ダイススロー 20回目
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~♪~~♪
先を急ぐ4人の耳に謎のBGMが聞こえてきた。
遥か彼方、後方を確認すると何者かが向かってきているのがわずかに見える。
それは青いツナギ姿の男のようだった。
「え、あの人誰?」
「なんだあいつ…あれが鬼とか言うんじゃないだろうな」
「ハハッまっさかぁ!!」
ディーヴァとネロ、そしてダンテが不思議そうな顔で遥か後方を仰ぎ見る。
3人には全くその正体がわからなかった。
しかし、わかる人は青いツナギでわかるだろう。
そしてこの方…逢夏にもそれが誰だかわかったようだった。
「あれは…
あれは、『ブルーベリーみたいな色の青いツナギを着たイイ男』じゃないのさ!」
逢夏がその姿に叫ぶ。
「イイ男!?どこが!」
「ここに来てまさかの浮気か!?」
「逢夏…あんなのが好みなの?」
「あれにはこう言わなきゃダメなの!
ただの表現の1つだからつっこまないで!」
そして逢夏はネロとダンテの背中を押す。
「ネロ、ダンテ、走って!
お尻開発されたくなかったら私たちに構わず早く逃げてー!!」
「は?尻…?」
「開…発?」
「あたしたちは!?」
「大丈夫、あの人は男しか襲わないから」
親指をグッと上に持ち上げて逢夏は笑う。
逢夏があまりにも急がないのに自分達には逃げろというので、ネロとダンテは走って逃げた。
それに、アレに捕まってはマスの命令失敗だけではなく、何か大事なものを失う気がする。
幸い、すぐそばに地上に上がる階段が見えていた。
地上では罠がなかったように思う。
ならば取りあえず二手に分かれてでも逃げなくてはいけない。
「と、とりあえずまたあとでな!」
「逃げるぞ、ネロ!!」
逃げていくネロとダンテを追って、そのイイ男は逢夏とディーヴァを無視して行ってしまった。
「ね、私達は気にも留めなかったでしょ?」
「ホントだ…」
口をあんぐり開けてディーヴァは見送った。
だが、逢夏は後ろを振り返り、間髪を入れずつぶやく。
「でも私達も逃げたほうがいいみたい」
逢夏の見ている方を見たディーヴァは恐怖で固まる。
「ひぃぃ!!」
そしてぼーっと見ている逢夏の手を取ると、勢いよく駆けだした。
そのうち足の遅いディーヴァではなく、途中から逢夏が先導するようになったのだが。
「何アレ何アレ!?」
「人食い悪魔…なのかなぁ?
なんて呼べばいいかな、●鬼って呼ぶと読者様にばれちゃうし~」
「もうばれてるよ!
みんなきっと知ってるよぉ!!」
ツナギではないが同じく全体的に青い。
そして顔の造形がとてもいびつな悪魔?である。
ずっと見ているとなんだか恐怖を感じずにはいられなかった。
先を急ぐ4人の耳に謎のBGMが聞こえてきた。
遥か彼方、後方を確認すると何者かが向かってきているのがわずかに見える。
それは青いツナギ姿の男のようだった。
「え、あの人誰?」
「なんだあいつ…あれが鬼とか言うんじゃないだろうな」
「ハハッまっさかぁ!!」
ディーヴァとネロ、そしてダンテが不思議そうな顔で遥か後方を仰ぎ見る。
3人には全くその正体がわからなかった。
しかし、わかる人は青いツナギでわかるだろう。
そしてこの方…逢夏にもそれが誰だかわかったようだった。
「あれは…
あれは、『ブルーベリーみたいな色の青いツナギを着たイイ男』じゃないのさ!」
逢夏がその姿に叫ぶ。
「イイ男!?どこが!」
「ここに来てまさかの浮気か!?」
「逢夏…あんなのが好みなの?」
「あれにはこう言わなきゃダメなの!
ただの表現の1つだからつっこまないで!」
そして逢夏はネロとダンテの背中を押す。
「ネロ、ダンテ、走って!
お尻開発されたくなかったら私たちに構わず早く逃げてー!!」
「は?尻…?」
「開…発?」
「あたしたちは!?」
「大丈夫、あの人は男しか襲わないから」
親指をグッと上に持ち上げて逢夏は笑う。
逢夏があまりにも急がないのに自分達には逃げろというので、ネロとダンテは走って逃げた。
それに、アレに捕まってはマスの命令失敗だけではなく、何か大事なものを失う気がする。
幸い、すぐそばに地上に上がる階段が見えていた。
地上では罠がなかったように思う。
ならば取りあえず二手に分かれてでも逃げなくてはいけない。
「と、とりあえずまたあとでな!」
「逃げるぞ、ネロ!!」
逃げていくネロとダンテを追って、そのイイ男は逢夏とディーヴァを無視して行ってしまった。
「ね、私達は気にも留めなかったでしょ?」
「ホントだ…」
口をあんぐり開けてディーヴァは見送った。
だが、逢夏は後ろを振り返り、間髪を入れずつぶやく。
「でも私達も逃げたほうがいいみたい」
逢夏の見ている方を見たディーヴァは恐怖で固まる。
「ひぃぃ!!」
そしてぼーっと見ている逢夏の手を取ると、勢いよく駆けだした。
そのうち足の遅いディーヴァではなく、途中から逢夏が先導するようになったのだが。
「何アレ何アレ!?」
「人食い悪魔…なのかなぁ?
なんて呼べばいいかな、●鬼って呼ぶと読者様にばれちゃうし~」
「もうばれてるよ!
みんなきっと知ってるよぉ!!」
ツナギではないが同じく全体的に青い。
そして顔の造形がとてもいびつな悪魔?である。
ずっと見ているとなんだか恐怖を感じずにはいられなかった。