御神籤 五枚目
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汗をぬぐうようなしぐさをしてホッと息を吐きだす逢夏。
「ふう…間一髪ぅ!落ちるとゲームオーバーでどうなるかわかんないもんね〜」
「二人とも大丈夫か?」
「ああ。サンキュー、助かったぜ」
「大丈夫だけど怖い!」
ダンテはドラゴン乗る背中だからまだいい。
なぜよりによってドラゴンの手に抱えられているのだろう。
ちょっとでもこの手が締まれば潰れるし、反対に緩めば地面に真っ逆さま!
「ま、そこはVIP席だから大丈夫!あと少し、終わるまで我慢してて〜」
「そ…そんなぁぁぁあ〜!ダンテ、何とかして……?」
「ディーヴァ……」
うるうるとした目で見上げられると、ディーヴァの望むとおりにしてやりたくなる。
が、ダンテはにっこりと笑うと。
「すぐ終わらせるから待ってろ?」
と言って、ドラゴンの背中へ戻るのだった。
「ううう、ダンテのばかーーー!あほーーー!」
ドラゴンに抱えられたままギャーギャー騒ぐディーヴァをほっといて、戦闘は進む。
どのみちどこにいようと今の状況なら酔うのだ、ドラゴンの手の中でしっかり守られていた方が安全といえよう。
「ネロ、ダンテ、多分あと一撃だよ」
「まじか!」
「なら、こいつの出番か。ダンテ、ランチャーはお前が使えよ」
ネロはダンテにグレネードランチャーを投げて寄越し、腕を捲って悪魔の右腕を解放する。
「ふふ、やっぱトドメはネロのバスターだよね?」
「ふっ…やっと俺の見せ場だな」
セイッ!
そんな掛け声と共に大きく飛び上がったネロは、上空でデビルトリガーをひく。
背後に浮かぶ魔人が多大な魔力を纏い、形を成した。
「オラァーーッ!!」
ドドドドド!!
ダンテのグレネードランチャーをサブウェポンに、ネロの右手の握り拳が幾度にもわたって炸裂!
エイなのにタコ殴りとはこれいかに!!
「ここは海じゃない。エイはおとなしく海に帰って……ろッ!!」
グシャ…!!
悪魔の腕の握力で、力任せに触手ごと引き千切られ、更に思い切り潰される悪魔の目玉。
そのちょっぴりイヤな感触を味わいながら、ネロは魔人モードを解除してドラゴンの上に華麗に降り立つ。
そしてエイの悪魔はガラスアートが割れて飛び散るように消え、かわりに空に浮かび上がるのは
『Congratulations!!』
の文字。
「やった!!お疲れ様、ネロ。さっすが私の旦那様!素敵!かっこ良かった!」
「よせよ、そんなに褒めるなって。逢夏もお疲れ様」
「オレも活躍したんだけど…ま、いいか」
無事に終わった喜びを噛みしめ、抱き合うネロと逢夏。
それを羨ましそうに見ながら、ダンテは一息ついた。
「これにて一件落着、ってやつだな。はー、終わった!」
「一件落着じゃなーい!」
…訂正、ドラゴンの手の中で叫ぶディーヴァ以外にとっての『一件落着』という意味だった。
大空から元のネロと逢夏の家へとパッといきなり戻って見れば、外はすでに日がとっぷり暮れた夕方。
「どっと疲れた…ううう、目が回ったよ。吐きそう…。しかも最後とか怖かったし」
「ああ…吐くまではいかないけどけっこう疲れたな」
白目をひん剥いているディーヴァに、苦笑するネロ。
ネロは最後に大活躍したが、全体的に考えるとやはり体に疲労が残ったように感じる。
反対に……?
「エー︎●コンバットみたいで面白かったねー!ドラゴンちゃんにも乗れたし!」
「逢夏は元気だな〜。ディーヴァもこれくらい元気だといいんだが」
すっきり!晴れ晴れ!とした顔をしているのは逢夏とダンテだ。
ただし、ダンテはディーヴァが逢夏を見習ってもう少しパワフルなら良かったと、満たされぬ欲求を抱えているようだが。
…主に夜の体力的な意味合いでだろう。
「ところで、くじに誘った張本人の悪魔はどうしたんだ?」
「確かに。あいつが食われたままだと元の世界に帰れないから困るんだよな…」
あの悪魔は、エイの悪魔…インシディアスにぺろりと食べられてそのまま行方知れず。
くじの進行上、死んだりはしていないと思うが…。
「どーーーーーでもいいよ、今は。それより、もう無理、ダメ。疲れて何も出来ない動けない〜…」
部屋は綺麗だしあまり買い物も、すんでて家事をする必要がないだけいいが、すでに体力と精神力の限界。
テメンニグルに登った頃より体力が落ちているようにみえるのは、運動不足に違いない。
「おいおい、ディーヴァ。大丈…」
ぐきゅるるるるる〜。
「…腹鳴ってんぞディーヴァ」
「ぷふぇっ!あはは!ディーヴァちゃんたら、お腹空いてるだけじゃない!」
「う〜〜〜…」
ダンテの指摘に笑い転げる逢夏と、それを否定せず突っ伏したまま、ただただ唸るディーヴァ。
「なら、とっととメシにしようぜ!」
逢夏だけでなくネロも、すっきり晴れ晴れとした顔でカラカラ笑う。
今回のくじ…。
なんだかんだ言って、逢夏だけでなくネロもそこそこ楽しめていたんじゃないかと思えるダンテだった。
…あ、1人を除いて、だが。
「ふう…間一髪ぅ!落ちるとゲームオーバーでどうなるかわかんないもんね〜」
「二人とも大丈夫か?」
「ああ。サンキュー、助かったぜ」
「大丈夫だけど怖い!」
ダンテはドラゴン乗る背中だからまだいい。
なぜよりによってドラゴンの手に抱えられているのだろう。
ちょっとでもこの手が締まれば潰れるし、反対に緩めば地面に真っ逆さま!
「ま、そこはVIP席だから大丈夫!あと少し、終わるまで我慢してて〜」
「そ…そんなぁぁぁあ〜!ダンテ、何とかして……?」
「ディーヴァ……」
うるうるとした目で見上げられると、ディーヴァの望むとおりにしてやりたくなる。
が、ダンテはにっこりと笑うと。
「すぐ終わらせるから待ってろ?」
と言って、ドラゴンの背中へ戻るのだった。
「ううう、ダンテのばかーーー!あほーーー!」
ドラゴンに抱えられたままギャーギャー騒ぐディーヴァをほっといて、戦闘は進む。
どのみちどこにいようと今の状況なら酔うのだ、ドラゴンの手の中でしっかり守られていた方が安全といえよう。
「ネロ、ダンテ、多分あと一撃だよ」
「まじか!」
「なら、こいつの出番か。ダンテ、ランチャーはお前が使えよ」
ネロはダンテにグレネードランチャーを投げて寄越し、腕を捲って悪魔の右腕を解放する。
「ふふ、やっぱトドメはネロのバスターだよね?」
「ふっ…やっと俺の見せ場だな」
セイッ!
そんな掛け声と共に大きく飛び上がったネロは、上空でデビルトリガーをひく。
背後に浮かぶ魔人が多大な魔力を纏い、形を成した。
「オラァーーッ!!」
ドドドドド!!
ダンテのグレネードランチャーをサブウェポンに、ネロの右手の握り拳が幾度にもわたって炸裂!
エイなのにタコ殴りとはこれいかに!!
「ここは海じゃない。エイはおとなしく海に帰って……ろッ!!」
グシャ…!!
悪魔の腕の握力で、力任せに触手ごと引き千切られ、更に思い切り潰される悪魔の目玉。
そのちょっぴりイヤな感触を味わいながら、ネロは魔人モードを解除してドラゴンの上に華麗に降り立つ。
そしてエイの悪魔はガラスアートが割れて飛び散るように消え、かわりに空に浮かび上がるのは
『Congratulations!!』
の文字。
「やった!!お疲れ様、ネロ。さっすが私の旦那様!素敵!かっこ良かった!」
「よせよ、そんなに褒めるなって。逢夏もお疲れ様」
「オレも活躍したんだけど…ま、いいか」
無事に終わった喜びを噛みしめ、抱き合うネロと逢夏。
それを羨ましそうに見ながら、ダンテは一息ついた。
「これにて一件落着、ってやつだな。はー、終わった!」
「一件落着じゃなーい!」
…訂正、ドラゴンの手の中で叫ぶディーヴァ以外にとっての『一件落着』という意味だった。
大空から元のネロと逢夏の家へとパッといきなり戻って見れば、外はすでに日がとっぷり暮れた夕方。
「どっと疲れた…ううう、目が回ったよ。吐きそう…。しかも最後とか怖かったし」
「ああ…吐くまではいかないけどけっこう疲れたな」
白目をひん剥いているディーヴァに、苦笑するネロ。
ネロは最後に大活躍したが、全体的に考えるとやはり体に疲労が残ったように感じる。
反対に……?
「エー︎●コンバットみたいで面白かったねー!ドラゴンちゃんにも乗れたし!」
「逢夏は元気だな〜。ディーヴァもこれくらい元気だといいんだが」
すっきり!晴れ晴れ!とした顔をしているのは逢夏とダンテだ。
ただし、ダンテはディーヴァが逢夏を見習ってもう少しパワフルなら良かったと、満たされぬ欲求を抱えているようだが。
…主に夜の体力的な意味合いでだろう。
「ところで、くじに誘った張本人の悪魔はどうしたんだ?」
「確かに。あいつが食われたままだと元の世界に帰れないから困るんだよな…」
あの悪魔は、エイの悪魔…インシディアスにぺろりと食べられてそのまま行方知れず。
くじの進行上、死んだりはしていないと思うが…。
「どーーーーーでもいいよ、今は。それより、もう無理、ダメ。疲れて何も出来ない動けない〜…」
部屋は綺麗だしあまり買い物も、すんでて家事をする必要がないだけいいが、すでに体力と精神力の限界。
テメンニグルに登った頃より体力が落ちているようにみえるのは、運動不足に違いない。
「おいおい、ディーヴァ。大丈…」
ぐきゅるるるるる〜。
「…腹鳴ってんぞディーヴァ」
「ぷふぇっ!あはは!ディーヴァちゃんたら、お腹空いてるだけじゃない!」
「う〜〜〜…」
ダンテの指摘に笑い転げる逢夏と、それを否定せず突っ伏したまま、ただただ唸るディーヴァ。
「なら、とっととメシにしようぜ!」
逢夏だけでなくネロも、すっきり晴れ晴れとした顔でカラカラ笑う。
今回のくじ…。
なんだかんだ言って、逢夏だけでなくネロもそこそこ楽しめていたんじゃないかと思えるダンテだった。
…あ、1人を除いて、だが。