ダイススロー 7回目
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太陽の眩しい光をしっかり反射する真っ白な砂浜の上。
4人はツキジめいた様相で横たわっていた。
「おい、ディーヴァ、逢夏、ついでにネロ、生きてるか~…?」
「なんとか…。
暖かくて本当に助かっちゃった。」
「海水浴なんて久しぶりー。」
「そーいや、今年は行ってなかったな。
ってか、ダンテ…ついでは余計だ。」
しっとりと肌にへばり付く服を陽光に晒しているのはもちろん乾かす為。
それに加え、いくらディーヴァが漏らしたように暖かいとはいえ、水につかって冷えてしまった体を温める為…だったのだが。
そこにひらひらと3枚の紙が舞い降りる。
手を伸ばして一緒くたにそれらを掴んだネロは目を通すことも無くすぐさま隣の逢夏へとたらい回した。
「逢夏、頼んだ。」
「アイサー!
えっとー…」
紙には相変わらずのミミズの張ったような字。
と言うわけで、ここからは既にお馴染みの逢夏アナウンスに代えさせて頂く。
『ここ、悪魔と罠だらけの無人島!
お宝探す探すー!
でもただ探す、楽しくない?
2人組に分かれて競争する、きっと楽しい☆
勝った方にお宝プレゼント!
負けた方、何も無し。
制限時間、1時間以内!
時間内に見つからなかった4人で楽しい罰ゲーム。』
「だそうです。」
そうしてダンテとネロ、それぞれの手に逢夏から地図が手渡される。
しばし2人は渡されたそれが地図としての役割を果たしているのか、疑問に思いつつも眺めていたが…
「オレはもちろんディーヴァとだな。」
「言われなくとも。
いくぞ、逢夏。」
ダンテはディーヴァの手を、ネロは逢夏の手をとった。
と、その同時にだった。
「ダ、ダンテ!あれ!」
「ちっ、早速お出ましかよ。
せめてリベリオンがあれば…。」
「あ、こんなところにリベリオンとレッドクイーン。」
「本当か!?
でかした、逢夏!」
リベリオンをダンテに放ったネロはすぐさまレッドクイーンを構え
難なく受け取ったダンテも同様に、ディーヴァを背に悪魔に対峙。
武器がないならまだしも、確かに愛用の武器を手にする2人の前に悪魔達などいい的ではあれ、敵になどなれず。
もれなく呆気なく退治されてしまった。
静まりかえるビーチは非常に穏やかな空気が流れる。
だがしかし、そんな中で突如釈然としない表情をした者がただ一人。
「よぅっし!
この調子でばんばん片っ端から悪魔を狩ってやるぜ!
いくぞ、ディーヴァ!」
「うん!
宝物、すっごく楽しみ!」
「待て。
ディーヴァは俺と来い。
逢夏はダンテについていけ。」
「…は!?」「へ…?」「はーい。」
その釈然としない表情をしたおひとり様、ネロはディーヴァの手をとるとダンテとは逆方向へとあるき始める。
しかしそれにダンテが反抗しない訳がなかった。
「おいおい、待てよ。
どういうつもりだ、ネロ。」
「どういうつもりも何も…。
そういや…丁度いいからお預けにしてた勝負の続きといこうぜ。
このマスの間でお互いのパートナーに怪我ひとつさせたら負けってのはどうだ。」
「なにをゴタゴタ勝手に言いやがって…、ざけんな「んなに吠えんなよ、弱く見えるぞ。…あぁ、まさか怖気づいたのか?」
っ、誰が!あぁ良いぜ!受けて立ってやる!
逢夏、来い!!」
「はいはい。
じゃあ、ディーヴァちゃん、ネロ、いってくるね!」
「う、うん。
逢夏も、ダンテも気を付けてね!」
「お前もな、ディーヴァ!」
大股で歩き出すダンテの後ろをひょこひょこ小走りでついていく逢夏をしばらく見ていたディーヴァとネロ。
"本当に大丈夫だろうか?"首を傾げて心配するディーヴァの肩をネロが叩く。
「悪かったな、二人っきりなのを邪魔して。」
「二人っきりって、そんな!
そ、そんなの気にしないでよ!別にいいから!
それよりも…なにか、あった?」
「…あった。
ま、それは追々説明するからさ、とりあえず今はトレジャーハンターでもしてようぜ。」
そう笑って見せたネロはディーヴァの一歩前に立つと、ディーヴァの歩みを確認してから歩きだす。
「逢夏、…ごめん。」
けれど、浮かべた笑顔と裏腹に悲しげな呟きをディーヴァはしっかりと聞きとっていた。
4人はツキジめいた様相で横たわっていた。
「おい、ディーヴァ、逢夏、ついでにネロ、生きてるか~…?」
「なんとか…。
暖かくて本当に助かっちゃった。」
「海水浴なんて久しぶりー。」
「そーいや、今年は行ってなかったな。
ってか、ダンテ…ついでは余計だ。」
しっとりと肌にへばり付く服を陽光に晒しているのはもちろん乾かす為。
それに加え、いくらディーヴァが漏らしたように暖かいとはいえ、水につかって冷えてしまった体を温める為…だったのだが。
そこにひらひらと3枚の紙が舞い降りる。
手を伸ばして一緒くたにそれらを掴んだネロは目を通すことも無くすぐさま隣の逢夏へとたらい回した。
「逢夏、頼んだ。」
「アイサー!
えっとー…」
紙には相変わらずのミミズの張ったような字。
と言うわけで、ここからは既にお馴染みの逢夏アナウンスに代えさせて頂く。
『ここ、悪魔と罠だらけの無人島!
お宝探す探すー!
でもただ探す、楽しくない?
2人組に分かれて競争する、きっと楽しい☆
勝った方にお宝プレゼント!
負けた方、何も無し。
制限時間、1時間以内!
時間内に見つからなかった4人で楽しい罰ゲーム。』
「だそうです。」
そうしてダンテとネロ、それぞれの手に逢夏から地図が手渡される。
しばし2人は渡されたそれが地図としての役割を果たしているのか、疑問に思いつつも眺めていたが…
「オレはもちろんディーヴァとだな。」
「言われなくとも。
いくぞ、逢夏。」
ダンテはディーヴァの手を、ネロは逢夏の手をとった。
と、その同時にだった。
「ダ、ダンテ!あれ!」
「ちっ、早速お出ましかよ。
せめてリベリオンがあれば…。」
「あ、こんなところにリベリオンとレッドクイーン。」
「本当か!?
でかした、逢夏!」
リベリオンをダンテに放ったネロはすぐさまレッドクイーンを構え
難なく受け取ったダンテも同様に、ディーヴァを背に悪魔に対峙。
武器がないならまだしも、確かに愛用の武器を手にする2人の前に悪魔達などいい的ではあれ、敵になどなれず。
もれなく呆気なく退治されてしまった。
静まりかえるビーチは非常に穏やかな空気が流れる。
だがしかし、そんな中で突如釈然としない表情をした者がただ一人。
「よぅっし!
この調子でばんばん片っ端から悪魔を狩ってやるぜ!
いくぞ、ディーヴァ!」
「うん!
宝物、すっごく楽しみ!」
「待て。
ディーヴァは俺と来い。
逢夏はダンテについていけ。」
「…は!?」「へ…?」「はーい。」
その釈然としない表情をしたおひとり様、ネロはディーヴァの手をとるとダンテとは逆方向へとあるき始める。
しかしそれにダンテが反抗しない訳がなかった。
「おいおい、待てよ。
どういうつもりだ、ネロ。」
「どういうつもりも何も…。
そういや…丁度いいからお預けにしてた勝負の続きといこうぜ。
このマスの間でお互いのパートナーに怪我ひとつさせたら負けってのはどうだ。」
「なにをゴタゴタ勝手に言いやがって…、ざけんな「んなに吠えんなよ、弱く見えるぞ。…あぁ、まさか怖気づいたのか?」
っ、誰が!あぁ良いぜ!受けて立ってやる!
逢夏、来い!!」
「はいはい。
じゃあ、ディーヴァちゃん、ネロ、いってくるね!」
「う、うん。
逢夏も、ダンテも気を付けてね!」
「お前もな、ディーヴァ!」
大股で歩き出すダンテの後ろをひょこひょこ小走りでついていく逢夏をしばらく見ていたディーヴァとネロ。
"本当に大丈夫だろうか?"首を傾げて心配するディーヴァの肩をネロが叩く。
「悪かったな、二人っきりなのを邪魔して。」
「二人っきりって、そんな!
そ、そんなの気にしないでよ!別にいいから!
それよりも…なにか、あった?」
「…あった。
ま、それは追々説明するからさ、とりあえず今はトレジャーハンターでもしてようぜ。」
そう笑って見せたネロはディーヴァの一歩前に立つと、ディーヴァの歩みを確認してから歩きだす。
「逢夏、…ごめん。」
けれど、浮かべた笑顔と裏腹に悲しげな呟きをディーヴァはしっかりと聞きとっていた。