御神籤 一枚目
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
中央におみくじの箱が置かれたテーブルを、4人で囲んで座る。
「それで?誰がひくんだ。オレか?それともネロか?」
開口一番、ダンテがそう言って、ネロの方へと箱を差し出す。
「俺は勘弁。最初は様子を見させてもらうぜ」
「じゃあやっぱりオレかな」
ぐいと、ネロが中央に箱を戻すと、ダンテは自分の方に引き寄せてくじをとろうとした。
だがそれは間一髪、逢夏の手によって阻止されてしまう。
「はいだめー。ダンテがやるとロクな運勢じゃなさそうだからだめー!こういう時はレディーファーストが基本でしょ」
「じゃあ逢夏がひくんだな!?」
「私?んー、私もパス。今回はゲストであるディーヴァちゃんにお願いしよっかなって思ってる」
箱を正面に回し、スススーとディーヴァの目の前に置いて差し出す逢夏。
「てことでディーヴァちゃん、よろしくぅ!」
「えええ…」
嫌そうにディーヴァはダンテに助けを求めるが、当のダンテは
「天使の力でいい運勢出せよ!」
などと言う始末。
んな無茶な!と叫びたい思いをこらえて、ディーヴァはおみくじの箱に手を入れた。
中の紙をよくかき混ぜて、念じる。
いい運勢があたりますように…。
しかし、これは悪魔の作ったおみくじなのだ。
運勢がよくとも、大吉が出ようともいい思いができるかどうかは、内容次第。
「ねぇみんな。大吉がでたとしても、あんまりいいことはないかもしれないからね?期待しないでよ?」
「わかったから早くひけよ」
「どんなでも、誰もディーヴァを恨まねぇよ。ダンテなら恨むけど」
「うんうん、ダンテならいざ知らずね」
「おい、どういう意味だそれ」
と、どういう意味かはともかく、ディーヴァがくじをひいた。
ご丁寧に白い和紙で出来た小さな封筒には、きちんと『悪魔式開運御神籤』と印字までされている。
そっと開ければ、そこには――
「『中吉』、だって」
大吉、吉、中吉、末吉に凶、そして最後に大凶。
ということは、真ん中くらいの、至ってフツーの運勢ということか。
「中吉か…」
「うーん、悪くもなくすごくいいわけでもなく…」
「微妙だよね、なんかごめん…」
「ま、それより肝心なのは内容だよね!内容っ!ディーヴァちゃん、何て書いてある?」
「えぇと…」
カサッと紙を広げ、下に細かく書いてある内容を読むディーヴァ。
ご親切にも、達筆な日本語だけでなく、外国人向けだろうか、英語での表記もなされていた。
時代はインターナショナル!こんなところにもグローバル化が進んでいたとは!
「内容は…『童心に返れる日』」
「それで?誰がひくんだ。オレか?それともネロか?」
開口一番、ダンテがそう言って、ネロの方へと箱を差し出す。
「俺は勘弁。最初は様子を見させてもらうぜ」
「じゃあやっぱりオレかな」
ぐいと、ネロが中央に箱を戻すと、ダンテは自分の方に引き寄せてくじをとろうとした。
だがそれは間一髪、逢夏の手によって阻止されてしまう。
「はいだめー。ダンテがやるとロクな運勢じゃなさそうだからだめー!こういう時はレディーファーストが基本でしょ」
「じゃあ逢夏がひくんだな!?」
「私?んー、私もパス。今回はゲストであるディーヴァちゃんにお願いしよっかなって思ってる」
箱を正面に回し、スススーとディーヴァの目の前に置いて差し出す逢夏。
「てことでディーヴァちゃん、よろしくぅ!」
「えええ…」
嫌そうにディーヴァはダンテに助けを求めるが、当のダンテは
「天使の力でいい運勢出せよ!」
などと言う始末。
んな無茶な!と叫びたい思いをこらえて、ディーヴァはおみくじの箱に手を入れた。
中の紙をよくかき混ぜて、念じる。
いい運勢があたりますように…。
しかし、これは悪魔の作ったおみくじなのだ。
運勢がよくとも、大吉が出ようともいい思いができるかどうかは、内容次第。
「ねぇみんな。大吉がでたとしても、あんまりいいことはないかもしれないからね?期待しないでよ?」
「わかったから早くひけよ」
「どんなでも、誰もディーヴァを恨まねぇよ。ダンテなら恨むけど」
「うんうん、ダンテならいざ知らずね」
「おい、どういう意味だそれ」
と、どういう意味かはともかく、ディーヴァがくじをひいた。
ご丁寧に白い和紙で出来た小さな封筒には、きちんと『悪魔式開運御神籤』と印字までされている。
そっと開ければ、そこには――
「『中吉』、だって」
大吉、吉、中吉、末吉に凶、そして最後に大凶。
ということは、真ん中くらいの、至ってフツーの運勢ということか。
「中吉か…」
「うーん、悪くもなくすごくいいわけでもなく…」
「微妙だよね、なんかごめん…」
「ま、それより肝心なのは内容だよね!内容っ!ディーヴァちゃん、何て書いてある?」
「えぇと…」
カサッと紙を広げ、下に細かく書いてある内容を読むディーヴァ。
ご親切にも、達筆な日本語だけでなく、外国人向けだろうか、英語での表記もなされていた。
時代はインターナショナル!こんなところにもグローバル化が進んでいたとは!
「内容は…『童心に返れる日』」