御神籤 九枚目
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はてさて、トリを務めるのはこの方、逢夏。
何も不安に思っていないのか始終にこにこしっぱなしだが、果たしてどうなることやら。
ネロが映っていた画面がゆらりと揺れ消え、代わりに映るは逢夏その人。
スポーツジムやら深夜テレビの通信販売でよく見るようなトレーニングウェアを着た逢夏は、姿見の前であれこれポーズを決めていた。
浅く膝を折った腰に手をやり、もう片方の手を頭の後ろへ当てているその場面が映ったのが逢夏は予想外だったよう。
ぴくりと引き攣る逢夏の形良い眉。
『やっぱりちょっと足りなーい』
逢夏は何度かいろいろなポーズをとったあと、そう言ってがっくりと肩を落としていた。
「足りない?なんのことだ」
「…見てればわかるよ。
あーあ、悪魔さんもどうしてこういうの見つけてくるかなぁ」
これは逢夏にとって秘密にならないような、それでも微妙に恥ずかしいようなもの。
それだけ逢夏はネロ以上に秘密が見つからなかったからに他ならないのだが、逢夏に悪魔さんの苦労が分かるはずもなく。
場面は変わり、今度はネロとの夕食の時間のよう。
席に着いた逢夏が一心不乱に、粘る食材を箸でかき混ぜている。
「んん?
これは夕飯に大豆フルコースだった時のか」
「大豆フルコース?」
見れば逢夏のかき混ぜる納豆に豆腐、油揚げと凍り豆腐におからに湯葉…どれも大豆を使った物が所狭しと並んでいる。
ということはグラスに注いであるのは豆乳だろうか。
それを目の前に画面上のネロは嫌そう、というか意識を飛ばしそうな雰囲気。
日本人たる逢夏により慣れてきたかもしれないが、ネロは日本人ではない。
納豆の独特の匂いあたりが、ネロのが鼻にダイレクトアタックしかけてきているのかもしれない。
それを証拠に思い出すのも嫌そうなネロはしかめ面。
反対に家で台所を預かるディーヴァは、逢夏のあまりのレパートリーの多さに感心していた。
「へー!大豆のお料理ってこんなにあるんだね!」
「でも、なんでこんなに大豆料理ばっか並んでんだよ?」
「……成長に不可欠な栄養素が含まれてるの。
イソフラボンとかイソフラボンとかイソフラボンとか」
「逢夏、イソフラボンだけしか言ってない」
成長って何の?
イソフラボンって何にいいの?
そう聞きたかったけれども、苦虫を噛み潰すような表情の逢夏には聞けなかった。
また画面は変わり、今度はブラジャーとショーツといういでたちの逢夏が映り込んだ。
モザイクがかからなくても平気なあたり、ネロの時のよりはいいかもしれないがこれはこれでダメな気がしないでもない。
「わーぉ、逢夏の下着姿だぁ。
あのブラジャーかわいいし似合ってるね、どこのメーカーのだろ?」
「ディーヴァの下着姿のがかわいいだろが。
ま、オレは脱がせた中身のが好きだけどな」
「ダンテってデリカシーない」
「テメェはほんとにそういうのばっかだな!」
「ダンテだからね。
えーと、メーカーはどこだったかな…ごめん、覚えてないや」
「そっかぁ…」
というかブラジャーどころではない。
逢夏の記憶が正しければこの後…。
ガッ!!
悪魔さんが撮って放送しているとはつゆ知らず、逢夏が腕を交差して自分の胸を鷲掴んだ。
そして上に持ち上げて揺らして揉んで揉んで、
『もっと大きくなーれ。
ヨイショ、ヨイショ、』
ぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっ、一生懸命なバストアップのための体操をしていた。
「あーあ、見られちゃった…。
あとで悪魔さん絶対シメる」
「「………………」」
「アレっておっぱい体操…、だよな?
ブッ!…ブァッハッハッハッハーーーー!!」
「ダンテ笑うなぁ!!!!」
「逢夏、落ち着けって!」
「ダンテってこういう失礼な人だから勘弁してやって!」
恥で顔が赤い逢夏が、ディーヴァを飛び越えダンテに掴みかかろうとするも、ネロに止められた。
みんなが座っているソファーの上で暴れられてはと、ディーヴァも必死に止める。
「くぅ…っ!
2人がそう言うなら我慢するわ……」
未だ自身の胸を揉み揉みしている画像が流れ続け、恥ずかしい思いを必死に耐える逢夏。
色々と爆発しそうだが、ひとまずは落ち着いた。
「それで…何でこんな体操してるんだよ。
逢夏の隠したかった秘密もよくわかんないしな」
「うん。鏡の前でのセクシーポーズに大豆フルコースにこの体操…コレってぜんぶ繋がってるの?」
「セクシーポーズだなんてディーヴァちゃんったら~…って、そうじゃなかった。
もちろんぜんぶ繋がってるよ」
観念した逢夏は話す態勢に入った。
…口をむっすりと尖らせていたが。
「癪だけどダンテは分かってるわよね、おっぱい体操知ってるくらいだし?」
「まーな」
「私、ただ単にもうちょっと胸が大きくなりたかっただけなの」
「はぁ?」
「えー…十分な大きさじゃない」
逢夏の胸は別に絶壁でもないし、日本人としての一般的な胸のサイズよりも大きいくらいだ。
なのにこれ以上何を望むというのやら。
「だって周りはトリッシュ、レディ、…誰を見てもおっきいじゃない」
「ああ…、確かにな」
「ってか女悪魔って基本的にやたらおっきいよね!?」
「レディは悪魔じゃないけどな」
「そうそう!
悪魔じゃないけどディーヴァちゃんもこーんなに良いものを持ってるし!!」
とうとうディーヴァにほこ先が。
むぎゅ!というよりぐわし!という勢いでディーヴァの胸を両手で鷲掴みする逢夏。
「わぁっ!?ちょ、ちょっと逢夏!!」
その勢いに圧倒され、痛みやたら気持ちよさどころではなく、驚きしかない。
「こら、ディーヴァの胸はオレのだっ!勝手に揉むんじゃねぇよ!!」
「「「いや、ダンテのじゃないから」」」
そしてダンテのこの発言である。
ダンテまで揉んでこようとしたので、なんとか2人の手から逃れるのに息が切れたディーヴァ。
体を守るように腕を交差させてから、逢夏に言い聞かせる。
「はぁ、もう…!
大きすぎても肩痛いんだよ?邪魔だよ??
良いことばっかりじゃないのは、魔女の姿の時おっきかったから逢夏だって分かるでしょ?」
逢夏の本体は先ほどの魔女。
艶かしく美しく、男を誘う魔女そのものの肉体を持っている。
それはディーヴァですら虜にしてしまう魔性の魅力に溢れていた。
「そう!そこなの!!
私の本体は…元の姿はあんなにも豊満なのよ!なのに……」
「今だって十分な大きさだと思うんだけど…。
ねぇネロ、ネロは満足してるよね??」
こうなったらパートナーに聞くのが1番だと、ネロに同調を求める。
「ああ。
んなに大きくなくたっていいだろ?俺が好きなのは逢夏であって、逢夏の胸じゃない。
そこのダンテはどうだかわかんねぇけどな」
「失敬な。
オレだって胸でディーヴァを選んだわけじゃないぜ?」
大きい方がいいにこしたことはねぇけどな、という口から出てしまいそうな言葉はスナック菓子と共に飲み込んだ。
「でも…やっぱり憧れちゃうよ」
「大丈夫ってネロが言ってるのに。
それに大きさじゃなくて、大事なのは感度とか感触だと思う!
あんまり信用ならないけどダンテもよく感度がうんたら~とか言ってるもの」
「信用ならないってのは酷いなディーヴァ」
「ダンテはなぁ…お前のはサイズ見てる節があるからな」
「それはいつもの事だから放っておくとして…」
優しくそっと伸ばされたディーヴァの手。
その行き着く先である柔らかな逢夏の胸を、ふわふわゆるゆると撫でるように揉みしだく。
「ほら逢夏、こんなにもやわらかくって気持ち良いでしょ。だからいいの」
「あぅ…っ、ディーヴァちゃん……」
同性同士だからこそ分かり得る快感に、逢夏の息が僅かながら上がった。
こらこら、乳繰り合うなけしからんもっとや(ry
先ほどの逢夏の所業のお返しともとれるディーヴァのそれからなんとか逃れると、逢夏はネロに助けを請うように飛びついた。
「う~~~!だったら最終手段!!」
ネロの手を掴み、自身の胸へと推し当てる。
「ネロ…揉んで?」
「なっ…!?」
「私、ネロのためにもおっきくしたいの。
パートナーに揉んでもらうと大きくなるっている都市伝説あるけど、アレって本当のことなのよ」
「~~~ッ!!」
「なんだって?
じゃあディーヴァ、今からさらに高みを目指そうぜ」
「目指しません!」
ぎゃあぎゃあ言い合うダンテとディーヴァの声を背景に、ネロが逢夏の耳元に唇を寄せる。
「ぅん?」
“あとでな”
リップノイズと共にそう囁きを落とした。
何も不安に思っていないのか始終にこにこしっぱなしだが、果たしてどうなることやら。
ネロが映っていた画面がゆらりと揺れ消え、代わりに映るは逢夏その人。
スポーツジムやら深夜テレビの通信販売でよく見るようなトレーニングウェアを着た逢夏は、姿見の前であれこれポーズを決めていた。
浅く膝を折った腰に手をやり、もう片方の手を頭の後ろへ当てているその場面が映ったのが逢夏は予想外だったよう。
ぴくりと引き攣る逢夏の形良い眉。
『やっぱりちょっと足りなーい』
逢夏は何度かいろいろなポーズをとったあと、そう言ってがっくりと肩を落としていた。
「足りない?なんのことだ」
「…見てればわかるよ。
あーあ、悪魔さんもどうしてこういうの見つけてくるかなぁ」
これは逢夏にとって秘密にならないような、それでも微妙に恥ずかしいようなもの。
それだけ逢夏はネロ以上に秘密が見つからなかったからに他ならないのだが、逢夏に悪魔さんの苦労が分かるはずもなく。
場面は変わり、今度はネロとの夕食の時間のよう。
席に着いた逢夏が一心不乱に、粘る食材を箸でかき混ぜている。
「んん?
これは夕飯に大豆フルコースだった時のか」
「大豆フルコース?」
見れば逢夏のかき混ぜる納豆に豆腐、油揚げと凍り豆腐におからに湯葉…どれも大豆を使った物が所狭しと並んでいる。
ということはグラスに注いであるのは豆乳だろうか。
それを目の前に画面上のネロは嫌そう、というか意識を飛ばしそうな雰囲気。
日本人たる逢夏により慣れてきたかもしれないが、ネロは日本人ではない。
納豆の独特の匂いあたりが、ネロのが鼻にダイレクトアタックしかけてきているのかもしれない。
それを証拠に思い出すのも嫌そうなネロはしかめ面。
反対に家で台所を預かるディーヴァは、逢夏のあまりのレパートリーの多さに感心していた。
「へー!大豆のお料理ってこんなにあるんだね!」
「でも、なんでこんなに大豆料理ばっか並んでんだよ?」
「……成長に不可欠な栄養素が含まれてるの。
イソフラボンとかイソフラボンとかイソフラボンとか」
「逢夏、イソフラボンだけしか言ってない」
成長って何の?
イソフラボンって何にいいの?
そう聞きたかったけれども、苦虫を噛み潰すような表情の逢夏には聞けなかった。
また画面は変わり、今度はブラジャーとショーツといういでたちの逢夏が映り込んだ。
モザイクがかからなくても平気なあたり、ネロの時のよりはいいかもしれないがこれはこれでダメな気がしないでもない。
「わーぉ、逢夏の下着姿だぁ。
あのブラジャーかわいいし似合ってるね、どこのメーカーのだろ?」
「ディーヴァの下着姿のがかわいいだろが。
ま、オレは脱がせた中身のが好きだけどな」
「ダンテってデリカシーない」
「テメェはほんとにそういうのばっかだな!」
「ダンテだからね。
えーと、メーカーはどこだったかな…ごめん、覚えてないや」
「そっかぁ…」
というかブラジャーどころではない。
逢夏の記憶が正しければこの後…。
ガッ!!
悪魔さんが撮って放送しているとはつゆ知らず、逢夏が腕を交差して自分の胸を鷲掴んだ。
そして上に持ち上げて揺らして揉んで揉んで、
『もっと大きくなーれ。
ヨイショ、ヨイショ、』
ぎゅっぎゅっぎゅっぎゅっ、一生懸命なバストアップのための体操をしていた。
「あーあ、見られちゃった…。
あとで悪魔さん絶対シメる」
「「………………」」
「アレっておっぱい体操…、だよな?
ブッ!…ブァッハッハッハッハーーーー!!」
「ダンテ笑うなぁ!!!!」
「逢夏、落ち着けって!」
「ダンテってこういう失礼な人だから勘弁してやって!」
恥で顔が赤い逢夏が、ディーヴァを飛び越えダンテに掴みかかろうとするも、ネロに止められた。
みんなが座っているソファーの上で暴れられてはと、ディーヴァも必死に止める。
「くぅ…っ!
2人がそう言うなら我慢するわ……」
未だ自身の胸を揉み揉みしている画像が流れ続け、恥ずかしい思いを必死に耐える逢夏。
色々と爆発しそうだが、ひとまずは落ち着いた。
「それで…何でこんな体操してるんだよ。
逢夏の隠したかった秘密もよくわかんないしな」
「うん。鏡の前でのセクシーポーズに大豆フルコースにこの体操…コレってぜんぶ繋がってるの?」
「セクシーポーズだなんてディーヴァちゃんったら~…って、そうじゃなかった。
もちろんぜんぶ繋がってるよ」
観念した逢夏は話す態勢に入った。
…口をむっすりと尖らせていたが。
「癪だけどダンテは分かってるわよね、おっぱい体操知ってるくらいだし?」
「まーな」
「私、ただ単にもうちょっと胸が大きくなりたかっただけなの」
「はぁ?」
「えー…十分な大きさじゃない」
逢夏の胸は別に絶壁でもないし、日本人としての一般的な胸のサイズよりも大きいくらいだ。
なのにこれ以上何を望むというのやら。
「だって周りはトリッシュ、レディ、…誰を見てもおっきいじゃない」
「ああ…、確かにな」
「ってか女悪魔って基本的にやたらおっきいよね!?」
「レディは悪魔じゃないけどな」
「そうそう!
悪魔じゃないけどディーヴァちゃんもこーんなに良いものを持ってるし!!」
とうとうディーヴァにほこ先が。
むぎゅ!というよりぐわし!という勢いでディーヴァの胸を両手で鷲掴みする逢夏。
「わぁっ!?ちょ、ちょっと逢夏!!」
その勢いに圧倒され、痛みやたら気持ちよさどころではなく、驚きしかない。
「こら、ディーヴァの胸はオレのだっ!勝手に揉むんじゃねぇよ!!」
「「「いや、ダンテのじゃないから」」」
そしてダンテのこの発言である。
ダンテまで揉んでこようとしたので、なんとか2人の手から逃れるのに息が切れたディーヴァ。
体を守るように腕を交差させてから、逢夏に言い聞かせる。
「はぁ、もう…!
大きすぎても肩痛いんだよ?邪魔だよ??
良いことばっかりじゃないのは、魔女の姿の時おっきかったから逢夏だって分かるでしょ?」
逢夏の本体は先ほどの魔女。
艶かしく美しく、男を誘う魔女そのものの肉体を持っている。
それはディーヴァですら虜にしてしまう魔性の魅力に溢れていた。
「そう!そこなの!!
私の本体は…元の姿はあんなにも豊満なのよ!なのに……」
「今だって十分な大きさだと思うんだけど…。
ねぇネロ、ネロは満足してるよね??」
こうなったらパートナーに聞くのが1番だと、ネロに同調を求める。
「ああ。
んなに大きくなくたっていいだろ?俺が好きなのは逢夏であって、逢夏の胸じゃない。
そこのダンテはどうだかわかんねぇけどな」
「失敬な。
オレだって胸でディーヴァを選んだわけじゃないぜ?」
大きい方がいいにこしたことはねぇけどな、という口から出てしまいそうな言葉はスナック菓子と共に飲み込んだ。
「でも…やっぱり憧れちゃうよ」
「大丈夫ってネロが言ってるのに。
それに大きさじゃなくて、大事なのは感度とか感触だと思う!
あんまり信用ならないけどダンテもよく感度がうんたら~とか言ってるもの」
「信用ならないってのは酷いなディーヴァ」
「ダンテはなぁ…お前のはサイズ見てる節があるからな」
「それはいつもの事だから放っておくとして…」
優しくそっと伸ばされたディーヴァの手。
その行き着く先である柔らかな逢夏の胸を、ふわふわゆるゆると撫でるように揉みしだく。
「ほら逢夏、こんなにもやわらかくって気持ち良いでしょ。だからいいの」
「あぅ…っ、ディーヴァちゃん……」
同性同士だからこそ分かり得る快感に、逢夏の息が僅かながら上がった。
こらこら、乳繰り合うなけしからんもっとや(ry
先ほどの逢夏の所業のお返しともとれるディーヴァのそれからなんとか逃れると、逢夏はネロに助けを請うように飛びついた。
「う~~~!だったら最終手段!!」
ネロの手を掴み、自身の胸へと推し当てる。
「ネロ…揉んで?」
「なっ…!?」
「私、ネロのためにもおっきくしたいの。
パートナーに揉んでもらうと大きくなるっている都市伝説あるけど、アレって本当のことなのよ」
「~~~ッ!!」
「なんだって?
じゃあディーヴァ、今からさらに高みを目指そうぜ」
「目指しません!」
ぎゃあぎゃあ言い合うダンテとディーヴァの声を背景に、ネロが逢夏の耳元に唇を寄せる。
「ぅん?」
“あとでな”
リップノイズと共にそう囁きを落とした。