御神籤 七枚目
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「ん、なんだこの穴」
洞窟へそぞろ歩きするなか、途中途中に開いてる穴を見つけ、覗き込むダンテ。
ブシャァ!!
「ぎゃっ!!」
覗いた途端、あつ~く熱されたマグマが垂直に吹き出した。
顔にはかからなかったものの、ダンテの前髪が数本焦げたようだ。
半分悪魔といえど前髪はさすがに回復しない、むしろ毛髪まで回復したらちょっと怖い。
「言い忘れてた。たまにマグマが吹き出したりする穴があるから、気をつけてね」
「早く言えよ!顔まで火傷するだろ!!
くそ~自慢の前髪が焦げた~」
「どうどう!ダンテ、前髪だけで良かったじゃない」
数本の髪といえど逢夏が先に言っていてくれれば失わずに済んだ、そう思うと腹立たしい。
それをなだめてくれる心優しいマイエンジェル・ディーヴァにくるりと向き直り、更なる癒しを求めて聞いてみる。
「ディーヴァ、前髪なくなってもオレの事好き?」
「はいはい、好き好き、だぁい好き」
「なんか感情こもってない……」
ディーヴァのテキトーな返答でダンテがぶすっ垂れた表情をしてる間にも、事態と状況はどんどん暑くて熱い方向へ進んでいる。
「軽めの暑さとはいえさすがに暑い、かも。
ネ~ロ~、つらくなる前に悪魔の体になっていい?」
「………………許す」
「ありがと」
あまりの暑さに体力もジワジワ減少中のネロ。
自分がつらいならもちろん人間の体を持つ逢夏やディーヴァもつらいに決まっている。
少しだけ躊躇しつつ、逢夏が暑さに多少強くできているであろう悪魔の姿になることを了承したのだった。
ちょっと前にひいた籤で皆に見せたあの悪魔の姿を晒すことになった逢夏。
見た目はちょっぴり怖いけど中身は逢夏そのまんま、ディーヴァが怖がることもなくいたって普通だ。
「はー!さっきよりやっぱり楽チン!」
「いいなー逢夏」
「ディーヴァちゃんも悪魔になる?
悪いことすれば来世は悪魔になれるかもよ」
「え?う、う~ん……」
「逢夏、何ウチのディーヴァを勧誘してんだよ。
来世もディーヴァはずっとオレの天使、オレの嫁、オレのものだ」
ダンテのヤンデレで俺様な発言を聞き、それもどうなんだろうか……と3人が微妙な顔をしたところで、ようやく洞窟の入り口にたどり着いた。
「ま、まあ来世なんてどうなるかわかんないよね!
とにかく、ずっとこのままこんなところいたらあたし暑くて死んじゃいそう!」
「そうだね、急いで帰るためにも行こう行こう!!」
白い岩壁で囲まれた洞窟の入り口がこちらを飲み込まんと大きく口を開けている。
入ってみれば洞窟なせいか、それともマグマが見えないせいか、中は外より涼しく感じた。
「まっくら……」
「私には見えてるから大丈夫、一緒に行こうね」
「オレも後ろにいるから心配すんな」
「あ、前方に松明があるぜ」
少しの間手探りで通ってきてしばらく、先頭のネロが松明が掲げてあるのに気がついた。
ホッとして近づくと、かわりに入ってきた洞窟の入り口が閉じるような音がした気がする……が戻る必要もなし、気にしないでおく。
「なんか書いてあるぞ」
「洞窟入ったらスタート、出口がゴール……簡単そうだね」
「でも、熱々の洞窟を無事に通り抜けることができたらおしまい、無事じゃなかったらご馳走様でアウトって…………どゆこと?」
「無事じゃなけりゃ無事じゃないのは当たり前だろ。変なこと書きやがって……ん?おおっ!?」
「ひゃ、何っ」
松明の火を持ったネロの照らす壁に書かれた指示書を読み終えた途端、大地を揺るがす地震のような物が起きた。
「んー、なんだろう…地震と一緒に急に暑くなってきたね」
「うん……っていうか洞窟だから涼しいと思ったのに、進めば進むほどあんまり涼しくない」
むしろ暑い。
涼しいと思ったのは入ってきた一瞬だけだった。
中に行けば行くほどもわっと、熱気が立ち込めており、料理中の鍋の中のような状態になっていく気がする。
一体何故……?
「湿気と高温……熱中症になりそうだな。先を急ごう」
「ネロ、ちょっと待って。
熱中症対策かな?ちっさめのペットボトルが2本置いてあるよ」
「何故に2本……普通4本だろ」
「4人で仲良く分けなさいってことじゃない?私ネロと飲むから、はい、ディーヴァちゃんはダンテとどうぞ」
「ありがと……ダンテ、先に飲んでていいよ」
「お、サンキュー」
気を取り直して先へ進む事にした一行。
細く暑苦しい道をどうにかこうにかくぐり抜け、煮え滾るマグマの上の吊り橋を渡り、危険地帯を過ぎてようやく安全そうな場所へとたどり着いた。
「すっごいアトラクションだったね!この施設アミューズメントパークにしたらどのくらい儲けられるかな?」
「こら、逢夏。死にかけたくせにアホな事言うなって」
「ごめ~ん」
「ひぃ~、もうだめ……」
「大丈夫か、しっかりしろディーヴァ」
楽しむ逢夏、それを注意するネロ、へとへとになってしまっているディーヴァとそれを心配するダンテがそこにいた。
ネロからペットボトルを受け取りちまちま飲んでいる逢夏を横目に見、ディーヴァも喉がカラカラなのにようやく気がつく。
先ほどまでは恐怖と疲労といろいろで水分の事など忘れていた。
「はぁ……ダンテ、あたしの分のお水、そろそろちょうだい」
「おー」
受け取ったペットボトルがやけに軽い。
少し目が虚ろなせいかな?それとも暑いから蜃気楼で歪んでるせいかな?
空っぽに見える。
蓋を開けて傾ける、出てこない。
90度に、180度に傾ける……ぽたり、一滴。
「………………ない」
「おー……」
「あたしのお水がない!!」
「悪い!気がついたら全部飲んでた!!」
なんと、ディーヴァの分の水をダンテが全部飲み干してしまったらしい。
驚愕の事実に真っ白な顔になり、そして青から徐々に赤くなり始めるディーヴァの表情。
「えっ!?ダンテったら大事なディーヴァちゃんの分のお水飲んじゃったの!?」
「お前ヒデェな」
「あとちょっと早かったら私のあげたのに……もうこっちも空っぽだよ~」
「いいの、逢夏は悪くないから」
「ごめんな、ディーヴァ……」
ダンテも自分が悪かったのがわかっているのか、おずおずと近寄り謝る。
が、怒り心頭なディーヴァが許せるはずもなく、空のペットボトルをダンテに投げつけるのだった。
「サイテー!なんで全部飲んじゃうかなー!!
水は大事なライフラインなのわかってるの!?」
「わかってるっての!しょうがないだろ!?飲んじゃってないもんはないんだから!
んな事言ってる暇があるならさっさと行くぞ!」
ネロが置いた松明を今度はダンテが持ち、先に歩いて行ってしまった。
「はあ…あたし、ダンテとはサバイバル生活出来ないって今確信したよ…ええ、もう嫌ってほど確信した……」
「ま、まあ、ディーヴァ抑えろよ、な?ダンテのいう通り早くここを出ればいいんだから」
「そうそう!怒ると余計熱くなって水分切れちゃうよ!」
「うん…そうだね……」
こんな事で喧嘩したいわけじゃないけれど……でも、怒りが収まるには少し時間がかかりそうだった。
洞窟へそぞろ歩きするなか、途中途中に開いてる穴を見つけ、覗き込むダンテ。
ブシャァ!!
「ぎゃっ!!」
覗いた途端、あつ~く熱されたマグマが垂直に吹き出した。
顔にはかからなかったものの、ダンテの前髪が数本焦げたようだ。
半分悪魔といえど前髪はさすがに回復しない、むしろ毛髪まで回復したらちょっと怖い。
「言い忘れてた。たまにマグマが吹き出したりする穴があるから、気をつけてね」
「早く言えよ!顔まで火傷するだろ!!
くそ~自慢の前髪が焦げた~」
「どうどう!ダンテ、前髪だけで良かったじゃない」
数本の髪といえど逢夏が先に言っていてくれれば失わずに済んだ、そう思うと腹立たしい。
それをなだめてくれる心優しいマイエンジェル・ディーヴァにくるりと向き直り、更なる癒しを求めて聞いてみる。
「ディーヴァ、前髪なくなってもオレの事好き?」
「はいはい、好き好き、だぁい好き」
「なんか感情こもってない……」
ディーヴァのテキトーな返答でダンテがぶすっ垂れた表情をしてる間にも、事態と状況はどんどん暑くて熱い方向へ進んでいる。
「軽めの暑さとはいえさすがに暑い、かも。
ネ~ロ~、つらくなる前に悪魔の体になっていい?」
「………………許す」
「ありがと」
あまりの暑さに体力もジワジワ減少中のネロ。
自分がつらいならもちろん人間の体を持つ逢夏やディーヴァもつらいに決まっている。
少しだけ躊躇しつつ、逢夏が暑さに多少強くできているであろう悪魔の姿になることを了承したのだった。
ちょっと前にひいた籤で皆に見せたあの悪魔の姿を晒すことになった逢夏。
見た目はちょっぴり怖いけど中身は逢夏そのまんま、ディーヴァが怖がることもなくいたって普通だ。
「はー!さっきよりやっぱり楽チン!」
「いいなー逢夏」
「ディーヴァちゃんも悪魔になる?
悪いことすれば来世は悪魔になれるかもよ」
「え?う、う~ん……」
「逢夏、何ウチのディーヴァを勧誘してんだよ。
来世もディーヴァはずっとオレの天使、オレの嫁、オレのものだ」
ダンテのヤンデレで俺様な発言を聞き、それもどうなんだろうか……と3人が微妙な顔をしたところで、ようやく洞窟の入り口にたどり着いた。
「ま、まあ来世なんてどうなるかわかんないよね!
とにかく、ずっとこのままこんなところいたらあたし暑くて死んじゃいそう!」
「そうだね、急いで帰るためにも行こう行こう!!」
白い岩壁で囲まれた洞窟の入り口がこちらを飲み込まんと大きく口を開けている。
入ってみれば洞窟なせいか、それともマグマが見えないせいか、中は外より涼しく感じた。
「まっくら……」
「私には見えてるから大丈夫、一緒に行こうね」
「オレも後ろにいるから心配すんな」
「あ、前方に松明があるぜ」
少しの間手探りで通ってきてしばらく、先頭のネロが松明が掲げてあるのに気がついた。
ホッとして近づくと、かわりに入ってきた洞窟の入り口が閉じるような音がした気がする……が戻る必要もなし、気にしないでおく。
「なんか書いてあるぞ」
「洞窟入ったらスタート、出口がゴール……簡単そうだね」
「でも、熱々の洞窟を無事に通り抜けることができたらおしまい、無事じゃなかったらご馳走様でアウトって…………どゆこと?」
「無事じゃなけりゃ無事じゃないのは当たり前だろ。変なこと書きやがって……ん?おおっ!?」
「ひゃ、何っ」
松明の火を持ったネロの照らす壁に書かれた指示書を読み終えた途端、大地を揺るがす地震のような物が起きた。
「んー、なんだろう…地震と一緒に急に暑くなってきたね」
「うん……っていうか洞窟だから涼しいと思ったのに、進めば進むほどあんまり涼しくない」
むしろ暑い。
涼しいと思ったのは入ってきた一瞬だけだった。
中に行けば行くほどもわっと、熱気が立ち込めており、料理中の鍋の中のような状態になっていく気がする。
一体何故……?
「湿気と高温……熱中症になりそうだな。先を急ごう」
「ネロ、ちょっと待って。
熱中症対策かな?ちっさめのペットボトルが2本置いてあるよ」
「何故に2本……普通4本だろ」
「4人で仲良く分けなさいってことじゃない?私ネロと飲むから、はい、ディーヴァちゃんはダンテとどうぞ」
「ありがと……ダンテ、先に飲んでていいよ」
「お、サンキュー」
気を取り直して先へ進む事にした一行。
細く暑苦しい道をどうにかこうにかくぐり抜け、煮え滾るマグマの上の吊り橋を渡り、危険地帯を過ぎてようやく安全そうな場所へとたどり着いた。
「すっごいアトラクションだったね!この施設アミューズメントパークにしたらどのくらい儲けられるかな?」
「こら、逢夏。死にかけたくせにアホな事言うなって」
「ごめ~ん」
「ひぃ~、もうだめ……」
「大丈夫か、しっかりしろディーヴァ」
楽しむ逢夏、それを注意するネロ、へとへとになってしまっているディーヴァとそれを心配するダンテがそこにいた。
ネロからペットボトルを受け取りちまちま飲んでいる逢夏を横目に見、ディーヴァも喉がカラカラなのにようやく気がつく。
先ほどまでは恐怖と疲労といろいろで水分の事など忘れていた。
「はぁ……ダンテ、あたしの分のお水、そろそろちょうだい」
「おー」
受け取ったペットボトルがやけに軽い。
少し目が虚ろなせいかな?それとも暑いから蜃気楼で歪んでるせいかな?
空っぽに見える。
蓋を開けて傾ける、出てこない。
90度に、180度に傾ける……ぽたり、一滴。
「………………ない」
「おー……」
「あたしのお水がない!!」
「悪い!気がついたら全部飲んでた!!」
なんと、ディーヴァの分の水をダンテが全部飲み干してしまったらしい。
驚愕の事実に真っ白な顔になり、そして青から徐々に赤くなり始めるディーヴァの表情。
「えっ!?ダンテったら大事なディーヴァちゃんの分のお水飲んじゃったの!?」
「お前ヒデェな」
「あとちょっと早かったら私のあげたのに……もうこっちも空っぽだよ~」
「いいの、逢夏は悪くないから」
「ごめんな、ディーヴァ……」
ダンテも自分が悪かったのがわかっているのか、おずおずと近寄り謝る。
が、怒り心頭なディーヴァが許せるはずもなく、空のペットボトルをダンテに投げつけるのだった。
「サイテー!なんで全部飲んじゃうかなー!!
水は大事なライフラインなのわかってるの!?」
「わかってるっての!しょうがないだろ!?飲んじゃってないもんはないんだから!
んな事言ってる暇があるならさっさと行くぞ!」
ネロが置いた松明を今度はダンテが持ち、先に歩いて行ってしまった。
「はあ…あたし、ダンテとはサバイバル生活出来ないって今確信したよ…ええ、もう嫌ってほど確信した……」
「ま、まあ、ディーヴァ抑えろよ、な?ダンテのいう通り早くここを出ればいいんだから」
「そうそう!怒ると余計熱くなって水分切れちゃうよ!」
「うん…そうだね……」
こんな事で喧嘩したいわけじゃないけれど……でも、怒りが収まるには少し時間がかかりそうだった。