ダイススロー 6回目
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しかしネロとダンテが痴漢されている側だというのに、4人ほどいた男性…駅員が、何を勘違いしたのか2人を痴漢している側ととった。
「貴様ら、現行犯だ!」
「ちょっと来てもらおうか?」
駅員は、無理に女達から引き剥がしたネロとダンテを立たせて連行しようとする。
ネロは振り払うと、自分で立ち直して服を整えた。
「はあ?見りゃわかるだろ。
痴漢されてるのはこっちだ!
…ダンテならまだしもな」
「オレだって勘弁したいね!
なんつってもディーヴァ一筋なんで」
「てめぇは言ってることと表情が違過ぎだろ!」
「んー、楽しいことは楽しむべきだと思ったんでな?」
同じく振り払ったダンテは事も無げにサラリと言った。
「いいから来い!
「「だが断る!」」
「なんだと!」
尚も掴みかかる駅員の手をヒラリとかわした2人。
だが、激昂した駅員は2人の頭を掴み、開けた扉から頭を押し出した。
ガシャン!
「ってえ!」
「痛ッ!」
ちょうどトンネルに入ったのか、車体すれすれにトンネルの壁が迫っている。
だが、相手を人間と信じている2人は下手に攻撃はできない。
やめるよう言いつつ、それ以上前に行かないようにすることしかできなかった。
「オレのカッコいい鼻が削れてなくなっちまったらどうすんだ!」
「ダンテはバカか!鼻どころか首がなくなるだろ!」
仕方ないと思ったネロは、トンネルが終わった瞬間行動に移した。
悪魔の右腕に力をこめ、扉のへりに掴まると、思いきり飛び上がる。
その勢いと反動を利用し、ぐるっと車体の反対側に回り込む。
ネロの身軽さと力強さゆえ出来ることだ。
「てやあああっ!!」
「ぐほっ!」
ネロは自分が落とされそうになっていた扉の反対側で、同じ状態のダンテを右腕で抱えて…というよりエルボーで突っ込み助けた。
ネロもダンテもふっとぶが、駅員もふっとんだ。
「ネロ、もっと痛くねえ助け方があるだろ!」
「しかたねぇだろが!
助けてやっただけ感謝しろ」
「チッ…駅員が倒れてる間にとりあえず逃げるぞ!」
「ああ、こんなとこにこれ以上いられないしな」
とんでもない車両だったことは否めない。
そして彼らの向かった先は悪魔が行かないよう注意していた『3号車』だった。
「貴様ら、現行犯だ!」
「ちょっと来てもらおうか?」
駅員は、無理に女達から引き剥がしたネロとダンテを立たせて連行しようとする。
ネロは振り払うと、自分で立ち直して服を整えた。
「はあ?見りゃわかるだろ。
痴漢されてるのはこっちだ!
…ダンテならまだしもな」
「オレだって勘弁したいね!
なんつってもディーヴァ一筋なんで」
「てめぇは言ってることと表情が違過ぎだろ!」
「んー、楽しいことは楽しむべきだと思ったんでな?」
同じく振り払ったダンテは事も無げにサラリと言った。
「いいから来い!
「「だが断る!」」
「なんだと!」
尚も掴みかかる駅員の手をヒラリとかわした2人。
だが、激昂した駅員は2人の頭を掴み、開けた扉から頭を押し出した。
ガシャン!
「ってえ!」
「痛ッ!」
ちょうどトンネルに入ったのか、車体すれすれにトンネルの壁が迫っている。
だが、相手を人間と信じている2人は下手に攻撃はできない。
やめるよう言いつつ、それ以上前に行かないようにすることしかできなかった。
「オレのカッコいい鼻が削れてなくなっちまったらどうすんだ!」
「ダンテはバカか!鼻どころか首がなくなるだろ!」
仕方ないと思ったネロは、トンネルが終わった瞬間行動に移した。
悪魔の右腕に力をこめ、扉のへりに掴まると、思いきり飛び上がる。
その勢いと反動を利用し、ぐるっと車体の反対側に回り込む。
ネロの身軽さと力強さゆえ出来ることだ。
「てやあああっ!!」
「ぐほっ!」
ネロは自分が落とされそうになっていた扉の反対側で、同じ状態のダンテを右腕で抱えて…というよりエルボーで突っ込み助けた。
ネロもダンテもふっとぶが、駅員もふっとんだ。
「ネロ、もっと痛くねえ助け方があるだろ!」
「しかたねぇだろが!
助けてやっただけ感謝しろ」
「チッ…駅員が倒れてる間にとりあえず逃げるぞ!」
「ああ、こんなとこにこれ以上いられないしな」
とんでもない車両だったことは否めない。
そして彼らの向かった先は悪魔が行かないよう注意していた『3号車』だった。