御神籤 六枚目
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「あはははっ!
そんなこと悩んでるんだ?」
「そんなことじゃないよぉ…もう。
本当に悩んでるんだから。」
「ごめん。
いや、ダンテは普通だと思うよ?
さっきも言ったけど直球だから分かりやすいだけでさ。」
本は隅に置いて、先ほどの雰囲気を払拭した2人は紅茶とお菓子を楽しみ始めていた。
自棄気味にお菓子を口一杯に頬張りながら話すのは心から愛する人との悩みである。
その悩みは単純明快。
「本当に…普通?
なんかね、いろいろしてても結局行き着く先はそ、その…夜のね…お誘いな気がして…ね?」
「そりゃあディーヴァが可愛いから仕方ないな。
普通だから悩むだけ無駄だよ、男ってのはそういうものだって諦めな。」
「う~~、…本当に?」
「本当。
特にダンテやネロは仕事柄いつも危険と隣り合わせだからさ、余計に本能的に求めるんだろうしなぁ。
あんまりに酷いようならそれこそ押してダメなら引いてみることだ。
ディーヴァの事が可愛くて仕方ないみたいだから、ドン引けばさすがにしつこくなくなるさ。」
くくくっと笑い声を押し殺し、手で顔を覆って必死に笑いを堪える逢夏にディーヴァは頬を膨らませてほんのり怒りの表情を貼付けた。
それには顔を覆う手と逆の手を突き出して、未だ笑いながらも必死に制止を図ろうとする。
「逢夏…楽しんでるでしょ。
あたしは本当に悩んでるの!
嫌だってはっきり拒絶するのも、遠回しに避けるのもダンテを傷つけそうで…あたし、したくないよ。」
「…ほんと、ダンテにはもったいないくらい優しいな。
そうだなぁ…、じゃあディーヴァも楽しんじゃえばいいんじゃないか?」
「ふぇ?
楽…しむ?」
「そう。
分からないならおれが教えて上げようか?
2人っきりの…楽しみ方。」
柔和な表情でディーヴァの手を取る逢夏はキスの距離まで顔を寄せる。
覆うように握るだけだった手は指と指を絡めて繋がり、1度距離を取った逢夏の唇がディーヴァの手首にキスを落とす。
その間、呆気に取られ、ぽかんとするディーヴァは全てを許してしまうような猶予を逢夏に与える。
と…そこに。
「いひゃいっ!」
「そこは速攻で拒絶しろよ…。
こっちのがダンテが傷つくぞ。
おれじゃなかったら速攻お持ち帰りコースじゃないか…。」
突然頭に落とされた拳骨…といってもそんな大層な痛みはなかったが意表をつかれたことで思わずディーヴァが声を上げた。
先ほどまでの表情が嘘のように表情を硬くした逢夏は腕を組み、そして脚も組んで明後日を見る。
「ダンテのこと、悩む気持ちは分からない事もないけど…お互い好き合ってるなら可愛いものだ。
それにな?引くってのは別に拒絶じゃない、駆け引きだよ。
恋や愛ってのにはスパイスが必要なんだろう?
今はダンテのが駆け引き上手でディーヴァが一方的に負けてるだけ。
なら、できることは場数を踏んで巧くなるだけ、そうすればそんなことで悩まなくてよくなるさ。
さてと…そろそろ出ないと、かな?
あそこで待ってるのがいるしな。」
「え?待ってる?」
一頻り言い切った逢夏が面倒そうに指差したのは大通りに面したガラスの方。
人混みの中でも目立つ、怒りを抑えきれず飛び出した一方をもう一方が一生懸命取り押さえる男2人の図。
「悩んだって、心配になったって、ちょっと怖くなったって大丈夫。
最後にはダンテが幸せにしてくれるさ。」
ぽんぽんと今日何度目かのあやすようにエメラルドの髪を撫で、席を立った。
そんなこと悩んでるんだ?」
「そんなことじゃないよぉ…もう。
本当に悩んでるんだから。」
「ごめん。
いや、ダンテは普通だと思うよ?
さっきも言ったけど直球だから分かりやすいだけでさ。」
本は隅に置いて、先ほどの雰囲気を払拭した2人は紅茶とお菓子を楽しみ始めていた。
自棄気味にお菓子を口一杯に頬張りながら話すのは心から愛する人との悩みである。
その悩みは単純明快。
「本当に…普通?
なんかね、いろいろしてても結局行き着く先はそ、その…夜のね…お誘いな気がして…ね?」
「そりゃあディーヴァが可愛いから仕方ないな。
普通だから悩むだけ無駄だよ、男ってのはそういうものだって諦めな。」
「う~~、…本当に?」
「本当。
特にダンテやネロは仕事柄いつも危険と隣り合わせだからさ、余計に本能的に求めるんだろうしなぁ。
あんまりに酷いようならそれこそ押してダメなら引いてみることだ。
ディーヴァの事が可愛くて仕方ないみたいだから、ドン引けばさすがにしつこくなくなるさ。」
くくくっと笑い声を押し殺し、手で顔を覆って必死に笑いを堪える逢夏にディーヴァは頬を膨らませてほんのり怒りの表情を貼付けた。
それには顔を覆う手と逆の手を突き出して、未だ笑いながらも必死に制止を図ろうとする。
「逢夏…楽しんでるでしょ。
あたしは本当に悩んでるの!
嫌だってはっきり拒絶するのも、遠回しに避けるのもダンテを傷つけそうで…あたし、したくないよ。」
「…ほんと、ダンテにはもったいないくらい優しいな。
そうだなぁ…、じゃあディーヴァも楽しんじゃえばいいんじゃないか?」
「ふぇ?
楽…しむ?」
「そう。
分からないならおれが教えて上げようか?
2人っきりの…楽しみ方。」
柔和な表情でディーヴァの手を取る逢夏はキスの距離まで顔を寄せる。
覆うように握るだけだった手は指と指を絡めて繋がり、1度距離を取った逢夏の唇がディーヴァの手首にキスを落とす。
その間、呆気に取られ、ぽかんとするディーヴァは全てを許してしまうような猶予を逢夏に与える。
と…そこに。
「いひゃいっ!」
「そこは速攻で拒絶しろよ…。
こっちのがダンテが傷つくぞ。
おれじゃなかったら速攻お持ち帰りコースじゃないか…。」
突然頭に落とされた拳骨…といってもそんな大層な痛みはなかったが意表をつかれたことで思わずディーヴァが声を上げた。
先ほどまでの表情が嘘のように表情を硬くした逢夏は腕を組み、そして脚も組んで明後日を見る。
「ダンテのこと、悩む気持ちは分からない事もないけど…お互い好き合ってるなら可愛いものだ。
それにな?引くってのは別に拒絶じゃない、駆け引きだよ。
恋や愛ってのにはスパイスが必要なんだろう?
今はダンテのが駆け引き上手でディーヴァが一方的に負けてるだけ。
なら、できることは場数を踏んで巧くなるだけ、そうすればそんなことで悩まなくてよくなるさ。
さてと…そろそろ出ないと、かな?
あそこで待ってるのがいるしな。」
「え?待ってる?」
一頻り言い切った逢夏が面倒そうに指差したのは大通りに面したガラスの方。
人混みの中でも目立つ、怒りを抑えきれず飛び出した一方をもう一方が一生懸命取り押さえる男2人の図。
「悩んだって、心配になったって、ちょっと怖くなったって大丈夫。
最後にはダンテが幸せにしてくれるさ。」
ぽんぽんと今日何度目かのあやすようにエメラルドの髪を撫で、席を立った。