御神籤 四枚目
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開かずの間の前に立つ3人。
が、それを阻むシャティが胡乱気に3人を見上げていた。
「何の用だ。
主は今大変傷ついている、出直せ。」
「そう言う訳にもいかねぇんだ。
この通り、こっちは反省してる。
とりあえず話をさせろって。」
「特にお前はならん。
だいたい、その態度の何処が反省しているのだ。」
「はぁ?
んだとこら、猫の分際で。」
「今は獅子だ。」
「猫もライオンもかわりゃしねぇよ。」
「ダンテってば!
…ごめんね、シャティ。
気持ちは分かるんだけど…その、お話させてほしい…な?」
一言も喋らないネロの代わりに必死に交渉を図るディーヴァと火に油を注ぐダンテ。
が、ディーヴァの必死さに心打たれたのかシャティは猫の姿に戻るとそっとそこを退いた。
「ただし、1人ずつだぞ。
主は頑固だがそれ以上にああ見えて傷つきやすい方だ。
大人数で囲まれてしまうと頑なになられて話にならぬぞ。」
「分かった。
アドバイスしてくれてありがとう。」
というわけで1人ずつ。
他はちょっと離れた場所から見守る事になった。
さて、まずトップバッターは?
「じゃあオレ。」
「ちゃんと自分の所為であってネロだけの所為じゃないってことを言ってね?」
「わかってら。」
「あと、ちゃんと謝ること。」
「だから…分かってるって。」
「ほんとかなぁ。」
心配しながらもダンテを見送るディーヴァとネロ。
2人の視線を背に受け止めながらダンテは部屋のドアをノックした。
「おい、聞いてるか?
ネロが心配してんぞ、出てきてやれよ。」
「……あれ、反省してる態度かな?」
「少なくとも俺ならそうじゃないと判断するだろうな。」
「だよ、ね?」
これ以上機嫌を損ねるんじゃないかとハラハラして見守る2人を他所にダンテは更に強気な口調で言い募る。
「気付いてんだろうけど、オレがネロを唆した結果で全部が全部ネロが望んだ結果じゃねぇ。
悪かった、だから出てこい。」
「……返事ないね。」
「いや…なんか物音がする。」
ネロが言った通り、耳を澄ますとようやく聞き取れるほど微かな物音が部屋の中から響く。
が、それに気付いているのか気付いていないのか。
返事が無い事にイライラし始めたダンテが銀髪を掻きむしり、大きな息を吐いた。
「おいこら、…いい加減にしろよ?
悪かったって謝ってんだろ?
この中で一番いい年してるくせになにうじうじうじうじガキみたいに意地けてんだ。
大体オレはな、ディーヴァのイイ姿を拝みたかっただけでお前なんか興味ねぇってのにこんな事に駆り出されて苛ついてんだよ。
気付け、この馬鹿。」
「ダンテーーーー!!
ストップ!ストップだってば!」
「やっぱり。
…アイツが馬鹿じゃなくて任せた俺が馬鹿だった。」
見守り組の2人が身を乗り出して、ダンテの回収に向かおうとした時だった。
ドアが少しだけ開く。
部屋から出てきた訳ではないのでディーヴァとネロには逢夏の姿を確認する事は出来なかったが、ダンテの顔が引き攣った事だけは分かった。
「……やっぱり、ころさなきゃ。」
「や…逢夏?
謝る、マジで謝るからそれは…それだけはやめろ!」
「ネロ以外のアイツの直系は滅ぼさなきゃ、…ね。」
ぼそりぼそりと響く低い声。
その途端、紫色の稲妻がピシャン!と竹の割れるような轟音を響かせダンテを打った。
かと思うとずるずると壁を伝って崩れるダンテの顔のすぐ横に二振りの剣、先ほどのアグニとルドラが突き刺さる。
そしてまたバタン!とドアが閉まった…と思うとすぐに少し開けられた隙間からはケルベロスが凄まじい力で投げられダンテの脳天に直撃。
そして再びドアは固く閉じられた。
その後、同じく実は見守っていたシャティに再び頭から齧られたのは言うまでもない。
が、それを阻むシャティが胡乱気に3人を見上げていた。
「何の用だ。
主は今大変傷ついている、出直せ。」
「そう言う訳にもいかねぇんだ。
この通り、こっちは反省してる。
とりあえず話をさせろって。」
「特にお前はならん。
だいたい、その態度の何処が反省しているのだ。」
「はぁ?
んだとこら、猫の分際で。」
「今は獅子だ。」
「猫もライオンもかわりゃしねぇよ。」
「ダンテってば!
…ごめんね、シャティ。
気持ちは分かるんだけど…その、お話させてほしい…な?」
一言も喋らないネロの代わりに必死に交渉を図るディーヴァと火に油を注ぐダンテ。
が、ディーヴァの必死さに心打たれたのかシャティは猫の姿に戻るとそっとそこを退いた。
「ただし、1人ずつだぞ。
主は頑固だがそれ以上にああ見えて傷つきやすい方だ。
大人数で囲まれてしまうと頑なになられて話にならぬぞ。」
「分かった。
アドバイスしてくれてありがとう。」
というわけで1人ずつ。
他はちょっと離れた場所から見守る事になった。
さて、まずトップバッターは?
「じゃあオレ。」
「ちゃんと自分の所為であってネロだけの所為じゃないってことを言ってね?」
「わかってら。」
「あと、ちゃんと謝ること。」
「だから…分かってるって。」
「ほんとかなぁ。」
心配しながらもダンテを見送るディーヴァとネロ。
2人の視線を背に受け止めながらダンテは部屋のドアをノックした。
「おい、聞いてるか?
ネロが心配してんぞ、出てきてやれよ。」
「……あれ、反省してる態度かな?」
「少なくとも俺ならそうじゃないと判断するだろうな。」
「だよ、ね?」
これ以上機嫌を損ねるんじゃないかとハラハラして見守る2人を他所にダンテは更に強気な口調で言い募る。
「気付いてんだろうけど、オレがネロを唆した結果で全部が全部ネロが望んだ結果じゃねぇ。
悪かった、だから出てこい。」
「……返事ないね。」
「いや…なんか物音がする。」
ネロが言った通り、耳を澄ますとようやく聞き取れるほど微かな物音が部屋の中から響く。
が、それに気付いているのか気付いていないのか。
返事が無い事にイライラし始めたダンテが銀髪を掻きむしり、大きな息を吐いた。
「おいこら、…いい加減にしろよ?
悪かったって謝ってんだろ?
この中で一番いい年してるくせになにうじうじうじうじガキみたいに意地けてんだ。
大体オレはな、ディーヴァのイイ姿を拝みたかっただけでお前なんか興味ねぇってのにこんな事に駆り出されて苛ついてんだよ。
気付け、この馬鹿。」
「ダンテーーーー!!
ストップ!ストップだってば!」
「やっぱり。
…アイツが馬鹿じゃなくて任せた俺が馬鹿だった。」
見守り組の2人が身を乗り出して、ダンテの回収に向かおうとした時だった。
ドアが少しだけ開く。
部屋から出てきた訳ではないのでディーヴァとネロには逢夏の姿を確認する事は出来なかったが、ダンテの顔が引き攣った事だけは分かった。
「……やっぱり、ころさなきゃ。」
「や…逢夏?
謝る、マジで謝るからそれは…それだけはやめろ!」
「ネロ以外のアイツの直系は滅ぼさなきゃ、…ね。」
ぼそりぼそりと響く低い声。
その途端、紫色の稲妻がピシャン!と竹の割れるような轟音を響かせダンテを打った。
かと思うとずるずると壁を伝って崩れるダンテの顔のすぐ横に二振りの剣、先ほどのアグニとルドラが突き刺さる。
そしてまたバタン!とドアが閉まった…と思うとすぐに少し開けられた隙間からはケルベロスが凄まじい力で投げられダンテの脳天に直撃。
そして再びドアは固く閉じられた。
その後、同じく実は見守っていたシャティに再び頭から齧られたのは言うまでもない。