ダイススロー 8回目
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「痛いのや怖いのとかはいやだよ?」
「つらいのも、ね」
『だィじョウぶ☆イタくナィ、こヮくナぃ、ツラくなィイ』
先手を打って逢夏とディーヴァが言っておく。
だが、その心配はなかったようだ。
『ォデの両ホッぺ、贄ト天シ、ちゅ~すルゥ!
アと、ツーショットでぇ写シンとるトぉルッ!』
「ほっぺちゅーと…」
「…写真?」
なんだ。
簡単なことではないか。
「ちょっとくらいなら「『だめ』だ」ごめんなさいだめです」
逢夏のいいよ、という言葉は、ネロの主としての命令の前に発せられることはなかった。
にっこり笑顔で切り捨てるネロ。
だが、ディーヴァはダンテが命令しようが関係ない。
「片方だけになっちゃったけどそれで構わなければいいよ」
後退しないですむなら背に腹は変えられない。
ディーヴァは軽く答えた。
だが、黙っていないのがこの男である。
「はあ?こっちだってだめだっつの!
ディーヴァ、何了承してやがる!!」
「減るもんじゃないし別にちょっとくらい良いでしょ!」
「減る!」
耳としっぽの毛を逆立たせるダンテに、すぱっと言い捨てる。
そのまま悪魔の頬には、小さくリップ音が響いたのだった。
「ディーヴァの…ディーヴァの…浮気ものぉぉお!」
ダンテが何処かへ走り去る。
…結局1分ほどで戻ってきたが。
ダンテが帰ってこない間に、悪魔とツーショット写真も撮った。
どちらでもいいというので、こちらもディーヴァが並んで写る。
なんでこんなものがいるのか疑問を口にした逢夏に、悪魔がげんなりした様子で語った。
『パパとママ、カノ女ぃなイなラ、ォミあぃシロっテ。
ァイて、ちョ~コヮいオンな!』
「…悪魔の世界にお見合いあるんだぁ」
「なるほど。
ディーヴァちゃんとの写真は彼女いるよ、の証拠写真になるんだね」
「つーか、いっそのことそのまま結婚して幸せになっちまえよ」
『イヤダァァァァ!』
写真を握りしめて、イヤイヤをする悪魔。
逢夏はドウドウ、と落ち着かせると、後退について確認を入れた。
「で、後退しなくていいんだよね?このまま進んでいいんだよね?」
『ゥン、ツウじヨゥうン転デ。
てンシ、あリヵ゙ト!次ィおたノしミニ!』
「てめぇ待てゴラー!!」
その時ようやくダンテが帰ってきた。
駆けてきたダンテは、そのまま右ストレートを繰り出す。
ぼふん。
悪魔の消失と共に4人の格好も元に戻った。
マスの命令が正式に終わったという証拠である。
もちろん、ダンテのパンチは届くことなく空を切った。
ダンテは悔しそうに空を睨む。
「くっそ~」
「ディーヴァに感謝しろよ?
マスを戻らなくてすんだんだからな。
例えその方法が気に入らないとしても、だ」
「そうそう。怒らないであげてね?
元はと言えばダンテが悪いんだから」
「わかってるよ!だからってなぁ…」
ネロと逢夏に言われずともわかってはいる。
それでもダンテは自分だけのディーヴァが穢されたような感じがして、いやだったのだ。
それを察しているのか、ディーヴァはダンテを抱き締めた。
体格差からかその腕はキチンと回ってはいないが、精一杯、だ。
「ごめんね、ダンテ」
ムスー。
ダンテの今の表情に効果音をつけるならこんな感じだろう。
ディーヴァは、次にネロがダイスを振るまで、ずっとダンテに抱きついてご機嫌取りをしていた。
「つらいのも、ね」
『だィじョウぶ☆イタくナィ、こヮくナぃ、ツラくなィイ』
先手を打って逢夏とディーヴァが言っておく。
だが、その心配はなかったようだ。
『ォデの両ホッぺ、贄ト天シ、ちゅ~すルゥ!
アと、ツーショットでぇ写シンとるトぉルッ!』
「ほっぺちゅーと…」
「…写真?」
なんだ。
簡単なことではないか。
「ちょっとくらいなら「『だめ』だ」ごめんなさいだめです」
逢夏のいいよ、という言葉は、ネロの主としての命令の前に発せられることはなかった。
にっこり笑顔で切り捨てるネロ。
だが、ディーヴァはダンテが命令しようが関係ない。
「片方だけになっちゃったけどそれで構わなければいいよ」
後退しないですむなら背に腹は変えられない。
ディーヴァは軽く答えた。
だが、黙っていないのがこの男である。
「はあ?こっちだってだめだっつの!
ディーヴァ、何了承してやがる!!」
「減るもんじゃないし別にちょっとくらい良いでしょ!」
「減る!」
耳としっぽの毛を逆立たせるダンテに、すぱっと言い捨てる。
そのまま悪魔の頬には、小さくリップ音が響いたのだった。
「ディーヴァの…ディーヴァの…浮気ものぉぉお!」
ダンテが何処かへ走り去る。
…結局1分ほどで戻ってきたが。
ダンテが帰ってこない間に、悪魔とツーショット写真も撮った。
どちらでもいいというので、こちらもディーヴァが並んで写る。
なんでこんなものがいるのか疑問を口にした逢夏に、悪魔がげんなりした様子で語った。
『パパとママ、カノ女ぃなイなラ、ォミあぃシロっテ。
ァイて、ちョ~コヮいオンな!』
「…悪魔の世界にお見合いあるんだぁ」
「なるほど。
ディーヴァちゃんとの写真は彼女いるよ、の証拠写真になるんだね」
「つーか、いっそのことそのまま結婚して幸せになっちまえよ」
『イヤダァァァァ!』
写真を握りしめて、イヤイヤをする悪魔。
逢夏はドウドウ、と落ち着かせると、後退について確認を入れた。
「で、後退しなくていいんだよね?このまま進んでいいんだよね?」
『ゥン、ツウじヨゥうン転デ。
てンシ、あリヵ゙ト!次ィおたノしミニ!』
「てめぇ待てゴラー!!」
その時ようやくダンテが帰ってきた。
駆けてきたダンテは、そのまま右ストレートを繰り出す。
ぼふん。
悪魔の消失と共に4人の格好も元に戻った。
マスの命令が正式に終わったという証拠である。
もちろん、ダンテのパンチは届くことなく空を切った。
ダンテは悔しそうに空を睨む。
「くっそ~」
「ディーヴァに感謝しろよ?
マスを戻らなくてすんだんだからな。
例えその方法が気に入らないとしても、だ」
「そうそう。怒らないであげてね?
元はと言えばダンテが悪いんだから」
「わかってるよ!だからってなぁ…」
ネロと逢夏に言われずともわかってはいる。
それでもダンテは自分だけのディーヴァが穢されたような感じがして、いやだったのだ。
それを察しているのか、ディーヴァはダンテを抱き締めた。
体格差からかその腕はキチンと回ってはいないが、精一杯、だ。
「ごめんね、ダンテ」
ムスー。
ダンテの今の表情に効果音をつけるならこんな感じだろう。
ディーヴァは、次にネロがダイスを振るまで、ずっとダンテに抱きついてご機嫌取りをしていた。