ダイススロー 8回目
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だが一足遅かったようだ。
検討虚しくディーヴァはあと一歩のところで、ネロと逢夏の目の前にしてダンテに飛びつかれてしまった。
「ダンテっ!やーめーてー!!」
「だが断る」
押し倒され、ダンテが覆いかぶさっている。
ダンテはとうとう我慢できなかったようだ。
ディーヴァは疲れで、ダンテは大興奮からか、呼吸を荒くしていた。
「あーあ、遅かったみたい」
「そんなことより、ネロ、逢夏、どっちでもいいから助けてー!」
必死の叫びに、ネロと逢夏が動き出す。
その瞬間、コマがガタガタ動いたかと思うと、ぽーん☆と、飛び出してきた。
「いでっ!」
そしてダンテの額に勢いよく当たり、先端についた角の装飾が突き刺さった。
『はムぱもノォ、そコヵラどくどクゥ!』
痛みにのけ反り、渋々ではあったがダンテはディーヴァの上からどいた。
そしてダンテの額から抜け出したコマは、くるくる回ったかと思うと悪魔の姿になった。
『しっパぁィイ!!
ダィス振っテもどルゥ!』
よほど嬉しいのか、両手をあげて全力で喜びを表現する悪魔。
『こレデぉデ様、オきュー金あっぷゥ。ゥワーイ!』
なんと!給料制だったのか。
びっくりである。
大喜びの悪魔とは反対に、ネロとディーヴァの怒りがダンテに向いた。
ネロなんかは今にも殴りかかりそうな勢いである。
「おい!テメェのせいで失敗しちまったじゃねーか」
「なんで我慢できなかったのよ、ダンテのバカちん!」
吐き捨てるかようなディーヴァに、悪魔からダイスが手渡される。
『振ッテね☆』
「……ハァ」
ディーヴァはダイスを手に悪魔に向き直り、必死にお願いをした。
「悪魔さん、なんとか後戻りしないでそのまま進めないかな?」
その体はまだまだ下着姿のような格好のままである。
だからか、破壊力は抜群だ。
じ~~~…。
悪魔はその小さな翼でパタパタ滞空しているため、必然的に上目使いになってしまう。
じっと見つめられた悪魔は頬をほんのり赤く染めながらぽつりと漏らした。
『…しヵタなイ』
「よっしゃあ!」
「やった!」
ダンテとディーヴァがそう言って喜び、ネロと逢夏は顔を見合わせてほっとした表情を浮かべた。
『でモ、じよゥケんヵ゙あル!ナにかヲぇルたメにィ、ドゥトゥの代価ぁひつョウ!』
錬金術でお馴染み、等価交換である。
その言葉に一同、ギクリと体を強張らせた。
そうだった。
悪魔が、タダでそんなことをしてくれるわけがない。
検討虚しくディーヴァはあと一歩のところで、ネロと逢夏の目の前にしてダンテに飛びつかれてしまった。
「ダンテっ!やーめーてー!!」
「だが断る」
押し倒され、ダンテが覆いかぶさっている。
ダンテはとうとう我慢できなかったようだ。
ディーヴァは疲れで、ダンテは大興奮からか、呼吸を荒くしていた。
「あーあ、遅かったみたい」
「そんなことより、ネロ、逢夏、どっちでもいいから助けてー!」
必死の叫びに、ネロと逢夏が動き出す。
その瞬間、コマがガタガタ動いたかと思うと、ぽーん☆と、飛び出してきた。
「いでっ!」
そしてダンテの額に勢いよく当たり、先端についた角の装飾が突き刺さった。
『はムぱもノォ、そコヵラどくどクゥ!』
痛みにのけ反り、渋々ではあったがダンテはディーヴァの上からどいた。
そしてダンテの額から抜け出したコマは、くるくる回ったかと思うと悪魔の姿になった。
『しっパぁィイ!!
ダィス振っテもどルゥ!』
よほど嬉しいのか、両手をあげて全力で喜びを表現する悪魔。
『こレデぉデ様、オきュー金あっぷゥ。ゥワーイ!』
なんと!給料制だったのか。
びっくりである。
大喜びの悪魔とは反対に、ネロとディーヴァの怒りがダンテに向いた。
ネロなんかは今にも殴りかかりそうな勢いである。
「おい!テメェのせいで失敗しちまったじゃねーか」
「なんで我慢できなかったのよ、ダンテのバカちん!」
吐き捨てるかようなディーヴァに、悪魔からダイスが手渡される。
『振ッテね☆』
「……ハァ」
ディーヴァはダイスを手に悪魔に向き直り、必死にお願いをした。
「悪魔さん、なんとか後戻りしないでそのまま進めないかな?」
その体はまだまだ下着姿のような格好のままである。
だからか、破壊力は抜群だ。
じ~~~…。
悪魔はその小さな翼でパタパタ滞空しているため、必然的に上目使いになってしまう。
じっと見つめられた悪魔は頬をほんのり赤く染めながらぽつりと漏らした。
『…しヵタなイ』
「よっしゃあ!」
「やった!」
ダンテとディーヴァがそう言って喜び、ネロと逢夏は顔を見合わせてほっとした表情を浮かべた。
『でモ、じよゥケんヵ゙あル!ナにかヲぇルたメにィ、ドゥトゥの代価ぁひつョウ!』
錬金術でお馴染み、等価交換である。
その言葉に一同、ギクリと体を強張らせた。
そうだった。
悪魔が、タダでそんなことをしてくれるわけがない。