ダイススロー 10回目
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本来ならば図書館内に隠されたヒントの紙を探さなければいけなかった。
だが、悪魔は消える際にヒントの紙を隠そうともせず、直接逢夏に渡していった。
逢夏が声に出して解読する。
例によってあの感情をこめた読み方だ。
「今度はね~、
『天使、残念!
せっかく探したのに呪術コーナーとかにはないよ~☆
ヒントは科学の実験!
科学コーナーに一直線するぅ!机に置いてある課題をやってみよう!
出来たものが生きてる悪魔植物を駆除する物と、解毒のおくすりになりまーす☆
でっきっるっかな~?できないだろうな~むふふ!』
…だってさ☆」
「逢夏、そんなに感情移入しなくていい」
「なんかイラッとしてきちゃうよ~。
それにしても生きてる悪魔植物って…何?」
まさか無人島で宝探しをした時に襲ってきたような食人花ではないだろうか。
そんなものが今後襲ってくることになるのかもしれないと思うと、それだけで鳥肌が立つ。
「「さあ?」」
逢夏とネロの言葉が重なる。
3人はとりあえず、科学コーナーに向かった。
手分けして探そうとも思ったのだが、逢夏によると下手に別行動を取ると命取りだったりするとのこと。
確かにホラー映画なんかでは1人になったやつからやられてしまう、それがないようにとの配慮だ。
フラグクラッシャー逢夏、ここに見参!…である。
かくして移動した3人は科学コーナーについた。
机が置いてあり、上には『じッケんジュォぅ』と書かれた羊皮紙が貼ってある。
そしてその上には、たくさんのビーカーやフラスコ、アルコールランプ等が置いてあり、さながら科学の授業のようだった。
「科学の実験みたい!懐かしいな~」
「そういえば逢夏は学生の時にこっち来たんだったな」
「あたしは毎日見てるからなんか嬉しくないなぁ。…数学よりマシだけど」
「ディーヴァちゃんは文系なんだねー」
「どっちかって言ったらだけど文系…かな?」
近くの本棚にあるであろう、何を作るか書かれているはずの教本を探す3人。
本はご丁寧にもすぐに見つかった。
教科書のようなものだ。
たくさん付箋がついており、背表紙には悪魔の名前もついていた。
そのまま『1-A、ぁクま゛』と…
「1-A、だって」
「魔界にも学校あるの?」
「知らね」
パラパラとめくり付箋の場所を見ると、それが課題のようだった。
それを確認した瞬間だった。
ぽん!という音を立ててネロと逢夏、ディーヴァの格好が違う物に変わる。
「白衣と…眼鏡か」
「あの悪魔、コスプレ好きみたい」
「…悪魔ってみんな変態な気がする」
「ダンテはともかく、俺を見ながらいうなよ」
そう、3人は白衣をまとい、黒縁眼鏡をかけた科学者スタイルになったのだった。
「取りあえず、ここに書いてある通りの手順でつくろっか?」
「うん、それしかないよね」
「…何ができるのか書かれてないのが怖いけどな」
失敗しませんように。
変な物ができませんように。
そう祈りながら3人は材料の準備にいそしむのだった。
だが、悪魔は消える際にヒントの紙を隠そうともせず、直接逢夏に渡していった。
逢夏が声に出して解読する。
例によってあの感情をこめた読み方だ。
「今度はね~、
『天使、残念!
せっかく探したのに呪術コーナーとかにはないよ~☆
ヒントは科学の実験!
科学コーナーに一直線するぅ!机に置いてある課題をやってみよう!
出来たものが生きてる悪魔植物を駆除する物と、解毒のおくすりになりまーす☆
でっきっるっかな~?できないだろうな~むふふ!』
…だってさ☆」
「逢夏、そんなに感情移入しなくていい」
「なんかイラッとしてきちゃうよ~。
それにしても生きてる悪魔植物って…何?」
まさか無人島で宝探しをした時に襲ってきたような食人花ではないだろうか。
そんなものが今後襲ってくることになるのかもしれないと思うと、それだけで鳥肌が立つ。
「「さあ?」」
逢夏とネロの言葉が重なる。
3人はとりあえず、科学コーナーに向かった。
手分けして探そうとも思ったのだが、逢夏によると下手に別行動を取ると命取りだったりするとのこと。
確かにホラー映画なんかでは1人になったやつからやられてしまう、それがないようにとの配慮だ。
フラグクラッシャー逢夏、ここに見参!…である。
かくして移動した3人は科学コーナーについた。
机が置いてあり、上には『じッケんジュォぅ』と書かれた羊皮紙が貼ってある。
そしてその上には、たくさんのビーカーやフラスコ、アルコールランプ等が置いてあり、さながら科学の授業のようだった。
「科学の実験みたい!懐かしいな~」
「そういえば逢夏は学生の時にこっち来たんだったな」
「あたしは毎日見てるからなんか嬉しくないなぁ。…数学よりマシだけど」
「ディーヴァちゃんは文系なんだねー」
「どっちかって言ったらだけど文系…かな?」
近くの本棚にあるであろう、何を作るか書かれているはずの教本を探す3人。
本はご丁寧にもすぐに見つかった。
教科書のようなものだ。
たくさん付箋がついており、背表紙には悪魔の名前もついていた。
そのまま『1-A、ぁクま゛』と…
「1-A、だって」
「魔界にも学校あるの?」
「知らね」
パラパラとめくり付箋の場所を見ると、それが課題のようだった。
それを確認した瞬間だった。
ぽん!という音を立ててネロと逢夏、ディーヴァの格好が違う物に変わる。
「白衣と…眼鏡か」
「あの悪魔、コスプレ好きみたい」
「…悪魔ってみんな変態な気がする」
「ダンテはともかく、俺を見ながらいうなよ」
そう、3人は白衣をまとい、黒縁眼鏡をかけた科学者スタイルになったのだった。
「取りあえず、ここに書いてある通りの手順でつくろっか?」
「うん、それしかないよね」
「…何ができるのか書かれてないのが怖いけどな」
失敗しませんように。
変な物ができませんように。
そう祈りながら3人は材料の準備にいそしむのだった。