御神籤 十枚目
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真っ赤に染まった両頬に手を添えて脱衣所から出て行くディーヴァ。
その頬は果たして湯加減のせいか、話のせいか。
対して逢夏はすっかり酔いが醒めた様子でスッキリ満喫、デトックス仕切った感じの非常に爽やかな表情。
「ディーヴァちゃん、顔真っ赤にしてどうしたの?
水分補給したほうがいいよ?」
「う、うん。」
「せっかくの旅館だし、コーヒー牛乳かったげようか?」
「う、ん…。」
逢夏のせいでしょ…。
言いたくても言えないディーヴァはもごもごと口の中で文句を言いながらコーヒー牛乳を受け取り、自棄気味に冷たいそれを一気に飲み干そうと傾ける。
と、そんなところにカコンカコンと子気味のいい音がディーヴァの耳に届いた。
それは逢夏も同じだったらしく、2人の視線が一つの部屋にと注がれる。
戸口に見えるは"遊技場"の三文字。
「私も卓球したい!ディーヴァちゃん、早く早くっ!」
「わぁっ!?ま、待ってよぉ!」
急に腕をひく逢夏に飲みかけの牛乳を危うくこぼしそうになりながらもなんとか阻止したディーヴァ。
引きずられるように連れて行かれたそこでは、浴衣に身を包んだ非常に見慣れた2人が遊技場の言葉に似つかわしくない表情を浮かべながら卓球をしていた。
あと、迷惑にもこんな風に叫びながら。
「いい加減年長者年長者いうのやめたらどうだ!中身はガキのままのくせにっ!!!」
「言いやがったな!?お前こそ悪魔一匹制御できてねぇダメ亭主だろうがっ!」
「今それとこれは関係ねぇだろ!?」
「関係あるだろ!甲斐性のねぇ奴って点じゃな!」
ピンポンの球は普通じゃありえない風を巻き起こしながら右往左往。
ディーヴァはふと思う。
「ピンポンってこんな激しかったっけ?」
「私の知る旅館のピンポンはもっと楽しいものだったかなぁ。」
「あたしも。
想像してたのはもっとこう、楽しそうなゆるい感じ…。」
「でも考えてみれば、あの2人が緩く楽しんでるなんて天と地がひっくり返ってもなさそうだよね。」
「確かに、…そうだけど。
ねぇ、どうして2人ともケンカしてるのかなぁ?」
「そもそもこれってケンカなの?」
2人で首を傾げ、苛烈なピンポン対決を眺める。
が…
「いい加減…しつこいんだよっ!」
「そっちこそ!諦めたらどうなんだっ!」
「テメェが諦めろっ!」
「あぁ?息上がった坊やが諦めればいいだけだろうがっ!」
大の大人2人が声に息まであげ、浴衣が肌蹴ているのにも気づかずラケットを振り続ける大試合はいつまでたっても決着はつかない。
ピンポン球もよく耐えていると思えなくもないほど、熾烈さは極まるばかりだ。
それをディーヴァはなかなか見られない名勝負と目を輝かせながら椅子に座って観戦。
そんな中、1人やはり首を傾げて試合を見るのは逢夏である。
そして試合に集中する2人に聞こえる声で突然こう宣った。
「そもそもなんのために2人ともそんな躍起になってるの?」
湧いて出てきた疑問に確かにそれもそうだと気になるディーヴァ。
そしてようやく逢夏の疑問に手を止めたダンテとネロは女性陣の方を見、声を揃えた。
「「こいつが酒(おごれ)(おごらねぇ)ってうるせぇんだよっ!」」
聞いて思わずポカンと大きな口のディーヴァ。
対して目をまん丸にした逢夏は聞かなければよかったと額に手を当て興ざめしたかのようにどこからともなく財布を取り出した。
その頬は果たして湯加減のせいか、話のせいか。
対して逢夏はすっかり酔いが醒めた様子でスッキリ満喫、デトックス仕切った感じの非常に爽やかな表情。
「ディーヴァちゃん、顔真っ赤にしてどうしたの?
水分補給したほうがいいよ?」
「う、うん。」
「せっかくの旅館だし、コーヒー牛乳かったげようか?」
「う、ん…。」
逢夏のせいでしょ…。
言いたくても言えないディーヴァはもごもごと口の中で文句を言いながらコーヒー牛乳を受け取り、自棄気味に冷たいそれを一気に飲み干そうと傾ける。
と、そんなところにカコンカコンと子気味のいい音がディーヴァの耳に届いた。
それは逢夏も同じだったらしく、2人の視線が一つの部屋にと注がれる。
戸口に見えるは"遊技場"の三文字。
「私も卓球したい!ディーヴァちゃん、早く早くっ!」
「わぁっ!?ま、待ってよぉ!」
急に腕をひく逢夏に飲みかけの牛乳を危うくこぼしそうになりながらもなんとか阻止したディーヴァ。
引きずられるように連れて行かれたそこでは、浴衣に身を包んだ非常に見慣れた2人が遊技場の言葉に似つかわしくない表情を浮かべながら卓球をしていた。
あと、迷惑にもこんな風に叫びながら。
「いい加減年長者年長者いうのやめたらどうだ!中身はガキのままのくせにっ!!!」
「言いやがったな!?お前こそ悪魔一匹制御できてねぇダメ亭主だろうがっ!」
「今それとこれは関係ねぇだろ!?」
「関係あるだろ!甲斐性のねぇ奴って点じゃな!」
ピンポンの球は普通じゃありえない風を巻き起こしながら右往左往。
ディーヴァはふと思う。
「ピンポンってこんな激しかったっけ?」
「私の知る旅館のピンポンはもっと楽しいものだったかなぁ。」
「あたしも。
想像してたのはもっとこう、楽しそうなゆるい感じ…。」
「でも考えてみれば、あの2人が緩く楽しんでるなんて天と地がひっくり返ってもなさそうだよね。」
「確かに、…そうだけど。
ねぇ、どうして2人ともケンカしてるのかなぁ?」
「そもそもこれってケンカなの?」
2人で首を傾げ、苛烈なピンポン対決を眺める。
が…
「いい加減…しつこいんだよっ!」
「そっちこそ!諦めたらどうなんだっ!」
「テメェが諦めろっ!」
「あぁ?息上がった坊やが諦めればいいだけだろうがっ!」
大の大人2人が声に息まであげ、浴衣が肌蹴ているのにも気づかずラケットを振り続ける大試合はいつまでたっても決着はつかない。
ピンポン球もよく耐えていると思えなくもないほど、熾烈さは極まるばかりだ。
それをディーヴァはなかなか見られない名勝負と目を輝かせながら椅子に座って観戦。
そんな中、1人やはり首を傾げて試合を見るのは逢夏である。
そして試合に集中する2人に聞こえる声で突然こう宣った。
「そもそもなんのために2人ともそんな躍起になってるの?」
湧いて出てきた疑問に確かにそれもそうだと気になるディーヴァ。
そしてようやく逢夏の疑問に手を止めたダンテとネロは女性陣の方を見、声を揃えた。
「「こいつが酒(おごれ)(おごらねぇ)ってうるせぇんだよっ!」」
聞いて思わずポカンと大きな口のディーヴァ。
対して目をまん丸にした逢夏は聞かなければよかったと額に手を当て興ざめしたかのようにどこからともなく財布を取り出した。