御神籤 八枚目
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視線の先にいるネロは困ったように笑い、右のダンテもつられるかのように盛大な苦笑い。
そしてその2人の笑みに交互に視線を送りながらディーヴァはひたすら逢夏に抱きしめられて頭を撫でられ続けていた。
「あ、あぅ~…もう大丈夫だよぉ…。
だから安心して?」
「安心してるよ!
安心してるからこうしてるんでしょ!
良かった…ほんとによかったぁ!」
泣き崩れる…まではいかないが心底安心しきったように逢夏は声を上げて、更にディーヴァの髪をなで回す。
実はかれこれ5分間。
すっかり体調も良くなり、ダンテとともに一階に下りるとすぐこれだったりする。
それだけ心配されていたということは嬉しい事なのだが、さすがに5分間も抱きしめられっぱなしというのも辛いものがある。
既に本日5度目か…ネロに助けを求める視線を送っていたディーヴァ。
と、そろそろかと様子を伺っていたネロがようやくディーヴァのSOSに応えて逢夏の肩に手を置いた。
「もう気が済んだろ?
あんまりディーヴァに気を遣わせたら、またぶり返すぞ?」
「あ、うんっ……そだよね。
ごめんね、ディーヴァちゃん。
私、嬉しくって…つい。」
「ううん!
心配してくれてありがと!
おかげでもう元気いっぱいだから!」
その言葉が嘘ではない事を証明するようにディーヴァは笑顔でその場をくるんと一回転。
そんな姿に三人が笑い声を上げて、快復を喜ぶ…のだが。
「あの…それで、ね?」
「うん?どうしたの?」
「あれ、なにかな?」
さてそろそろ本題に入ろう。
…と、まずはディーヴァが浮かべていた笑顔をぎこちなくしてゆっくりと暖炉の方を指差した。
その指先の方を他の皆がゆっくりと向く。
1人は呆れ返った表情で。
1人は非常に困惑した表情で。
1人は悪魔のような暗い笑みを浮かべて。
「二ぇーーーー!ぅルいてーーーーー!
やヶ血ャぅ!ぉレ、死ンぃあゥ!」
「お黙り。
この私がわざわざ貴方が死なないようにと心を砕いてやったのだから安心して焼かれてなさい。」
「ぃジェ、反ぁい!!
天シ、ァすヶテ!」
「その天使に酷い事したのはどこの誰?」
「ぅウー!二えお、ォに!あ苦魔!」
「……貴方ったら本当に悪い子。
いい子にしてたらやめて上げても良かったのに…もっとお仕置きが必要みたい。」
ピィピィと声を上げているのはもちろん、あの御神籤の悪魔である。
ネックレスのチェーンのようなもので体を雁字搦めに縛り付けられた悪魔はいつにも増して多目に薪が焼べてある暖炉のすぐそこに宙づりにされていた。
逢夏の言い付けなのか時折シャティがチェーンを器用に手繰り、焼き目が均一になるように悪魔を回している。
助けを必死で求める悪魔のすぐ目の前に立ち、楽しそうに笑い声を上げ始める逢夏を後目にディーヴァは努めて小声でネロに話しかけた。
「ネロじゃなくて結局逢夏が焼き悪魔さんにしちゃってるんだね…?」
「俺は止めたんだぞ。
けど全く聞き入れてくれなくってさ…。
シャティにも頼んだんだけど、アイツの元来の性情だから諦めろって…正直お手上げで。」
と、ぼそぼそ話す間にも悪魔に更なる危機が迫る。
だんだんと遠火で炙るだけでは物足りなくなったのか逢夏はつまらなそうな顔をしながら火鋏を使い、暖炉の中から真っ赤に光る薪を取り出すとゆっくりと悪魔を捕えて放さないチェーンにと当てた。
チェーンは薪の熱さを吸収し、徐々に悪魔の元へ。
それに気付いたのか悪魔は必死に体を揺らしてチェーンから薪を遠ざけようとするがそこに逢夏が薄くシャティに笑いかける。
「シャティ、お仕置きが足りないみたいだからもっと薪を焼べてあげて。
今日は寒いから、しっかり温めてあげてね。」
「お、いいぞ!その調子で焼いちまえ!」
「ちょ、ちょっとダンテ!悪魔さんが可哀想だよ!
元はと言えばダンテがお水飲んじゃったから…。」
「ねぇ、ディーヴァちゃん。
元はと言えば、お水をあれっぽっちしか用意しなかった悪魔が悪いんじゃないかなぁ?」
「んなこと言ってないで逢夏、いい加減そこらへんでやめとけって。
こんなことしても解決になんてならないだろ?」
「確かに解決にはならねぇが、こっちの腹の虫はおさまるし、今後の牽制にもなるよなぁ?」
まさにヒートアップするお仕置きもとい拷問にまさかのダンテまで逢夏に賛同。
止めたい派が2人、甚振りたい派が2人。
このままでは平行線、きっと悪魔はこのまま。
どうにかして逃げなければ!
悪魔は必死に考える。
しかしそうこうする間にもチェーンの熱さに身をよじれば暖炉のからの熱さに身を焦がす。
まさに逃げ場無しの悪魔。
すると逢夏は一度大きくため息を吐いたかと思うと、思いっきり笑いかけた。
「仕方ない、ディーヴァちゃんとネロに感謝しなさい。
昨日の事、ちゃんと謝れたら許してあげる。」
NOとは言わせない冷たく淡々とした物言いに悪魔は火に炙られながらタラリと一筋の冷や汗を垂らす。
そしてコンマの後には大きな声を上げてディーヴァへ謝罪したのであった。
そしてその2人の笑みに交互に視線を送りながらディーヴァはひたすら逢夏に抱きしめられて頭を撫でられ続けていた。
「あ、あぅ~…もう大丈夫だよぉ…。
だから安心して?」
「安心してるよ!
安心してるからこうしてるんでしょ!
良かった…ほんとによかったぁ!」
泣き崩れる…まではいかないが心底安心しきったように逢夏は声を上げて、更にディーヴァの髪をなで回す。
実はかれこれ5分間。
すっかり体調も良くなり、ダンテとともに一階に下りるとすぐこれだったりする。
それだけ心配されていたということは嬉しい事なのだが、さすがに5分間も抱きしめられっぱなしというのも辛いものがある。
既に本日5度目か…ネロに助けを求める視線を送っていたディーヴァ。
と、そろそろかと様子を伺っていたネロがようやくディーヴァのSOSに応えて逢夏の肩に手を置いた。
「もう気が済んだろ?
あんまりディーヴァに気を遣わせたら、またぶり返すぞ?」
「あ、うんっ……そだよね。
ごめんね、ディーヴァちゃん。
私、嬉しくって…つい。」
「ううん!
心配してくれてありがと!
おかげでもう元気いっぱいだから!」
その言葉が嘘ではない事を証明するようにディーヴァは笑顔でその場をくるんと一回転。
そんな姿に三人が笑い声を上げて、快復を喜ぶ…のだが。
「あの…それで、ね?」
「うん?どうしたの?」
「あれ、なにかな?」
さてそろそろ本題に入ろう。
…と、まずはディーヴァが浮かべていた笑顔をぎこちなくしてゆっくりと暖炉の方を指差した。
その指先の方を他の皆がゆっくりと向く。
1人は呆れ返った表情で。
1人は非常に困惑した表情で。
1人は悪魔のような暗い笑みを浮かべて。
「二ぇーーーー!ぅルいてーーーーー!
やヶ血ャぅ!ぉレ、死ンぃあゥ!」
「お黙り。
この私がわざわざ貴方が死なないようにと心を砕いてやったのだから安心して焼かれてなさい。」
「ぃジェ、反ぁい!!
天シ、ァすヶテ!」
「その天使に酷い事したのはどこの誰?」
「ぅウー!二えお、ォに!あ苦魔!」
「……貴方ったら本当に悪い子。
いい子にしてたらやめて上げても良かったのに…もっとお仕置きが必要みたい。」
ピィピィと声を上げているのはもちろん、あの御神籤の悪魔である。
ネックレスのチェーンのようなもので体を雁字搦めに縛り付けられた悪魔はいつにも増して多目に薪が焼べてある暖炉のすぐそこに宙づりにされていた。
逢夏の言い付けなのか時折シャティがチェーンを器用に手繰り、焼き目が均一になるように悪魔を回している。
助けを必死で求める悪魔のすぐ目の前に立ち、楽しそうに笑い声を上げ始める逢夏を後目にディーヴァは努めて小声でネロに話しかけた。
「ネロじゃなくて結局逢夏が焼き悪魔さんにしちゃってるんだね…?」
「俺は止めたんだぞ。
けど全く聞き入れてくれなくってさ…。
シャティにも頼んだんだけど、アイツの元来の性情だから諦めろって…正直お手上げで。」
と、ぼそぼそ話す間にも悪魔に更なる危機が迫る。
だんだんと遠火で炙るだけでは物足りなくなったのか逢夏はつまらなそうな顔をしながら火鋏を使い、暖炉の中から真っ赤に光る薪を取り出すとゆっくりと悪魔を捕えて放さないチェーンにと当てた。
チェーンは薪の熱さを吸収し、徐々に悪魔の元へ。
それに気付いたのか悪魔は必死に体を揺らしてチェーンから薪を遠ざけようとするがそこに逢夏が薄くシャティに笑いかける。
「シャティ、お仕置きが足りないみたいだからもっと薪を焼べてあげて。
今日は寒いから、しっかり温めてあげてね。」
「お、いいぞ!その調子で焼いちまえ!」
「ちょ、ちょっとダンテ!悪魔さんが可哀想だよ!
元はと言えばダンテがお水飲んじゃったから…。」
「ねぇ、ディーヴァちゃん。
元はと言えば、お水をあれっぽっちしか用意しなかった悪魔が悪いんじゃないかなぁ?」
「んなこと言ってないで逢夏、いい加減そこらへんでやめとけって。
こんなことしても解決になんてならないだろ?」
「確かに解決にはならねぇが、こっちの腹の虫はおさまるし、今後の牽制にもなるよなぁ?」
まさにヒートアップするお仕置きもとい拷問にまさかのダンテまで逢夏に賛同。
止めたい派が2人、甚振りたい派が2人。
このままでは平行線、きっと悪魔はこのまま。
どうにかして逃げなければ!
悪魔は必死に考える。
しかしそうこうする間にもチェーンの熱さに身をよじれば暖炉のからの熱さに身を焦がす。
まさに逃げ場無しの悪魔。
すると逢夏は一度大きくため息を吐いたかと思うと、思いっきり笑いかけた。
「仕方ない、ディーヴァちゃんとネロに感謝しなさい。
昨日の事、ちゃんと謝れたら許してあげる。」
NOとは言わせない冷たく淡々とした物言いに悪魔は火に炙られながらタラリと一筋の冷や汗を垂らす。
そしてコンマの後には大きな声を上げてディーヴァへ謝罪したのであった。