御神籤 五枚目
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……と。
ゆっくりのんびりと朝食と食休みを摂った4人は、ようやくくじを囲む。
「じゃあ、ひくね」
今回くじをひく大役を仰せつかった(少なくとも悪魔側からすれば)幸運な人物はディーヴァ。
くじの箱の中にそっと手を入れ、最良の一枚を探す。
不幸になるような運勢以外ならなんでもいい。
良い運勢を過度に望まず、期待せず、軽い気持ちでひいてみよう。
その方がきっといいのが来る!……はず。
「たぁ!」
運勢よりも中身が大事と、掴んだ一枚をスパッと取り出す。
その勢いのまま白い封筒を開けて中に入っている紙を全員で確認、そこには………?
「すえ、きち……?」
「おいおいどしたよディーヴァ、ここまでビリッケツに近い方のしか引いてねぇぞ」
「ディーヴァちゃんだって、ダンテには言われたくないと思うよ」
そう、末吉の表記。
「末吉…か。なんか前より微妙だな」
「う゛…ごめんね、ネロのとは違って運勢悪いや……」
運勢はなんでもいいと思いつつも、やはりなるべくなら大吉を選びたいのが人の心理。
ネロにまでそう言われ、軽く落ち込む。
「ま、まあ…その中身が大事なんだから!中にはなんて書いてあるかなー!?」
「そうだね、ありがと逢夏!えっとね、……『空が吉』?」
世界が暗転したのは逢夏の励ましに元気付けられ、ディーヴァがそう答えたと同時だった。
まず初めにふわっとした浮遊感のような、ガクンと体が落ちるような感覚が。
次いで耳元にビュービュー、否、ゴゥゴゥと風が叩きつけられ、音が聞き取りづらくなっている感じが我が身を襲う。
今いるところはどこか高度のある場所のようで、振り落とされるか吹き飛ばされそうな危うさと微か息苦しさを感じる。
ディーヴァは一度しゃがんでから、周りの状況を確認することにした。
地面は灰色でつるつるしており、掴む場所が見当たらない。
おまけに逢夏もネロも、ダンテも近くにいない。
極め付けに…………前は白い靄でよく見えなかった。
「ここどこぉーっ!ダンテー!逢夏ーっ!ネロー!」
「オレは近くにいるぞ、ディーヴァ」
「ふぇ!?」
叫ぶと、すぐ近くでダンテの声がした。
姿は見えずとも声はする……後ろからのようだ。
「危ないからあまり動くなよ。ここ、飛行機の機体の上だからな」
なるほど、浮いているような不思議な感覚はここが空の上…しかも飛んでいる飛行機の機体の上だからだったようだ。
つまりこのつるつるの地面は飛行機の機体の外側…。
って……お ち る で し ょ !!
指摘されて初めて落下への恐怖が高まる。
ちょうど目の前の白い靄がゆっくりと晴れていき、周りが見えるようになってきた。
なんとディーヴァの立っていた場所は、数センチ先は何もない飛行機の端だった。
その高度と光景にぐらりと目は回り、体が傾き落ちる寸前!
「ひぇっ!わっ、きゃーーーっ!」
「おおっと!あぶねー…間一髪だな。動くなって言っただろ」
「う、うん…。ゴメン、ありがとダンテ」
ディーヴァが落ちる前に支えるダンテと、ダンテの衣服に思い切りしがみつくディーヴァ。
ダンテがサッと支えなかったら、下に落ちて今朝方逢夏が言ったままに、つぶれたトマトになっていただろう。
ここは悪魔のくじにより飛ばされた世界、とはいえ死ぬ可能性がないとも限らないのだから…。
ダンテにしがみついて歩きながら、2人で掴まれそうな場所まで移動。
その間も吹きつける風やらつるつるの足元が恐ろしかった。
こんな速くて危ない場所に、少しでも立っていられた自分が信じられないが、そこはあまり突っ込まないでおこう。
「飛行機というか戦闘機?みたいな感じだね」
「そうだな」
飛行機と上記したが、そのフォルムはどちらかというと戦闘機に近く、下の方には何かを発射出来そうな機能がついているのがチラと見て取れた。
空が吉、というのはわかったが何故こんな場所、こんな状態のところにいるのか見当もつかない。
一体何をすればよいやら…。
「というか、2人はどこにいるの?」
「ネロと逢夏なら上だ」
直後、自分達の真上に大きく影がかかる。
次いで見上げれば、同じような戦闘機に掴まった逢夏とネロの姿が。
「やっほー、ディーヴァちゃん!ダンテ!」
「お前らも楽しんでるか?」
こちらの2人はなんとも楽しそうである。
開放感溢れる空の上だからか、いつもよりおおっぴらにいちゃいちゃラブラブ。
2人で一番前の操縦把を、まるで某豪華客船沈没映画のワンシーンのように握って乗りこなしている。
否。
乗りこなす様は、どちらかといえばメーヴェに乗って風にのっているように見える……かも。
そんな2人がくるりと旋回してダンテとディーヴァの機体に並ぶ。
ダンテも同じように遊んでみたくてウズウズするのだが、肝心のディーヴァはそれどころではなく、地面が恋しいとウサギのようにぷるぷる震えている。
自身の楽しみとディーヴァ、どちらを優先するか……そんなの決まりきったこと。
「どう見たら楽しそうに見えるんだよ。オレは楽しめるが、ディーヴァは怖がってるんだぜ」
「はあ?怖がってる?…大丈夫かよ」
「楽しいのにもったいないね~」
「だ、大丈夫…その内楽しく感じるようになる…と、思う!…………多分」
「ディーヴァ、無理だけはすんなよ?」
「……ん、」
頭を数回撫でることでディーヴァを落ち着かせ、その様子を確認。
逢夏達に向き直れば、自分の性質を差し置き文句を垂れるダンテ。
「…ったく。中身が悪魔だったり悪魔の血が流れてる奴と、普通の人間の体のディーヴァを一緒にするなっての」
ダンテ、お前が言うな…である。
ゆっくりのんびりと朝食と食休みを摂った4人は、ようやくくじを囲む。
「じゃあ、ひくね」
今回くじをひく大役を仰せつかった(少なくとも悪魔側からすれば)幸運な人物はディーヴァ。
くじの箱の中にそっと手を入れ、最良の一枚を探す。
不幸になるような運勢以外ならなんでもいい。
良い運勢を過度に望まず、期待せず、軽い気持ちでひいてみよう。
その方がきっといいのが来る!……はず。
「たぁ!」
運勢よりも中身が大事と、掴んだ一枚をスパッと取り出す。
その勢いのまま白い封筒を開けて中に入っている紙を全員で確認、そこには………?
「すえ、きち……?」
「おいおいどしたよディーヴァ、ここまでビリッケツに近い方のしか引いてねぇぞ」
「ディーヴァちゃんだって、ダンテには言われたくないと思うよ」
そう、末吉の表記。
「末吉…か。なんか前より微妙だな」
「う゛…ごめんね、ネロのとは違って運勢悪いや……」
運勢はなんでもいいと思いつつも、やはりなるべくなら大吉を選びたいのが人の心理。
ネロにまでそう言われ、軽く落ち込む。
「ま、まあ…その中身が大事なんだから!中にはなんて書いてあるかなー!?」
「そうだね、ありがと逢夏!えっとね、……『空が吉』?」
世界が暗転したのは逢夏の励ましに元気付けられ、ディーヴァがそう答えたと同時だった。
まず初めにふわっとした浮遊感のような、ガクンと体が落ちるような感覚が。
次いで耳元にビュービュー、否、ゴゥゴゥと風が叩きつけられ、音が聞き取りづらくなっている感じが我が身を襲う。
今いるところはどこか高度のある場所のようで、振り落とされるか吹き飛ばされそうな危うさと微か息苦しさを感じる。
ディーヴァは一度しゃがんでから、周りの状況を確認することにした。
地面は灰色でつるつるしており、掴む場所が見当たらない。
おまけに逢夏もネロも、ダンテも近くにいない。
極め付けに…………前は白い靄でよく見えなかった。
「ここどこぉーっ!ダンテー!逢夏ーっ!ネロー!」
「オレは近くにいるぞ、ディーヴァ」
「ふぇ!?」
叫ぶと、すぐ近くでダンテの声がした。
姿は見えずとも声はする……後ろからのようだ。
「危ないからあまり動くなよ。ここ、飛行機の機体の上だからな」
なるほど、浮いているような不思議な感覚はここが空の上…しかも飛んでいる飛行機の機体の上だからだったようだ。
つまりこのつるつるの地面は飛行機の機体の外側…。
って……お ち る で し ょ !!
指摘されて初めて落下への恐怖が高まる。
ちょうど目の前の白い靄がゆっくりと晴れていき、周りが見えるようになってきた。
なんとディーヴァの立っていた場所は、数センチ先は何もない飛行機の端だった。
その高度と光景にぐらりと目は回り、体が傾き落ちる寸前!
「ひぇっ!わっ、きゃーーーっ!」
「おおっと!あぶねー…間一髪だな。動くなって言っただろ」
「う、うん…。ゴメン、ありがとダンテ」
ディーヴァが落ちる前に支えるダンテと、ダンテの衣服に思い切りしがみつくディーヴァ。
ダンテがサッと支えなかったら、下に落ちて今朝方逢夏が言ったままに、つぶれたトマトになっていただろう。
ここは悪魔のくじにより飛ばされた世界、とはいえ死ぬ可能性がないとも限らないのだから…。
ダンテにしがみついて歩きながら、2人で掴まれそうな場所まで移動。
その間も吹きつける風やらつるつるの足元が恐ろしかった。
こんな速くて危ない場所に、少しでも立っていられた自分が信じられないが、そこはあまり突っ込まないでおこう。
「飛行機というか戦闘機?みたいな感じだね」
「そうだな」
飛行機と上記したが、そのフォルムはどちらかというと戦闘機に近く、下の方には何かを発射出来そうな機能がついているのがチラと見て取れた。
空が吉、というのはわかったが何故こんな場所、こんな状態のところにいるのか見当もつかない。
一体何をすればよいやら…。
「というか、2人はどこにいるの?」
「ネロと逢夏なら上だ」
直後、自分達の真上に大きく影がかかる。
次いで見上げれば、同じような戦闘機に掴まった逢夏とネロの姿が。
「やっほー、ディーヴァちゃん!ダンテ!」
「お前らも楽しんでるか?」
こちらの2人はなんとも楽しそうである。
開放感溢れる空の上だからか、いつもよりおおっぴらにいちゃいちゃラブラブ。
2人で一番前の操縦把を、まるで某豪華客船沈没映画のワンシーンのように握って乗りこなしている。
否。
乗りこなす様は、どちらかといえばメーヴェに乗って風にのっているように見える……かも。
そんな2人がくるりと旋回してダンテとディーヴァの機体に並ぶ。
ダンテも同じように遊んでみたくてウズウズするのだが、肝心のディーヴァはそれどころではなく、地面が恋しいとウサギのようにぷるぷる震えている。
自身の楽しみとディーヴァ、どちらを優先するか……そんなの決まりきったこと。
「どう見たら楽しそうに見えるんだよ。オレは楽しめるが、ディーヴァは怖がってるんだぜ」
「はあ?怖がってる?…大丈夫かよ」
「楽しいのにもったいないね~」
「だ、大丈夫…その内楽しく感じるようになる…と、思う!…………多分」
「ディーヴァ、無理だけはすんなよ?」
「……ん、」
頭を数回撫でることでディーヴァを落ち着かせ、その様子を確認。
逢夏達に向き直れば、自分の性質を差し置き文句を垂れるダンテ。
「…ったく。中身が悪魔だったり悪魔の血が流れてる奴と、普通の人間の体のディーヴァを一緒にするなっての」
ダンテ、お前が言うな…である。