ダイススロー 5回目
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
結論からいえばだ。
運など見はなされて久しいダンテとしては健闘したと言えよう。
誰も勝利の期待はできなかったが、勝負強さだけは味方したようだった。
皆さまは既にどのような運だめしが行われるかご承知だと思われるため、これからはダイジェストでお送りしたい。
一回目
「せっかくだから、オレはこの赤の扉を選ぶぜ!」
「ディーヴァちゃん。
ああ言うのを死亡フラグって言うんだよ。
気を付けようね。」
「死亡、フラグ?
とりあえず…ああ言うのを言わないようにすればいいの?」
「逢夏…。
ディーヴァに変なこと教えたら後でダンテに怒られるぞ。」
「はぁい。」
所定位置についたところで悪魔とダンテは一気に紐を引く。
その途端、ガコンという何か外れる音と共に
「ってぇーーーーーー!!」
「ダンテ!?」
「予想外!」
「…お前、本当にさっきからどうしたんだよ。」
紐と共にセットの天井が落下の上、頭に激突。
とはいえ、天井は薄いベニヤ板のようなものだったらしく
ダンテを見る限りは突然の理不尽さにイライラする程度の痛みに納まっているようすだった。
二回目
「んじゃぁ…、こっちの黒。」
「上から来るぞ!気をつけろー!」
「なんでそんなに元気なんだよ、もう…。」
「逢夏、本当にこれが好きなんだね…。
…これをお仕事としてやってる人、可哀想。」
現れた黒と白の箱の内、黒の箱に入ったダンテは再び悪魔と二度目頭上の紐を引く。
すると今度は悪魔が消える。
バフッという音から察するに、床に穴があいて落ちたらしい。
「「「あ」」」
「頭上…注意っていってたのにっ…ぷ、あははははは!」
「え?あの悪魔大丈夫なの?
あ…、出てきた…。」
「……逢夏。
誰でも良いから、止めてくれ…。」
「それはこっちのセリフだ!
誰でも良いからオレの心配しろー!!!」
三回目
三回目にして既にもう運だめしじゃないとダンテだけではなく他三人も思っていた。
なぜなら
「だーーっ!
まとわりつくんじゃねぇ!
お前も悪魔なら腹くくれよ!
キィキィ喚くならお前の上司にしろ!!」
目の前には"あのー、ネタ…見えてますよ?"なやる気のないセット。
もちろんネタが見えていない部屋を選ぶダンテ。
そしてそのダンテの足にまとわりつき、イヤイヤと首を振る影っぽい悪魔。
しかし無下にもペイッと悪魔を蹴っ飛ばしたダンテは部屋に入る。
それを見、影っぽい悪魔は逃げようとするも、どこからともなく現れた他の悪魔達が部屋に押し込め…
「…あほらし。」
バゴォン!と金属の落ちる音が隣から聞こえたのを確認してダンテが部屋から出てみると
そこにはガラス質の壁ごとなくなった最初の真っ白な世界が広がっていたのである。
-----------------------------
「ただいま。」
「おかえり。
…どしたの?」
「ディーヴァ、今回だけはマジで癒して。」
いつものハイテンションもなく、ダンテはディーヴァを抱きしめる。
珍しく大人しく、また疲れ切った声に思わず優しく抱きしめ返すディーヴァ。
本人曰く
『普通に悪魔退治してた方が楽。
時間にすれば大したことはないと分かっていても疲れた。』
とのことだった。
運など見はなされて久しいダンテとしては健闘したと言えよう。
誰も勝利の期待はできなかったが、勝負強さだけは味方したようだった。
皆さまは既にどのような運だめしが行われるかご承知だと思われるため、これからはダイジェストでお送りしたい。
一回目
「せっかくだから、オレはこの赤の扉を選ぶぜ!」
「ディーヴァちゃん。
ああ言うのを死亡フラグって言うんだよ。
気を付けようね。」
「死亡、フラグ?
とりあえず…ああ言うのを言わないようにすればいいの?」
「逢夏…。
ディーヴァに変なこと教えたら後でダンテに怒られるぞ。」
「はぁい。」
所定位置についたところで悪魔とダンテは一気に紐を引く。
その途端、ガコンという何か外れる音と共に
「ってぇーーーーーー!!」
「ダンテ!?」
「予想外!」
「…お前、本当にさっきからどうしたんだよ。」
紐と共にセットの天井が落下の上、頭に激突。
とはいえ、天井は薄いベニヤ板のようなものだったらしく
ダンテを見る限りは突然の理不尽さにイライラする程度の痛みに納まっているようすだった。
二回目
「んじゃぁ…、こっちの黒。」
「上から来るぞ!気をつけろー!」
「なんでそんなに元気なんだよ、もう…。」
「逢夏、本当にこれが好きなんだね…。
…これをお仕事としてやってる人、可哀想。」
現れた黒と白の箱の内、黒の箱に入ったダンテは再び悪魔と二度目頭上の紐を引く。
すると今度は悪魔が消える。
バフッという音から察するに、床に穴があいて落ちたらしい。
「「「あ」」」
「頭上…注意っていってたのにっ…ぷ、あははははは!」
「え?あの悪魔大丈夫なの?
あ…、出てきた…。」
「……逢夏。
誰でも良いから、止めてくれ…。」
「それはこっちのセリフだ!
誰でも良いからオレの心配しろー!!!」
三回目
三回目にして既にもう運だめしじゃないとダンテだけではなく他三人も思っていた。
なぜなら
「だーーっ!
まとわりつくんじゃねぇ!
お前も悪魔なら腹くくれよ!
キィキィ喚くならお前の上司にしろ!!」
目の前には"あのー、ネタ…見えてますよ?"なやる気のないセット。
もちろんネタが見えていない部屋を選ぶダンテ。
そしてそのダンテの足にまとわりつき、イヤイヤと首を振る影っぽい悪魔。
しかし無下にもペイッと悪魔を蹴っ飛ばしたダンテは部屋に入る。
それを見、影っぽい悪魔は逃げようとするも、どこからともなく現れた他の悪魔達が部屋に押し込め…
「…あほらし。」
バゴォン!と金属の落ちる音が隣から聞こえたのを確認してダンテが部屋から出てみると
そこにはガラス質の壁ごとなくなった最初の真っ白な世界が広がっていたのである。
-----------------------------
「ただいま。」
「おかえり。
…どしたの?」
「ディーヴァ、今回だけはマジで癒して。」
いつものハイテンションもなく、ダンテはディーヴァを抱きしめる。
珍しく大人しく、また疲れ切った声に思わず優しく抱きしめ返すディーヴァ。
本人曰く
『普通に悪魔退治してた方が楽。
時間にすれば大したことはないと分かっていても疲れた。』
とのことだった。