御神籤 七枚目
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1度目の行為の後、逢夏はネロの腕の中でまどろみながら、心地いい疲労感で幸せなひと時を噛み締めていた。
傍らの愛しい人をチラと見れば、こちらも幸せそうな顔で額の汗を流れるままにしている。
濡れた銀髪が、その吐息が、いつもより少し早めの鼓動が、ネロの全てが愛おしい。
1ラウンド終えたばかりだというのに、ネロには何度でも欲情してしまう。
むくむくと湧き上がる感情を隠そうともせず、逢夏はネロのわきの下に頭を押し付け、それからそっとネロの胸元に…素肌に指を這わせていった。
まるで羽毛で撫でるような愛撫に、ネロは小さく笑みをこぼして逢夏を見る。
「足りないって?」
なにも言わずネロをじっと見つめる逢夏。
弧を描いたその口元は、欲しいと言っているも同然だ。
「……俺もだ」
呟いたネロはベッドの中で逢夏の頭をそっと抱えながらくるぅりと体勢を変え、逢夏の上になる。
ほどよく汗に濡れた互いの体は気持ち悪さを感じず、磁石のS極とN極のように、パズルのピースのようにぴったりと合わさり、逆に心地よさを感じるほど。
逢夏から見えるのはネロと天井だけ。
ネロの頭にその手を伸ばし、髪をクシャリとかき回すようにして徐々に自分の唇へと、体へと引き寄せていく逢夏。
深いキスを交わし合えばネロの、そして逢夏の情欲は更に高まっていく。
「いいか?」
「ネロ……いいよ。
…………あっ!待って!!」
その言葉のあと性急に、だがゆっくりと事を進めようとしたネロの行動を突如として制止した逢夏。
「どうした?」
ここでダンテなら止められた事でイライラと不満げな顔をするのだろうが、そこはダンテよりもソウイウコトに関しては大人なネロ。
何か気になる事があるのかと、ぴたり、行動を素直にやめる。
……ダンテにも見習って欲しいところだ。
「今更だけど、あんまりこうやってイチャイチャしてると、あっちの2人に聞かれちゃう……、よね?」
かああああ…。
そう考え始めた瞬間に頬が赤くなるのが止まらなくなる。
なんて恥ずかしい!
「ディーヴァには聞こえなくとも、ダンテにはどっちにしろ聞かれるだろうな」
ネロの言葉に逢夏が眉間にしわを寄せるのは、ネロが鼻で笑うように言ったからか、それともあまり好きではないダンテに聞かれるという話からか。
多分、後者だ。
「聞かれたってかまやしないだろ?あちらさんも今頃楽しんでるって」
「んー……ディーヴァちゃんがそうはさせない、…と思う。
違う?」
その言葉に、少し意識をゲストルームに向けてみるネロ。
確かに逢夏のいった通り、耳をそばだてでみても、ゲストルームからは行為を彷彿とさせる物音も声もしない。
「そのようだな。だが今は……」
「…今は?」
「そんなどうでもいいことよりこっちに集中しろ」
「…ん……」
この部屋にいるのは、2人だけ。
ダンテに聞こえようが、もしもディーヴァに聞こえようが気にしない。
「ぁ、そういえばネロは私がネコでもいいんだよね?」
「ぶっ!」
この瞬間にその話題に戻るか!?
本能のまま振舞う逢夏は、どこまでも自由だ。
快楽に身を委ねるかと思えば、次の瞬間には他の気掛かりな事へと興味が移る。
この天真爛漫で自由人なところも逢夏の魅力であり、ネロが愛しているところでもあるから、仕方ないのだが…。
なんにせよ、惚れた者の負け。
とは言え、さすがにこの瞬間に悪魔に頼んでまた、男に性転換されても困る。
「はあ…。違うネコならいいぜ」
「違う、ネコ?」
言うが早いか、ベッドのすぐ下に置かれていた見覚えのある紙袋に手を突っ込みゴソゴソやるネロ。
その紙袋はダンテと逢夏が先に行った下着屋の物だが、はて…?確か、ディーヴァの下着しか買っていないはず。
「例えばこういうのつけるとか、な」
「!!」
ネロがもったいつけて取り出したるは、ネコ耳のついたヘッドドレスに…深いブルーの首輪。
ダンテがいつの間にか買ったらしい。
「も…もしかしてネロは私に『にゃー』って言わせたいの?」
恥ずかしいが、少し興味をそそられる。
他の者がいないベッドの中では、そういうのもアリ…かもしれない。
「ん、いや。ただのネコじゃない。これもセットで着てもらおうと思ってる」
更に取り出したのは、フリルとレースがたっぷりとあしらわれたメイド服だった。
「ダンテにしてはいい趣味してるよな」
ダンテならばこれ見よがしに露出された物を選びそうだが(実際、ディーヴァ相手だとそれが顕著だ)逢夏のために選んでくれたであろう今回の品は、過度に露出されすぎず、しかしニーソックスとの対比であらわとなるであろう絶対領域が今から楽しみでならない感じだ。
見えそうで見えない…それが逆にそそられる。
「はぁ…今日だけだからね、だんにゃ様?」
今日だけと言いながら、ちょっぴり楽しそうに衣装を手に取って着始める逢夏。
その着替えの過程すらお互い楽しみつくすと今度は、中断していた事に戻るべく、ネロの瞳に獣のようなギラギラした鋭い光が宿る。
噛み殺されそうにも感じるほどスリル満点のそれを待ってましたとばかりに、逢夏の胸は高鳴った。
「じゃあ、今度こそ…いいよな?」
「…うん。もっと激しくてもいいくらいだよ」
逢夏は肢体をネロの腰に巻きつけて、ネロの体も自分の体へといざなう。
また互いを求め合うような激しいキスから始まり、そしてネロと逢夏は再び快楽の底へと堕ちていった。
傍らの愛しい人をチラと見れば、こちらも幸せそうな顔で額の汗を流れるままにしている。
濡れた銀髪が、その吐息が、いつもより少し早めの鼓動が、ネロの全てが愛おしい。
1ラウンド終えたばかりだというのに、ネロには何度でも欲情してしまう。
むくむくと湧き上がる感情を隠そうともせず、逢夏はネロのわきの下に頭を押し付け、それからそっとネロの胸元に…素肌に指を這わせていった。
まるで羽毛で撫でるような愛撫に、ネロは小さく笑みをこぼして逢夏を見る。
「足りないって?」
なにも言わずネロをじっと見つめる逢夏。
弧を描いたその口元は、欲しいと言っているも同然だ。
「……俺もだ」
呟いたネロはベッドの中で逢夏の頭をそっと抱えながらくるぅりと体勢を変え、逢夏の上になる。
ほどよく汗に濡れた互いの体は気持ち悪さを感じず、磁石のS極とN極のように、パズルのピースのようにぴったりと合わさり、逆に心地よさを感じるほど。
逢夏から見えるのはネロと天井だけ。
ネロの頭にその手を伸ばし、髪をクシャリとかき回すようにして徐々に自分の唇へと、体へと引き寄せていく逢夏。
深いキスを交わし合えばネロの、そして逢夏の情欲は更に高まっていく。
「いいか?」
「ネロ……いいよ。
…………あっ!待って!!」
その言葉のあと性急に、だがゆっくりと事を進めようとしたネロの行動を突如として制止した逢夏。
「どうした?」
ここでダンテなら止められた事でイライラと不満げな顔をするのだろうが、そこはダンテよりもソウイウコトに関しては大人なネロ。
何か気になる事があるのかと、ぴたり、行動を素直にやめる。
……ダンテにも見習って欲しいところだ。
「今更だけど、あんまりこうやってイチャイチャしてると、あっちの2人に聞かれちゃう……、よね?」
かああああ…。
そう考え始めた瞬間に頬が赤くなるのが止まらなくなる。
なんて恥ずかしい!
「ディーヴァには聞こえなくとも、ダンテにはどっちにしろ聞かれるだろうな」
ネロの言葉に逢夏が眉間にしわを寄せるのは、ネロが鼻で笑うように言ったからか、それともあまり好きではないダンテに聞かれるという話からか。
多分、後者だ。
「聞かれたってかまやしないだろ?あちらさんも今頃楽しんでるって」
「んー……ディーヴァちゃんがそうはさせない、…と思う。
違う?」
その言葉に、少し意識をゲストルームに向けてみるネロ。
確かに逢夏のいった通り、耳をそばだてでみても、ゲストルームからは行為を彷彿とさせる物音も声もしない。
「そのようだな。だが今は……」
「…今は?」
「そんなどうでもいいことよりこっちに集中しろ」
「…ん……」
この部屋にいるのは、2人だけ。
ダンテに聞こえようが、もしもディーヴァに聞こえようが気にしない。
「ぁ、そういえばネロは私がネコでもいいんだよね?」
「ぶっ!」
この瞬間にその話題に戻るか!?
本能のまま振舞う逢夏は、どこまでも自由だ。
快楽に身を委ねるかと思えば、次の瞬間には他の気掛かりな事へと興味が移る。
この天真爛漫で自由人なところも逢夏の魅力であり、ネロが愛しているところでもあるから、仕方ないのだが…。
なんにせよ、惚れた者の負け。
とは言え、さすがにこの瞬間に悪魔に頼んでまた、男に性転換されても困る。
「はあ…。違うネコならいいぜ」
「違う、ネコ?」
言うが早いか、ベッドのすぐ下に置かれていた見覚えのある紙袋に手を突っ込みゴソゴソやるネロ。
その紙袋はダンテと逢夏が先に行った下着屋の物だが、はて…?確か、ディーヴァの下着しか買っていないはず。
「例えばこういうのつけるとか、な」
「!!」
ネロがもったいつけて取り出したるは、ネコ耳のついたヘッドドレスに…深いブルーの首輪。
ダンテがいつの間にか買ったらしい。
「も…もしかしてネロは私に『にゃー』って言わせたいの?」
恥ずかしいが、少し興味をそそられる。
他の者がいないベッドの中では、そういうのもアリ…かもしれない。
「ん、いや。ただのネコじゃない。これもセットで着てもらおうと思ってる」
更に取り出したのは、フリルとレースがたっぷりとあしらわれたメイド服だった。
「ダンテにしてはいい趣味してるよな」
ダンテならばこれ見よがしに露出された物を選びそうだが(実際、ディーヴァ相手だとそれが顕著だ)逢夏のために選んでくれたであろう今回の品は、過度に露出されすぎず、しかしニーソックスとの対比であらわとなるであろう絶対領域が今から楽しみでならない感じだ。
見えそうで見えない…それが逆にそそられる。
「はぁ…今日だけだからね、だんにゃ様?」
今日だけと言いながら、ちょっぴり楽しそうに衣装を手に取って着始める逢夏。
その着替えの過程すらお互い楽しみつくすと今度は、中断していた事に戻るべく、ネロの瞳に獣のようなギラギラした鋭い光が宿る。
噛み殺されそうにも感じるほどスリル満点のそれを待ってましたとばかりに、逢夏の胸は高鳴った。
「じゃあ、今度こそ…いいよな?」
「…うん。もっと激しくてもいいくらいだよ」
逢夏は肢体をネロの腰に巻きつけて、ネロの体も自分の体へといざなう。
また互いを求め合うような激しいキスから始まり、そしてネロと逢夏は再び快楽の底へと堕ちていった。