ダイススロー 18回目
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
映像が消えてしまい、あからさまに落ち込むオープンスケベなダンテと、気にしていないふりを装うがちょっとがっかりしている御存じむっつりなネロ。
逢夏はほっとして一息つくと、あまり意味がわかっていないディーヴァに笑いかける。
ディーヴァちゃんがあまり穢されずにすんで良かった。
ちょっとは見てしまったようだが、あんなものずっと見ていらぬ知識でもついてしまっては大変。
逢夏の活躍により、ディーヴァの貞操的な物…それはダンテの視姦という魔の手から守られたのだった。
悪魔の指定した時間はきっかり5時間。
ホラー映画を見ていた時間は2時間ちょっと。
そして今のアダルト映像騒ぎ…
ちょうど半分ほど時間は過ぎたようだ。
もう半分過ぎたのか、といいたいところだが、まだ半分しか過ぎてないとも言える。
カチコチと進んでいく秒針を見つめる4人の耳に、またもや届くのはうざい悪魔の声。
『どゥわィニ゛ィ、関モ~ン!』
ほとんど無音の空間に響くのは悪魔の声だけ。
ダンテでなくともいい加減イライラがつのる。
『ァく魔ノ、ブォけニ3ジュぷーン、耐ェルぉ!』
“えっと、悪魔のボケに30分耐えろ、ですって”
目の前に悪魔が後ろ向きで現れたのは逢夏が説明した直後だった。
後ろ向きでの登場。
スポットライトが当たり、振りむいた悪魔の顔はネロの故郷…フォルトゥナで狂科学者をしていた顎の割れた男の顔になっていた。
ちなみに顎を強調したいのか、本人よりも顎が割れていて、すごくイイ笑顔!しかもつけまつげばっちり、真っ赤なルージュと、しっかり化粧を施している。
ネロはその瞬間、突っ込みつつも殴り飛ばしたい衝動にかられた。
というか、なぜその男を知っている…。
ダンテは思った、誰だよテメェ気持ち悪っ。
ディーヴァは思った、この女装趣味のおじさん顎割れ過ぎだけど超良い笑顔!
さっきから目の前の悪魔の顔を静かに凝視していた逢夏。
その表情を確認すると、わずかにプルプル震えていた。
笑いをこらえていたようで、このままでは確実にふきだしてしまう。
その表情から察するに言いたいのは『顎ッ!!超割れてる!!しかも化粧!!ブフォッ!!』というところだろう。
ああ、やっぱりな。
今度は突っ込ませて俺かダンテかディーヴァにしゃべらせる…もしくは逢夏に笑い声をあげさせるのが目的な様子。
つまりどちらかといえば逢夏狙いということだろう、悪魔も考えたものだ。
こりゃやばい。
逢夏は変なことで笑う、いや…普段からよく笑う。
まるでその全身に笑いのツボが隠されているかのように。
「…ッ!!」
“…笑うなよ、逢夏?”
“わかった、努力はしてみるね…。
でも、ぷぷぷ!完全には無理かも!”
“おいおい、しっかりしろって”
悪魔はそれを好機ととったか、主に逢夏の笑いのツボを攻めだした。
他の3人はもはやお構いなしである。
鼻に割り箸を突っ込んだり、タライ落としをしてみたり、盛大な椅子ゴケを披露したり、風船がどんどん膨らむ小部屋に閉じ込められてみたり。
王道ネタでどんどん攻める。
かと思うと、たまに思い出したようにダンテやネロの突っ込みを期待してくる。
ティッシュで作ったらしい天使の羽を5枚、背中にぴとっとくっつけて小麦粉をひっかぶり、まっ白になって天使のふりをしている。
“それディーヴァの真似とか言うんだったらオレ怒るからな?”
“そのつもりだろうよ。
まったく似てないけどな”
“ティッシュで、とかないない。
せめて布でつくろうよー”
だがひっかからない3人は紙に書いて突っ込むのだった。
これは悲しい!まったく引っかかってくれなかった。
実際は笑いについてはそんなに詳しくない悪魔。
しかたない、魔界でもお笑い番組を見るくらいなら、かわいい女悪魔をオトすギャルゲーをやっていた方がまし、という性分なのだから。
悔しそうな悪魔は、その頭にストッキングをかぶったままの変な顔で(さっきかぶったのだ)、4人が飲んでいたコップの中のオレンジジュースを指さした。
『すまん、ここに置いた検尿コップだれかしらないですか?』
そう書かれた看板を見せて。
ブー!!
声の代わりに4人の口からはオレンジジュースが出た…汚い。
そして声はなんとかださないですんだのだが、とうとう逢夏はふきだしてしまった。
と、ここで30分が終了。
なんとか耐え抜いたが、ここまで逢夏はとても楽しそうにニコニコしている。
つい笑い声をあげてしまいそうになるのを何度耐えたことか。
ネロは
“今度日本からお笑いのDVDでも取り寄せるか…”
そう、思ったのである。
逢夏はほっとして一息つくと、あまり意味がわかっていないディーヴァに笑いかける。
ディーヴァちゃんがあまり穢されずにすんで良かった。
ちょっとは見てしまったようだが、あんなものずっと見ていらぬ知識でもついてしまっては大変。
逢夏の活躍により、ディーヴァの貞操的な物…それはダンテの視姦という魔の手から守られたのだった。
悪魔の指定した時間はきっかり5時間。
ホラー映画を見ていた時間は2時間ちょっと。
そして今のアダルト映像騒ぎ…
ちょうど半分ほど時間は過ぎたようだ。
もう半分過ぎたのか、といいたいところだが、まだ半分しか過ぎてないとも言える。
カチコチと進んでいく秒針を見つめる4人の耳に、またもや届くのはうざい悪魔の声。
『どゥわィニ゛ィ、関モ~ン!』
ほとんど無音の空間に響くのは悪魔の声だけ。
ダンテでなくともいい加減イライラがつのる。
『ァく魔ノ、ブォけニ3ジュぷーン、耐ェルぉ!』
“えっと、悪魔のボケに30分耐えろ、ですって”
目の前に悪魔が後ろ向きで現れたのは逢夏が説明した直後だった。
後ろ向きでの登場。
スポットライトが当たり、振りむいた悪魔の顔はネロの故郷…フォルトゥナで狂科学者をしていた顎の割れた男の顔になっていた。
ちなみに顎を強調したいのか、本人よりも顎が割れていて、すごくイイ笑顔!しかもつけまつげばっちり、真っ赤なルージュと、しっかり化粧を施している。
ネロはその瞬間、突っ込みつつも殴り飛ばしたい衝動にかられた。
というか、なぜその男を知っている…。
ダンテは思った、誰だよテメェ気持ち悪っ。
ディーヴァは思った、この女装趣味のおじさん顎割れ過ぎだけど超良い笑顔!
さっきから目の前の悪魔の顔を静かに凝視していた逢夏。
その表情を確認すると、わずかにプルプル震えていた。
笑いをこらえていたようで、このままでは確実にふきだしてしまう。
その表情から察するに言いたいのは『顎ッ!!超割れてる!!しかも化粧!!ブフォッ!!』というところだろう。
ああ、やっぱりな。
今度は突っ込ませて俺かダンテかディーヴァにしゃべらせる…もしくは逢夏に笑い声をあげさせるのが目的な様子。
つまりどちらかといえば逢夏狙いということだろう、悪魔も考えたものだ。
こりゃやばい。
逢夏は変なことで笑う、いや…普段からよく笑う。
まるでその全身に笑いのツボが隠されているかのように。
「…ッ!!」
“…笑うなよ、逢夏?”
“わかった、努力はしてみるね…。
でも、ぷぷぷ!完全には無理かも!”
“おいおい、しっかりしろって”
悪魔はそれを好機ととったか、主に逢夏の笑いのツボを攻めだした。
他の3人はもはやお構いなしである。
鼻に割り箸を突っ込んだり、タライ落としをしてみたり、盛大な椅子ゴケを披露したり、風船がどんどん膨らむ小部屋に閉じ込められてみたり。
王道ネタでどんどん攻める。
かと思うと、たまに思い出したようにダンテやネロの突っ込みを期待してくる。
ティッシュで作ったらしい天使の羽を5枚、背中にぴとっとくっつけて小麦粉をひっかぶり、まっ白になって天使のふりをしている。
“それディーヴァの真似とか言うんだったらオレ怒るからな?”
“そのつもりだろうよ。
まったく似てないけどな”
“ティッシュで、とかないない。
せめて布でつくろうよー”
だがひっかからない3人は紙に書いて突っ込むのだった。
これは悲しい!まったく引っかかってくれなかった。
実際は笑いについてはそんなに詳しくない悪魔。
しかたない、魔界でもお笑い番組を見るくらいなら、かわいい女悪魔をオトすギャルゲーをやっていた方がまし、という性分なのだから。
悔しそうな悪魔は、その頭にストッキングをかぶったままの変な顔で(さっきかぶったのだ)、4人が飲んでいたコップの中のオレンジジュースを指さした。
『すまん、ここに置いた検尿コップだれかしらないですか?』
そう書かれた看板を見せて。
ブー!!
声の代わりに4人の口からはオレンジジュースが出た…汚い。
そして声はなんとかださないですんだのだが、とうとう逢夏はふきだしてしまった。
と、ここで30分が終了。
なんとか耐え抜いたが、ここまで逢夏はとても楽しそうにニコニコしている。
つい笑い声をあげてしまいそうになるのを何度耐えたことか。
ネロは
“今度日本からお笑いのDVDでも取り寄せるか…”
そう、思ったのである。