御神籤 十一枚目
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怖い雪だるまをそこに放置し、一行はスキー板やスノーボードを手にしてリフトに乗り込む。
「ダンテもスキーやるの?」
「オレは楽しそうだなって思ったからスノボ。似合うだろ?」
確かにダンテにはスキーよりもスノボの方が似合うと思う。
それはネロにも言える事だが、ネロは先のリフトで共にきゃあきゃあはしゃぎラブラブしている逢夏と同じでスキー板を装備している。
ダンテもそうだが、ネロも経験が浅いとは思えぬ足捌き…悪魔の血が入っているからというより、元々スポーツは一通りこなせる運動神経を持ち合わせているのだろう。ウヌゥ、羨ましい。
とはいえまずは初心者用コースで軽く準備運動がてら一滑り。
ディーヴァとてスキーは家族で来た事もあり初めてではないのだから、ウィンタースポーツ初心者のダンテに遅れを取るわけには…。
「フゥッフー!楽しいなディーヴァ!先行くぜ!!」
シューーーッ!
つっかかる事も転ぶ事もなく、気持ちよく滑るダンテのボード。
ダンテは恋人であるディーヴァをおいて、先にハイスピードで滑り降りていってしまった。
「……………」
もう一度言う。恋人であるディーヴァをおいて。
「ネロ、楽しいねっ」
「ああ。逢夏、危ないからあんまりスピード出しすぎるなよ?」
「ふふ、今は肩慣らしだもんね」
「はぁ、心配だから俺と並んで滑るぞ」
こんな感じの会話しつつ、同じスピードで楽しそうに降りていったネロと逢夏とは大違い。
ディーヴァもネロと逢夏のように、ダンテと並んで降りて行きたかったようだが、ダンテはディーヴァの気持ちに気がつかなかった。
「まあ、スノボするダンテはかっこいいからいいけど。本人とっても楽しそうだったし?」
ぽつねんと置いてけぼりにされたディーヴァ、試しにスィー…滑る。
…ベシャ、転んだ。
「うう、痛くて寒い…」
体もだが、心が。
七転び八起き、何度目かの転倒を経てやっとこさネロと逢夏、そしてダンテの待つ場所まで滑ってきた不貞腐れディーヴァ。
3人はディーヴァそっちのけで、ウィンタースポーツを心の底から楽しみ、そして会話していた。…酷い。
「ずいぶん遅かったじゃねーか、ディーヴァ」
「ディーヴァちゃん、同じコースから滑ってたよね?」
「逢夏、ディーヴァは俺らの後ろにいただろ」
「………あたし、ここまで来るのに何度も転んでたから」
「「「まじで?」」」
「う……。あたしはまだ本調子じゃないっていうかその……ね!?」
信じられない、とでも言うかのような声を浴びせられ、体のせいにでもしないとやってられない。
1人だけ運動音痴みたいで恥ずかしく感じたらしい。
しかしそんな言い訳を言えば、ここまでのディーヴァの体調をわかっている3人に心配されてしまうのは当たり前だった。
「え。大丈夫かディーヴァ?ロッジ戻るか?戻るならお前のこと抱えてくぞ!」
「体調万全じゃないなら無理はするなって俺言っただろ」
「そうだよ。ムリは禁物!
あったかいココアでも飲み行こっか」
「ぬわあああ!?
違う違う!頭が冷えて逆に気分はいいの!大丈夫、頭すっきりしてるし気持ち悪さも消えてきてるから!」
「「「えー、ほんとにー?」」」
「ほんとだってば!
あたしここで雪うさぎ作って待ってるよ!」
「まあ…雪うさぎなら安全だな。
とりあえず、材料の目ン玉と耳取ってくるから待ってろ」
楽しんでいる3人を邪魔したくないディーヴァは、ここでおとなしく雪遊びに興じて待つと宣言する。
実際に体調も戻ったばかりだし、逢夏の言う通り無理は禁物だ。ディーヴァの必死にもとれる言葉に、納得した3人。
雪うさぎなら安全だと、ダンテはそれに使う赤い実と葉を取りに行ってくれた。
…この場に南天の実と葉があるのか、少し気になるところだが。
「ディーヴァちゃん、ほんとに大丈夫?」
「うん。しばらくここでうさぎさん作って遊んでるから、逢夏は楽しんできて!」
「ならいいけど…」
「……それに、あたしスキー上手じゃないし得意じゃないから」
「ディーヴァちゃん、ダンテやネロに比べたら誰だって上手いとは言えなくなると思うんだけど?」
苦笑するディーヴァの肩をぽんと叩いてそう励ます逢夏。
あの2人を基準にしてはいけないが逢夏も上手いと返せば「下手の横好き」などと返された。
どこがだろう、ネロと一緒に降りてきた時点で上手いではないか。
自分だって経験者なのに、ここまで滑れなかったとは思わなかった。…悲しい。
「とか言いつつ、私は上級者コース行ってくるよ。もっともっと高くめざせ♪私はチャレンジャー♪」
どこかで聞いた歌を口ずさみながら、逢夏はストックをくるくる回して上機嫌だった。
「行ってらっしゃい、逢夏。怪我だけはしないようにね」
「ありがと!
ネロも行く?それとも私の素晴らしい滑りを下から見てみる?」
「うーん。じゃあ下から見てるとするかな」
「ふふっ。じゃあプロ顔負けの滑りをとくとご覧あれ~」
共に風を切って滑り降りる楽しさには遠く及ばないが、逢夏が張り切っているようなので下から眺めるのも悪くない。
鼻歌を歌ってリフトに早々と乗り込んで行ってしまった逢夏を見送っていれば、入れ違いのようにダンテが戻ってきた。
その手にはしっかりと赤い南天の実、そして葉っぱが乗っていた。
ただ、スキーウェアに赤黒い染みが点々と付いているのが少し気になった。教えてくれなかったが。
「逢夏はどうした」
「1人で滑りに行っちゃったよ」
「ネロを置いて1人でか」
「ああ。俺にプロ顔負けの滑りを見せてくれるんだぜ」
逢夏のすることひとつひとつが嬉しいのか、ネロが逢夏の乗るリフトを上空に仰ぎ見ながら笑顔で答える。
ダンテはそんなネロの笑顔を、雪の白さ以上にまぶしく見つめた。
「ダンテも滑り足りないでしょ?上級者コース行っておいでよ」
「いや。スノボは楽しいけどディーヴァの近くで滑るさ。
ここのゲレンデだって多少の傾斜はあ……んまりなさそうだなぁ」
あからさまにがっかりするダンテは、やはり滑りたいのだろう。
ダンテ自身もそう思っているかもしれないが、スノーボードはとてもダンテに似合うスポーツだ。(例:DMC3で初めてレディと会った時のシーン)
「ダンテ、上に滑り行くならディーヴァのことは俺が見といてやるよ。…逢夏も上級者コース行っちまったからな」
「はあ?あいつ上級者コース行ったのか!?
危なくないか?大丈夫なのかよ」
「ははは…学生時代にスキー宿泊学習ってのがあったんだとさ。心配しなくても大丈夫だろ。
とりあえず今は懐かしくてはしゃいでるんだろうな。
中身が大悪魔だとしても見た目は二十代。見た目通りなはしゃぎ方する逢夏も俺は好きだし、良いと思うんだ」
「そうだな。二十代の女相応の楽しみ方された方がほっとするもんなー」
年長者ぶった態度取られるよりは、ずっといい。
しかし、いうほどには前と今の逢夏はダンテに対する態度が変わらないような気もした。
「てなわけで、俺はここで逢夏が降りるのを見るよ。お前も滑ってきたら良いさ」
「ほら。ネロもこう言ってるし、ダンテも楽しんできていいよ」
「んー。ディーヴァがそこまで言うなら、ちょっくら滑って来るか。
オレがかっこよく降りてくるとこ見てろよディーヴァ!逢夏より上手いからな~」
「はいはい、楽しみにしてるね。
いってらっしゃい!」
「そういうわけで、逢夏の事はお前に頼むからな?つられて破天荒なことするなよ?」
「はは!心配すんな。任せとけ」
逢夏とダンテは言うことも行動もどこか似ている。実は仲がいいんではなかろうか。
や、似た者同士で同族嫌悪起こしているだけともいえるかもしれない。
そう思ってネロと2人、ディーヴァは顔を見合わせて笑った。
「ダンテもスキーやるの?」
「オレは楽しそうだなって思ったからスノボ。似合うだろ?」
確かにダンテにはスキーよりもスノボの方が似合うと思う。
それはネロにも言える事だが、ネロは先のリフトで共にきゃあきゃあはしゃぎラブラブしている逢夏と同じでスキー板を装備している。
ダンテもそうだが、ネロも経験が浅いとは思えぬ足捌き…悪魔の血が入っているからというより、元々スポーツは一通りこなせる運動神経を持ち合わせているのだろう。ウヌゥ、羨ましい。
とはいえまずは初心者用コースで軽く準備運動がてら一滑り。
ディーヴァとてスキーは家族で来た事もあり初めてではないのだから、ウィンタースポーツ初心者のダンテに遅れを取るわけには…。
「フゥッフー!楽しいなディーヴァ!先行くぜ!!」
シューーーッ!
つっかかる事も転ぶ事もなく、気持ちよく滑るダンテのボード。
ダンテは恋人であるディーヴァをおいて、先にハイスピードで滑り降りていってしまった。
「……………」
もう一度言う。恋人であるディーヴァをおいて。
「ネロ、楽しいねっ」
「ああ。逢夏、危ないからあんまりスピード出しすぎるなよ?」
「ふふ、今は肩慣らしだもんね」
「はぁ、心配だから俺と並んで滑るぞ」
こんな感じの会話しつつ、同じスピードで楽しそうに降りていったネロと逢夏とは大違い。
ディーヴァもネロと逢夏のように、ダンテと並んで降りて行きたかったようだが、ダンテはディーヴァの気持ちに気がつかなかった。
「まあ、スノボするダンテはかっこいいからいいけど。本人とっても楽しそうだったし?」
ぽつねんと置いてけぼりにされたディーヴァ、試しにスィー…滑る。
…ベシャ、転んだ。
「うう、痛くて寒い…」
体もだが、心が。
七転び八起き、何度目かの転倒を経てやっとこさネロと逢夏、そしてダンテの待つ場所まで滑ってきた不貞腐れディーヴァ。
3人はディーヴァそっちのけで、ウィンタースポーツを心の底から楽しみ、そして会話していた。…酷い。
「ずいぶん遅かったじゃねーか、ディーヴァ」
「ディーヴァちゃん、同じコースから滑ってたよね?」
「逢夏、ディーヴァは俺らの後ろにいただろ」
「………あたし、ここまで来るのに何度も転んでたから」
「「「まじで?」」」
「う……。あたしはまだ本調子じゃないっていうかその……ね!?」
信じられない、とでも言うかのような声を浴びせられ、体のせいにでもしないとやってられない。
1人だけ運動音痴みたいで恥ずかしく感じたらしい。
しかしそんな言い訳を言えば、ここまでのディーヴァの体調をわかっている3人に心配されてしまうのは当たり前だった。
「え。大丈夫かディーヴァ?ロッジ戻るか?戻るならお前のこと抱えてくぞ!」
「体調万全じゃないなら無理はするなって俺言っただろ」
「そうだよ。ムリは禁物!
あったかいココアでも飲み行こっか」
「ぬわあああ!?
違う違う!頭が冷えて逆に気分はいいの!大丈夫、頭すっきりしてるし気持ち悪さも消えてきてるから!」
「「「えー、ほんとにー?」」」
「ほんとだってば!
あたしここで雪うさぎ作って待ってるよ!」
「まあ…雪うさぎなら安全だな。
とりあえず、材料の目ン玉と耳取ってくるから待ってろ」
楽しんでいる3人を邪魔したくないディーヴァは、ここでおとなしく雪遊びに興じて待つと宣言する。
実際に体調も戻ったばかりだし、逢夏の言う通り無理は禁物だ。ディーヴァの必死にもとれる言葉に、納得した3人。
雪うさぎなら安全だと、ダンテはそれに使う赤い実と葉を取りに行ってくれた。
…この場に南天の実と葉があるのか、少し気になるところだが。
「ディーヴァちゃん、ほんとに大丈夫?」
「うん。しばらくここでうさぎさん作って遊んでるから、逢夏は楽しんできて!」
「ならいいけど…」
「……それに、あたしスキー上手じゃないし得意じゃないから」
「ディーヴァちゃん、ダンテやネロに比べたら誰だって上手いとは言えなくなると思うんだけど?」
苦笑するディーヴァの肩をぽんと叩いてそう励ます逢夏。
あの2人を基準にしてはいけないが逢夏も上手いと返せば「下手の横好き」などと返された。
どこがだろう、ネロと一緒に降りてきた時点で上手いではないか。
自分だって経験者なのに、ここまで滑れなかったとは思わなかった。…悲しい。
「とか言いつつ、私は上級者コース行ってくるよ。もっともっと高くめざせ♪私はチャレンジャー♪」
どこかで聞いた歌を口ずさみながら、逢夏はストックをくるくる回して上機嫌だった。
「行ってらっしゃい、逢夏。怪我だけはしないようにね」
「ありがと!
ネロも行く?それとも私の素晴らしい滑りを下から見てみる?」
「うーん。じゃあ下から見てるとするかな」
「ふふっ。じゃあプロ顔負けの滑りをとくとご覧あれ~」
共に風を切って滑り降りる楽しさには遠く及ばないが、逢夏が張り切っているようなので下から眺めるのも悪くない。
鼻歌を歌ってリフトに早々と乗り込んで行ってしまった逢夏を見送っていれば、入れ違いのようにダンテが戻ってきた。
その手にはしっかりと赤い南天の実、そして葉っぱが乗っていた。
ただ、スキーウェアに赤黒い染みが点々と付いているのが少し気になった。教えてくれなかったが。
「逢夏はどうした」
「1人で滑りに行っちゃったよ」
「ネロを置いて1人でか」
「ああ。俺にプロ顔負けの滑りを見せてくれるんだぜ」
逢夏のすることひとつひとつが嬉しいのか、ネロが逢夏の乗るリフトを上空に仰ぎ見ながら笑顔で答える。
ダンテはそんなネロの笑顔を、雪の白さ以上にまぶしく見つめた。
「ダンテも滑り足りないでしょ?上級者コース行っておいでよ」
「いや。スノボは楽しいけどディーヴァの近くで滑るさ。
ここのゲレンデだって多少の傾斜はあ……んまりなさそうだなぁ」
あからさまにがっかりするダンテは、やはり滑りたいのだろう。
ダンテ自身もそう思っているかもしれないが、スノーボードはとてもダンテに似合うスポーツだ。(例:DMC3で初めてレディと会った時のシーン)
「ダンテ、上に滑り行くならディーヴァのことは俺が見といてやるよ。…逢夏も上級者コース行っちまったからな」
「はあ?あいつ上級者コース行ったのか!?
危なくないか?大丈夫なのかよ」
「ははは…学生時代にスキー宿泊学習ってのがあったんだとさ。心配しなくても大丈夫だろ。
とりあえず今は懐かしくてはしゃいでるんだろうな。
中身が大悪魔だとしても見た目は二十代。見た目通りなはしゃぎ方する逢夏も俺は好きだし、良いと思うんだ」
「そうだな。二十代の女相応の楽しみ方された方がほっとするもんなー」
年長者ぶった態度取られるよりは、ずっといい。
しかし、いうほどには前と今の逢夏はダンテに対する態度が変わらないような気もした。
「てなわけで、俺はここで逢夏が降りるのを見るよ。お前も滑ってきたら良いさ」
「ほら。ネロもこう言ってるし、ダンテも楽しんできていいよ」
「んー。ディーヴァがそこまで言うなら、ちょっくら滑って来るか。
オレがかっこよく降りてくるとこ見てろよディーヴァ!逢夏より上手いからな~」
「はいはい、楽しみにしてるね。
いってらっしゃい!」
「そういうわけで、逢夏の事はお前に頼むからな?つられて破天荒なことするなよ?」
「はは!心配すんな。任せとけ」
逢夏とダンテは言うことも行動もどこか似ている。実は仲がいいんではなかろうか。
や、似た者同士で同族嫌悪起こしているだけともいえるかもしれない。
そう思ってネロと2人、ディーヴァは顔を見合わせて笑った。