そしてそれから…
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気がつくとずいぶん久しぶりな気がしないでもない風景…ダンテの事務所、そのリビングにいた。
ネロと逢夏の家のしっかりとしたソファとは違う、薄っぺらいソファにダンテとディーヴァは身を預けて眠りこけていたみたいだ。
「帰ってきた…帰ってきたぞディーヴァ!!」
「うん、そう…だね」
非常にうれしいダンテと、うれしいのに素直に喜べないディーヴァ。
ダンテは壁にかけられている時計を確認した。
「全然時間たってねぇ!!」
確か来る前にはお昼ご飯をそろそろ作ろうかと重い腰を上げたところまで覚えている。
つまりは11時過ぎだった。
そして時計は11時8分を指している。
その時間は来る前と同じ時間より、わずか数分後、といったところだ。
「日付も…うんそのままみたいだね。
変わってないよ」
ディーヴァがラジオで確認すれば、日付も変わっていないようだ。
1月の半ば…ディーヴァの冬休み中のままだ。
「あんなに長くいたってのにな…」
「長くいたっていっても数日だけど…
でも、色々あり過ぎて何日にも感じるよね」
「逆に壮大な夢でも見てたんじゃないかって思うくらいだ」
確かに。
今までの出来事が嘘だったか、はたまた夢だったのかと思うほどだ。
「でも夢じゃないよ」
「ああ、そうだな」
目の前のテーブルの上には今までなかった物がちょこんとその存在を主張していた。
逢夏がねんどろ●ど…とか言っていた小さな自分達のかわいい人形に、たくさんの写真、ハロウィンの仮装など他にも色々ある。
そのすべてがネロと逢夏の世界で貰った物達だ。
記憶が消されてこの品物達だけが置いてあったなら、よくわからないまま悪魔の仕業にされて捨てられていたかもしれない。
だが、ダンテもディーヴァもしっかり覚えていた。
ダイスの悪魔は本来なら帰す時に記憶を消すつもりだったらしいが、意外と楽しかったらしく粋なはからいで消さないでおいてくれたのだ。
消されなくてよかった。
楽しかったが、数日とはいえ実に濃ゆい日々だった。
別れるのはつらかったが、終わって正直ホッとした部分もある。
「なんか疲れたぜ」
「うん、疲れたね。けど…
またいつか会いたいな」
「この世界にはあのネロとあの逢夏はいないもんな。
まず難しいだろ」
「わかってるよ、でもまた会いたい。
もう会えないなんてあんまりだよぉ…」
じわり、涙を目尻に浮かべるディーヴァを、ダンテは抱きしめるとその髪をゆっくり撫でた。
「ディーヴァが会いたいって、そう思っていればきっといつかまた会える」
ダンテのなでる指にはネロから貰ったリングが光り、撫でられているディーヴァの髪には逢夏から貰ったカメオ付きのリボンが揺れていた。
リボンとリングが「いつも一緒にいるよ!」と言っているように見えて、ディーヴァは次第に笑顔になっていく。
元気な笑みを浮かべ、目尻の涙をぬぐうと
「うん!そうだよね!!
なんだかまた会えるきがしてきた!!
よし、今日は久しぶりにピザを大盤振る舞いしちゃう!
ダンテ、あたしがんばって作るから!」
そう言って胸を叩いた。
「はは、元気だな。美味いの頼むぜ」
ダンテも笑顔を浮かべるとそう言い返した。
その後、ねんど●いどな2人は宝探しの時に手に入れた装飾のきれいな小箱とともに枕元に飾ってある。
ハロウィンに着た魔女の仮装は…ダンテの悪戯防止にと、クローゼットの奥に大切にしまい込んだそうだ。
ネロと逢夏の家のしっかりとしたソファとは違う、薄っぺらいソファにダンテとディーヴァは身を預けて眠りこけていたみたいだ。
「帰ってきた…帰ってきたぞディーヴァ!!」
「うん、そう…だね」
非常にうれしいダンテと、うれしいのに素直に喜べないディーヴァ。
ダンテは壁にかけられている時計を確認した。
「全然時間たってねぇ!!」
確か来る前にはお昼ご飯をそろそろ作ろうかと重い腰を上げたところまで覚えている。
つまりは11時過ぎだった。
そして時計は11時8分を指している。
その時間は来る前と同じ時間より、わずか数分後、といったところだ。
「日付も…うんそのままみたいだね。
変わってないよ」
ディーヴァがラジオで確認すれば、日付も変わっていないようだ。
1月の半ば…ディーヴァの冬休み中のままだ。
「あんなに長くいたってのにな…」
「長くいたっていっても数日だけど…
でも、色々あり過ぎて何日にも感じるよね」
「逆に壮大な夢でも見てたんじゃないかって思うくらいだ」
確かに。
今までの出来事が嘘だったか、はたまた夢だったのかと思うほどだ。
「でも夢じゃないよ」
「ああ、そうだな」
目の前のテーブルの上には今までなかった物がちょこんとその存在を主張していた。
逢夏がねんどろ●ど…とか言っていた小さな自分達のかわいい人形に、たくさんの写真、ハロウィンの仮装など他にも色々ある。
そのすべてがネロと逢夏の世界で貰った物達だ。
記憶が消されてこの品物達だけが置いてあったなら、よくわからないまま悪魔の仕業にされて捨てられていたかもしれない。
だが、ダンテもディーヴァもしっかり覚えていた。
ダイスの悪魔は本来なら帰す時に記憶を消すつもりだったらしいが、意外と楽しかったらしく粋なはからいで消さないでおいてくれたのだ。
消されなくてよかった。
楽しかったが、数日とはいえ実に濃ゆい日々だった。
別れるのはつらかったが、終わって正直ホッとした部分もある。
「なんか疲れたぜ」
「うん、疲れたね。けど…
またいつか会いたいな」
「この世界にはあのネロとあの逢夏はいないもんな。
まず難しいだろ」
「わかってるよ、でもまた会いたい。
もう会えないなんてあんまりだよぉ…」
じわり、涙を目尻に浮かべるディーヴァを、ダンテは抱きしめるとその髪をゆっくり撫でた。
「ディーヴァが会いたいって、そう思っていればきっといつかまた会える」
ダンテのなでる指にはネロから貰ったリングが光り、撫でられているディーヴァの髪には逢夏から貰ったカメオ付きのリボンが揺れていた。
リボンとリングが「いつも一緒にいるよ!」と言っているように見えて、ディーヴァは次第に笑顔になっていく。
元気な笑みを浮かべ、目尻の涙をぬぐうと
「うん!そうだよね!!
なんだかまた会えるきがしてきた!!
よし、今日は久しぶりにピザを大盤振る舞いしちゃう!
ダンテ、あたしがんばって作るから!」
そう言って胸を叩いた。
「はは、元気だな。美味いの頼むぜ」
ダンテも笑顔を浮かべるとそう言い返した。
その後、ねんど●いどな2人は宝探しの時に手に入れた装飾のきれいな小箱とともに枕元に飾ってある。
ハロウィンに着た魔女の仮装は…ダンテの悪戯防止にと、クローゼットの奥に大切にしまい込んだそうだ。