ダイススロー 21回目
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すっかり静かになったリビング。
逢夏はダイスをつまみあげるなり、すぐさまそれを放った。
出た目は『1』。
コマはもう一度、ぽんっと一跳び。
ゴールのマスへと辿りつく。
『ごォーるウ!!』
コマから再び自由の姿に戻った悪魔はどこからともなく黒い旗を取り出し、嬉しそうに飛び跳ねながらそれを振った。
どうやら本当にこれでゲームは終了のよう。
なおも嬉しそうな悪魔を見やりつつ、ゆっくりと逢夏はネロに寄り添う。
「終わっちゃったね。」
「そうだな。」
「静かだね。」
「このくらいがいい。」
「寂しいね。」
「そう、……でもないだろ?
俺がいる。」
「……ふふっ、そうだね。」
腕の中にいる逢夏を片腕で優しく包みながら、ネロは悪魔のゲームに手を伸ばす。
そして
「…いろいろあったけど。
まぁまぁ楽しかった、かもな?」
元あったようにそっと…ゲームを折りたたんだのだった。
逢夏はダイスをつまみあげるなり、すぐさまそれを放った。
出た目は『1』。
コマはもう一度、ぽんっと一跳び。
ゴールのマスへと辿りつく。
『ごォーるウ!!』
コマから再び自由の姿に戻った悪魔はどこからともなく黒い旗を取り出し、嬉しそうに飛び跳ねながらそれを振った。
どうやら本当にこれでゲームは終了のよう。
なおも嬉しそうな悪魔を見やりつつ、ゆっくりと逢夏はネロに寄り添う。
「終わっちゃったね。」
「そうだな。」
「静かだね。」
「このくらいがいい。」
「寂しいね。」
「そう、……でもないだろ?
俺がいる。」
「……ふふっ、そうだね。」
腕の中にいる逢夏を片腕で優しく包みながら、ネロは悪魔のゲームに手を伸ばす。
そして
「…いろいろあったけど。
まぁまぁ楽しかった、かもな?」
元あったようにそっと…ゲームを折りたたんだのだった。