御神籤 十枚目
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温泉街を二人歩き回ること十数分。
混浴につられたかと思ったダンテは意外にも目的の場所である温泉宿を素通りするとあちこち店を物珍しそうに見て回り始めた。
「あ、あれ?ダンテ?」
「ん?」
「温、…泉…いかないの?」
逢夏がつけたという○印に従い、てっきり混浴の温泉にと連れて行かれるとばかり思っていたディーヴァはおずおずと問う。
するとダンテは悪戯っぽい笑みを浮かべ、膝を折ってディーヴァの顔を覗き込んだ。
「行って欲しいか?」
「え!…えと、混浴以外なら…?」
「だと思った。
まぁとりあえず個人的には今は腹ごしらえな気分なだけだ。
そこかしこ美味そうなもんがあるみてぇだし…そういうディーヴァはどうしたいんだ?」
「ダンテに賛成!」
「ん。
そんじゃなんか腹に入れるもんでも買って帰るか。」
大人になったかダンテ。
というのは冗談で、しかしいやに大人しいダンテはディーヴァの手を取り、本格的に温泉街にと歩を進めた。
ダンテの言う通り、あちらこちらから香ばしい匂いや甘い匂いが漂ってくる中を度々顔を綻ばしながら進んでいくディーヴァ。
と、ふと気になるものに目が止まった。
「ダンテ、あれ!
あれ食べたい!」
「ん?
ここまで来てハンバーガーかぁ?」
食べられればそれでいい派なのか、首をかしげながらもダンテは店の前にと立った。
そこにディーヴァはブンブンと頭を振って口を開く。
「ここまで来てじゃないよぉ!
この近くで育ててるすっごい珍しい牛さんのミルクで作った特別なチーズが使われてるって書いてあるもん!
お肉もブランド牛だって!!」
「へー。」
「あれ、思ったよりダンテの反応が薄、い…?」
「まぁディーヴァが食いたいなら食えばいいさ。
正直味の機微なんてもの分かんねぇからなー。」
右に左にと小首を傾げながら、ダンテは手渡された荷物の中をまさぐり、入っているだろう財布を探し始める。
その間に注文を済ませたディーヴァはふと、店の横の細道にと視線を止めた。
「んー…?
なぁ、……なぁ!ディーヴァ!」
「ふあ!?
な、なに?」
「勘定、頼む。
よく考えなくても日本のコインなんて全くだったぜ。」
「う、うん。」
声をかけられ、ようやく我に帰ったディーヴァがダンテの手から財布を受け取る。
支払いを終え、何やら思案の表情でハンバーガーを受け取り、そして一口。
黙々と食べ始めるディーヴァの方を感想を聞きたそうにしばし見つめていたダンテは少しして次の食べ物を物色し始めようと顔をあげたその時だった。
ディーヴァの手がダンテのジャケットの裾を掴んだ。
「やっぱりお風呂…いこ?」
「…は?」
「え、えと…この際、混浴も…その、……いいよ?」
真っ赤に頬を染めながら、そっぽを向きながら呟くように告げるディーヴァ。
思いもよらない言葉に言葉を失うダンテ。
どうした、ハンバーガーに変なものでも入っていたのか。
もしかしてまた逢夏に変な入れ知恵されたのか。
いや、どっちにしても願ったり叶ったり、非常にグッジョブ!…なのだが、はてさて?
「どうした、急に。」
「べ、別に。
なんとなく、お風呂に入りたかっただけだもん!
ダンテは、いや?」
「嫌じゃないが……。」
困ったように顔を背けると頭を掻き始めるダンテ。
そんなダンテを見つめるディーヴァ。
そしてついに
「じゃあ行くか、風呂。」
「うんっ!
おっふろっ♪おっふろ~♪」
「ったく……うちの恥ずかしがり屋なお姫様は一体どうしちまったんだか。
あの悪魔からまた変なことでも教わったかぁ?」
「何かいった?」
「何も。」
GOサインを出したダンテの周りをディーヴァは跳ね回り、そして腕をとる。
それはもう、この上なく幸せそうな顔をして。
混浴につられたかと思ったダンテは意外にも目的の場所である温泉宿を素通りするとあちこち店を物珍しそうに見て回り始めた。
「あ、あれ?ダンテ?」
「ん?」
「温、…泉…いかないの?」
逢夏がつけたという○印に従い、てっきり混浴の温泉にと連れて行かれるとばかり思っていたディーヴァはおずおずと問う。
するとダンテは悪戯っぽい笑みを浮かべ、膝を折ってディーヴァの顔を覗き込んだ。
「行って欲しいか?」
「え!…えと、混浴以外なら…?」
「だと思った。
まぁとりあえず個人的には今は腹ごしらえな気分なだけだ。
そこかしこ美味そうなもんがあるみてぇだし…そういうディーヴァはどうしたいんだ?」
「ダンテに賛成!」
「ん。
そんじゃなんか腹に入れるもんでも買って帰るか。」
大人になったかダンテ。
というのは冗談で、しかしいやに大人しいダンテはディーヴァの手を取り、本格的に温泉街にと歩を進めた。
ダンテの言う通り、あちらこちらから香ばしい匂いや甘い匂いが漂ってくる中を度々顔を綻ばしながら進んでいくディーヴァ。
と、ふと気になるものに目が止まった。
「ダンテ、あれ!
あれ食べたい!」
「ん?
ここまで来てハンバーガーかぁ?」
食べられればそれでいい派なのか、首をかしげながらもダンテは店の前にと立った。
そこにディーヴァはブンブンと頭を振って口を開く。
「ここまで来てじゃないよぉ!
この近くで育ててるすっごい珍しい牛さんのミルクで作った特別なチーズが使われてるって書いてあるもん!
お肉もブランド牛だって!!」
「へー。」
「あれ、思ったよりダンテの反応が薄、い…?」
「まぁディーヴァが食いたいなら食えばいいさ。
正直味の機微なんてもの分かんねぇからなー。」
右に左にと小首を傾げながら、ダンテは手渡された荷物の中をまさぐり、入っているだろう財布を探し始める。
その間に注文を済ませたディーヴァはふと、店の横の細道にと視線を止めた。
「んー…?
なぁ、……なぁ!ディーヴァ!」
「ふあ!?
な、なに?」
「勘定、頼む。
よく考えなくても日本のコインなんて全くだったぜ。」
「う、うん。」
声をかけられ、ようやく我に帰ったディーヴァがダンテの手から財布を受け取る。
支払いを終え、何やら思案の表情でハンバーガーを受け取り、そして一口。
黙々と食べ始めるディーヴァの方を感想を聞きたそうにしばし見つめていたダンテは少しして次の食べ物を物色し始めようと顔をあげたその時だった。
ディーヴァの手がダンテのジャケットの裾を掴んだ。
「やっぱりお風呂…いこ?」
「…は?」
「え、えと…この際、混浴も…その、……いいよ?」
真っ赤に頬を染めながら、そっぽを向きながら呟くように告げるディーヴァ。
思いもよらない言葉に言葉を失うダンテ。
どうした、ハンバーガーに変なものでも入っていたのか。
もしかしてまた逢夏に変な入れ知恵されたのか。
いや、どっちにしても願ったり叶ったり、非常にグッジョブ!…なのだが、はてさて?
「どうした、急に。」
「べ、別に。
なんとなく、お風呂に入りたかっただけだもん!
ダンテは、いや?」
「嫌じゃないが……。」
困ったように顔を背けると頭を掻き始めるダンテ。
そんなダンテを見つめるディーヴァ。
そしてついに
「じゃあ行くか、風呂。」
「うんっ!
おっふろっ♪おっふろ~♪」
「ったく……うちの恥ずかしがり屋なお姫様は一体どうしちまったんだか。
あの悪魔からまた変なことでも教わったかぁ?」
「何かいった?」
「何も。」
GOサインを出したダンテの周りをディーヴァは跳ね回り、そして腕をとる。
それはもう、この上なく幸せそうな顔をして。