厄介だ。
「まーーったく、もう。
我が名はディーヴァ。『ホーリーラビット』の名を持つ者也」
「我が名はダンテ。『焔の獅子』の名を持つ者也」
「ダンテこそどこのカエンジシだろうね?見た目もそうだし貴方ポケットに入るモンスターですか?」
中断はまた最初から。
それをよく知っていてもそしてダンテの通り名自体よく知っていても、ディーヴァは何としてでもダンテに仕返ししたかった。
…思っていても言ってはいけない、ダンテが怒るだろう言葉で。
「てめっ!また始めからになっただろうが!
オレの通り名知ってるくせに今更蒸し返す気か!?
そう呼ばれんのオレ一番嫌いなんだよ!」
「あ、そう。ごめんねごめんねー」
「謝る気ないだろディーヴァ!」
口から火の粉を飛ばして怒るダンテと、つーんとそっぽを向いたまま謝るディーヴァ。仕返し、成功。
ディーヴァよりもオトナなダンテは自身の怒りを抑えこんで耐えた。
「…ったく、そういうのは終わった後にしろよなTake2いくぞ」
「すでに一回やり直してるからTake3ね」
「チッ…わかってらぁ」
ディーヴァがやり直しさせたのだろうが。
そう思っても、実際ダンテもやり直しさせたのだ。お口チャックで黙るぅん。
「我が名はディーヴァ。『ホーリーラビット』の名を持つ者也」
「我が名はダンテ。『焔の獅子』の名を持つ者也」
構えた杖。
中心の真っ赤なコアがたっぷりと月の光を浴び吸収し、ほんのりと光を放ち始める。
周りに燃え移ることのない炎が、アグニを構えるダンテを中心に渦を巻いて立ち上る。
ディーヴァの杖の光が強い光を発した。
まるで船の指標として強く発光する、灯台の明かりのように。
「ちょ、ピカピカすんな」
「仕方ないでしょ属性が光の派生の『聖』なんだから」
「けど、ぐるぐるピカーされると灯台女思い出すわこえーわ!やめーい!」
「やめたくてもこればっかりはどうしようもないでしょ!古いネタ持ち出すのイクナイ!」
それは裏サンデーのやつである。
しかも、ぐるぐるピカーというよりも、ぐるぐるぐるびかーである。そこ間違えないよう。
ほら、灯台女を知っていて思い出した貴女の後ろにもぐるぐるぐるびかーと、高速で光を放つ彼女が……。
「ほーんと何度も何度も中断させて!めんどくさいセリフ話すの疲れるんだからね!」
「めんどくさいってオイオイ」
「ハイTake4いくよ。もうお互いツッコミきーんし!
じゃないと契約の贄として誓うのやめちゃうから!剣と盾になってもらって、でも力の源になんてなってあげないんだからね!」
それはダンテ側からすると、何一つ得にならない契約である。ディーヴァを無条件で守り、でも自身が魔力不足に陥り負けそうになっても、なんの補給も助けも得られないのだ。
いくら強い魔獣で、ディーヴァを好きなダンテでも困る。
「…うぬぅ……わかった」
そうして、もう一度先ほどのセリフまで進める。
ぐるびか(ry酷いが、もうツッコまない。
そうして口を出したいのを我慢していれば、風もないというに2人の間には光の粒子と炎がそよ風のように優しく、美しく舞い踊った。
「汝、いついかなる時も我が身を守り、剣と盾となることを誓うか」
「我が名と力を契約の贄とし、ここに誓おう。汝、いついかなる時も我が身と共にあり、力の源となることを誓うか」
「我が名と力を契約の贄とし、ここに誓おう」
その後も細かい部分のツッコミ、言い間違いなどら何度かやり直したのはいうまでもないがその内容はあえて言わないでおこう…。
キィンーー、杖とアグニを軽くうち合わせ、金打(きんちょう)させる。
光の粒子と炎が、ダンテとディーヴァの頭上で一つになったかと思いきや、火花、いや大輪の花火が咲くように大きく膨れ、そして霧散する。
霧散した粒子がパラパラと舞い散り、互いの得物に吸い込まれたのか、溶けるように消えた。
「ーーー我らが名と力の許、契約をここに果たさん」
カチリ。
パズルのピースが合わさる感覚とともに、ドクンと互いの心臓が強い鼓動を打つ。
ディーヴァはダンテの攻撃的なまでの力強い燃え盛る魔力を、ダンテはディーヴァの優しく全てを包容するような浄化の魔力を、その心臓をもって感じ取った。
ダンテとディーヴァなので、空気はさほど妖しくも張り詰めてもいなかったが。
仮契約の儀さえも、軽くこなしてしまおうという魂胆か。
ディーヴァがロサレプスーー自身の杖を前に構える。
静寂の訪れる部屋の中、杖の銀の輪が動く金属音。そしてディーヴァの凛としたそれでいて、柔らかな声がこだました。
「我が名はディーヴァ。『ホーリーラビット』の名を持つ者也」
「我が名はダン……おい、『ホーリーラビット』…聖なるウサギってお前。冗談だろなんだよその笑える通り名」
そこでダンテがツッコミを入れた。
実はダンテ…今宵初めてディーヴァの通り名を知ったのだ。
その名は『ホーリーラビット』。笑えるほどに可愛らしい。
その名前が笑いのツボとしてダンテに刺さったのか、仮契約の口上を止めてディーヴァを指差し、ゲラゲラ笑っている。おい指差すな。
中断され、挙句大爆笑されたディーヴァはというと。
「あ゛ーーーっ!もうっ!!
そんなこと言うから最初からになっちゃったじゃんかあ!通り名なんだから突っ込まないでよはいもう一回最初から!」
もちろん、地団駄踏んでぷりぷり怒るわけである。
怒りに任せて杖をフリフリ、ダンテの頭を狙って振り下ろす。
それは笑いながら真剣白刃取りされて終わった。
もともとそこまで張り詰めていなかった空気。
それが今、完全に吹き飛んでしまったが、もう一度最初からやり直そう。
一度中断してしまうと、最初からになるのが厄介だ。
「まーーったく、もう。
我が名はディーヴァ。『ホーリーラビット』の名を持つ者也」
「我が名はダンテ。『焔の獅子』の名を持つ者也」
「ダンテこそどこのカエンジシだろうね?見た目もそうだし貴方ポケットに入るモンスターですか?」
中断はまた最初から。
それをよく知っていてもそしてダンテの通り名自体よく知っていても、ディーヴァは何としてでもダンテに仕返ししたかった。
…思っていても言ってはいけない、ダンテが怒るだろう言葉で。
「てめっ!また始めからになっただろうが!
オレの通り名知ってるくせに今更蒸し返す気か!?
そう呼ばれんのオレ一番嫌いなんだよ!」
「あ、そう。ごめんねごめんねー」
「謝る気ないだろディーヴァ!」
口から火の粉を飛ばして怒るダンテと、つーんとそっぽを向いたまま謝るディーヴァ。仕返し、成功。
ディーヴァよりもオトナなダンテは自身の怒りを抑えこんで耐えた。
「…ったく、そういうのは終わった後にしろよなTake2いくぞ」
「すでに一回やり直してるからTake3ね」
「チッ…わかってらぁ」
ディーヴァがやり直しさせたのだろうが。
そう思っても、実際ダンテもやり直しさせたのだ。お口チャックで黙るぅん。
「我が名はディーヴァ。『ホーリーラビット』の名を持つ者也」
「我が名はダンテ。『焔の獅子』の名を持つ者也」
構えた杖。
中心の真っ赤なコアがたっぷりと月の光を浴び吸収し、ほんのりと光を放ち始める。
周りに燃え移ることのない炎が、アグニを構えるダンテを中心に渦を巻いて立ち上る。
ディーヴァの杖の光が強い光を発した。
まるで船の指標として強く発光する、灯台の明かりのように。
「ちょ、ピカピカすんな」
「仕方ないでしょ属性が光の派生の『聖』なんだから」
「けど、ぐるぐるピカーされると灯台女思い出すわこえーわ!やめーい!」
「やめたくてもこればっかりはどうしようもないでしょ!古いネタ持ち出すのイクナイ!」
それは裏サンデーのやつである。
しかも、ぐるぐるピカーというよりも、ぐるぐるぐるびかーである。そこ間違えないよう。
ほら、灯台女を知っていて思い出した貴女の後ろにもぐるぐるぐるびかーと、高速で光を放つ彼女が……。
「ほーんと何度も何度も中断させて!めんどくさいセリフ話すの疲れるんだからね!」
「めんどくさいってオイオイ」
「ハイTake4いくよ。もうお互いツッコミきーんし!
じゃないと契約の贄として誓うのやめちゃうから!剣と盾になってもらって、でも力の源になんてなってあげないんだからね!」
それはダンテ側からすると、何一つ得にならない契約である。ディーヴァを無条件で守り、でも自身が魔力不足に陥り負けそうになっても、なんの補給も助けも得られないのだ。
いくら強い魔獣で、ディーヴァを好きなダンテでも困る。
「…うぬぅ……わかった」
そうして、もう一度先ほどのセリフまで進める。
ぐるびか(ry酷いが、もうツッコまない。
そうして口を出したいのを我慢していれば、風もないというに2人の間には光の粒子と炎がそよ風のように優しく、美しく舞い踊った。
「汝、いついかなる時も我が身を守り、剣と盾となることを誓うか」
「我が名と力を契約の贄とし、ここに誓おう。汝、いついかなる時も我が身と共にあり、力の源となることを誓うか」
「我が名と力を契約の贄とし、ここに誓おう」
その後も細かい部分のツッコミ、言い間違いなどら何度かやり直したのはいうまでもないがその内容はあえて言わないでおこう…。
キィンーー、杖とアグニを軽くうち合わせ、金打(きんちょう)させる。
光の粒子と炎が、ダンテとディーヴァの頭上で一つになったかと思いきや、火花、いや大輪の花火が咲くように大きく膨れ、そして霧散する。
霧散した粒子がパラパラと舞い散り、互いの得物に吸い込まれたのか、溶けるように消えた。
「ーーー我らが名と力の許、契約をここに果たさん」
カチリ。
パズルのピースが合わさる感覚とともに、ドクンと互いの心臓が強い鼓動を打つ。
ディーヴァはダンテの攻撃的なまでの力強い燃え盛る魔力を、ダンテはディーヴァの優しく全てを包容するような浄化の魔力を、その心臓をもって感じ取った。
