御神籤 十枚目
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
部屋に戻るなり先ほどの醜い争いが嘘かのように楽しそうにビールを酌み交わすダンテとネロを白い目で見る逢夏がディーヴァにとお茶を出した
「ほんと、恥ずかしい人たち。」
「人はいなかったけど大浴場であんなお話ししちゃう逢夏が言えたことじゃないと思うな…。」
「え?私、なんか変な話したっけ。」
全く記憶にない様子でキョトンとする逢夏は気にせずディーヴァに菓子も勧める。
まさかの反応に内心驚くばかりのディーヴァは深く言及することもなく勧められた菓子を口に運んだ。
その間"ウェーイ!"といつになく仲のいいネロとダンテを視界に入れながら、呆れ笑いを小さく漏らして逢夏はディーヴァに笑いかけた。
「にしても、今回のくじはすっごくのんびりしてるね。
これで明日の朝にチェックアウトしたらそれで終わりなのかな。」
「のん…びり?
本当に…そう、かなぁ。」
「うん?
ねぇ、さっきからディーヴァちゃん、どうしたの?」
どうしたの?じゃないんだよ。とディーヴァは少しだけ頬を膨らまして見返す。
さすがに頭の中にある気持ちを決して言葉にはしなかったが…。
色々あったよ?
逢夏はそもそも何かに拗ねてて、急に元気になったかと思ったら、色々と…そりゃあもうイロイロなお話をしてくれたし。
ダンテは今日はちょっぴり大人かな?って思ったら、やっぱりいつものダンテで、でもやっぱりなんだかちょっぴりいつもと違ったし。今だって、なんかちょっぴりいつものダンテのようでそうじゃないし。
いつもは2人を止めてくれるネロだってそう。最初こそは普通だったのに今はダンテの勢いに飲まれてるというかなんというか。言葉にできない違和感があるし。
あたしも、なんか…思い返してみれば、浴衣で温泉街を歩きたいなーとか、ちょこっとだけならダンテの願いを叶えてあげてもいいかなーとか
逢夏の話にほんの少しだけ感心しちゃったような気がしたりとか…いつもよりちょっと、雰囲気に流されてたような…そんな気もするし。
絶対に声にはできないが"皆、始終変なテンションだった"。
そう脳内で結論づけるディーヴァのうちに秘めるその言葉を見透かすかのように目を細めてディーヴァを見つめていた逢夏は未だテンション高めな男性陣を見、そしてディーヴァにと再び視線を戻した。
「こういう日があっても、いいんじゃない?」
「ふぇ?」
「こういうお出かけって知ってたようで知らない顔が見えたりとかするものだから。
だから、もしディーヴァちゃんがそういうことで気にかかってるんだとしたら、…そっと受け入れてほしいな。」
これぞ本当の無礼講ってね!
そう逢夏はディーヴァに菓子ではなく別のものを差し出した。
勢いに思わず受け取ってしまったディーヴァ。
手の中にあるそれの正体に気づくなり、ちょっと困ったように笑う。
「い、いいのかな?」
「いーの!
ちょっとくらい羽目を外しちゃう日があったって、いいじゃない。そういう日も作らなきゃ!」
「う…うんっ。そうかも、ね!」
最初は返そうと思ったその一杯。
しかしディーヴァはほんの少しだけ、手渡された酒にと口をつけるのだった。
-------------------------------------------
夜はいっそう更け、もう丑三つ時も見えてこようかという時間。
ほんの一杯。否、一口でふにゃふにゃ、真っ赤な頬で眠りこけるディーヴァをじっ…と三人で見下ろす。
「いやぁ、ディーヴァちゃん。可愛かったですね。」
「オレの女だからな!」
「逢夏だって可愛いし。」
「何言ってんだ、そもそも比べ物になんねーし!」
「あ゛?なんだって?」
「ネロ、怒らない。
もう…お酒に酔うと喧嘩っ早くなるところはどうにかしてもらわなきゃね。」
すっかり酔ってしまったのか目が据わっているネロをしっかりあやした逢夏はディーヴァに布団をそっとかけた。
夢でも見ているのかニッコリと笑って、何やら呟いている。
3人ともその寝言を聞いてみたくもあったが、それも憚れるまさしく天使の寝顔に諦め、この酒宴を終わらせることとした。
襖で仕切られた隣の部屋に移動するネロとダンテに手を振り、逢夏は電灯のスイッチにと手を伸ばす。
1時間ほど前。
酒を口にした途端、目をトロンとさせたディーヴァはまっすぐダンテの元へ。
ごろごろと喉を鳴らして甘える猫のようにくっついて、えへへと朗らかに笑ったまま離れようとしなかったその光景がきっと彼女の夢の中でも繰り広げられているのだろうと。
「おやすみ、ディーヴァちゃん。」
幸せなのだろうその夢を邪魔をしないように明かりを落とした。
自らも布団の中に入り寝る支度。
しかしはてさて気になることが一つ。
小さな声で隣の2人に問う。
「今更だけどディーヴァちゃんってお酒飲んでよかったっけ?」
「「…あ。」」
いや、大丈夫だ!何の問題もないって!
と…ちょっとだけ焦ったようなダンテの声が聞こえたのは内緒の話。
「ほんと、恥ずかしい人たち。」
「人はいなかったけど大浴場であんなお話ししちゃう逢夏が言えたことじゃないと思うな…。」
「え?私、なんか変な話したっけ。」
全く記憶にない様子でキョトンとする逢夏は気にせずディーヴァに菓子も勧める。
まさかの反応に内心驚くばかりのディーヴァは深く言及することもなく勧められた菓子を口に運んだ。
その間"ウェーイ!"といつになく仲のいいネロとダンテを視界に入れながら、呆れ笑いを小さく漏らして逢夏はディーヴァに笑いかけた。
「にしても、今回のくじはすっごくのんびりしてるね。
これで明日の朝にチェックアウトしたらそれで終わりなのかな。」
「のん…びり?
本当に…そう、かなぁ。」
「うん?
ねぇ、さっきからディーヴァちゃん、どうしたの?」
どうしたの?じゃないんだよ。とディーヴァは少しだけ頬を膨らまして見返す。
さすがに頭の中にある気持ちを決して言葉にはしなかったが…。
色々あったよ?
逢夏はそもそも何かに拗ねてて、急に元気になったかと思ったら、色々と…そりゃあもうイロイロなお話をしてくれたし。
ダンテは今日はちょっぴり大人かな?って思ったら、やっぱりいつものダンテで、でもやっぱりなんだかちょっぴりいつもと違ったし。今だって、なんかちょっぴりいつものダンテのようでそうじゃないし。
いつもは2人を止めてくれるネロだってそう。最初こそは普通だったのに今はダンテの勢いに飲まれてるというかなんというか。言葉にできない違和感があるし。
あたしも、なんか…思い返してみれば、浴衣で温泉街を歩きたいなーとか、ちょこっとだけならダンテの願いを叶えてあげてもいいかなーとか
逢夏の話にほんの少しだけ感心しちゃったような気がしたりとか…いつもよりちょっと、雰囲気に流されてたような…そんな気もするし。
絶対に声にはできないが"皆、始終変なテンションだった"。
そう脳内で結論づけるディーヴァのうちに秘めるその言葉を見透かすかのように目を細めてディーヴァを見つめていた逢夏は未だテンション高めな男性陣を見、そしてディーヴァにと再び視線を戻した。
「こういう日があっても、いいんじゃない?」
「ふぇ?」
「こういうお出かけって知ってたようで知らない顔が見えたりとかするものだから。
だから、もしディーヴァちゃんがそういうことで気にかかってるんだとしたら、…そっと受け入れてほしいな。」
これぞ本当の無礼講ってね!
そう逢夏はディーヴァに菓子ではなく別のものを差し出した。
勢いに思わず受け取ってしまったディーヴァ。
手の中にあるそれの正体に気づくなり、ちょっと困ったように笑う。
「い、いいのかな?」
「いーの!
ちょっとくらい羽目を外しちゃう日があったって、いいじゃない。そういう日も作らなきゃ!」
「う…うんっ。そうかも、ね!」
最初は返そうと思ったその一杯。
しかしディーヴァはほんの少しだけ、手渡された酒にと口をつけるのだった。
-------------------------------------------
夜はいっそう更け、もう丑三つ時も見えてこようかという時間。
ほんの一杯。否、一口でふにゃふにゃ、真っ赤な頬で眠りこけるディーヴァをじっ…と三人で見下ろす。
「いやぁ、ディーヴァちゃん。可愛かったですね。」
「オレの女だからな!」
「逢夏だって可愛いし。」
「何言ってんだ、そもそも比べ物になんねーし!」
「あ゛?なんだって?」
「ネロ、怒らない。
もう…お酒に酔うと喧嘩っ早くなるところはどうにかしてもらわなきゃね。」
すっかり酔ってしまったのか目が据わっているネロをしっかりあやした逢夏はディーヴァに布団をそっとかけた。
夢でも見ているのかニッコリと笑って、何やら呟いている。
3人ともその寝言を聞いてみたくもあったが、それも憚れるまさしく天使の寝顔に諦め、この酒宴を終わらせることとした。
襖で仕切られた隣の部屋に移動するネロとダンテに手を振り、逢夏は電灯のスイッチにと手を伸ばす。
1時間ほど前。
酒を口にした途端、目をトロンとさせたディーヴァはまっすぐダンテの元へ。
ごろごろと喉を鳴らして甘える猫のようにくっついて、えへへと朗らかに笑ったまま離れようとしなかったその光景がきっと彼女の夢の中でも繰り広げられているのだろうと。
「おやすみ、ディーヴァちゃん。」
幸せなのだろうその夢を邪魔をしないように明かりを落とした。
自らも布団の中に入り寝る支度。
しかしはてさて気になることが一つ。
小さな声で隣の2人に問う。
「今更だけどディーヴァちゃんってお酒飲んでよかったっけ?」
「「…あ。」」
いや、大丈夫だ!何の問題もないって!
と…ちょっとだけ焦ったようなダンテの声が聞こえたのは内緒の話。