ダイススロー 10回目
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「できた!」
テーブルの上には3つのカクテルグラスが並んでいる。
左から薄い黄色が綺麗な今は希少価値の高いアブサン(ネロが欲しいと言って使ったあとこっそり持ち出していた)を使用した地震の名を持つ『アースクエイク』
血のように赤く、レモンが添えられた(ダンテも好きかもしれない)『ブラッディマリー』
そして右のパッと見コーヒーゼリーに見えなくもない、マラスキーノ・チェリーの飾られた甘い香りの漂う『エンジェルキッス』だった。
「わあ、美味しそう!
いいなー飲みたいなー」
「これ、ダンテに飲ませりゃいいのか?酒じゃねーか、効くのかよ」
ネロが不審そうに呟くのとそれが端の空いた椅子に現れるのは同時だった。
ダンテがいたら彼が座っていたであろう、四番目の席である。
『やァ!』
「キャッ悪魔!」
「うわ、びっくり!」
「てめっいきなり隣に現れんじゃねーよ」
そう、お馴染みの悪魔だった。
『ォおゥ、出来テルぅ!あリがトネ!』
おもむろにカクテルグラスを取る悪魔。
その香りと色を存分に楽しんだあと、グラスを傾け…
…飲んだ。
『ゥまイ!』
てーてってってー♪
「って、お前が飲むのかよっ!!」
ネロが突っ込みをいれながら、盛大に椅子ゴケをかます。
それを「本家の椅子ゴケと同じだ!」と逢夏は、笑って言った。
「私、おかしいと思ったんだぁ。
お酒が解毒剤のわけないし」
「えーーー!!作り損っ!?
ダンテのためになるならと、頑張って作ったのに…」
「でもこれでバーテンダーのお仕事もできるようになったネ!
まずは私に美味しいカクテルを作るのです!」
「逢夏…そういう問題じゃないだろ」
ガックリするディーヴァ、斜め上の考えをする逢夏、それを呆れるネロをよそに悪魔がげっぷする。
『ゲフぅー、うィぃひック!』
いつの間にやら、全て胃袋に収めてしまったようだ。
じっくり煮込んで10時間、パパッと食べてたった5分とはこのこと。
『おデさマおマェらノたメ、はャメに休ヵかラ帰テきタ。
今続キぃ!』
わざわざ休暇から早めに帰ってきたので今、お酒を飲みのみ休暇の続きをしているとのことだった。
酒独特の臭気を撒き散らせながら、悪魔がそうのたまう。
言いながら、天使は美味しそうちゅっちゅっしたいだの、贄はいつみてもかわいいし人妻最高!だの、果ては魔界での家族への愚痴を言い始める始末。
「うー、お酒くちゃい!」
「…この悪魔もう酔ってない?」
「まあ、一部アルコール度数高いからな」
こいつ、絶対酔ってるな。
テーブルの上には3つのカクテルグラスが並んでいる。
左から薄い黄色が綺麗な今は希少価値の高いアブサン(ネロが欲しいと言って使ったあとこっそり持ち出していた)を使用した地震の名を持つ『アースクエイク』
血のように赤く、レモンが添えられた(ダンテも好きかもしれない)『ブラッディマリー』
そして右のパッと見コーヒーゼリーに見えなくもない、マラスキーノ・チェリーの飾られた甘い香りの漂う『エンジェルキッス』だった。
「わあ、美味しそう!
いいなー飲みたいなー」
「これ、ダンテに飲ませりゃいいのか?酒じゃねーか、効くのかよ」
ネロが不審そうに呟くのとそれが端の空いた椅子に現れるのは同時だった。
ダンテがいたら彼が座っていたであろう、四番目の席である。
『やァ!』
「キャッ悪魔!」
「うわ、びっくり!」
「てめっいきなり隣に現れんじゃねーよ」
そう、お馴染みの悪魔だった。
『ォおゥ、出来テルぅ!あリがトネ!』
おもむろにカクテルグラスを取る悪魔。
その香りと色を存分に楽しんだあと、グラスを傾け…
…飲んだ。
『ゥまイ!』
てーてってってー♪
「って、お前が飲むのかよっ!!」
ネロが突っ込みをいれながら、盛大に椅子ゴケをかます。
それを「本家の椅子ゴケと同じだ!」と逢夏は、笑って言った。
「私、おかしいと思ったんだぁ。
お酒が解毒剤のわけないし」
「えーーー!!作り損っ!?
ダンテのためになるならと、頑張って作ったのに…」
「でもこれでバーテンダーのお仕事もできるようになったネ!
まずは私に美味しいカクテルを作るのです!」
「逢夏…そういう問題じゃないだろ」
ガックリするディーヴァ、斜め上の考えをする逢夏、それを呆れるネロをよそに悪魔がげっぷする。
『ゲフぅー、うィぃひック!』
いつの間にやら、全て胃袋に収めてしまったようだ。
じっくり煮込んで10時間、パパッと食べてたった5分とはこのこと。
『おデさマおマェらノたメ、はャメに休ヵかラ帰テきタ。
今続キぃ!』
わざわざ休暇から早めに帰ってきたので今、お酒を飲みのみ休暇の続きをしているとのことだった。
酒独特の臭気を撒き散らせながら、悪魔がそうのたまう。
言いながら、天使は美味しそうちゅっちゅっしたいだの、贄はいつみてもかわいいし人妻最高!だの、果ては魔界での家族への愚痴を言い始める始末。
「うー、お酒くちゃい!」
「…この悪魔もう酔ってない?」
「まあ、一部アルコール度数高いからな」
こいつ、絶対酔ってるな。