ダイススロー 4回目
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「で、こんな格好で戦争ごっこをしろと?」
事の経緯を聞いたダンテが、そのたらこ唇をなぞりながら聞いた。
「さあ?それはわからないけど取り合えずあの光ってるとこをめざしましょ」
「他に目ぼしいところもないし、それがよさそうだな」
逢夏とネロが笑いを堪えながらてこてこ歩く。
ディーヴァなんかは、口を押さえてふきだしそうになるのを必死にこらえる始末。
「それにしても、お前らは可愛いな。
それに比べてオレのこの姿はなんなんだ!」
3人の姿を歩き見ながら、感想を述べるダンテ。
感想と言うよりは、文句である。
唇を尖らせて言ったためか、たらこ唇がさらに分厚くなって見えた。
その様子に、一同は結局大爆笑してしまった。
「っもう我慢できなーい!
ダンテぶっさいくっ!あはははは!!」
「笑いながらいうなよ。
まあ…今がこんなでも、元のオレはかっこいいんだからいいけどよ」
かっこつけてるつもりなのか、ポーズを取るが、手足が短く上手く出来ない。
「ブフッ!
知ってる?そういうのってブサかわいいって言うんだよ」
「逢夏、ブサかわいいってなぁに?」
「不細工とかわいいを足して2で割ったって感じかな」
「「へー」」
「ダンテと違ってディーヴァちゃんは、ぷにっとしててかわいいね」
「そ、そうかな…?」
嬉しいような、複雑な気持ちである。
逢夏はネロにも言った。
「ネロも、すごくかわいい」
「お前もしゃべる度に口がもごもご動いてかわいいぜ」
「えへへ。ネロ…ありがと」
「そこ!またいい雰囲気だしやがって!!
終わったらぜってぇゲストルーム借りてやる…」
「お前はいい加減にしとけ!」
甘い雰囲気を醸し出す2人に小さな手…というか翼をパタパタさせて願望を呟いたダンテ。
しかし、ネロは鋭い猫パンチをダンテの顔面に叩き込んで止めた。
「ぎゃあ、痛ぇ!」
ぬいぐるみの顔が思いきりへこみ、ダンテは体をゴロゴロ転がした。
「それにしても、逢夏は耳の異様に長いうさぎで、俺は黒猫、ダンテは不細工「一言余計だ!」なヒヨコか。
でもディーヴァのそれはなんの動物なんだ?」
「…なぞの生命体に見えるよね」
ネロとディーヴァが不思議な顔(といってもぬいぐるみなのであまり変化はないが)をする。
ディーヴァはくるぅりとその場をまわって全身を確認してみた。
うさぎのようなねずみのような、黄色いキャラクターだ。
赤い頬と、稲妻型の尻尾が特徴的と言えよう。
「雷でも使う悪魔じゃねぇか?」
復活したダンテが、プシュ~と煙をあげながら言う。
逢夏は、懐かしむような声音で話した。
「これはね、元いた世界のコンピューターゲームのキャラクターとか、アミューズメントのキャラクターなんだよ。
懐かしい、私も一時期はまったっけ…」
「へえ…そうなのか」
「元いた世界?」
「逢夏も違う世界から呼ばれたの?」
どういうことかわからないダンテとディーヴァに逢夏は説明する。
自分は、元々悪魔のいない世界に生きていた。
だが、ある日突然悪魔に贄だと言われて、無理矢理この世界に連れてこられたのだ。
そこでネロと出会い、時には傷つけ合いながらも愛を育み、原因となった悪魔を滅した。
そして、ネロと結婚して今に至るのだ、と。
「大変だったんだな…」
「でも、おかげでネロと会えたんだね」
「うん、ここに来なかったらネロと出会えなかった。
だから、ちょっとだけ感謝してる」
「逢夏…」
ネロが感動してぬいぐるみのガラスの瞳を潤ませた。
「話は戻るけど、私のこれは『汎用うさぎ』っていうアミューズメントのキャラクターで」
「ディーヴァちゃんの黄色いのが『ピカチュウ』っていうコンピューターゲームのキャラクターなの。
ダンテの読み通り、電気を操る能力があるんだよ」
「ネロは映画に出てる魔女の子が飼ってる猫に似てるね。
けど、ネロのは普通に黒猫みたい」
「オレは?」
ちょっとワクワクしながらダンテが聞く。
「ダンテは…ゴメンわかんない。見たことないや」
「がっくし。またオレだけ除け者かよ…」
そうこうしてる内に、光っている場所にたどり着いた。
大きな円で囲まれた床が光っているようだ。
その円は悪魔が出現するときによく見る結界に似た紋章で出来ていた。
だが、その淡い輝きは神聖さを醸し出していてまるでディーヴァの天使のそれだった。
そしてその目の前には看板が立っている。
『ヲぃでぃまスヴぇ、ヴァかナ、おまぇラごウィ、こー』
「相変わらずキタネー字」
「読めない…看板には何て?」
「えっとね『おいでませ、バカなお前ら御一行』って書いてあるよ」
「…ふざけやがって」
舌打ちしたネロを先頭に、4人は円の中に入った。
事の経緯を聞いたダンテが、そのたらこ唇をなぞりながら聞いた。
「さあ?それはわからないけど取り合えずあの光ってるとこをめざしましょ」
「他に目ぼしいところもないし、それがよさそうだな」
逢夏とネロが笑いを堪えながらてこてこ歩く。
ディーヴァなんかは、口を押さえてふきだしそうになるのを必死にこらえる始末。
「それにしても、お前らは可愛いな。
それに比べてオレのこの姿はなんなんだ!」
3人の姿を歩き見ながら、感想を述べるダンテ。
感想と言うよりは、文句である。
唇を尖らせて言ったためか、たらこ唇がさらに分厚くなって見えた。
その様子に、一同は結局大爆笑してしまった。
「っもう我慢できなーい!
ダンテぶっさいくっ!あはははは!!」
「笑いながらいうなよ。
まあ…今がこんなでも、元のオレはかっこいいんだからいいけどよ」
かっこつけてるつもりなのか、ポーズを取るが、手足が短く上手く出来ない。
「ブフッ!
知ってる?そういうのってブサかわいいって言うんだよ」
「逢夏、ブサかわいいってなぁに?」
「不細工とかわいいを足して2で割ったって感じかな」
「「へー」」
「ダンテと違ってディーヴァちゃんは、ぷにっとしててかわいいね」
「そ、そうかな…?」
嬉しいような、複雑な気持ちである。
逢夏はネロにも言った。
「ネロも、すごくかわいい」
「お前もしゃべる度に口がもごもご動いてかわいいぜ」
「えへへ。ネロ…ありがと」
「そこ!またいい雰囲気だしやがって!!
終わったらぜってぇゲストルーム借りてやる…」
「お前はいい加減にしとけ!」
甘い雰囲気を醸し出す2人に小さな手…というか翼をパタパタさせて願望を呟いたダンテ。
しかし、ネロは鋭い猫パンチをダンテの顔面に叩き込んで止めた。
「ぎゃあ、痛ぇ!」
ぬいぐるみの顔が思いきりへこみ、ダンテは体をゴロゴロ転がした。
「それにしても、逢夏は耳の異様に長いうさぎで、俺は黒猫、ダンテは不細工「一言余計だ!」なヒヨコか。
でもディーヴァのそれはなんの動物なんだ?」
「…なぞの生命体に見えるよね」
ネロとディーヴァが不思議な顔(といってもぬいぐるみなのであまり変化はないが)をする。
ディーヴァはくるぅりとその場をまわって全身を確認してみた。
うさぎのようなねずみのような、黄色いキャラクターだ。
赤い頬と、稲妻型の尻尾が特徴的と言えよう。
「雷でも使う悪魔じゃねぇか?」
復活したダンテが、プシュ~と煙をあげながら言う。
逢夏は、懐かしむような声音で話した。
「これはね、元いた世界のコンピューターゲームのキャラクターとか、アミューズメントのキャラクターなんだよ。
懐かしい、私も一時期はまったっけ…」
「へえ…そうなのか」
「元いた世界?」
「逢夏も違う世界から呼ばれたの?」
どういうことかわからないダンテとディーヴァに逢夏は説明する。
自分は、元々悪魔のいない世界に生きていた。
だが、ある日突然悪魔に贄だと言われて、無理矢理この世界に連れてこられたのだ。
そこでネロと出会い、時には傷つけ合いながらも愛を育み、原因となった悪魔を滅した。
そして、ネロと結婚して今に至るのだ、と。
「大変だったんだな…」
「でも、おかげでネロと会えたんだね」
「うん、ここに来なかったらネロと出会えなかった。
だから、ちょっとだけ感謝してる」
「逢夏…」
ネロが感動してぬいぐるみのガラスの瞳を潤ませた。
「話は戻るけど、私のこれは『汎用うさぎ』っていうアミューズメントのキャラクターで」
「ディーヴァちゃんの黄色いのが『ピカチュウ』っていうコンピューターゲームのキャラクターなの。
ダンテの読み通り、電気を操る能力があるんだよ」
「ネロは映画に出てる魔女の子が飼ってる猫に似てるね。
けど、ネロのは普通に黒猫みたい」
「オレは?」
ちょっとワクワクしながらダンテが聞く。
「ダンテは…ゴメンわかんない。見たことないや」
「がっくし。またオレだけ除け者かよ…」
そうこうしてる内に、光っている場所にたどり着いた。
大きな円で囲まれた床が光っているようだ。
その円は悪魔が出現するときによく見る結界に似た紋章で出来ていた。
だが、その淡い輝きは神聖さを醸し出していてまるでディーヴァの天使のそれだった。
そしてその目の前には看板が立っている。
『ヲぃでぃまスヴぇ、ヴァかナ、おまぇラごウィ、こー』
「相変わらずキタネー字」
「読めない…看板には何て?」
「えっとね『おいでませ、バカなお前ら御一行』って書いてあるよ」
「…ふざけやがって」
舌打ちしたネロを先頭に、4人は円の中に入った。