ダイススロー 8回目
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朝食を取り終えたネロ達は、テーブルの上を片付けてボードゲームを囲んだ。
ディーヴァの言葉で立ち直った悪魔のコマも今はすっかり元通り、元気いっぱいで飛び跳ねている。
その様子は日本で人気があるらしい、某梨の妖精当地キャラクターのようである。
『天シィ、ダぃスふルゥゥう!!』
跳ねながらダイスをディーヴァの手に落とすコマ。
落ちたダイスが手の中に落ちるのを確認すると、コマは定位置に戻りぴたりと止まった。
「じゃあみんな、いい?あたし、振るよ?」
「ああ、どっからでも来やがれってんだ!」
「昨日も言ったが、期待してるぜ」
「いいよ。じゃんじゃん振っちゃって!」
3人の言葉にコロンとテーブルの上に転がすディーヴァ。
テーブルの上で止まると思われたダイスだったが、落ちどころが悪かったのか下に落ち、シャティの体毛に隠れて止まった。
「シャティ、悪いがそっとどいてくれるか」
「承知した」
ダイスの目をいじらないよう気を付けて立ち上がるシャティ。
その下のダイスを4人で覗き込む。
その目は『1』
「わ、また1だ」
逢夏の言葉とともに、コマが1つ前に動く。
そして叫んだ。
『みンナ、ぁに魔ァル!オまェラ、らンだむニぃかァドとルとルゥ!』
「逢夏、何だって?」
「なんとなくニュアンスでわかったけど…」
「えっと。
皆が動物になる…のかな?カードを取れだってさ」
いつの間にやらテーブルの上には4枚のカードが伏せられていた。
このカードを一枚ずつ取れってことだろう。
「早い物勝ちッ!じゃあ右端はオレが貰うぜ」
「俺はこっちの左端だな」
「あたしはこっち」
「私は残ったカードを、と。
残り物には福がある~…って、ネ!」
順番に取っていき、せーのでひっくり返す。
その瞬間、悪魔の声がまた響いた。
『ォうモノとおヮレるもノにィ、別レるゥ!!』
ダンテのカードには『F O X』
ネロのカードには『W O L F』
ディーヴァのカードには『S H E E P』
そして逢夏のカードには『R A B B I T』
と、書かれていた。
「今回は絵じゃないんだね」
「ねー」
「下手くそな絵はやめたんだろ」
「前のヤツとか地図、見れたもんじゃなかったもんな」
『へタ言ゥ、ユルサなィィ!
はムぱモノ達ぃ、夜ミチに気ォつけルゥ!』
「はいはい」
「やれるならやってみろよ」
「もう!2人とも煽らないの!」
「それより悪魔さん、説明よろしくお願いします」
逢夏の言葉に、悪魔は渋々と話を進めた。
これがその要約である。
「お前らはカードに書いてある動物に2時間の間なっちゃうよ☆
前半1時間はふつうの動物!
残りの1時間は半分だけ動物になっちゃうゾ!
肉食獣は草食側に危害をちょこっとでも加えたらだぁめ!
反対に草食動物は部屋から出たらおーしまいっ!
成功するのはかーんたん!ただ2時間耐えるだけ☆」
「いつものことだけど逢夏、感情込め過ぎじゃないか?」
「その方が楽しいでしょ」
「楽し…いか?」
「あたし時々逢夏がわからない…」
「安心しろ、長年一緒にいる俺もたまにわからないから」
『せツメィ済ンだとこでェ、シャバドゥビタッチヘンシーン!!』
「ちょ、その掛け声はッッ!」
「きゃ…」
「おわあッ!」
「なっ!」
どこかで聞いたことのあるようなないような…やっぱりあるような掛け声をともに指を鳴らす悪魔。
その掛け声とともに4人はぼふん、という音を立てて煙に包まれた。
すぐに晴れていく煙から現れたのは、
食肉目イヌ科キツネ属の哺乳動物…キツネになってしまったらしいダンテ
食肉目イヌ科イヌ属の同じく哺乳動物、狼扮するネロ
ウシ目ウシ科ヒツジ属…羊になったディーヴァ
そして、ウサギ目ウサギ科ウサギ属…ウサギの逢夏
だった。
ディーヴァの言葉で立ち直った悪魔のコマも今はすっかり元通り、元気いっぱいで飛び跳ねている。
その様子は日本で人気があるらしい、某梨の妖精当地キャラクターのようである。
『天シィ、ダぃスふルゥゥう!!』
跳ねながらダイスをディーヴァの手に落とすコマ。
落ちたダイスが手の中に落ちるのを確認すると、コマは定位置に戻りぴたりと止まった。
「じゃあみんな、いい?あたし、振るよ?」
「ああ、どっからでも来やがれってんだ!」
「昨日も言ったが、期待してるぜ」
「いいよ。じゃんじゃん振っちゃって!」
3人の言葉にコロンとテーブルの上に転がすディーヴァ。
テーブルの上で止まると思われたダイスだったが、落ちどころが悪かったのか下に落ち、シャティの体毛に隠れて止まった。
「シャティ、悪いがそっとどいてくれるか」
「承知した」
ダイスの目をいじらないよう気を付けて立ち上がるシャティ。
その下のダイスを4人で覗き込む。
その目は『1』
「わ、また1だ」
逢夏の言葉とともに、コマが1つ前に動く。
そして叫んだ。
『みンナ、ぁに魔ァル!オまェラ、らンだむニぃかァドとルとルゥ!』
「逢夏、何だって?」
「なんとなくニュアンスでわかったけど…」
「えっと。
皆が動物になる…のかな?カードを取れだってさ」
いつの間にやらテーブルの上には4枚のカードが伏せられていた。
このカードを一枚ずつ取れってことだろう。
「早い物勝ちッ!じゃあ右端はオレが貰うぜ」
「俺はこっちの左端だな」
「あたしはこっち」
「私は残ったカードを、と。
残り物には福がある~…って、ネ!」
順番に取っていき、せーのでひっくり返す。
その瞬間、悪魔の声がまた響いた。
『ォうモノとおヮレるもノにィ、別レるゥ!!』
ダンテのカードには『F O X』
ネロのカードには『W O L F』
ディーヴァのカードには『S H E E P』
そして逢夏のカードには『R A B B I T』
と、書かれていた。
「今回は絵じゃないんだね」
「ねー」
「下手くそな絵はやめたんだろ」
「前のヤツとか地図、見れたもんじゃなかったもんな」
『へタ言ゥ、ユルサなィィ!
はムぱモノ達ぃ、夜ミチに気ォつけルゥ!』
「はいはい」
「やれるならやってみろよ」
「もう!2人とも煽らないの!」
「それより悪魔さん、説明よろしくお願いします」
逢夏の言葉に、悪魔は渋々と話を進めた。
これがその要約である。
「お前らはカードに書いてある動物に2時間の間なっちゃうよ☆
前半1時間はふつうの動物!
残りの1時間は半分だけ動物になっちゃうゾ!
肉食獣は草食側に危害をちょこっとでも加えたらだぁめ!
反対に草食動物は部屋から出たらおーしまいっ!
成功するのはかーんたん!ただ2時間耐えるだけ☆」
「いつものことだけど逢夏、感情込め過ぎじゃないか?」
「その方が楽しいでしょ」
「楽し…いか?」
「あたし時々逢夏がわからない…」
「安心しろ、長年一緒にいる俺もたまにわからないから」
『せツメィ済ンだとこでェ、シャバドゥビタッチヘンシーン!!』
「ちょ、その掛け声はッッ!」
「きゃ…」
「おわあッ!」
「なっ!」
どこかで聞いたことのあるようなないような…やっぱりあるような掛け声をともに指を鳴らす悪魔。
その掛け声とともに4人はぼふん、という音を立てて煙に包まれた。
すぐに晴れていく煙から現れたのは、
食肉目イヌ科キツネ属の哺乳動物…キツネになってしまったらしいダンテ
食肉目イヌ科イヌ属の同じく哺乳動物、狼扮するネロ
ウシ目ウシ科ヒツジ属…羊になったディーヴァ
そして、ウサギ目ウサギ科ウサギ属…ウサギの逢夏
だった。