ダイススロー 8回目
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
見ていられなくなったのか、ディーヴァがそんなネロとダンテに近づいてきた。
羊の性質上、おどおどしてはいたが。
「反対がないならネロはどいててもらってもいいかな」
「ああ、お前こそ頼むから俺には近づくな。
噛みつきたい衝動を抑えるのは大変なんだ」
「ディーヴァちゃん、気を付けて~」
壁の隙間からエールを送る逢夏。
ネロはスッと後退してディーヴァに道を譲ると、逢夏のいる隙間の前で守るように、門番よろしく座り込んだ。
ディーヴァは前足の蹄を鳴らすと、キッと前方にいるダンテを睨む。
ダンテもさすがに前にいるのがディーヴァだと気が付いたようだった。
「天誅っ」
先が尖った羊の角。
それを突き出したディーヴァは、ダンテに突進していった。
「おーさすがウシ科の動物だな。
猪突猛進だ」
「ネロ、猪突猛進はイノシシね。
でも…うん、闘牛みたい」
それはもこもこした綿の塊が動いているようにも見え、傍から見るとちょっと笑えた。
「ぎゃあああ!いでーーー!!」
ゴロゴロゴローー。
そんな効果音を立てて、ダンテもディーヴァもその場に転がっていった。
一瞬の後、ガバリと起き上ったダンテが周りを確認する。
「はっ!!オレは一体!?」
「ダンテ、しっかりしなさぁい!」
追い討ちにと、ディーヴァが蹄を使いふさふさのしっぽの付け根を踏みつける。
グリッ!
「ふぐおおおお…」
場所的に男の股間に近いため、何か大事なブツを踏んでしまったかもしれない。
おそろしやおそろしや。
「おおお。ディーヴァちゃん、なんて強い…」
「うわ、それは痛ぇ」
ネロは思わず下半身をこわばらせた。
3人は、自分を取り戻した(そして大事なところが回復した)ダンテにも分かるように説明をした。
そして悪魔の目的も。
「反対のがよかったな。
逢夏なんぞオレは襲いたくねーつの!」
「なんかとはなんだ、人の嫁に向かって失礼なやつだな」
「でもネロだって襲うならディーヴァより逢夏のがいいだろ?」
「まあ…そうだな。くっ!動物の本能が憎いぜ!」
そういう問題ではない。
ディーヴァが異議あり!と挙手して言った。
「対象が違ければいいわけじゃないよー。
あたし、結構怖かったんだから」
「はいはーい!私は面白かっ…いや何でもないです」
対して逢夏も挙手する。
180度違う答えにネロが眉間にしわをよせて睨んだ。
「とにかく、ここでは相互関係はキツネ=ウサギ、狼=羊ってわけなのね。
じゃあ私はネロがディーヴァちゃんの所にいかないよう、キッチンあたりで見張ってるよ。
何かあったらスタッピングでお知らせする。
…それでどう?」
「ああ、万が一ってこともあるしな。
俺はそれでいいと思うぜ」
因みにキッチンとリビングは一部屋のくくりなので命令の失敗には入らない。
ついでに言えば、スタッピングとは、野生のウサギ達の間で為される、後ろ足で地面を叩くことで意思疎通を図る連絡手段の1つである。
「だったら反対にあたしは、ここでダンテの歯止め役ってことでよろしくね。
なんかあったらダンテのお尻に角をつき刺して止めるね!」
「おいおい、それは勘弁しろよ…」
こうして2組の組み合わせ…まぁ、いつもの組み合わせである。
が、ここに出来た。
羊の性質上、おどおどしてはいたが。
「反対がないならネロはどいててもらってもいいかな」
「ああ、お前こそ頼むから俺には近づくな。
噛みつきたい衝動を抑えるのは大変なんだ」
「ディーヴァちゃん、気を付けて~」
壁の隙間からエールを送る逢夏。
ネロはスッと後退してディーヴァに道を譲ると、逢夏のいる隙間の前で守るように、門番よろしく座り込んだ。
ディーヴァは前足の蹄を鳴らすと、キッと前方にいるダンテを睨む。
ダンテもさすがに前にいるのがディーヴァだと気が付いたようだった。
「天誅っ」
先が尖った羊の角。
それを突き出したディーヴァは、ダンテに突進していった。
「おーさすがウシ科の動物だな。
猪突猛進だ」
「ネロ、猪突猛進はイノシシね。
でも…うん、闘牛みたい」
それはもこもこした綿の塊が動いているようにも見え、傍から見るとちょっと笑えた。
「ぎゃあああ!いでーーー!!」
ゴロゴロゴローー。
そんな効果音を立てて、ダンテもディーヴァもその場に転がっていった。
一瞬の後、ガバリと起き上ったダンテが周りを確認する。
「はっ!!オレは一体!?」
「ダンテ、しっかりしなさぁい!」
追い討ちにと、ディーヴァが蹄を使いふさふさのしっぽの付け根を踏みつける。
グリッ!
「ふぐおおおお…」
場所的に男の股間に近いため、何か大事なブツを踏んでしまったかもしれない。
おそろしやおそろしや。
「おおお。ディーヴァちゃん、なんて強い…」
「うわ、それは痛ぇ」
ネロは思わず下半身をこわばらせた。
3人は、自分を取り戻した(そして大事なところが回復した)ダンテにも分かるように説明をした。
そして悪魔の目的も。
「反対のがよかったな。
逢夏なんぞオレは襲いたくねーつの!」
「なんかとはなんだ、人の嫁に向かって失礼なやつだな」
「でもネロだって襲うならディーヴァより逢夏のがいいだろ?」
「まあ…そうだな。くっ!動物の本能が憎いぜ!」
そういう問題ではない。
ディーヴァが異議あり!と挙手して言った。
「対象が違ければいいわけじゃないよー。
あたし、結構怖かったんだから」
「はいはーい!私は面白かっ…いや何でもないです」
対して逢夏も挙手する。
180度違う答えにネロが眉間にしわをよせて睨んだ。
「とにかく、ここでは相互関係はキツネ=ウサギ、狼=羊ってわけなのね。
じゃあ私はネロがディーヴァちゃんの所にいかないよう、キッチンあたりで見張ってるよ。
何かあったらスタッピングでお知らせする。
…それでどう?」
「ああ、万が一ってこともあるしな。
俺はそれでいいと思うぜ」
因みにキッチンとリビングは一部屋のくくりなので命令の失敗には入らない。
ついでに言えば、スタッピングとは、野生のウサギ達の間で為される、後ろ足で地面を叩くことで意思疎通を図る連絡手段の1つである。
「だったら反対にあたしは、ここでダンテの歯止め役ってことでよろしくね。
なんかあったらダンテのお尻に角をつき刺して止めるね!」
「おいおい、それは勘弁しろよ…」
こうして2組の組み合わせ…まぁ、いつもの組み合わせである。
が、ここに出来た。