ダイススロー 20回目
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ネロの恰好は先ほど言ったとおり、神父様の恰好だった。
ただし、かっちりした神父服からはかけ離れており、胸部分に大きな十字架模様の施されたスタイリッシュなイメージを彷彿とさせる黒衣となっていた。
後ろにいくに従って長くなるケープがたなびいている。
腰を白いベルトで止め、極め付けにはその腰部分にごつめの鎖で大きな十字架が垂れ下がっていて、足元は膝下まである編み上げブーツ。
なんだかかっこいい!
反対にダンテの恰好は狼男のようだ。
頭と尻にはたっぷりとした茶色の獣耳としっぽをつけており、狼らしさを主張している。
服装は「え、これ仮装なの?」と言わんばかりにパンク調。
黒のノースリブのシャツに、赤ネクタイ。
合皮の黒ハーフパンツから伸びた足には左右違う色の縞々靴下が履かれ、その足元はネリチャギでも繰り出せそうなヒールのある黒のショートブーツだった。
その上、ジャラジャラと鎖を体中に下げ、首の真っ赤な首輪と手首に巻き付いた鎖が繋がっているよう。
最初のころのマス…赤ずきんのストーリーをした時といい、普段の言動といい、狼に縁のある男である。
ちょっとこわいが、ネロ同様かっこいい。
「ネロ、とっても素敵!」
「ダンテ、いつもと違ってかわった格好だけどよく似合ってるよ」
顔をぱあっと輝かせた逢夏がネロに抱きつく。
一方ディーヴァは抱きつくことはせず、一歩ひいた状態からダンテを誉めるにとどめた。
抱きついたらノーブラがばれちゃう!
「ディーヴァも抱きついていいんだぜ?」
「んー、またあとで。
今のあたしに近づいたら箒でお尻百叩きだからね」
「それは勘弁。
…ディーヴァ、よく似合ってる。食べちゃいたいくらいかわいいぜ?」
「だめだからね?」
「早くゴーサイン出してくれよ」
「…そのうちね」
そのうち。
…いつになることやら。
がんばれダンテ、きっとあと4、5年だ。
逢夏達はお互いの仮装がずいぶんとおきに召したようだ。
まるでゴロゴロ喉を鳴らしあうネコのようにじゃれあい、甘えあっている。
場所が違えばそのまま事に及んでしまいそうなくらいの甘い空気に包まれており、ネロの仮装は狼ではないのにその頭と尻には耳と尻尾の幻が見えていた。
ずっとそうさせてあげたいのも山々だが、それではパーティーは進行しない。
幸せムードたっぷりの2人を遮るようにパン!、と手を鳴らす。
「えーと、お2人さん、ちょっとよろしいでしょーか?
そろそろ始めたいんだけどなあ?」
「あっ!」
「わ、悪いっ!」
そう言えば、ここはリビング。
ついでにダンテとディーヴァが見ている。
わたわたと慌てて立ち上がるネロと逢夏だった。
ネロに近づきこっそりと耳打ちするダンテ。
「その衣装は借り物とかじゃないんだし、あとでいくらでもお楽しみできんだろ。
コスプレプレイでもなんでもしろよ」
「コス…ッ!?おまっ、バカ言うな」
「興味ないとは言わせねー」
「確かに興味はある」
あるんかい!
ゾンビを倒すマスでも思ったが、やはりネロはむっつりスケベの変態さんだった。
「だろ?
そのかわり、こっちもこの衣装もらって帰るから楽しませてもらうけどな」
「おい、いっとくが未成年のうちはだめだからな」
「わーってるって」
ひそひそ話をするネロとダンテを怪訝な表情で見つつ、逢夏とディーヴァは作ったお菓子をテーブルの上に並べていく。
パンプキンパイにアプフェルクーヘン。
アイシングのかかったクッキーに、デコレートされたチョコレートカップケーキ、プティングだ。
「さて、お菓子の準備できたし始めよっか」
「2人とも、何の話してたの?」
首をかしげたディーヴァが聞く。
「え、いや…その、な?」
しどろもどろなダンテをかばうようにきっぱりと言い切るネロ。
「お前らがかわいすぎて困るって話だ」
「きゃっ!ネロったら…」
「照れちゃうよぉ!」
4人は用意したお菓子を時おりつまみながら、悪魔も交えてトランプしたり、カボチャ探しゲーム、リンゴつかみゲームをして遊んだのだった。
ただし、かっちりした神父服からはかけ離れており、胸部分に大きな十字架模様の施されたスタイリッシュなイメージを彷彿とさせる黒衣となっていた。
後ろにいくに従って長くなるケープがたなびいている。
腰を白いベルトで止め、極め付けにはその腰部分にごつめの鎖で大きな十字架が垂れ下がっていて、足元は膝下まである編み上げブーツ。
なんだかかっこいい!
反対にダンテの恰好は狼男のようだ。
頭と尻にはたっぷりとした茶色の獣耳としっぽをつけており、狼らしさを主張している。
服装は「え、これ仮装なの?」と言わんばかりにパンク調。
黒のノースリブのシャツに、赤ネクタイ。
合皮の黒ハーフパンツから伸びた足には左右違う色の縞々靴下が履かれ、その足元はネリチャギでも繰り出せそうなヒールのある黒のショートブーツだった。
その上、ジャラジャラと鎖を体中に下げ、首の真っ赤な首輪と手首に巻き付いた鎖が繋がっているよう。
最初のころのマス…赤ずきんのストーリーをした時といい、普段の言動といい、狼に縁のある男である。
ちょっとこわいが、ネロ同様かっこいい。
「ネロ、とっても素敵!」
「ダンテ、いつもと違ってかわった格好だけどよく似合ってるよ」
顔をぱあっと輝かせた逢夏がネロに抱きつく。
一方ディーヴァは抱きつくことはせず、一歩ひいた状態からダンテを誉めるにとどめた。
抱きついたらノーブラがばれちゃう!
「ディーヴァも抱きついていいんだぜ?」
「んー、またあとで。
今のあたしに近づいたら箒でお尻百叩きだからね」
「それは勘弁。
…ディーヴァ、よく似合ってる。食べちゃいたいくらいかわいいぜ?」
「だめだからね?」
「早くゴーサイン出してくれよ」
「…そのうちね」
そのうち。
…いつになることやら。
がんばれダンテ、きっとあと4、5年だ。
逢夏達はお互いの仮装がずいぶんとおきに召したようだ。
まるでゴロゴロ喉を鳴らしあうネコのようにじゃれあい、甘えあっている。
場所が違えばそのまま事に及んでしまいそうなくらいの甘い空気に包まれており、ネロの仮装は狼ではないのにその頭と尻には耳と尻尾の幻が見えていた。
ずっとそうさせてあげたいのも山々だが、それではパーティーは進行しない。
幸せムードたっぷりの2人を遮るようにパン!、と手を鳴らす。
「えーと、お2人さん、ちょっとよろしいでしょーか?
そろそろ始めたいんだけどなあ?」
「あっ!」
「わ、悪いっ!」
そう言えば、ここはリビング。
ついでにダンテとディーヴァが見ている。
わたわたと慌てて立ち上がるネロと逢夏だった。
ネロに近づきこっそりと耳打ちするダンテ。
「その衣装は借り物とかじゃないんだし、あとでいくらでもお楽しみできんだろ。
コスプレプレイでもなんでもしろよ」
「コス…ッ!?おまっ、バカ言うな」
「興味ないとは言わせねー」
「確かに興味はある」
あるんかい!
ゾンビを倒すマスでも思ったが、やはりネロはむっつりスケベの変態さんだった。
「だろ?
そのかわり、こっちもこの衣装もらって帰るから楽しませてもらうけどな」
「おい、いっとくが未成年のうちはだめだからな」
「わーってるって」
ひそひそ話をするネロとダンテを怪訝な表情で見つつ、逢夏とディーヴァは作ったお菓子をテーブルの上に並べていく。
パンプキンパイにアプフェルクーヘン。
アイシングのかかったクッキーに、デコレートされたチョコレートカップケーキ、プティングだ。
「さて、お菓子の準備できたし始めよっか」
「2人とも、何の話してたの?」
首をかしげたディーヴァが聞く。
「え、いや…その、な?」
しどろもどろなダンテをかばうようにきっぱりと言い切るネロ。
「お前らがかわいすぎて困るって話だ」
「きゃっ!ネロったら…」
「照れちゃうよぉ!」
4人は用意したお菓子を時おりつまみながら、悪魔も交えてトランプしたり、カボチャ探しゲーム、リンゴつかみゲームをして遊んだのだった。