御神籤 五枚目
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2人仲良くキッチンに向かいながら会話する。
「そういえば、逢夏はおせちとかおぞーにって食べた?」
今は1月前半で、お正月の真っ只中である。
加えて逢夏は日本人、ということはお節やお雑煮を作って食べたかもしれない。
そして、たくさん作っていたとしたらその残りが余っていたりするかも!などと考え、ディーヴァはワクワクテカテカしながら逢夏に聞いた。
「食べた食べた。毎年頑張って作るんだよ。ただ、不思議な味だの甘いだのってネロがねぇ~なんかちょっと不評?なんだぁ…」
その時のネロの言葉を思い出してショボンとする逢夏。
「美味しいのにね。あたし、特にかまぼこと八幡巻きとお煮しめとくりきんとん?あれが好き!あとお餅!」
「なら、いっぱい作っちゃってまだ残ってるから朝ご飯に出そうかな!お雑煮も作ってさ」
日本人以外には不評だとばかり思っていたが、思わぬところからの助っ人の登場に逢夏の目がキランと輝く。
ディーヴァと、そしてダンテならばたくさん食べてくれそうな気がする。
「うゎーい!あ、ダンテが伊達巻好きだからそれもあると嬉しいな」
「りょーかい!腕がなるねー!!」
「ふふっ、楽しみー!」
逢夏はキッチンでお雑煮の下ごしらえに、ディーヴァは着替えをもってバスルームへとそれぞれ向かった。
「味付け完了!あとは煮込むだけっと!」
コトコトと汁たっぷりでお雑煮の具材を煮込んでいると、ネロが階段から降りてきた。
「おはよ、逢夏。出し汁のいい匂いだな」
「おはよう、ネロ。今日はお雑煮だよ」
挨拶と共に軽いハグとおはようのキスをお互いの頬に落としていれば、次いでダンテも降りてくる。
「逢夏とディーヴァの会話が聞こえた。ディーヴァは今バスルームでシャワーだろ?オレも入らせろ!」
開口一番にこれだ。
いちゃいちゃ幸せな表情から一転、逢夏とネロは白い目をダンテに向けた。
「ネロー?」
「ああ、わかってる」
ポキポキと右腕を鳴らすネロ。
朝一番のバスター、いっきまーす!
だが、ネロが伸ばした右腕はダンテを捕らえることならず、そこには何か違うものを掴む感触が。
「はぁ?」
よく見ればそれは丸太ん棒。
一瞬で、ダンテとすり替わったらしい。
「ハハハ、残念だったな。それは変わり身の術ですり替わった丸太だぜ」
ダンテ本人は、すでにバスルームへ続く扉の前。
ヒラヒラと手を振り、中へ入らんとするところであった。
「お前は忍者か!」
「ってか、その丸太はどこから取り出したんだか…」
ネロと逢夏のダブルツッコミを無視し、ダンテは天使の禊を覗きに向かう。
「おいダンテ、怒られるぞ。待てって」
「大丈夫だよ、ネロ」
ネロも連れ戻そうと動くが、逢夏のストップの前にそこで立ち止まる。
「いいのか、逢夏」
「入っちゃったならしょうがないよ、ネロが入るわけにいかないでしょ?」
「まぁな」
「それに…」
「それに?」
「ふふ、心配しなくても大丈夫…『アッーーーー!!』…ね?」
これはダンテの叫び声である。
「何だよ、今の叫び声。ブルーベリーみたいな色のツナギの男でも出たか?」
「なわけないでしょ、脱衣所にシャティを置いといたの。…うん、いい味ー♪ネロ、味見してみる?あーんして、あーん」
「なるほどな。ぁ…あーん。美味いな。お前も口開けろ、お返しだ。ほら」
「うん!あーん。うふふ、おいし♪」
ごく自然に差し出された物を口にするネロと逢夏。
ラブラブっぷりが羨ましすぎるぜ!
「いてぇっ!ちょ、ディーヴァ!やめ…ぎゃー!!」
「天誅!」
…っといったところで、またもダンテの声、そしてディーヴァの声が。
穏やかでのんびりしたキッチンの空気とは反対に、賑やかで楽しそう?なバスルームの空間。
ダンテとディーヴァの普段の生活が垣間見えて、面白い反面ディーヴァの行く末が少し不憫に感じるネロと逢夏だった。
「そういえば、逢夏はおせちとかおぞーにって食べた?」
今は1月前半で、お正月の真っ只中である。
加えて逢夏は日本人、ということはお節やお雑煮を作って食べたかもしれない。
そして、たくさん作っていたとしたらその残りが余っていたりするかも!などと考え、ディーヴァはワクワクテカテカしながら逢夏に聞いた。
「食べた食べた。毎年頑張って作るんだよ。ただ、不思議な味だの甘いだのってネロがねぇ~なんかちょっと不評?なんだぁ…」
その時のネロの言葉を思い出してショボンとする逢夏。
「美味しいのにね。あたし、特にかまぼこと八幡巻きとお煮しめとくりきんとん?あれが好き!あとお餅!」
「なら、いっぱい作っちゃってまだ残ってるから朝ご飯に出そうかな!お雑煮も作ってさ」
日本人以外には不評だとばかり思っていたが、思わぬところからの助っ人の登場に逢夏の目がキランと輝く。
ディーヴァと、そしてダンテならばたくさん食べてくれそうな気がする。
「うゎーい!あ、ダンテが伊達巻好きだからそれもあると嬉しいな」
「りょーかい!腕がなるねー!!」
「ふふっ、楽しみー!」
逢夏はキッチンでお雑煮の下ごしらえに、ディーヴァは着替えをもってバスルームへとそれぞれ向かった。
「味付け完了!あとは煮込むだけっと!」
コトコトと汁たっぷりでお雑煮の具材を煮込んでいると、ネロが階段から降りてきた。
「おはよ、逢夏。出し汁のいい匂いだな」
「おはよう、ネロ。今日はお雑煮だよ」
挨拶と共に軽いハグとおはようのキスをお互いの頬に落としていれば、次いでダンテも降りてくる。
「逢夏とディーヴァの会話が聞こえた。ディーヴァは今バスルームでシャワーだろ?オレも入らせろ!」
開口一番にこれだ。
いちゃいちゃ幸せな表情から一転、逢夏とネロは白い目をダンテに向けた。
「ネロー?」
「ああ、わかってる」
ポキポキと右腕を鳴らすネロ。
朝一番のバスター、いっきまーす!
だが、ネロが伸ばした右腕はダンテを捕らえることならず、そこには何か違うものを掴む感触が。
「はぁ?」
よく見ればそれは丸太ん棒。
一瞬で、ダンテとすり替わったらしい。
「ハハハ、残念だったな。それは変わり身の術ですり替わった丸太だぜ」
ダンテ本人は、すでにバスルームへ続く扉の前。
ヒラヒラと手を振り、中へ入らんとするところであった。
「お前は忍者か!」
「ってか、その丸太はどこから取り出したんだか…」
ネロと逢夏のダブルツッコミを無視し、ダンテは天使の禊を覗きに向かう。
「おいダンテ、怒られるぞ。待てって」
「大丈夫だよ、ネロ」
ネロも連れ戻そうと動くが、逢夏のストップの前にそこで立ち止まる。
「いいのか、逢夏」
「入っちゃったならしょうがないよ、ネロが入るわけにいかないでしょ?」
「まぁな」
「それに…」
「それに?」
「ふふ、心配しなくても大丈夫…『アッーーーー!!』…ね?」
これはダンテの叫び声である。
「何だよ、今の叫び声。ブルーベリーみたいな色のツナギの男でも出たか?」
「なわけないでしょ、脱衣所にシャティを置いといたの。…うん、いい味ー♪ネロ、味見してみる?あーんして、あーん」
「なるほどな。ぁ…あーん。美味いな。お前も口開けろ、お返しだ。ほら」
「うん!あーん。うふふ、おいし♪」
ごく自然に差し出された物を口にするネロと逢夏。
ラブラブっぷりが羨ましすぎるぜ!
「いてぇっ!ちょ、ディーヴァ!やめ…ぎゃー!!」
「天誅!」
…っといったところで、またもダンテの声、そしてディーヴァの声が。
穏やかでのんびりしたキッチンの空気とは反対に、賑やかで楽しそう?なバスルームの空間。
ダンテとディーヴァの普段の生活が垣間見えて、面白い反面ディーヴァの行く末が少し不憫に感じるネロと逢夏だった。