御神籤 六枚目
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「要するに…逢夏を元に戻す為にはしなきゃいけない事があってそれをあたし達が推測してやらなきゃいけないってこと?」
「そ。
ついでにいうとおれはその"条件"を知ってるけど言えないし、自分から仕向けることも出来なくなってる。
だからおれに聞いても無駄ってわけ。」
やれやれと首を横に振り、しかし楽しそうに口角を上げる逢夏にさすがのディーヴァも困り顔。
そしてダンテとネロは白い目で逢夏を見つめて距離を取っている。
さながら借りてきた猫のような警戒を露にした距離感であった。
一通り話終わり静かになる部屋。
各々シンキングタイムに入っている3人を見つめながら逢夏はとある提案をする。
「ちなみにこのまま籤をダンテが引いて続行しても構わないらしいぜ?
どうする?」
「引かずに戻すに決まってんだろ!!」
「だと思いましたよ、旦那様。」
「逢夏…お前、分かっててわざとネロの逆鱗に触れようとしてるだろ…。」
「さぁ?どうだろうな。
というか、ダンテにだけは言われたくないね。
歳食ったアンタと…そもそもアンタの親父はこんなもんじゃない。」
まさに傍若無人の体。
あぁ、どれだけの物を女の時に秘めていたのかが伺えるほど言いたい放題。
ここぞとばかりに今までに増して楽しげな逢夏にディーヴァは首を傾げる。
「逢夏、本当に…その、…変な気分とかしない?
急に男の人になっちゃったし…なんか辛かったりしない?」
「ディーヴァは優しいなぁ…。
でも心配してもらって悪いけど全くしないな。
男としての生なんて何度も経験してるし。」
おずおずと問うディーヴァに優しい口調で答える逢夏。
と、ふと思い出したように苦々しげに顔を歪ませるネロの方を口端で三日月を描きながら向き直った。
「あぁ、ネロ。」
「なんだよ…。」
「そんな訳でさ、おれ、どっちでもいけるから。」
「……は?」
「ネロはそうっぽくないし、おれはネコでも気にしないよってこと。」
「ぶっ!!!」
思わず吹き出すネロが咽せていると珍しくダンテがその背を軽く叩いて労る。
対してディーヴァは訳も分からずオロオロ。
逢夏は目を潤ませ、膨らました頬を赤くすると…
「ぷっ…あはははは!!
冗談だって!!
まぁ、戻せなかったら冗談じゃすまないかもしれないけどな!」
「え…え?
男の人だとネコちゃん、嫌いになったりするの?」
ただでさえダメージを受けている伴侶の心を翻弄して大笑いする悪魔。
そこに遠慮がちに唯一の天使が問うた。
すると人差し指で涙を拭いながら、何度も悪魔は頷き口を開いた。
「そうだなぁ。
嫌がる奴はいるとだけ言っておこうかな?」
「そうなんだ。
ねぇ、ダンテはネコちゃん嫌い?」
「……どう答えていいかわかんねぇ。」
「どうして?」
「……頼む、今は聞かないでくれ。
というか!!!ディーヴァに変なこと教えんな!!!」
「あぁ、わりぃ。
それはアンタの仕事だったな。」
「ちげぇよ!!!
ディーヴァはオレ好みかつ健全に育てるつもり…」
「健全になるためにはまずは不健全もしらなきゃなんねぇんだぜ?
というかマイナーなだけで不健全じゃねぇだろ?」
「「十分不健全だ、馬鹿!」」
「!
…マイノリティの弾圧は関心しないね。
自分が関わったら別ってやつか。」
ダンテとネロが声を合わせて怒鳴るとようやくキョトンと呆気に取られる…。
が、やっぱり次には大笑いする逢夏。
高笑いする悪魔の横に居座るディーヴァ、ネロとダンテは茫然自失。
そしてぎこちなく顔を見合わせると大きく首を傾げた。
「性格…変わってるよな?」
「あぁ、絶対変わってる。
俺が知ってる逢夏じゃない。」
「そりゃあ変えるさ!
その方が面白いだろ?」
「「おわっ!!!」」
いつの間に2人の後ろにまわったのか。
2人の肩に腕を回した逢夏に珍しい2人の驚きの悲鳴が上がる。
と、満足したのか気まぐれに2人から離れて逢夏はディーヴァの側へ。
「そろそろメシにしようぜ!
ディーヴァ、手伝ってくれるよな?」
「も、…もちろんっ!」
ディーヴァの手を取り、悪魔は天使を連れ立ってキッチンにと行ってしまう。
剛胆すぎる豹変ぶりに振り回されそうな予感がすでに2人の中にあった。
「そ。
ついでにいうとおれはその"条件"を知ってるけど言えないし、自分から仕向けることも出来なくなってる。
だからおれに聞いても無駄ってわけ。」
やれやれと首を横に振り、しかし楽しそうに口角を上げる逢夏にさすがのディーヴァも困り顔。
そしてダンテとネロは白い目で逢夏を見つめて距離を取っている。
さながら借りてきた猫のような警戒を露にした距離感であった。
一通り話終わり静かになる部屋。
各々シンキングタイムに入っている3人を見つめながら逢夏はとある提案をする。
「ちなみにこのまま籤をダンテが引いて続行しても構わないらしいぜ?
どうする?」
「引かずに戻すに決まってんだろ!!」
「だと思いましたよ、旦那様。」
「逢夏…お前、分かっててわざとネロの逆鱗に触れようとしてるだろ…。」
「さぁ?どうだろうな。
というか、ダンテにだけは言われたくないね。
歳食ったアンタと…そもそもアンタの親父はこんなもんじゃない。」
まさに傍若無人の体。
あぁ、どれだけの物を女の時に秘めていたのかが伺えるほど言いたい放題。
ここぞとばかりに今までに増して楽しげな逢夏にディーヴァは首を傾げる。
「逢夏、本当に…その、…変な気分とかしない?
急に男の人になっちゃったし…なんか辛かったりしない?」
「ディーヴァは優しいなぁ…。
でも心配してもらって悪いけど全くしないな。
男としての生なんて何度も経験してるし。」
おずおずと問うディーヴァに優しい口調で答える逢夏。
と、ふと思い出したように苦々しげに顔を歪ませるネロの方を口端で三日月を描きながら向き直った。
「あぁ、ネロ。」
「なんだよ…。」
「そんな訳でさ、おれ、どっちでもいけるから。」
「……は?」
「ネロはそうっぽくないし、おれはネコでも気にしないよってこと。」
「ぶっ!!!」
思わず吹き出すネロが咽せていると珍しくダンテがその背を軽く叩いて労る。
対してディーヴァは訳も分からずオロオロ。
逢夏は目を潤ませ、膨らました頬を赤くすると…
「ぷっ…あはははは!!
冗談だって!!
まぁ、戻せなかったら冗談じゃすまないかもしれないけどな!」
「え…え?
男の人だとネコちゃん、嫌いになったりするの?」
ただでさえダメージを受けている伴侶の心を翻弄して大笑いする悪魔。
そこに遠慮がちに唯一の天使が問うた。
すると人差し指で涙を拭いながら、何度も悪魔は頷き口を開いた。
「そうだなぁ。
嫌がる奴はいるとだけ言っておこうかな?」
「そうなんだ。
ねぇ、ダンテはネコちゃん嫌い?」
「……どう答えていいかわかんねぇ。」
「どうして?」
「……頼む、今は聞かないでくれ。
というか!!!ディーヴァに変なこと教えんな!!!」
「あぁ、わりぃ。
それはアンタの仕事だったな。」
「ちげぇよ!!!
ディーヴァはオレ好みかつ健全に育てるつもり…」
「健全になるためにはまずは不健全もしらなきゃなんねぇんだぜ?
というかマイナーなだけで不健全じゃねぇだろ?」
「「十分不健全だ、馬鹿!」」
「!
…マイノリティの弾圧は関心しないね。
自分が関わったら別ってやつか。」
ダンテとネロが声を合わせて怒鳴るとようやくキョトンと呆気に取られる…。
が、やっぱり次には大笑いする逢夏。
高笑いする悪魔の横に居座るディーヴァ、ネロとダンテは茫然自失。
そしてぎこちなく顔を見合わせると大きく首を傾げた。
「性格…変わってるよな?」
「あぁ、絶対変わってる。
俺が知ってる逢夏じゃない。」
「そりゃあ変えるさ!
その方が面白いだろ?」
「「おわっ!!!」」
いつの間に2人の後ろにまわったのか。
2人の肩に腕を回した逢夏に珍しい2人の驚きの悲鳴が上がる。
と、満足したのか気まぐれに2人から離れて逢夏はディーヴァの側へ。
「そろそろメシにしようぜ!
ディーヴァ、手伝ってくれるよな?」
「も、…もちろんっ!」
ディーヴァの手を取り、悪魔は天使を連れ立ってキッチンにと行ってしまう。
剛胆すぎる豹変ぶりに振り回されそうな予感がすでに2人の中にあった。