仮契約前に肉体契約しました
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「ひゃう!」
あろうことか唇で。
「な、ななななに!?」
「何って、美味しそうな白い肌に吸い寄せられただけだが?」
飛び退いて自分のうなじを押さえるディーヴァ。
見ればダンテの潤んだ瞳からは、火傷しそうな熱視線が送られてきていた。
そんなダンテがスッと腕を広げ、ディーヴァの体をその胸に閉じ込める。
まさか!ダンテに!というか魔獣に!抱きしめられるとは!!
そんなことひとっっっつも考えもしなかったディーヴァは、猫がするようにスリスリと擦り寄るダンテの耳元で叫ぶ。
「うみゃーーー!!」
「うるせー」
「むぐ!?」
叫び声としてはディーヴァの方が猫のよう。
耳元がキンキンしたか、お口チャーック!とダンテに唇を指で軽くつままれて、その叫びは早々に口中へと消えた。
「シー。こういう時くらい静かにしろって。せっかくの雰囲気や気分が萎えたら困るだろ」
「ぷはっ。
これまでのどこに雰囲気あった?萎えていいと思…ひゃ、」
つまんでいた指を離し、代わりにダンテはディーヴァの唇に人差し指をぴとりとつける。
言い聞かせるように言ったあと、ダンテは目を細めてディーヴァの腰をぐっと引き寄せた。
「残念だがオレは萎えないぜ。
前にお前がたらこキューピーごっこしてても萎えない精神力、ついでにアッチ方面の持続力持ってるからなァ」
「アッチ方面って…」
アレが固くおっきした状態がずっと、そう…ずっと何やらしている間も長く続く、とそう言いたいのだ。
なんとなくは分かれど、口に出してまで言いたくはないディーヴァだった。
「あー、癒し…」
ディーヴァの肩口に顔を埋め、ダンテが鼻先で柔肌をなぞる。
鼻をひくつかせつつ首筋から少しずつ上っていったそれは、やがてディーヴァの耳へ。耳たぶをカプリと食み、わざと音を立ててしゃぶった。
「ひゃあ、ちょっと、どこ噛んで…んんっ」
「癒しっていうか、抱き心地最高。今までで一番の、な。
ふわふわ柔らかくて、その肌は美味くて、ついでに甘い花と蜜のような良い匂い」
他と比べられるのは女心としては面白くない。
だが今までの魔女の中でダントツの抱き心地、なんて言われてしまうと喜ばずにはいられない。
それがたとえ魔獣相手だったとしても、好意を向けられるというのは嬉しいものだ。
けれど。
「はうう、魔獣に抱きしめられてるなんて、やっぱり不覚ー。暑がってるくせになんでくっつくの。更に暑くなるでしょうに…」
冷やしおしぼりで拭うくらいだ。汗もかいているだろうし、そのような状態で人にくっついて気持ち悪くないのだろうか。
「暑いけど熱くなりたいんだ…ディーヴァと…」
「暑くじゃなく、熱く…?」
抱き寄せていた腕を少し離し、うっとり熱を孕んだ視線を寄越してくるダンテ。
頭を、髪を撫で梳いてゆくと、まとめられず残り、横に流した髪。それを一房取ったダンテはその先端に口付けた。
矢のようなその視線に射抜かれたままいると、経験したことがないほど胸がドキドキしてきた。
普段からスイーツ食べ過ぎてるし、狭心症か心筋梗塞にでもなるのかな、なぁんて絶対見当違いだろう方面に考えを及ばす。
もちろん、わざとである。
そう考えていなければ、ダンテのいいようにされてしまう。魔獣に恋、してしまいそうになる。
ダンテはそんなディーヴァの意識を自分に戻すべく、滑らかな頬に指を置き、愛しげに撫でた。
そのまま首まで下ろした指で、ディーヴァの顎を上に向かせる。
「何考えてる?オレの事だけ考えてろ。オレを見ろ」
「…ッ」
視線を絡ませ、親指でツツツと唇をなぞられて、ディーヴァの体は面白いくらいにびくんと跳ね上がってしまった。
「なあ、熱くなろうぜ。オトコとオンナじゃないと出来ないイイコトして、な」
吐息交じりに耳元で言われれば、思わずそのままイエス、と返答してしまいそうになった。
それほどの魅力と、そして魔力をダンテの声には感じた。
「!!や、ムリムリムリ!」
間一髪。拒否が遅れていたら、どうなっていたことか。
だが、ダンテはなぜなのか、何が何でも『イイコト』をする方面へと軌道修正したいようだった。
ディーヴァを抱え上げると、ゴツゴツとブーツの音を床に残しながら、奥の廊下、その向こうの閉ざされた部屋へと向かう。
「ムリじゃないだろ?こっちがベッドルームか?」
「わ、わ、部屋に入らないでー!」
「ほー。ならここでするか?いいけど獣みたいなプレイになるだろうし体が痛くなるぜ」
「や!しないし!!」
しないと言っているのに、ダンテはどこ吹く風。
鼻歌交じりにディーヴァのプライベートルームの戸を開け放ち、部屋の中央に陣取るキングサイズのベッドへ自分の体ごと、ポーンと投げ出した。
「ははっ、でっかいベッドだな!
なんだよ、ディーヴァもそういうことするためにオレと出会うその前から準備してたのか?ん?」
「そんな予定ない…。
大は小を兼ねるっていうからおっきなベッドを使ってるだけだもの」
二人揃ってシーツの海に沈み込む。
ダンテとシーツの間に挟まれて、ディーヴァはその視線を外しながら答えた。
ダンテの目を見てしまえば、その距離の近さでもっともっと彼を意識してしまう。…といっても、実際体同士はぴったりとくっついて隙間などなく、その熱が服を通しじんわり移ってきて、どうあがいても意識せざるを得ないが。
もぞり、ダンテの手が下の方で動いた。
視線を下へずらすと、なんと!白い生足があらわとなっているではないか!
ベッドに倒れ込んだ時にだろう、大きく捲れ上がったスカートを少し持ち上げてダンテがディーヴァの下着を見ていたのだ。
「なっ…!」
「昼間は見せパン履いてないのか。
下着はピンクの花柄紐パン、と。紐パンは最高だが色は赤のがいいな」
「み、見ないでよぉ!!」
手でスカートを押さえてみせるディーヴァを、ダンテはクツクツ笑って眺める。
「見えちまったんだからしょうがないだろ?
減るもんでもなし、パンツ見るくらいいいじゃねぇか」
「減る!だいたい見えたじゃないでしょ。ワザと見たくせに…っ」
普段は魔女の正装に合ったショーツを履いているが、今日は部屋着レベルの私服。
ショーツもそれ相応に、紐パンなんぞという、布面積のそこまで大きくないようなものを履いていた。
「紐パンなんていうオレをとことん燃えさせるモン履きやがって。男心をくすぐるねぇ…。
ディーヴァ、ソッチの経験あんのか?」
男を喜ば仕草、身に付ける物…慣れていなさそうなのに、まさかとは思うが経験豊富…なんて事もあるかもしれない。何より、どんなに幼く見えても人間よりは長命な『魔女』なのだから。
が、ディーヴァはダンテの言葉に顔を赤く染めてみせる。
「わかった、言わなくていい」
その反応で全てを悟ったらしいダンテ。
魔女なのに未経験という恥、聞かれた内容のはずかしさ、悔しさ…色々なものが頭の中をぐるぐると巡り、ディーヴァは唇をきゅっと絞って泣き出しそうな目をした。
「どっちだったとしてもオレはお前が好きだよ」
「え、あたしが…好き……?」
好き。直接的にダンテに好意を示されるなんて、今まではあまりなかった。思わずダンテの目を見る。
その瞳には嘘の色も、騙そうという色もない。
あろうことか唇で。
「な、ななななに!?」
「何って、美味しそうな白い肌に吸い寄せられただけだが?」
飛び退いて自分のうなじを押さえるディーヴァ。
見ればダンテの潤んだ瞳からは、火傷しそうな熱視線が送られてきていた。
そんなダンテがスッと腕を広げ、ディーヴァの体をその胸に閉じ込める。
まさか!ダンテに!というか魔獣に!抱きしめられるとは!!
そんなことひとっっっつも考えもしなかったディーヴァは、猫がするようにスリスリと擦り寄るダンテの耳元で叫ぶ。
「うみゃーーー!!」
「うるせー」
「むぐ!?」
叫び声としてはディーヴァの方が猫のよう。
耳元がキンキンしたか、お口チャーック!とダンテに唇を指で軽くつままれて、その叫びは早々に口中へと消えた。
「シー。こういう時くらい静かにしろって。せっかくの雰囲気や気分が萎えたら困るだろ」
「ぷはっ。
これまでのどこに雰囲気あった?萎えていいと思…ひゃ、」
つまんでいた指を離し、代わりにダンテはディーヴァの唇に人差し指をぴとりとつける。
言い聞かせるように言ったあと、ダンテは目を細めてディーヴァの腰をぐっと引き寄せた。
「残念だがオレは萎えないぜ。
前にお前がたらこキューピーごっこしてても萎えない精神力、ついでにアッチ方面の持続力持ってるからなァ」
「アッチ方面って…」
アレが固くおっきした状態がずっと、そう…ずっと何やらしている間も長く続く、とそう言いたいのだ。
なんとなくは分かれど、口に出してまで言いたくはないディーヴァだった。
「あー、癒し…」
ディーヴァの肩口に顔を埋め、ダンテが鼻先で柔肌をなぞる。
鼻をひくつかせつつ首筋から少しずつ上っていったそれは、やがてディーヴァの耳へ。耳たぶをカプリと食み、わざと音を立ててしゃぶった。
「ひゃあ、ちょっと、どこ噛んで…んんっ」
「癒しっていうか、抱き心地最高。今までで一番の、な。
ふわふわ柔らかくて、その肌は美味くて、ついでに甘い花と蜜のような良い匂い」
他と比べられるのは女心としては面白くない。
だが今までの魔女の中でダントツの抱き心地、なんて言われてしまうと喜ばずにはいられない。
それがたとえ魔獣相手だったとしても、好意を向けられるというのは嬉しいものだ。
けれど。
「はうう、魔獣に抱きしめられてるなんて、やっぱり不覚ー。暑がってるくせになんでくっつくの。更に暑くなるでしょうに…」
冷やしおしぼりで拭うくらいだ。汗もかいているだろうし、そのような状態で人にくっついて気持ち悪くないのだろうか。
「暑いけど熱くなりたいんだ…ディーヴァと…」
「暑くじゃなく、熱く…?」
抱き寄せていた腕を少し離し、うっとり熱を孕んだ視線を寄越してくるダンテ。
頭を、髪を撫で梳いてゆくと、まとめられず残り、横に流した髪。それを一房取ったダンテはその先端に口付けた。
矢のようなその視線に射抜かれたままいると、経験したことがないほど胸がドキドキしてきた。
普段からスイーツ食べ過ぎてるし、狭心症か心筋梗塞にでもなるのかな、なぁんて絶対見当違いだろう方面に考えを及ばす。
もちろん、わざとである。
そう考えていなければ、ダンテのいいようにされてしまう。魔獣に恋、してしまいそうになる。
ダンテはそんなディーヴァの意識を自分に戻すべく、滑らかな頬に指を置き、愛しげに撫でた。
そのまま首まで下ろした指で、ディーヴァの顎を上に向かせる。
「何考えてる?オレの事だけ考えてろ。オレを見ろ」
「…ッ」
視線を絡ませ、親指でツツツと唇をなぞられて、ディーヴァの体は面白いくらいにびくんと跳ね上がってしまった。
「なあ、熱くなろうぜ。オトコとオンナじゃないと出来ないイイコトして、な」
吐息交じりに耳元で言われれば、思わずそのままイエス、と返答してしまいそうになった。
それほどの魅力と、そして魔力をダンテの声には感じた。
「!!や、ムリムリムリ!」
間一髪。拒否が遅れていたら、どうなっていたことか。
だが、ダンテはなぜなのか、何が何でも『イイコト』をする方面へと軌道修正したいようだった。
ディーヴァを抱え上げると、ゴツゴツとブーツの音を床に残しながら、奥の廊下、その向こうの閉ざされた部屋へと向かう。
「ムリじゃないだろ?こっちがベッドルームか?」
「わ、わ、部屋に入らないでー!」
「ほー。ならここでするか?いいけど獣みたいなプレイになるだろうし体が痛くなるぜ」
「や!しないし!!」
しないと言っているのに、ダンテはどこ吹く風。
鼻歌交じりにディーヴァのプライベートルームの戸を開け放ち、部屋の中央に陣取るキングサイズのベッドへ自分の体ごと、ポーンと投げ出した。
「ははっ、でっかいベッドだな!
なんだよ、ディーヴァもそういうことするためにオレと出会うその前から準備してたのか?ん?」
「そんな予定ない…。
大は小を兼ねるっていうからおっきなベッドを使ってるだけだもの」
二人揃ってシーツの海に沈み込む。
ダンテとシーツの間に挟まれて、ディーヴァはその視線を外しながら答えた。
ダンテの目を見てしまえば、その距離の近さでもっともっと彼を意識してしまう。…といっても、実際体同士はぴったりとくっついて隙間などなく、その熱が服を通しじんわり移ってきて、どうあがいても意識せざるを得ないが。
もぞり、ダンテの手が下の方で動いた。
視線を下へずらすと、なんと!白い生足があらわとなっているではないか!
ベッドに倒れ込んだ時にだろう、大きく捲れ上がったスカートを少し持ち上げてダンテがディーヴァの下着を見ていたのだ。
「なっ…!」
「昼間は見せパン履いてないのか。
下着はピンクの花柄紐パン、と。紐パンは最高だが色は赤のがいいな」
「み、見ないでよぉ!!」
手でスカートを押さえてみせるディーヴァを、ダンテはクツクツ笑って眺める。
「見えちまったんだからしょうがないだろ?
減るもんでもなし、パンツ見るくらいいいじゃねぇか」
「減る!だいたい見えたじゃないでしょ。ワザと見たくせに…っ」
普段は魔女の正装に合ったショーツを履いているが、今日は部屋着レベルの私服。
ショーツもそれ相応に、紐パンなんぞという、布面積のそこまで大きくないようなものを履いていた。
「紐パンなんていうオレをとことん燃えさせるモン履きやがって。男心をくすぐるねぇ…。
ディーヴァ、ソッチの経験あんのか?」
男を喜ば仕草、身に付ける物…慣れていなさそうなのに、まさかとは思うが経験豊富…なんて事もあるかもしれない。何より、どんなに幼く見えても人間よりは長命な『魔女』なのだから。
が、ディーヴァはダンテの言葉に顔を赤く染めてみせる。
「わかった、言わなくていい」
その反応で全てを悟ったらしいダンテ。
魔女なのに未経験という恥、聞かれた内容のはずかしさ、悔しさ…色々なものが頭の中をぐるぐると巡り、ディーヴァは唇をきゅっと絞って泣き出しそうな目をした。
「どっちだったとしてもオレはお前が好きだよ」
「え、あたしが…好き……?」
好き。直接的にダンテに好意を示されるなんて、今まではあまりなかった。思わずダンテの目を見る。
その瞳には嘘の色も、騙そうという色もない。
