御神籤 四枚目
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ダンテの着ていた黒コートをしっかりと着込んだディーヴァが目の周りを腫らし、頬を赤く染めてプリプリと怒りを露にする前で大の男2人と悪魔が正座をしていた。
「要するにネロがダンテの提案に驚いて思わず声にしちゃったのを悪魔さんが願いとして聞き入れちゃった、そういうことね?」
「その通り!オレは提案しただけだ。
そんな姿を想像したのはネロであってオレじゃない。
信じてくれよ、ディーヴァ。」
「だまらっしゃい!
どうせダンテがネロを唆したんでしょ!
だってどう考えたってこんな格好はダンテの発想だもん。
でも、……ネロもネロだよ。
逢夏、すごく傷ついてたよ?」
「……………分かってる。」
逢夏の部屋は天岩戸の如く固く閉じられており、しかも今回ばかりは庇えないとシャティが門番を務めているほど。
ちなみに今の下着の姿は少なくとも願いの期限である24時間の間は着替えることができないらしく
ディーヴァは伸びてきたダンテの手をぴしゃりと叩き払いながら落ち込むネロを見ていた。
「仲直りしなきゃ。
…どうすればいいのか、あたしには全然わからないけど…。
でも、とにかくまずは今回の事はダンテの所為だって逢夏に教えてあげなきゃ!」
ネロは悪くないよ!あ、でもやっぱり…ちょっぴり悪いかな?
無理矢理に苦笑いを浮かべながらディーヴァがネロを励まそうとする、がそれにネロは首を横に振った。
「ダンテが関わってることなら逢夏はもう分かってる。
その上でああ言ったってことは、…逢夏は俺の責任だって、そう言ってるはずなんだ。」
「ネロ……。」
「お、夫婦喧嘩か。
さっきまでラブラブだったのに、い゛っ!?」
「ダンテ?……いい加減空気をよみなさぁい!!!」
「いてぇ、いてぇよ!ディーヴァ!
…あ、いや?もっと叩いてくれても良いんだぜ?いい眺めが拝めるんならな。」
「へ?…ひゃぁ!!?
も~~~~~~!ダンテのエッチ!!!」
「いってぇ!!」
ぽかぽかと正座したままのダンテの頭を叩いていたディーヴァはダンテの視線が腕を細やかに動かす事で翻るコートの中身に釘付けなのに気付くとすぐさまコートの前を手で掴み止めて隠す。
極めつけにはそこらに置いてあったスリッパでダンテの頭に叩き付けた。
と、そんな賑やかで微笑ましい(?)光景が繰り広げられているにも関わらず…
やはりネロの表情は暗い。
それにようやくダンテもようやくばつが悪そうに表情を歪ませた。
頬を人差し指で掻きながらディーヴァを頼る様に見つめ、見つめられたディーヴァは困った顔をして首を傾げる。
するとふと思い立ったかの様にダンテが口を開いた。
「にしても…、なんで逢夏はあんなに怒ったんだろうな?」
「え?
もう!そんなの決まってるでしょ!?
いきなりこんな格好をさせられたら驚くし、恥ずかしいもん!」
「それだよ。
驚いて、恥ずかしいってのは分かる。
ディーヴァみたいになんでこんな事が起きたのかを聞いて、反省させる為に怒るってのも分かる。
けど逢夏はそういう前置きもなく怒ったんだろ?」
「…あ、それは……そう、だね?」
「言われてみれば…そうかもな。
…ディーヴァを巻き込んだってことに腹を立ててた気もするけど…それ以上の剣幕だった気も……しないこともない。」
う~ん?
三人揃って腕を組んで考えてみるのは"悪魔"の気持ち。
案外その理由は単純な気も、否しかし長生きな悪魔なりの複雑な考えに基づいている気もする。
「わかんない、ね。」
「だなぁ。」
「…………どうにかして怒りを収めてもらうしかないよな。」
またまた三人揃って今度は大きなため息。
深刻な空気が流れるリビング、そこでネロと同じく暗い表情をして悩むディーヴァ……にゆっくりと魔の手が……。
「ダンテはもっと反省しなさい!」
「いてっ!」
「お前、懲りねぇな。
こっちは罪悪感でいっぱいだってのに。」
「んなこといったってなぁ!
こちとらお前の積極的な嫁と違ってサービスもご奉仕もそうそうあるもんじゃねぇんだよ!
今手を出さなくて何時手を出すってん……ぁだっ!?」
「もうお前は黙れ、…………頼むから。」
「ダンテ…何言ってるのかよくわかんないけど、今のネロをこれ以上怒らせないで。
その、…協力してくれたら、ね?
キス…してあげるから。」
「本当か!?絶対だからな!?」
「うんうん…絶対ね。」
ネロの右手による制裁で一瞬は床に沈んだダンテがディーヴァの提案に蘇ったと思うとすぐさま抱きつく。
本当は非常に抱きつかれるのは遠慮したい格好なのだが…この時ばかりはネロの逆鱗をこれ以上逆なでさせない様にとディーヴァも苦心するのでした。
「要するにネロがダンテの提案に驚いて思わず声にしちゃったのを悪魔さんが願いとして聞き入れちゃった、そういうことね?」
「その通り!オレは提案しただけだ。
そんな姿を想像したのはネロであってオレじゃない。
信じてくれよ、ディーヴァ。」
「だまらっしゃい!
どうせダンテがネロを唆したんでしょ!
だってどう考えたってこんな格好はダンテの発想だもん。
でも、……ネロもネロだよ。
逢夏、すごく傷ついてたよ?」
「……………分かってる。」
逢夏の部屋は天岩戸の如く固く閉じられており、しかも今回ばかりは庇えないとシャティが門番を務めているほど。
ちなみに今の下着の姿は少なくとも願いの期限である24時間の間は着替えることができないらしく
ディーヴァは伸びてきたダンテの手をぴしゃりと叩き払いながら落ち込むネロを見ていた。
「仲直りしなきゃ。
…どうすればいいのか、あたしには全然わからないけど…。
でも、とにかくまずは今回の事はダンテの所為だって逢夏に教えてあげなきゃ!」
ネロは悪くないよ!あ、でもやっぱり…ちょっぴり悪いかな?
無理矢理に苦笑いを浮かべながらディーヴァがネロを励まそうとする、がそれにネロは首を横に振った。
「ダンテが関わってることなら逢夏はもう分かってる。
その上でああ言ったってことは、…逢夏は俺の責任だって、そう言ってるはずなんだ。」
「ネロ……。」
「お、夫婦喧嘩か。
さっきまでラブラブだったのに、い゛っ!?」
「ダンテ?……いい加減空気をよみなさぁい!!!」
「いてぇ、いてぇよ!ディーヴァ!
…あ、いや?もっと叩いてくれても良いんだぜ?いい眺めが拝めるんならな。」
「へ?…ひゃぁ!!?
も~~~~~~!ダンテのエッチ!!!」
「いってぇ!!」
ぽかぽかと正座したままのダンテの頭を叩いていたディーヴァはダンテの視線が腕を細やかに動かす事で翻るコートの中身に釘付けなのに気付くとすぐさまコートの前を手で掴み止めて隠す。
極めつけにはそこらに置いてあったスリッパでダンテの頭に叩き付けた。
と、そんな賑やかで微笑ましい(?)光景が繰り広げられているにも関わらず…
やはりネロの表情は暗い。
それにようやくダンテもようやくばつが悪そうに表情を歪ませた。
頬を人差し指で掻きながらディーヴァを頼る様に見つめ、見つめられたディーヴァは困った顔をして首を傾げる。
するとふと思い立ったかの様にダンテが口を開いた。
「にしても…、なんで逢夏はあんなに怒ったんだろうな?」
「え?
もう!そんなの決まってるでしょ!?
いきなりこんな格好をさせられたら驚くし、恥ずかしいもん!」
「それだよ。
驚いて、恥ずかしいってのは分かる。
ディーヴァみたいになんでこんな事が起きたのかを聞いて、反省させる為に怒るってのも分かる。
けど逢夏はそういう前置きもなく怒ったんだろ?」
「…あ、それは……そう、だね?」
「言われてみれば…そうかもな。
…ディーヴァを巻き込んだってことに腹を立ててた気もするけど…それ以上の剣幕だった気も……しないこともない。」
う~ん?
三人揃って腕を組んで考えてみるのは"悪魔"の気持ち。
案外その理由は単純な気も、否しかし長生きな悪魔なりの複雑な考えに基づいている気もする。
「わかんない、ね。」
「だなぁ。」
「…………どうにかして怒りを収めてもらうしかないよな。」
またまた三人揃って今度は大きなため息。
深刻な空気が流れるリビング、そこでネロと同じく暗い表情をして悩むディーヴァ……にゆっくりと魔の手が……。
「ダンテはもっと反省しなさい!」
「いてっ!」
「お前、懲りねぇな。
こっちは罪悪感でいっぱいだってのに。」
「んなこといったってなぁ!
こちとらお前の積極的な嫁と違ってサービスもご奉仕もそうそうあるもんじゃねぇんだよ!
今手を出さなくて何時手を出すってん……ぁだっ!?」
「もうお前は黙れ、…………頼むから。」
「ダンテ…何言ってるのかよくわかんないけど、今のネロをこれ以上怒らせないで。
その、…協力してくれたら、ね?
キス…してあげるから。」
「本当か!?絶対だからな!?」
「うんうん…絶対ね。」
ネロの右手による制裁で一瞬は床に沈んだダンテがディーヴァの提案に蘇ったと思うとすぐさま抱きつく。
本当は非常に抱きつかれるのは遠慮したい格好なのだが…この時ばかりはネロの逆鱗をこれ以上逆なでさせない様にとディーヴァも苦心するのでした。