ダイススロー 10回目
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ただひたすらに眠り続けるダンテに薬を飲ませるディーヴァ。
だがダンテはいまだ起きることはなかった。
「…起きないんだけど?」
『ちゅースル、起きルぅ』
さすがに悲しみよりも怒りが勝ってきたディーヴァは悪魔をにらむ。
悪魔はシレッとした表情でそうのたまった。
「ちゅ、ちゅー!?」
「わー!公開ちゅーだ!!ひゅーひゅー!!」
…ちゅ。
逢夏の野次も気にせず、ディーヴァはしかたなしにダンテに口づけを贈る。
ネロと逢夏のするような深い物ではなく軽い物だったが、それでも見られていると思うと顔から火が出そうだった。
カシャ!
「どう、ネロ?」
「…ばっちりおさめた」
『ァ、そゥソう。
動物のチュー、ジャなぃとダァメ」
後ろではシャッターの切られる音が。
反対側では悪魔の追加の言葉が、意地悪くディーヴァの耳に届く。
「そういうことは早く言ってよね!
恥ずかしい思いしちゃったじゃない!
それからそこ!今の写真は消すこと!!」
「何を騒いでおるのだ?」
その時散歩に行っていたはずのシャティが帰って来た。
ヒステリックに叫ぶディーヴァの声を聞き目を丸くしている。
「「「シャティ!」」」
シャティは悪魔だが、その素体はネコ…動物である。
グッドタイミングとはこのことか。
「ふっふっふっ」
「シャティ、いい子だからちょーっと協力してよ」
「大丈夫、すぐ終わるから…」
にじり寄るネロ達3人。
その後ろではゴシューショウサマ、と悪魔がシャティに合唱していた。
「な、なんだかこわいのだが…」
一応自分は悪魔だというのに、贄である逢夏や天使であるディーヴァに恐怖を感じる。
「よくわからんが三十六計逃げるにしかず!」
「ネロ!頼むよー!」
シャティは本能的に2階へと逃げた。
だが、それをネロが追う。
2階は、もう必要ないからか、図書館からいつもの自分達の部屋に戻っていた。
つまりシャティにとっては逃げやすい環境ではある。
この家、2階の天井には梁が突き出ていてキャットウォークの出来る場所が多いのだ。
だが、ネロは家の家主。
構造を熟知しているネロの悪魔の右腕により、シャティはあっさり捕まってしまったのだった。
「ごめん、みんなのためなんだ」
「みんなのためなのよ」
「ホント、ごめんね?…男の子なのに」
こうして、シャティの唇は犠牲となった。
だがダンテはいまだ起きることはなかった。
「…起きないんだけど?」
『ちゅースル、起きルぅ』
さすがに悲しみよりも怒りが勝ってきたディーヴァは悪魔をにらむ。
悪魔はシレッとした表情でそうのたまった。
「ちゅ、ちゅー!?」
「わー!公開ちゅーだ!!ひゅーひゅー!!」
…ちゅ。
逢夏の野次も気にせず、ディーヴァはしかたなしにダンテに口づけを贈る。
ネロと逢夏のするような深い物ではなく軽い物だったが、それでも見られていると思うと顔から火が出そうだった。
カシャ!
「どう、ネロ?」
「…ばっちりおさめた」
『ァ、そゥソう。
動物のチュー、ジャなぃとダァメ」
後ろではシャッターの切られる音が。
反対側では悪魔の追加の言葉が、意地悪くディーヴァの耳に届く。
「そういうことは早く言ってよね!
恥ずかしい思いしちゃったじゃない!
それからそこ!今の写真は消すこと!!」
「何を騒いでおるのだ?」
その時散歩に行っていたはずのシャティが帰って来た。
ヒステリックに叫ぶディーヴァの声を聞き目を丸くしている。
「「「シャティ!」」」
シャティは悪魔だが、その素体はネコ…動物である。
グッドタイミングとはこのことか。
「ふっふっふっ」
「シャティ、いい子だからちょーっと協力してよ」
「大丈夫、すぐ終わるから…」
にじり寄るネロ達3人。
その後ろではゴシューショウサマ、と悪魔がシャティに合唱していた。
「な、なんだかこわいのだが…」
一応自分は悪魔だというのに、贄である逢夏や天使であるディーヴァに恐怖を感じる。
「よくわからんが三十六計逃げるにしかず!」
「ネロ!頼むよー!」
シャティは本能的に2階へと逃げた。
だが、それをネロが追う。
2階は、もう必要ないからか、図書館からいつもの自分達の部屋に戻っていた。
つまりシャティにとっては逃げやすい環境ではある。
この家、2階の天井には梁が突き出ていてキャットウォークの出来る場所が多いのだ。
だが、ネロは家の家主。
構造を熟知しているネロの悪魔の右腕により、シャティはあっさり捕まってしまったのだった。
「ごめん、みんなのためなんだ」
「みんなのためなのよ」
「ホント、ごめんね?…男の子なのに」
こうして、シャティの唇は犠牲となった。