御神籤 九枚目
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どっっっっちゃり!!
そんな擬音が聞こえてきそうな音とともにテーブルの上へと、ネロと逢夏の手によって半ば落とすようにして置かれたのは、たくさんのチョコレート菓子にスナック菓子。
どれもこれも逢夏の手作りの素敵な物と違い、マーケットなんかで売っている市販品ばかり。
アメリカ産のどぎつい見た目&味の物から、皆さまご周知な日本産のお菓子に駄菓子まで色とりどり種類豊富にずら~り、取りそろえてあった。
いったいこの量は…と、目を点にして菓子とネロ達を交互に見やるのはひとりソファに座っていたダンテ。
ネロは聞かれずともその疑問に答えてやった。
「今回の内容…要はテレビの視聴タイムってことなんだろ?」
「だったらこれは必須だと思ってさ~」
テレビ視聴のオトモということ。
どうでもいいけどそれやるといつの間にか食べ過ぎてて太るんですよね、皆さん気をつけましょう。
「前にネロが3つの願いをなんでも叶える内容の出したでしょ?
その時悪魔さんに家事という家事、やってもらうように頼んで買い物までしてもらったみたいだけど、その結果がコレ。
まったく、ネロったらそんな事に願い事使うんだから!」
「悪いな。あの時はそれが一番最善だったんだ」
「でも、まさかこんなにもストックしてあったとは思わなかったよね」
あたしもびっくりしたよと、ネロと逢夏達より遅れて苦笑と共に現れたディーヴァは、ドリンクを用意していたようでその手に人数分のグラスを乗せたお盆を持っている。
そうなのだ。
菓子類のストックが入っているパントリーを開けて吃驚、これでもかと詰め込まれている状態(実際開けた逢夏の元へ雪崩のように落ちてきた)。
どう考えてもネロと逢夏の2人暮らしでは消費しきれぬ量…つまり悪魔ははこの展開に到達するのを知っていた?…のかもしれない。
まあいいだろう、テレビを見るなら楽しく美味しく笑い転げながらがいいのだから。
「ホントはこういうスナック菓子とかって、体のためにあんまり食べない方がいいんだけど…たまにはね~」
「健康についてしっかり考えてても、食べ始めると美味しくて忘れちゃうんだよね…」
普段、逢夏やディーヴァは自分達だけでなくパートナーのためにもなるべく手作りで通しているが、たまには不健康極まりないことだってしたくなるしジャンクフードも食べたくなる。
今がそうだ。
さっそく手近にあったスナック菓子の封を切り、もしゃもしゃパリパリと手を出して女性2人で頷いている。
「しかもやめられないとまらないときた。あとを引くんだよな」
「ふ……まさに、やめられないとまらない、カ●ビー、カッパエ●センってヤツだ」
ネロよ、何故その菓子の謳い文句を知っている。
それはそうと、テレビを見る準備はできたことだしそろそろ先へ進もう。
4人でテレビを囲んで、ソファにゆったりと身を沈める。
並びは男衆が両端、逢夏とディーヴァが真ん中でそれぞれのカップル同士が隣り合わせになるようにしているというスタンダードな感じ。
これは、約2名…ダンテと逢夏が喧嘩に発展しそうになっても間にダンテのストッパー役ディーヴァがいれば安心。
向こう側には逢夏をなだめるネロがいるから安心設計。
とか言って、ただ単にお互いの恋人同士がラブイチャ出来るから…なのかもしれないが。
ブゥン…。
と、まあ、そんな感じで4人がスナックを摘まむもっちゃもっちゃサクサクとした咀嚼音を響かせる中、目の前のブラウン管テレビがスイッチが入った時特有の器械音をそこに混ぜる。
次いで数秒後に流れる軽快な音楽とテレッテッテッテー!ジャーン!!などという効果音。
アメリカでよくあるホームコメディドラマ的効果音の笑い声が聞こえてきそうな雰囲気の中、始まりましたるは悪魔の生放送。
番組のタイトルは『奴らの秘密暴露24時!~悪魔総出で徹底調査してみましたスペシャル~』…だそうだ。
「なにこれ変なの」
「うわ、安直でそれっぽい番組名だな」
「労力と技術の無駄遣い過ぎるな。だから弱いんだよ他に力使えっつの」
口をあんぐり、目を点気味にしてそれぞれ感想を述べる3人。
呆れを通り越して感心さえする。
「ま、まあ…悪魔さんも頑張って番組作ったんだよ!
カメラワークとか音響とか編集とか…」
「相変わらず優しいのなディーヴァ」
この4人の中での唯一の良心ディーヴァが感想も述べずすかさずフォロー。
いつか身を滅ぼしてしまいそうなほど悪魔に甘いが、そんなところもディーヴァをダンテが好きになった所以。
そんなこんなでさらなる軽快な効果音と共に表示された『第一回、赤い半魔編』の文字、つまりダンテの秘密が暴露されることとなった。
そんな擬音が聞こえてきそうな音とともにテーブルの上へと、ネロと逢夏の手によって半ば落とすようにして置かれたのは、たくさんのチョコレート菓子にスナック菓子。
どれもこれも逢夏の手作りの素敵な物と違い、マーケットなんかで売っている市販品ばかり。
アメリカ産のどぎつい見た目&味の物から、皆さまご周知な日本産のお菓子に駄菓子まで色とりどり種類豊富にずら~り、取りそろえてあった。
いったいこの量は…と、目を点にして菓子とネロ達を交互に見やるのはひとりソファに座っていたダンテ。
ネロは聞かれずともその疑問に答えてやった。
「今回の内容…要はテレビの視聴タイムってことなんだろ?」
「だったらこれは必須だと思ってさ~」
テレビ視聴のオトモということ。
どうでもいいけどそれやるといつの間にか食べ過ぎてて太るんですよね、皆さん気をつけましょう。
「前にネロが3つの願いをなんでも叶える内容の出したでしょ?
その時悪魔さんに家事という家事、やってもらうように頼んで買い物までしてもらったみたいだけど、その結果がコレ。
まったく、ネロったらそんな事に願い事使うんだから!」
「悪いな。あの時はそれが一番最善だったんだ」
「でも、まさかこんなにもストックしてあったとは思わなかったよね」
あたしもびっくりしたよと、ネロと逢夏達より遅れて苦笑と共に現れたディーヴァは、ドリンクを用意していたようでその手に人数分のグラスを乗せたお盆を持っている。
そうなのだ。
菓子類のストックが入っているパントリーを開けて吃驚、これでもかと詰め込まれている状態(実際開けた逢夏の元へ雪崩のように落ちてきた)。
どう考えてもネロと逢夏の2人暮らしでは消費しきれぬ量…つまり悪魔ははこの展開に到達するのを知っていた?…のかもしれない。
まあいいだろう、テレビを見るなら楽しく美味しく笑い転げながらがいいのだから。
「ホントはこういうスナック菓子とかって、体のためにあんまり食べない方がいいんだけど…たまにはね~」
「健康についてしっかり考えてても、食べ始めると美味しくて忘れちゃうんだよね…」
普段、逢夏やディーヴァは自分達だけでなくパートナーのためにもなるべく手作りで通しているが、たまには不健康極まりないことだってしたくなるしジャンクフードも食べたくなる。
今がそうだ。
さっそく手近にあったスナック菓子の封を切り、もしゃもしゃパリパリと手を出して女性2人で頷いている。
「しかもやめられないとまらないときた。あとを引くんだよな」
「ふ……まさに、やめられないとまらない、カ●ビー、カッパエ●センってヤツだ」
ネロよ、何故その菓子の謳い文句を知っている。
それはそうと、テレビを見る準備はできたことだしそろそろ先へ進もう。
4人でテレビを囲んで、ソファにゆったりと身を沈める。
並びは男衆が両端、逢夏とディーヴァが真ん中でそれぞれのカップル同士が隣り合わせになるようにしているというスタンダードな感じ。
これは、約2名…ダンテと逢夏が喧嘩に発展しそうになっても間にダンテのストッパー役ディーヴァがいれば安心。
向こう側には逢夏をなだめるネロがいるから安心設計。
とか言って、ただ単にお互いの恋人同士がラブイチャ出来るから…なのかもしれないが。
ブゥン…。
と、まあ、そんな感じで4人がスナックを摘まむもっちゃもっちゃサクサクとした咀嚼音を響かせる中、目の前のブラウン管テレビがスイッチが入った時特有の器械音をそこに混ぜる。
次いで数秒後に流れる軽快な音楽とテレッテッテッテー!ジャーン!!などという効果音。
アメリカでよくあるホームコメディドラマ的効果音の笑い声が聞こえてきそうな雰囲気の中、始まりましたるは悪魔の生放送。
番組のタイトルは『奴らの秘密暴露24時!~悪魔総出で徹底調査してみましたスペシャル~』…だそうだ。
「なにこれ変なの」
「うわ、安直でそれっぽい番組名だな」
「労力と技術の無駄遣い過ぎるな。だから弱いんだよ他に力使えっつの」
口をあんぐり、目を点気味にしてそれぞれ感想を述べる3人。
呆れを通り越して感心さえする。
「ま、まあ…悪魔さんも頑張って番組作ったんだよ!
カメラワークとか音響とか編集とか…」
「相変わらず優しいのなディーヴァ」
この4人の中での唯一の良心ディーヴァが感想も述べずすかさずフォロー。
いつか身を滅ぼしてしまいそうなほど悪魔に甘いが、そんなところもディーヴァをダンテが好きになった所以。
そんなこんなでさらなる軽快な効果音と共に表示された『第一回、赤い半魔編』の文字、つまりダンテの秘密が暴露されることとなった。