御神籤 プロローグ
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「でぇっ!」
ぽんっという軽い音と共に落ちてきたのは、ファーのついた黒いフード付きの上着を着込んだ男だった。
「下が柔らかくて助かったぜ…」
仰向けで落ちてきた男は、銀髪頭をガシガシかいて呟く。
「あのヤロォ…了承もなしにいきなり連れてくるなんてな…」
ぶつくさ文句を垂れるその声は…。
「ダンテ、か…?」
「あの悪魔さん、ホントに連れてきちゃったの!?」
ソファーで座っていたネロと逢夏が、驚いた顔でダンテを見る。
ダンテも顔をあげて2人を目に映した。
「んあ、お前ら…ネロと逢夏か!ハハ、かわらねぇな」
「そりゃ、あれからまだ1年だもの」
「へぇ、こっちじゃ1年しか経ってねぇのか…」
『あれ』…つまり、ネロと逢夏、ダンテとディーヴァがボードゲームで悪魔に遊ばれてからまだ1年。
こちらとあちらで、時間の流れ方がずいぶん違うようだ。
「ダンテはけっこうかわったね」
ダンテの姿を上から下まで、フンフン言いながら眺めた逢夏が言う。
「前より大人っぽくなったというか、うーん…どっちかっていうと近所のお兄ちゃんって感じ。髪も長くなったし、あと服が赤じゃない」
「ダンテっていうと赤だからな、一瞬誰かと思ったぜ」
トレードマークの赤いコートもなければ、パーソナルカラーの赤などどこにも使われていない服装。
今はどちらかというとモノトーンでまとめてあり、やけに暖かそうな格好だった。
「ディーヴァが『黒は熱を吸収して一緒にいると暖かい』って選んだんだ。まったく、オレはカイロかっつーの。…って、ディーヴァはどこだ!」
慌てたように探すダンテ。
まさか、ダンテだけがここへ来て、ディーヴァは時空の狭間にでも取り残されてやしないだろうか。
焦るダンテに向かって、ちょいちょいと下を指す2人。
「下だ、下」
「ダンテ、下見て!」
「ん、下ぁ?」
やわらか~いクッションでも敷いてあったかと思いきや、そこにあったのはディーヴァの体。
なんと、ディーヴァの柔らかな肉体の上に着地していたらしい。
「重い~…ダ、ダンテ、どいてぇ…」
「うわ、悪いディーヴァ!」
急いでどいて、潰されて疲弊するディーヴァを立たせたダンテ。
そんなダンテに、非難がましい目を送ってから、ディーヴァは懐かしき友人に笑顔を向けた。
「逢夏!ネロ!久しぶり!」
「ディーヴァちゃん、久しぶりー!!」
「よ、元気してたか?」
「うん!」
挨拶の言葉もそこそこに、女性陣はぎゅーっとハグしあった。
「やーん、懐かしのディーヴァちゃんのやわらかお肌!」
「ふふ、逢夏くすぐったいよー!逢夏だって、お肌ぷにぷにで気持ちいいじゃん!」
そしてそれを羨むダンテ。
「いいよな、女同士だとそうやって抱き合ってもどこ触ってもおとがめなしで」
「お前、そういうとこは相変わらずだな…」
外見が多少変わっても、どこまでいってもダンテはダンテだった。
ぽんっという軽い音と共に落ちてきたのは、ファーのついた黒いフード付きの上着を着込んだ男だった。
「下が柔らかくて助かったぜ…」
仰向けで落ちてきた男は、銀髪頭をガシガシかいて呟く。
「あのヤロォ…了承もなしにいきなり連れてくるなんてな…」
ぶつくさ文句を垂れるその声は…。
「ダンテ、か…?」
「あの悪魔さん、ホントに連れてきちゃったの!?」
ソファーで座っていたネロと逢夏が、驚いた顔でダンテを見る。
ダンテも顔をあげて2人を目に映した。
「んあ、お前ら…ネロと逢夏か!ハハ、かわらねぇな」
「そりゃ、あれからまだ1年だもの」
「へぇ、こっちじゃ1年しか経ってねぇのか…」
『あれ』…つまり、ネロと逢夏、ダンテとディーヴァがボードゲームで悪魔に遊ばれてからまだ1年。
こちらとあちらで、時間の流れ方がずいぶん違うようだ。
「ダンテはけっこうかわったね」
ダンテの姿を上から下まで、フンフン言いながら眺めた逢夏が言う。
「前より大人っぽくなったというか、うーん…どっちかっていうと近所のお兄ちゃんって感じ。髪も長くなったし、あと服が赤じゃない」
「ダンテっていうと赤だからな、一瞬誰かと思ったぜ」
トレードマークの赤いコートもなければ、パーソナルカラーの赤などどこにも使われていない服装。
今はどちらかというとモノトーンでまとめてあり、やけに暖かそうな格好だった。
「ディーヴァが『黒は熱を吸収して一緒にいると暖かい』って選んだんだ。まったく、オレはカイロかっつーの。…って、ディーヴァはどこだ!」
慌てたように探すダンテ。
まさか、ダンテだけがここへ来て、ディーヴァは時空の狭間にでも取り残されてやしないだろうか。
焦るダンテに向かって、ちょいちょいと下を指す2人。
「下だ、下」
「ダンテ、下見て!」
「ん、下ぁ?」
やわらか~いクッションでも敷いてあったかと思いきや、そこにあったのはディーヴァの体。
なんと、ディーヴァの柔らかな肉体の上に着地していたらしい。
「重い~…ダ、ダンテ、どいてぇ…」
「うわ、悪いディーヴァ!」
急いでどいて、潰されて疲弊するディーヴァを立たせたダンテ。
そんなダンテに、非難がましい目を送ってから、ディーヴァは懐かしき友人に笑顔を向けた。
「逢夏!ネロ!久しぶり!」
「ディーヴァちゃん、久しぶりー!!」
「よ、元気してたか?」
「うん!」
挨拶の言葉もそこそこに、女性陣はぎゅーっとハグしあった。
「やーん、懐かしのディーヴァちゃんのやわらかお肌!」
「ふふ、逢夏くすぐったいよー!逢夏だって、お肌ぷにぷにで気持ちいいじゃん!」
そしてそれを羨むダンテ。
「いいよな、女同士だとそうやって抱き合ってもどこ触ってもおとがめなしで」
「お前、そういうとこは相変わらずだな…」
外見が多少変わっても、どこまでいってもダンテはダンテだった。