御神籤 二枚目
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「いやぁ…本当にいたなんて…。
やっぱり天使の幸運って侮れないものなんだねぇ…。」
「そんな事より悪魔さんが無事で良かったよ。」
「テんぃ~~~~!
ぉデ、こあぁっタ~~~~!!」
「なんだよあのでかさ。
リバイアサンだって苦労したってのに。」
「苦労したって俺はリバイアサンを殺ったお前に驚きだよ。
あんなのどうやってやるんだよ。」
「どうやってって…中から?」
「…………絶対あいつの退治は受けおわねぇ。」
口々に思った事を声にしながら4人は元来た道を戻り始めた。
命の危険に晒された悪魔はディーヴァの肩に腰掛けて首もとにすり寄り
逢夏は1人うんうんと頷きながら噂の真相に驚き
ダンテとネロは今までに退治した悪魔の話に花が咲き始める。
なんて、そんなときに逢夏の足が止まった。
「そういえば悪魔さん、そろそろ帰る時間だよね。」
「ぉオ!ほンおぁ!!
ソろおロ、ヵえう!!」
「やっとかよ…。」
「時間にしたら短かったんだろうけど結構濃い内容だったかも…な。」
「早くお家に帰りたいよぉ!」
「うん。
でもその前にね。
皆様、最後に前方をご覧ください。」
すっかり元気を取り戻した悪魔と一緒に逢夏が伸ばした手で差した先の光景に3人が釘付けになる。
そこには一番最初、リバイアサンに乗って下った滝がある渓谷が凄然と聳えていた。
あの場で思った通り、渓谷の頂点は雲を…空をも破って見る事が叶わない程高い。
そんな見えない天辺を見つめながら、ぽつりと逢夏は説明を始めた。
「あの上、天国じゃなくてね…人間界に繋がってるんだ。
詳しく言うと天辺にある塔が、なんだけど。」
「塔?
塔…って?」
「ダンテはもちろん、もしかしたらディーヴァちゃんもしってるかも。
その塔はね、…テメンニグルっていうんだよ。」
「…は?」
いつかに聞いた名前にダンテが声を上げて、驚きに目を見開きながら天を見る。
「さっき皆がレヴィアタンから降りた場所はね、実はディーヴァちゃんとダンテの世界のことは分からないけど…
少なくとも私とネロのいる世界ではダンテのお兄さんが落ちたその場所なの。
ごめん、なんか…その場だと言いづらくて言えなかった。」
だって。
言いかけた言葉を飲み込んだ逢夏が押し黙る。
その間にもダンテは睨む様に訪れた場所を見つめていた。
「本当にごめんなさい…ダンテ。
…助けてあげられたらよかったのに。
って、今はすごく後悔してる。
でも………助けたらきっとネロとの結婚は認めてくれなかったんじゃないかなーって、あは…あははは。」
「ダンテ……逢夏……。
…………あ、あれ?なんでそこでネロとの結婚が出てくるの?」
ダンテの沈黙を守る態度と真剣すぎる眼差しに苦し紛れに笑おうとする逢夏。
その2人に一度は声をかけようとしたディーヴァだったが、ふと出てきたネロに引っかかりを覚えた。
するとそれに難なく今まで普通にしていたネロが肩を竦めてディーヴァに視線をやる。
「ダンテの兄貴、バージルっていうんだっけ?
そいつは逢夏から力を奪おうとして半殺しにした張本人。
それでもって、俺の父親なんだってさ。」
「「え…?」」
ネロの何気ない重大発表に止まる時間。
さっきとは違う意味で目を見開いたダンテがその目を白黒させながらネロを見つめる。
が、そんな空気を読む事なくディーヴァの肩にいた悪魔がぴょこんと跳ねる。
「ぉマイら!いぁんナぃ!!ヵぇうーーーー!」
「おい、ちょっとまて!
ネロ、それはどういう!」
「どうもこうも、そういうことなんだって。
言い忘れてたけど、…これからもよろしくな。
ダンテお・じ・さ・ん。」
「こいつ!!」
「ダンテ、抑えて!落ち着いてってば!」
「いやぁ…半殺しにされかけたときには頭の中が沸騰するかと思うほど腹が立ったけど、今はもう感謝の思いしかないね。」
「そうだな。
逢夏が本格的な復讐を誓ったのもバージルの所為だって言ってたしな。」
「そんなことどーーーーだっていい!
お前、その話本当に本当なんだろうな!?」
「だからダンテ落ち着いてよー!」
途端賑やかになる4人。
しかし次の瞬間には4人の視界は再び漆黒に染まった。
----------------------------------------
あっという間に戻ってきた4人はリビングの真ん中に立っていた。
まさかの自体にダンテは何故か今にもネロに掴み掛からん状況でそれをディーヴァが必死に押し止め
対してネロはカラカラ笑いながら逢夏と笑い合っている始末。
辺りはいつの間にかは魔界と似た赤、夕日の色に包まれているような時間。
一時の魔界の小旅行を惜しむような、そんな色で満ちていた。
やっぱり天使の幸運って侮れないものなんだねぇ…。」
「そんな事より悪魔さんが無事で良かったよ。」
「テんぃ~~~~!
ぉデ、こあぁっタ~~~~!!」
「なんだよあのでかさ。
リバイアサンだって苦労したってのに。」
「苦労したって俺はリバイアサンを殺ったお前に驚きだよ。
あんなのどうやってやるんだよ。」
「どうやってって…中から?」
「…………絶対あいつの退治は受けおわねぇ。」
口々に思った事を声にしながら4人は元来た道を戻り始めた。
命の危険に晒された悪魔はディーヴァの肩に腰掛けて首もとにすり寄り
逢夏は1人うんうんと頷きながら噂の真相に驚き
ダンテとネロは今までに退治した悪魔の話に花が咲き始める。
なんて、そんなときに逢夏の足が止まった。
「そういえば悪魔さん、そろそろ帰る時間だよね。」
「ぉオ!ほンおぁ!!
ソろおロ、ヵえう!!」
「やっとかよ…。」
「時間にしたら短かったんだろうけど結構濃い内容だったかも…な。」
「早くお家に帰りたいよぉ!」
「うん。
でもその前にね。
皆様、最後に前方をご覧ください。」
すっかり元気を取り戻した悪魔と一緒に逢夏が伸ばした手で差した先の光景に3人が釘付けになる。
そこには一番最初、リバイアサンに乗って下った滝がある渓谷が凄然と聳えていた。
あの場で思った通り、渓谷の頂点は雲を…空をも破って見る事が叶わない程高い。
そんな見えない天辺を見つめながら、ぽつりと逢夏は説明を始めた。
「あの上、天国じゃなくてね…人間界に繋がってるんだ。
詳しく言うと天辺にある塔が、なんだけど。」
「塔?
塔…って?」
「ダンテはもちろん、もしかしたらディーヴァちゃんもしってるかも。
その塔はね、…テメンニグルっていうんだよ。」
「…は?」
いつかに聞いた名前にダンテが声を上げて、驚きに目を見開きながら天を見る。
「さっき皆がレヴィアタンから降りた場所はね、実はディーヴァちゃんとダンテの世界のことは分からないけど…
少なくとも私とネロのいる世界ではダンテのお兄さんが落ちたその場所なの。
ごめん、なんか…その場だと言いづらくて言えなかった。」
だって。
言いかけた言葉を飲み込んだ逢夏が押し黙る。
その間にもダンテは睨む様に訪れた場所を見つめていた。
「本当にごめんなさい…ダンテ。
…助けてあげられたらよかったのに。
って、今はすごく後悔してる。
でも………助けたらきっとネロとの結婚は認めてくれなかったんじゃないかなーって、あは…あははは。」
「ダンテ……逢夏……。
…………あ、あれ?なんでそこでネロとの結婚が出てくるの?」
ダンテの沈黙を守る態度と真剣すぎる眼差しに苦し紛れに笑おうとする逢夏。
その2人に一度は声をかけようとしたディーヴァだったが、ふと出てきたネロに引っかかりを覚えた。
するとそれに難なく今まで普通にしていたネロが肩を竦めてディーヴァに視線をやる。
「ダンテの兄貴、バージルっていうんだっけ?
そいつは逢夏から力を奪おうとして半殺しにした張本人。
それでもって、俺の父親なんだってさ。」
「「え…?」」
ネロの何気ない重大発表に止まる時間。
さっきとは違う意味で目を見開いたダンテがその目を白黒させながらネロを見つめる。
が、そんな空気を読む事なくディーヴァの肩にいた悪魔がぴょこんと跳ねる。
「ぉマイら!いぁんナぃ!!ヵぇうーーーー!」
「おい、ちょっとまて!
ネロ、それはどういう!」
「どうもこうも、そういうことなんだって。
言い忘れてたけど、…これからもよろしくな。
ダンテお・じ・さ・ん。」
「こいつ!!」
「ダンテ、抑えて!落ち着いてってば!」
「いやぁ…半殺しにされかけたときには頭の中が沸騰するかと思うほど腹が立ったけど、今はもう感謝の思いしかないね。」
「そうだな。
逢夏が本格的な復讐を誓ったのもバージルの所為だって言ってたしな。」
「そんなことどーーーーだっていい!
お前、その話本当に本当なんだろうな!?」
「だからダンテ落ち着いてよー!」
途端賑やかになる4人。
しかし次の瞬間には4人の視界は再び漆黒に染まった。
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あっという間に戻ってきた4人はリビングの真ん中に立っていた。
まさかの自体にダンテは何故か今にもネロに掴み掛からん状況でそれをディーヴァが必死に押し止め
対してネロはカラカラ笑いながら逢夏と笑い合っている始末。
辺りはいつの間にかは魔界と似た赤、夕日の色に包まれているような時間。
一時の魔界の小旅行を惜しむような、そんな色で満ちていた。