御神籤 三枚目
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闇夜をバックに佇む巨大な塔。
「うわ、でっけぇな」
「ひゃー!懐かしいなー。何年…ううん、何百年ぶりだろ」
巨大、といえどもフォルムを見るに、第1段階の時の大きさ。
まだ魔界の扉の開く前、ちょうど塔が出現した直後くらいの大きさである。
今回、どこまで昇ればいいのかよくわからないが、まだまだ低い方だ。
ダンテにしてみればここは、感慨深いものを感じずにはいられない場所。
「まさか…」
「ん?」
「まさかまたここに、来る事になるとはな…」
塔の入口から静かに上を見上げるダンテ。
シリアス全開な表情だが…?
「パンツ一丁で言われてもカッコ悪いよ」
「るせぇわ!好きでこんなカッコしてるわけじゃねぇよ。うう、さぶっ」
ひゅる~。
1月の冷たい風がパンツ一丁の肌に容赦なく吹きつける。
半魔といえど、この格好で外は寒い。
「確かに寒そうだな。サッサと入ってサッサと悪魔をぶっ飛ばすか」
「入口に近づくにつれて更に寒くなってるけどね!」
入口には、門番がいる。
冷たい冷たい、冷気を吐き出す氷のワンちゃんが。
内容的には、その門番を打ち負かすのが最初の試練のはず。
とすれば…。
「ちょい待て。オレはこの恥ずかしい格好で戦うのかよ。武器は?」
寒そうにブルブル凍えるという貴重なダンテを、上から下まで眺めたネロと逢夏。
2人揃って~。
「「…パンツ?」」
「パンツじゃさすがに戦えねぇわ」
ごもっとも。
逢夏は夜空に向かって叫んだ。
「悪魔さーん!」
「アぃ!ぉンだァ?」
「呼んだ呼んだ!パンツマンのままじゃ戦えないみたいだし「おい、パンツマンってなんだよ」家から武器持ってきていい?」
「ぉKォけェ!」
悪魔のオーケーサインとともに、ど⚫︎でもドアのような物が出現!
がちゃりと開けると、そこは先ほどまでいたネロと逢夏の愛の巣だった。
「んじゃ、ちょいと行ってくるねー」
何も疑問に思うことなく、逢夏は軽いノリで、その場からログアウト。
「は…?戻れるのかよ!」
「んじゃ、俺もブルーローズとレッドクイーン持ってくるかな」
「って、お前もか!」
ネロも逢夏と同じく、軽ーいノリでログアウトした。
1分とかからず戻ってきた2人の腕には武器があり、ネロはブルーローズをガンホルダーに、レッドクイーンを担いでいた。
ご丁寧に仕事着のコートまで着込む始末。
…なんかズルい。
「ん?逢夏の持ってるやつ…」
と、ここで逢夏の持つ武器が目に入る。
逢夏の腕にあるのは、ダンテの見慣れた…でも、何だか年季の入っていそうな魔具。
「ああ、これ?こっちのダンテから強奪…じゃない、貰ったの」
「今、強奪って聞こえたんだが」
「気にしない気にしない。これ使えばいいよー。どうせ同じ『ダンテ』だから使えるでしょ」
「う、うんー?まあ、そだな」
こんな態度とられてるのか。
こっちのオレ…かわいそうな気がする。
「『ダンテ使わないなら貰うねー』って感じで無理やりぶんどってきたらしいんだけど、まあ…他に武器ないし使っとけよ」
渡された魔具は、ダンテにはお馴染みのケルベロス・双剣・ネヴァン・ベオウルフだった。
というか、この魔具の元になっている悪魔と戦いに行くというのにいいのか?
ダンテは複雑そうな顔をしながら、ベオウルフを装備し、背に他の武器を吊った。
「つか、持ってくるならオレになんか服も持ってこいよ!」
「「忘れてた」」
パンツ一丁にベオウルフ装備。
その背中に逢夏が唯一持ってきた、抱っこ紐のような物で武器を吊っているのだ。
ケルベロスに至っては、パンツの布で挟む始末。
うわ、ケルベロスかわいそう…。
「うわ、でっけぇな」
「ひゃー!懐かしいなー。何年…ううん、何百年ぶりだろ」
巨大、といえどもフォルムを見るに、第1段階の時の大きさ。
まだ魔界の扉の開く前、ちょうど塔が出現した直後くらいの大きさである。
今回、どこまで昇ればいいのかよくわからないが、まだまだ低い方だ。
ダンテにしてみればここは、感慨深いものを感じずにはいられない場所。
「まさか…」
「ん?」
「まさかまたここに、来る事になるとはな…」
塔の入口から静かに上を見上げるダンテ。
シリアス全開な表情だが…?
「パンツ一丁で言われてもカッコ悪いよ」
「るせぇわ!好きでこんなカッコしてるわけじゃねぇよ。うう、さぶっ」
ひゅる~。
1月の冷たい風がパンツ一丁の肌に容赦なく吹きつける。
半魔といえど、この格好で外は寒い。
「確かに寒そうだな。サッサと入ってサッサと悪魔をぶっ飛ばすか」
「入口に近づくにつれて更に寒くなってるけどね!」
入口には、門番がいる。
冷たい冷たい、冷気を吐き出す氷のワンちゃんが。
内容的には、その門番を打ち負かすのが最初の試練のはず。
とすれば…。
「ちょい待て。オレはこの恥ずかしい格好で戦うのかよ。武器は?」
寒そうにブルブル凍えるという貴重なダンテを、上から下まで眺めたネロと逢夏。
2人揃って~。
「「…パンツ?」」
「パンツじゃさすがに戦えねぇわ」
ごもっとも。
逢夏は夜空に向かって叫んだ。
「悪魔さーん!」
「アぃ!ぉンだァ?」
「呼んだ呼んだ!パンツマンのままじゃ戦えないみたいだし「おい、パンツマンってなんだよ」家から武器持ってきていい?」
「ぉKォけェ!」
悪魔のオーケーサインとともに、ど⚫︎でもドアのような物が出現!
がちゃりと開けると、そこは先ほどまでいたネロと逢夏の愛の巣だった。
「んじゃ、ちょいと行ってくるねー」
何も疑問に思うことなく、逢夏は軽いノリで、その場からログアウト。
「は…?戻れるのかよ!」
「んじゃ、俺もブルーローズとレッドクイーン持ってくるかな」
「って、お前もか!」
ネロも逢夏と同じく、軽ーいノリでログアウトした。
1分とかからず戻ってきた2人の腕には武器があり、ネロはブルーローズをガンホルダーに、レッドクイーンを担いでいた。
ご丁寧に仕事着のコートまで着込む始末。
…なんかズルい。
「ん?逢夏の持ってるやつ…」
と、ここで逢夏の持つ武器が目に入る。
逢夏の腕にあるのは、ダンテの見慣れた…でも、何だか年季の入っていそうな魔具。
「ああ、これ?こっちのダンテから強奪…じゃない、貰ったの」
「今、強奪って聞こえたんだが」
「気にしない気にしない。これ使えばいいよー。どうせ同じ『ダンテ』だから使えるでしょ」
「う、うんー?まあ、そだな」
こんな態度とられてるのか。
こっちのオレ…かわいそうな気がする。
「『ダンテ使わないなら貰うねー』って感じで無理やりぶんどってきたらしいんだけど、まあ…他に武器ないし使っとけよ」
渡された魔具は、ダンテにはお馴染みのケルベロス・双剣・ネヴァン・ベオウルフだった。
というか、この魔具の元になっている悪魔と戦いに行くというのにいいのか?
ダンテは複雑そうな顔をしながら、ベオウルフを装備し、背に他の武器を吊った。
「つか、持ってくるならオレになんか服も持ってこいよ!」
「「忘れてた」」
パンツ一丁にベオウルフ装備。
その背中に逢夏が唯一持ってきた、抱っこ紐のような物で武器を吊っているのだ。
ケルベロスに至っては、パンツの布で挟む始末。
うわ、ケルベロスかわいそう…。