ダイススロー 20回目
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「ねえ逢夏、ここ…さっき壁じゃなかったよね?」
「えー、そうだったかなあ」
「絶対壁じゃなかった!道だったもん!
ダンテはわかるよね!?」
「えっ…オレに振るなよ」
「ああ…ダンテがわかるはずなかったね、ごめん」
「そう言われるとなんかムカつくな」
壁を目の前に何を言い合いしているんだか。
少しその辺を見て歩いていたネロが戻る。
「ちょっとどいてろ」
話を聞いたネロは右腕をブンブンと振り回し、目の前の壁を…
バキッ!
ぶん殴った。
実は命令の中の植物も壁もなにもかも、切ってもすぐ生えるし殴っても破壊はされないのだ。
でもこれで壊れればディーヴァの言った通り、即席の壁か何かと言うこと。
そして案の定、壁はもろく破壊された。
ぽっかりと穴が開き、その先を映し出している。
「わ、ほんとに壁じゃなかったんだね」
「…ハリボテかよ」
「ね?だから言ったでしょ?」
腰に手をあて、ちょっぴり得意気なディーヴァ。
「え、ていうかこの迷路、こうやって並びが変わっちゃう系なの?何それズルいッ」
「どうどうどう、逢夏。
さ、とにかく行くぞ、ボヤボヤしてると『ヤツら』が来る」
ぷりぷりと怒り出す逢夏をネロは落ち着かせると、先へと3人を促した。
そして少しすると、またあのBGMが流れ出した。
ウホッ!イイ男!が近くにいる。
ダンテとネロは悪寒に身を震わせながら恋人達を引き連れて走る走る!
後ろは確認しない。
ひたすら必死で走る。
「これは…ッ」
と、ネロとダンテとは違い、後ろどころか目ぼしいものがないか周りをチェックしていた逢夏の目が光る。
逢夏はそれを掴むと、イイ男のさらに後方へ向かって勢いよく投げた。
「あーなぜかこんなところに薄い本がー。
そーらとってこーい!」
すべて棒読みだったが、効果覿面。
イイ男はネロやダンテには目もくれず、薄い本目掛けて飛んでいった。
そしてそのまま戻ってこなかった。
「どうよ、ざっとこんなもんでしょう」
「ええええ!?」
「なん…だと…?」
「おい逢夏。本家の阿●さんはそんなのに釣られないだろ」
「ここでは釣られるんですー」
***
ネロとダンテを追い続けていた鬼を逢夏の活躍により撃退した4人は、太い蔓が触手のようにうねるフロアへ来ていた。
「なんか気持ち悪いね、ここ」
「期待を裏切らない展開が来そうだよね」
「書いてるヤツ…特にオレら側のヤツが変態だしな」
「だからメタ発言はすんなっつの」
進むに従って蔓はジャングルのように生い茂り、行く手を阻む。
ネロとダンテはめんどくさそうにぶちぶちとそれを引きちぎって道を作っていった。
あと少しでこの蔓達ともお別れ。
このまま行けば書き手のフラグは回避!
…とはいかないのである。
ガクン。
逢夏とディーヴァの体が宙に浮く。
「きゃあ!?」
「はにゃ?」
じわりじわりと、後ろから迫っていたらしい太い蔓。
それがまさに触手のように絡み付いて2人を拘束していた。
「ほらやっぱり。こうなると思った」
「そ、そんなこといってる場合じゃなぁい!
ダンテ、ネロ、たすけてー!」
気がついた2人が駆け足で戻ってきた。
「待ってろ逢夏、今たすけ…」
「ディーヴァ、おとなしく待っ…」
好き勝手にしゅるしゅるとその体に触手の魔の手が迫る。
特に今の女性陣の格好はいじりやすいだろう。
逢夏は宙釣りにされたことで、その足がすでに根本から見え放題。
ディーヴァは服がよれたのか、ノーブラな胸元が開いて見え放題。
そこに触手が入り込むのだ。
思わず男性陣は言葉を失い、ゴクリとつばを飲み込んだ。
助けなくちゃいけないのはわかっているが、こんな眼福ものは滅多に見られない。
ビバ!触手プレイ!
「おい、写真写真!カメラ係いないのかよ、カモーン!!」
「俺はいい。
脳内メモリにバッチリ保存しとくぜ」
「「ネロ/ダンテの変態ーー!!
2人ともキライッ!」」
「「えっ」」
その後、逢夏達がすぐに触手地獄から解放されたのは言うまでもない。
「えー、そうだったかなあ」
「絶対壁じゃなかった!道だったもん!
ダンテはわかるよね!?」
「えっ…オレに振るなよ」
「ああ…ダンテがわかるはずなかったね、ごめん」
「そう言われるとなんかムカつくな」
壁を目の前に何を言い合いしているんだか。
少しその辺を見て歩いていたネロが戻る。
「ちょっとどいてろ」
話を聞いたネロは右腕をブンブンと振り回し、目の前の壁を…
バキッ!
ぶん殴った。
実は命令の中の植物も壁もなにもかも、切ってもすぐ生えるし殴っても破壊はされないのだ。
でもこれで壊れればディーヴァの言った通り、即席の壁か何かと言うこと。
そして案の定、壁はもろく破壊された。
ぽっかりと穴が開き、その先を映し出している。
「わ、ほんとに壁じゃなかったんだね」
「…ハリボテかよ」
「ね?だから言ったでしょ?」
腰に手をあて、ちょっぴり得意気なディーヴァ。
「え、ていうかこの迷路、こうやって並びが変わっちゃう系なの?何それズルいッ」
「どうどうどう、逢夏。
さ、とにかく行くぞ、ボヤボヤしてると『ヤツら』が来る」
ぷりぷりと怒り出す逢夏をネロは落ち着かせると、先へと3人を促した。
そして少しすると、またあのBGMが流れ出した。
ウホッ!イイ男!が近くにいる。
ダンテとネロは悪寒に身を震わせながら恋人達を引き連れて走る走る!
後ろは確認しない。
ひたすら必死で走る。
「これは…ッ」
と、ネロとダンテとは違い、後ろどころか目ぼしいものがないか周りをチェックしていた逢夏の目が光る。
逢夏はそれを掴むと、イイ男のさらに後方へ向かって勢いよく投げた。
「あーなぜかこんなところに薄い本がー。
そーらとってこーい!」
すべて棒読みだったが、効果覿面。
イイ男はネロやダンテには目もくれず、薄い本目掛けて飛んでいった。
そしてそのまま戻ってこなかった。
「どうよ、ざっとこんなもんでしょう」
「ええええ!?」
「なん…だと…?」
「おい逢夏。本家の阿●さんはそんなのに釣られないだろ」
「ここでは釣られるんですー」
***
ネロとダンテを追い続けていた鬼を逢夏の活躍により撃退した4人は、太い蔓が触手のようにうねるフロアへ来ていた。
「なんか気持ち悪いね、ここ」
「期待を裏切らない展開が来そうだよね」
「書いてるヤツ…特にオレら側のヤツが変態だしな」
「だからメタ発言はすんなっつの」
進むに従って蔓はジャングルのように生い茂り、行く手を阻む。
ネロとダンテはめんどくさそうにぶちぶちとそれを引きちぎって道を作っていった。
あと少しでこの蔓達ともお別れ。
このまま行けば書き手のフラグは回避!
…とはいかないのである。
ガクン。
逢夏とディーヴァの体が宙に浮く。
「きゃあ!?」
「はにゃ?」
じわりじわりと、後ろから迫っていたらしい太い蔓。
それがまさに触手のように絡み付いて2人を拘束していた。
「ほらやっぱり。こうなると思った」
「そ、そんなこといってる場合じゃなぁい!
ダンテ、ネロ、たすけてー!」
気がついた2人が駆け足で戻ってきた。
「待ってろ逢夏、今たすけ…」
「ディーヴァ、おとなしく待っ…」
好き勝手にしゅるしゅるとその体に触手の魔の手が迫る。
特に今の女性陣の格好はいじりやすいだろう。
逢夏は宙釣りにされたことで、その足がすでに根本から見え放題。
ディーヴァは服がよれたのか、ノーブラな胸元が開いて見え放題。
そこに触手が入り込むのだ。
思わず男性陣は言葉を失い、ゴクリとつばを飲み込んだ。
助けなくちゃいけないのはわかっているが、こんな眼福ものは滅多に見られない。
ビバ!触手プレイ!
「おい、写真写真!カメラ係いないのかよ、カモーン!!」
「俺はいい。
脳内メモリにバッチリ保存しとくぜ」
「「ネロ/ダンテの変態ーー!!
2人ともキライッ!」」
「「えっ」」
その後、逢夏達がすぐに触手地獄から解放されたのは言うまでもない。