ダイススロー 6回目
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逢夏とディーヴァは8号車へと移った。
8号車にも人はたくさんいたが、7号車ほどではない。
「やっと一息つけられそうだねっ」
「ディーヴァちゃん、ちょっと座ろっか」
「うん」
2人は開いているシートにゆっくりと沈みこんだ。
そしてフウ、とお互い深くため息を吐く。
思うのは先ほどまでの窮屈過ぎた状況についてだ。
「潰されるかと思ったよねぇ…」
「うん、すごく苦しかったぁ」
「ディーヴァちゃんはそのおっきな胸とか苦しかったんじゃないの」
少しだけトゲのある言い方で言う逢夏。
逢夏はこの命令に入ってから、いや、入る前からかもしれないがやけに胸の話につっかかってくるようになった気がする。
「…逢夏、そんなに胸、気にしてるの?」
「そんなことないよー」
絶対気にしてる。
気にしなくても、逢夏にだってやわらかそうな上向きバストがあるのに…
そう思ったが、ディーヴァは下手に何も言えず話を変えた。
「そ、そういえば、悪魔がカツラとかおもしろかったよね!」
「え?うん、変だったよね。思わず私も突っ込み入れちゃった」
しばらく談笑して過ごしていると、悪魔のアナウンスが入ってきた。
『次ハ、血ノ池~血ノ池~。でモ、止まラナィよ。
ソのかヮり、ァく魔ノ、ヵんジョォせんをごリョうの、贄と天シィニぃ、お死ラセッ!』
あの悪魔の声だ。
もはや恒例行事となった、命令やお知らせ、ルール説明の放送が非常に楽しくて仕方ないようだ。
ケタケタと笑いながら放送している。
『8ゴゥ車、ぷレゼンと、みぃぃぃっつオィテあるゥ♪
間違ェたラ、ドッカーン!!制限ジかん、5フぅぅん!
ガンばらナクてモいぃヨ!』
そう言ってブツリと放送が切れた。
「プレ…ゼント?」
「え、どういうことなの」
お知らせの意味がよくわかっていないディーヴァの横で、逢夏は座席の下や荷物を置く上の金網を覗きこんだ。
ひぃ、ふぅ、みぃ…
「3つ…」
数えると8号車の中には3つの箱があった。
逢夏はそっと抱えると、自分達の前に3つの箱を並べた。
アンティーク調の箱である。
赤と青の触手のような配線が飛び出ていて、上部の時間表示と繋がっている。
時間表示のみ分かりやすくするためか、デジタル表示だった。
こんなところだけハイテクな悪魔、ちょっと笑えてしまう。
残りは4分とちょっとだった。
「逢夏、あたしよくわからなかったの。
だから説明して」
「プレゼント、つまりこれなんだけど。
5分たったらドッカーン、つまり爆発するの。
そしてこれは、『爆弾』ってこと」
「え、爆…弾?」
『爆弾』。
逢夏のその一言で乗客…と言っても悪魔である、がガタンと立ち上がる。
そして違う車両に逃げていった。
「悪魔のくせにこわがり~」
「そ、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」
「はいはい」
のほほんとした態度でそれを見送る逢夏だった。
8号車にも人はたくさんいたが、7号車ほどではない。
「やっと一息つけられそうだねっ」
「ディーヴァちゃん、ちょっと座ろっか」
「うん」
2人は開いているシートにゆっくりと沈みこんだ。
そしてフウ、とお互い深くため息を吐く。
思うのは先ほどまでの窮屈過ぎた状況についてだ。
「潰されるかと思ったよねぇ…」
「うん、すごく苦しかったぁ」
「ディーヴァちゃんはそのおっきな胸とか苦しかったんじゃないの」
少しだけトゲのある言い方で言う逢夏。
逢夏はこの命令に入ってから、いや、入る前からかもしれないがやけに胸の話につっかかってくるようになった気がする。
「…逢夏、そんなに胸、気にしてるの?」
「そんなことないよー」
絶対気にしてる。
気にしなくても、逢夏にだってやわらかそうな上向きバストがあるのに…
そう思ったが、ディーヴァは下手に何も言えず話を変えた。
「そ、そういえば、悪魔がカツラとかおもしろかったよね!」
「え?うん、変だったよね。思わず私も突っ込み入れちゃった」
しばらく談笑して過ごしていると、悪魔のアナウンスが入ってきた。
『次ハ、血ノ池~血ノ池~。でモ、止まラナィよ。
ソのかヮり、ァく魔ノ、ヵんジョォせんをごリョうの、贄と天シィニぃ、お死ラセッ!』
あの悪魔の声だ。
もはや恒例行事となった、命令やお知らせ、ルール説明の放送が非常に楽しくて仕方ないようだ。
ケタケタと笑いながら放送している。
『8ゴゥ車、ぷレゼンと、みぃぃぃっつオィテあるゥ♪
間違ェたラ、ドッカーン!!制限ジかん、5フぅぅん!
ガンばらナクてモいぃヨ!』
そう言ってブツリと放送が切れた。
「プレ…ゼント?」
「え、どういうことなの」
お知らせの意味がよくわかっていないディーヴァの横で、逢夏は座席の下や荷物を置く上の金網を覗きこんだ。
ひぃ、ふぅ、みぃ…
「3つ…」
数えると8号車の中には3つの箱があった。
逢夏はそっと抱えると、自分達の前に3つの箱を並べた。
アンティーク調の箱である。
赤と青の触手のような配線が飛び出ていて、上部の時間表示と繋がっている。
時間表示のみ分かりやすくするためか、デジタル表示だった。
こんなところだけハイテクな悪魔、ちょっと笑えてしまう。
残りは4分とちょっとだった。
「逢夏、あたしよくわからなかったの。
だから説明して」
「プレゼント、つまりこれなんだけど。
5分たったらドッカーン、つまり爆発するの。
そしてこれは、『爆弾』ってこと」
「え、爆…弾?」
『爆弾』。
逢夏のその一言で乗客…と言っても悪魔である、がガタンと立ち上がる。
そして違う車両に逃げていった。
「悪魔のくせにこわがり~」
「そ、そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!」
「はいはい」
のほほんとした態度でそれを見送る逢夏だった。