御神籤 二枚目
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魚のような、クジラのような。
あれ?この生き物、どこかで見た事あるような気がするぞ。
乗り物から降りたダンテとディーヴァはそう思いながらついさっきまで乗っていたその生き物が赤い水の中へと完全に消えていくのを見ていた。
その間にもそそくさ何かを準備していた逢夏。
徐にディーヴァの手にへと自らの手を伸ばした。
「どうしたの?」
「ここは魔界だから、ディーヴァちゃんの気配に悪魔が気付いたら大変でしょう?
手を繋いでる間は私が気配を消すから、ディーヴァちゃんは絶対に私の手を離さない事。
絶対だよ?」
「う、うん。」
「手を繋ぐだけって…本当にそれで大丈夫かぁ?
今は悪魔とは言え逢夏だって贄には変わらないんだろ。
お前ごと悪魔に襲われました…じゃあ、オレとネロが困るんだけど。」
武器等は全部家にあって、今ここには何もない。
丸腰の状態にあるダンテは特にあちらこちらを警戒しながらディーヴァの身をただただ心配していた。
するとそれには悪魔が元気よく飛び回って答えた。
「半ぷぁ者、ぁんシンすぅ!
ニぇ、結ヵいおスペやぃウと!」
「……なんだって?」
「逢夏は一応、結界に関しちゃスペシャリストってことになってるんだ。」
「結界だけじゃないよ!
暗示…特に誘惑とか、あとは贄の体を作る為の体質変化とか!」
「無い胸張って言う事じゃないからな。」
「なっ…まな板言うな!
一応これでも胸は…むぐーー!」
「なぁ、逢夏。
相手がダンテだからってそこまで言うのはどうなんだ?
…俺が嫉妬深いって知ってるだろ?」
「珍しくネロが怒ってる…。
というか、ダンテもダンテ!
そんな言い方酷いよ!」
ぷんぷん!
そんな擬態語でも付きそうな怒りの声を上げるディーヴァ…と、それを何故かネロの手に口を覆われたままの逢夏がニコニコ顔で見つめる。
視線に気がついたディーヴァが”怒っていないの?”ときょとんと不思議そうな顔を向ける。
前は体型の事をダンテに揶揄われる度に怒っていたのに…何故?
「震えが止まったね。」
「え…?」
「ディーヴァちゃんの手、最初震えてたから。
ごめんね、…怖がらせちゃったね。」
金色の目を伏せながら、"えへへ"と小さく声を漏らして笑う逢夏は握る手に込めていた力を少しだけ弱める。
が、すぐにその手が強く握り返された。
「ディーヴァ、ちゃん?」
「あたし、怖くないよ。
さっきも言ったでしょ。
逢夏は逢夏だよ。
どんな姿をしてても。」
「……ありがとっ!
えっと、じゃあそろそろいこっか?」
「ふぇ、…行く?どこに?」
「観光に!
だって今は魔界を観光する時間、でしょ?」
ぎゅっと握り直した手を引っ張りながらはにかんだ逢夏は3人を先導する。
その先は荒れ果てた平野に妖しい光が集う場所。
あれ?この生き物、どこかで見た事あるような気がするぞ。
乗り物から降りたダンテとディーヴァはそう思いながらついさっきまで乗っていたその生き物が赤い水の中へと完全に消えていくのを見ていた。
その間にもそそくさ何かを準備していた逢夏。
徐にディーヴァの手にへと自らの手を伸ばした。
「どうしたの?」
「ここは魔界だから、ディーヴァちゃんの気配に悪魔が気付いたら大変でしょう?
手を繋いでる間は私が気配を消すから、ディーヴァちゃんは絶対に私の手を離さない事。
絶対だよ?」
「う、うん。」
「手を繋ぐだけって…本当にそれで大丈夫かぁ?
今は悪魔とは言え逢夏だって贄には変わらないんだろ。
お前ごと悪魔に襲われました…じゃあ、オレとネロが困るんだけど。」
武器等は全部家にあって、今ここには何もない。
丸腰の状態にあるダンテは特にあちらこちらを警戒しながらディーヴァの身をただただ心配していた。
するとそれには悪魔が元気よく飛び回って答えた。
「半ぷぁ者、ぁんシンすぅ!
ニぇ、結ヵいおスペやぃウと!」
「……なんだって?」
「逢夏は一応、結界に関しちゃスペシャリストってことになってるんだ。」
「結界だけじゃないよ!
暗示…特に誘惑とか、あとは贄の体を作る為の体質変化とか!」
「無い胸張って言う事じゃないからな。」
「なっ…まな板言うな!
一応これでも胸は…むぐーー!」
「なぁ、逢夏。
相手がダンテだからってそこまで言うのはどうなんだ?
…俺が嫉妬深いって知ってるだろ?」
「珍しくネロが怒ってる…。
というか、ダンテもダンテ!
そんな言い方酷いよ!」
ぷんぷん!
そんな擬態語でも付きそうな怒りの声を上げるディーヴァ…と、それを何故かネロの手に口を覆われたままの逢夏がニコニコ顔で見つめる。
視線に気がついたディーヴァが”怒っていないの?”ときょとんと不思議そうな顔を向ける。
前は体型の事をダンテに揶揄われる度に怒っていたのに…何故?
「震えが止まったね。」
「え…?」
「ディーヴァちゃんの手、最初震えてたから。
ごめんね、…怖がらせちゃったね。」
金色の目を伏せながら、"えへへ"と小さく声を漏らして笑う逢夏は握る手に込めていた力を少しだけ弱める。
が、すぐにその手が強く握り返された。
「ディーヴァ、ちゃん?」
「あたし、怖くないよ。
さっきも言ったでしょ。
逢夏は逢夏だよ。
どんな姿をしてても。」
「……ありがとっ!
えっと、じゃあそろそろいこっか?」
「ふぇ、…行く?どこに?」
「観光に!
だって今は魔界を観光する時間、でしょ?」
ぎゅっと握り直した手を引っ張りながらはにかんだ逢夏は3人を先導する。
その先は荒れ果てた平野に妖しい光が集う場所。