ダイススロー 6回目
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2号車にはほとんどが女性しかいなかった。
男性といえば自分達と他に4人くらいしかいないだろう。
その男性も駅員のような出で立ちだ。
ここは先ほどの車両より人も少なく、開いている座席もあった。
女性ばかりということもあり、なんとなく肩身の狭い思いを感じながら、ネロとダンテは座席にどっかりと座りこんだ。
しばらく無言で座り込む2人に、視線が突き刺さる。
それと同時に甘ったるい香水の香りが鼻を刺す。
ネロが鼻を摘まんで密やかに話した。
「香水くせぇ。
ダンテはよく我慢できるよな」
「スラム街で慣れてる。
お♪痴女がいる、珍しい。
ディーヴァもいいけどこういう展開も悪くねえ、いい女だな」
自分でも言っているがやはり育ちの違いというのは大きいだろう。
廃退的なフォルトゥナから出て数年のネロと、スラム街ばかりで居を構え続けるダンテ。
思うことが違うのは当たり前だと思う。
かたやウキウキしていて、かたや非常に気分悪そうな表情だった。
ネロの顔をしかめる仕草が一年ほど前に会ったある男に似ている。
が、今は気にすることではないだろう。
ネロは、臭いだけでなく、この舐めるような女達の視線が嫌だとこぼした。
「頭痛ぇ」
「これがイイんじゃねえか、フッフー!」
「てめえ…黙らねえとディーヴァに今の話するぞ
あいつ、浮気だって言うだろうな」
「おっと!そりゃ勘弁してくれ。
オレはディーヴァを裏切りたいわけじゃないんでな」
そして女達は、立ち上がりゆっくりと近づいてきた。
「あ、今どきますんで…」
ネロがこちらに座りたいのかと、座席を移動しようとした。
だが、女達はネロ達が逃げられないようゆったりと体をくねらせ取り囲んだ。
艶めかしく体をくねらせるその様子は、ダンテに最近めっきり行かなくなったストリップバーを連想させる。
「いいのよ、そのままで…」
「あら、やっぱりイ・イ・男!」
「お姉さん達とイイことしましょう?」
そう言いながら女達は、手慣れたようにネロとダンテの体に絡みつき、纏わりつく。
「うわあ!ちょ、やめ…」
「イイこと?やってみろよ」
その仕草たるや、痴女というよりは娼婦である。
皆、肌の大きく露出した服を着ていて大きな胸や尻をこれでもかと強調していた。
胸に至っては、ひょっとするとディーヴァより大きいかもしれない。
男を誘惑する大きさである。
そしてするりとその服をぬぎ、その意味をなさないような下着を晒しだした。
「うわ、わ、わ!見てられねぇ!」
赤くなりながら、目を両手で覆うネロ。
「ハハッネロは意外とウブだな!」
そんなネロを鼻で笑いながら、ダンテは口笛を吹いて女達を見ていた。
その体を好き勝手に触らせながら…。
その時、目を覆うネロの服の間にするすると女のひんやりした手が入り込んできた。
「ぎゃあ!アンタら触んないでくれ!」
「キスくらいしていいが、口は勘弁だぜ?
オレもネロも、大事な恋人の物だからな。
あ。体も大事なトコロをいじるのは勘弁しろよ?」
逃げようとするネロと、反対に軽いダンテ。
両者とも素肌同士が密着したことにより、香水の香りがむわんと体にこびりついていった。
そして、唇を除いた顔や体にはたくさんのキスの雨が降る。
いい思いしてるダンテと嫌な気分でいっぱいのネロ。
いい気分、とはいってもやはり思うのはディーヴァのこと。
ネロは言わずもがな、逢夏のことだった。
これがディーヴァならどんなにいいか…。
これが逢夏ならどんなにいいだろう…。
全く同じ事を考える2人であった。
男性といえば自分達と他に4人くらいしかいないだろう。
その男性も駅員のような出で立ちだ。
ここは先ほどの車両より人も少なく、開いている座席もあった。
女性ばかりということもあり、なんとなく肩身の狭い思いを感じながら、ネロとダンテは座席にどっかりと座りこんだ。
しばらく無言で座り込む2人に、視線が突き刺さる。
それと同時に甘ったるい香水の香りが鼻を刺す。
ネロが鼻を摘まんで密やかに話した。
「香水くせぇ。
ダンテはよく我慢できるよな」
「スラム街で慣れてる。
お♪痴女がいる、珍しい。
ディーヴァもいいけどこういう展開も悪くねえ、いい女だな」
自分でも言っているがやはり育ちの違いというのは大きいだろう。
廃退的なフォルトゥナから出て数年のネロと、スラム街ばかりで居を構え続けるダンテ。
思うことが違うのは当たり前だと思う。
かたやウキウキしていて、かたや非常に気分悪そうな表情だった。
ネロの顔をしかめる仕草が一年ほど前に会ったある男に似ている。
が、今は気にすることではないだろう。
ネロは、臭いだけでなく、この舐めるような女達の視線が嫌だとこぼした。
「頭痛ぇ」
「これがイイんじゃねえか、フッフー!」
「てめえ…黙らねえとディーヴァに今の話するぞ
あいつ、浮気だって言うだろうな」
「おっと!そりゃ勘弁してくれ。
オレはディーヴァを裏切りたいわけじゃないんでな」
そして女達は、立ち上がりゆっくりと近づいてきた。
「あ、今どきますんで…」
ネロがこちらに座りたいのかと、座席を移動しようとした。
だが、女達はネロ達が逃げられないようゆったりと体をくねらせ取り囲んだ。
艶めかしく体をくねらせるその様子は、ダンテに最近めっきり行かなくなったストリップバーを連想させる。
「いいのよ、そのままで…」
「あら、やっぱりイ・イ・男!」
「お姉さん達とイイことしましょう?」
そう言いながら女達は、手慣れたようにネロとダンテの体に絡みつき、纏わりつく。
「うわあ!ちょ、やめ…」
「イイこと?やってみろよ」
その仕草たるや、痴女というよりは娼婦である。
皆、肌の大きく露出した服を着ていて大きな胸や尻をこれでもかと強調していた。
胸に至っては、ひょっとするとディーヴァより大きいかもしれない。
男を誘惑する大きさである。
そしてするりとその服をぬぎ、その意味をなさないような下着を晒しだした。
「うわ、わ、わ!見てられねぇ!」
赤くなりながら、目を両手で覆うネロ。
「ハハッネロは意外とウブだな!」
そんなネロを鼻で笑いながら、ダンテは口笛を吹いて女達を見ていた。
その体を好き勝手に触らせながら…。
その時、目を覆うネロの服の間にするすると女のひんやりした手が入り込んできた。
「ぎゃあ!アンタら触んないでくれ!」
「キスくらいしていいが、口は勘弁だぜ?
オレもネロも、大事な恋人の物だからな。
あ。体も大事なトコロをいじるのは勘弁しろよ?」
逃げようとするネロと、反対に軽いダンテ。
両者とも素肌同士が密着したことにより、香水の香りがむわんと体にこびりついていった。
そして、唇を除いた顔や体にはたくさんのキスの雨が降る。
いい思いしてるダンテと嫌な気分でいっぱいのネロ。
いい気分、とはいってもやはり思うのはディーヴァのこと。
ネロは言わずもがな、逢夏のことだった。
これがディーヴァならどんなにいいか…。
これが逢夏ならどんなにいいだろう…。
全く同じ事を考える2人であった。