ダイススロー 19回目
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
籠の中に小悪魔たちを詰め、ボードゲームの前に置くと
\パンパカパーン/
変なファンファーレが鳴り響き、小悪魔詰めの籠は何処かに消えた。
そしてそれと同時に4人はとある事に気付く。
「…戻ってる。
戻ってるー!!!」
「ほんとだ!
あーーー!やっぱ男でいるのが一番だぜ!!」
「やーーん!
ネロをお嫁にもらってパリコレに…スーパーモデルにしてそのマネージャーになる夢がぁ!!!」
「戻っちゃった。
…えへへ、ちょっと楽しかったかな?」
すっかり元通り。
悔しそうにしているのが若干1名いるが、3人はほっと一安心、嬉しそうに微笑む。
そこに…
『ィッく…、ぉまいーラ、ナァん…でぃ
命レェい、成コぅしチャぅ?』
真っ赤な顔をしてボードの隅に腰掛けていた酔いどれ悪魔がちょっぴり涙を浮かべて悔しげに首をかしげる。
「なんで成功しちゃうって…言われても。
困っちゃうなぁ…。」
思わずその様を憐れんでしまったディーヴァはしゃがんで頭を撫でてやる。
そして逢夏もそれに便乗して
「そうだねぇ…。
悪魔さん、元気出して?
酔って忘れよ?」
「おい、逢夏。
それは逆効果だからな?」
本格的に泣き出しそうな悪魔にシュッシュッと霧吹きに残った液体を振り掛ける。
デロンデロン、体から力が抜けていく悪魔はヘタリとボードの上で寝ころんでしまう。
『ぉデ…、おレェ…。
…ぅ~ん…ムニャむにや。』
「寝ちゃった…てへぺろーい☆」
「てへぺろーい☆…じゃねぇよ!
あのな!!!ゲームもあと少しで終わりってとこなんだぞ!?
さっさと終わら…」
わざとらしい逢夏の言動にダンテが突っかかる。
そう、ゲームも残すところ2マス。
3マス目はゴールだ。
止まれるかは分からないが2マス目に止まればようやく帰ることができる。
そんなダンテのちょっとした焦りの声に、すぐさま逢夏が返した。
「終わらせたく…ないんだもの。
終わらせたくない!…だってディーヴァちゃんと…ダンテとお別れ…まだ…したくないっ。」
だからね。
「始まったばかりだけど…、今日はもう休もうよ!
昨日の夜はお話出来なかったから…今日は…今日は…。
私だって、ディーヴァちゃん達と思い出…作りたいの!」
泣き出してしまったのは悪魔ではなく逢夏。
突然の事に面喰うダンテと少し悩み顔のネロ。
そして
「あた、しだって!
もっ、と…思い、出欲しい…よぉ!」
つられて泣き出してしまうディーヴァ。
そんな二人に大きな大きなため息を一つ、揃えて付いた男性陣は
「悪いな、ダンテ。
もう少しだけ付き合ってやってくれよ。」
「仕方ねぇな。
いいぜ、今回だけだからな?
明日はさっさと2を出して帰ってやる。」
ダンテはディーヴァを、ネロは逢夏を抱き寄せるのだった。
\パンパカパーン/
変なファンファーレが鳴り響き、小悪魔詰めの籠は何処かに消えた。
そしてそれと同時に4人はとある事に気付く。
「…戻ってる。
戻ってるー!!!」
「ほんとだ!
あーーー!やっぱ男でいるのが一番だぜ!!」
「やーーん!
ネロをお嫁にもらってパリコレに…スーパーモデルにしてそのマネージャーになる夢がぁ!!!」
「戻っちゃった。
…えへへ、ちょっと楽しかったかな?」
すっかり元通り。
悔しそうにしているのが若干1名いるが、3人はほっと一安心、嬉しそうに微笑む。
そこに…
『ィッく…、ぉまいーラ、ナァん…でぃ
命レェい、成コぅしチャぅ?』
真っ赤な顔をしてボードの隅に腰掛けていた酔いどれ悪魔がちょっぴり涙を浮かべて悔しげに首をかしげる。
「なんで成功しちゃうって…言われても。
困っちゃうなぁ…。」
思わずその様を憐れんでしまったディーヴァはしゃがんで頭を撫でてやる。
そして逢夏もそれに便乗して
「そうだねぇ…。
悪魔さん、元気出して?
酔って忘れよ?」
「おい、逢夏。
それは逆効果だからな?」
本格的に泣き出しそうな悪魔にシュッシュッと霧吹きに残った液体を振り掛ける。
デロンデロン、体から力が抜けていく悪魔はヘタリとボードの上で寝ころんでしまう。
『ぉデ…、おレェ…。
…ぅ~ん…ムニャむにや。』
「寝ちゃった…てへぺろーい☆」
「てへぺろーい☆…じゃねぇよ!
あのな!!!ゲームもあと少しで終わりってとこなんだぞ!?
さっさと終わら…」
わざとらしい逢夏の言動にダンテが突っかかる。
そう、ゲームも残すところ2マス。
3マス目はゴールだ。
止まれるかは分からないが2マス目に止まればようやく帰ることができる。
そんなダンテのちょっとした焦りの声に、すぐさま逢夏が返した。
「終わらせたく…ないんだもの。
終わらせたくない!…だってディーヴァちゃんと…ダンテとお別れ…まだ…したくないっ。」
だからね。
「始まったばかりだけど…、今日はもう休もうよ!
昨日の夜はお話出来なかったから…今日は…今日は…。
私だって、ディーヴァちゃん達と思い出…作りたいの!」
泣き出してしまったのは悪魔ではなく逢夏。
突然の事に面喰うダンテと少し悩み顔のネロ。
そして
「あた、しだって!
もっ、と…思い、出欲しい…よぉ!」
つられて泣き出してしまうディーヴァ。
そんな二人に大きな大きなため息を一つ、揃えて付いた男性陣は
「悪いな、ダンテ。
もう少しだけ付き合ってやってくれよ。」
「仕方ねぇな。
いいぜ、今回だけだからな?
明日はさっさと2を出して帰ってやる。」
ダンテはディーヴァを、ネロは逢夏を抱き寄せるのだった。