ダイススロー 10回目
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「使う材料ってこれで全部か」
選別済みの材料をどさりと机の上に並べたネロ。
赤い草と緑の草、そして青い草である。
そしてそのわきには手つかずのままのたくさんの液体が並んでいた。
この液体のところにはこれまた悪魔からのメッセージがあり、読んでみると難しそうな内容だった。
後回しにしたほうがよさそうである。
「で、これなんだが。
この草はなんだ、赤シソにパセリか?」
「青いのは…毒々しいね」
「どう考えてもバイオですね、ありがとうございます!」
「「は、バイオ?」」
「ううん、こっちの話」
3つの草は逢夏がいた世界にあった某ホラー要素満載のゲームに出てくる物と全く同じだった。
それを3人は刻んでぐつぐつ水の沸騰するビーカーの中へ入れていく。
ディーヴァは嫌そうな顔でビーカーの中身をにらみつけていた。
「う~実験あんまり好きじゃないんだよね~」
「えーカクテルを作るのと同じだよ?
ほら、さっきのカクテルを作る要領でやると簡単!
あれも意外と楽しそうだったなぁ。
…今度ネロ飲みたいよね?ねぇねぇ?」
「は?別に俺は…いや、飲みたい、かもしれない」
作るか飲むかしたいのだろう逢夏の心情を察したネロは、そう肯定した。
そしてろ過したそれを置いておき、次の液体へと着目する。
羊皮紙には
『瓶、8つ並んでる!
赤、オレンジ、黄色、緑、青、藍色、紫、黒、8色の液体の瓶!!
ここから虹をまとめたもの、1つ正解!
さっきの草のやつとねるねるねるね!』
と書かれていた。
「虹…」
「じゃあ、黒は違うんじゃない?」
「でもそうなると黒以外は全部正解になっちゃう」
クンクンと匂いを嗅いでもわからない。
お手上げだ。
悪魔からの紙を回しながら、解答を出し合う。
「文系のディーヴァちゃん、なんかわかる?」
「うーん…まとめたもの、っていうのがちょっと気になるくらい。
ネロは?」
「お前らがわからないのに俺がわかるはずないだろ、次逢夏な」
「あらら、私に戻ってきちゃったよ。
そうだなぁ~全部混ぜるとか…は、ダメだよね」
「多分な」
「…混ぜる、」
うーんうーんと考え込むディーヴァ。
「ディーヴァちゃんどうしたの?便秘?」
「逢夏、んなわけねーだろが」
「うーん…えっと、虹の色を全部混ぜると何の色になる?」
「「黒」」
言葉を発したと同時に、逢夏とネロの目が驚きに丸くなる。
「そういうことか」
「答えは黒ね!」
答えがわかったところでろ過した実験結果を黒い液体の中へ投入する。
入れた瞬間、ドライアイスでもたいているんじゃなかろうかというほどの煙があたりを覆った。
煙が晴れた先にあったのは、蛍光ブルーの解毒剤。
「よし、これで終わりだな」
「うん、完成♪」
「上手にできました~」
完成した解毒剤を手に、3人は急いで階下へ…ダンテの元へと走った。
選別済みの材料をどさりと机の上に並べたネロ。
赤い草と緑の草、そして青い草である。
そしてそのわきには手つかずのままのたくさんの液体が並んでいた。
この液体のところにはこれまた悪魔からのメッセージがあり、読んでみると難しそうな内容だった。
後回しにしたほうがよさそうである。
「で、これなんだが。
この草はなんだ、赤シソにパセリか?」
「青いのは…毒々しいね」
「どう考えてもバイオですね、ありがとうございます!」
「「は、バイオ?」」
「ううん、こっちの話」
3つの草は逢夏がいた世界にあった某ホラー要素満載のゲームに出てくる物と全く同じだった。
それを3人は刻んでぐつぐつ水の沸騰するビーカーの中へ入れていく。
ディーヴァは嫌そうな顔でビーカーの中身をにらみつけていた。
「う~実験あんまり好きじゃないんだよね~」
「えーカクテルを作るのと同じだよ?
ほら、さっきのカクテルを作る要領でやると簡単!
あれも意外と楽しそうだったなぁ。
…今度ネロ飲みたいよね?ねぇねぇ?」
「は?別に俺は…いや、飲みたい、かもしれない」
作るか飲むかしたいのだろう逢夏の心情を察したネロは、そう肯定した。
そしてろ過したそれを置いておき、次の液体へと着目する。
羊皮紙には
『瓶、8つ並んでる!
赤、オレンジ、黄色、緑、青、藍色、紫、黒、8色の液体の瓶!!
ここから虹をまとめたもの、1つ正解!
さっきの草のやつとねるねるねるね!』
と書かれていた。
「虹…」
「じゃあ、黒は違うんじゃない?」
「でもそうなると黒以外は全部正解になっちゃう」
クンクンと匂いを嗅いでもわからない。
お手上げだ。
悪魔からの紙を回しながら、解答を出し合う。
「文系のディーヴァちゃん、なんかわかる?」
「うーん…まとめたもの、っていうのがちょっと気になるくらい。
ネロは?」
「お前らがわからないのに俺がわかるはずないだろ、次逢夏な」
「あらら、私に戻ってきちゃったよ。
そうだなぁ~全部混ぜるとか…は、ダメだよね」
「多分な」
「…混ぜる、」
うーんうーんと考え込むディーヴァ。
「ディーヴァちゃんどうしたの?便秘?」
「逢夏、んなわけねーだろが」
「うーん…えっと、虹の色を全部混ぜると何の色になる?」
「「黒」」
言葉を発したと同時に、逢夏とネロの目が驚きに丸くなる。
「そういうことか」
「答えは黒ね!」
答えがわかったところでろ過した実験結果を黒い液体の中へ投入する。
入れた瞬間、ドライアイスでもたいているんじゃなかろうかというほどの煙があたりを覆った。
煙が晴れた先にあったのは、蛍光ブルーの解毒剤。
「よし、これで終わりだな」
「うん、完成♪」
「上手にできました~」
完成した解毒剤を手に、3人は急いで階下へ…ダンテの元へと走った。