ダイススロー 18回目
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いつの間にかいなくなっていた悪魔。
一体どこから放送しているのかいまだになぞではあるが、何せTVから出るような高等技術までやってのける悪魔だ。
もはや何でもありと諦めるしかない。
そしていまだ消えないTV。
一生懸命消そうと試みる逢夏だったが、画面は消えず。
今は砂嵐が映っていた。
逢夏は首をかしげてTVの上をトントン叩いた。
“ねえネロ、本格的に壊れちゃったのかな?”
“本当に買い替えなんて勘弁しろよ、電化製品は高いんだからな。
うちのTV、買い替えなんて嘘だからしっかりしてくれ”
万物には魂が宿り、長く使えば神になる。
確か逢夏に聞いた話ではツクモガミ、とやらだったか。
電化製品すら大事にすれば、その思いにこたえると思ったネロはTVに優しく接した。
“んなこやったって直るわけねーだろ。
そんなモン、思いっきりぶっ飛ばせばショックで直るって”
“ダンテ…そんな考えだから物をすぐ壊しちゃうんだってば”
対してダンテは叩きゃ直る!と非常にめんどくさそうである。
そんな考えしかできないダンテに、ディーヴァはやれやれと肩をすくめるのだった。
と。
突然TVが砂嵐から変わった。
今度はどこぞの廃墟…である。
“もしかしてまたホラー映画?
もうやだよ…”
“廃墟っぽいもんな。
ディーヴァ、恐かったら全力でオレにひっついてろよ”
“うん!”
恐がるディーヴァに優しく接するダンテ。
いちゃいちゃラブラブ。
逢夏はホラー映画なんぞ一緒に見ても恐怖を感じないため、ひっついてくることも瞳を潤ませることもない。
ホラー映画を見て恐がる彼女、というのを体験できずちょっと寂しく感じる。
“ずいぶんといちゃいちゃ仲のよろしいことで。
俺達がいるのをお忘れなく”
“わ、悪い…”
“ごめんね、ネロ、逢夏。
…逢夏?”
いつもなら一番に突っ込んでくるはずの逢夏はその映像にくぎ付けだった。
この映像もどこかで見たことがある!…と。
悪魔が今にも飛び出してきそうなだぁれもいない廃墟の映像、そこにはいつしかその地主らしき人物が映り悪魔の被害についての説明を始めていた。
この土地は本当に悪魔の出没する土地だったらしい。
そして廃墟と土地の住民…その映像が突如として切り替わる。
荒廃し崩れた墓場から、全てを生まれたままの姿…ありのままの裸体をさらけ出した女の映像へと。
や、やっぱり~!!!
前に掃除をしていた時にうっかり再生してしまった、こちらの世界のダンテの持ち物…アダルティーなDVD。
その映像を目の前のTVは流し続けている。
思わずまたもや「え?」という声や奇声をあげそうになる4人。
ディーヴァにいたっては真っ赤な顔を隠すように両手で覆う。
指の間からばっちり見てはいるようだったが。
“おおお!
無修正じゃねーか♪”
“ちょ、その映像って…前に逢夏が間違えて見ちまったアレか!?”
“な、なんでここにあるのー!!
ネロ処分してなかったの!?それともこっちダンテの仕業!?”
“処分したの見てたし、ダンテにお灸をすえたのも知ってるだろ!?”
“し、知ってるけどさ…”
未来のダンテはこういう物がお好みらしい。
ディーヴァは指の隙間からダンテをじと~っとにらんだ。
そしてその裸体を晒していた映像がゆっくりと上へ、上へ…キャストの表情を映し出す。
前に見た時はこんなシーンはなかったような…
その顔はどこかで見たことがある人物。
というか目の前にいる2人、逢夏とディーヴァその人だった。
絡み合う女2人、いわゆるレズカップルのそれを映したアダルト映像。
えええ!?
な、何で私達が映ってるのー?
ディーヴァちゃんお風呂でも思ったけどやっぱり胸おっき…じゃなくて!!
この場にいる男たちに自分達の裸をみせるわけにはいかない!
全身の毛を猫のようにぶわっと逆立たせた逢夏は足早にTVの前に立つと、その体で画面を覆いかくした。
“ディーヴァちゃんは絶対見ちゃダメ!!
教育上よろしくない!
ダンテもネロも絶対絶対みんな見ちゃダメぇ!!
“え、でも何かそれあたし達が映ってたような…?
逢夏、ちょっとだけ見せて。
どういうことなの?”
“ダメ!ディーヴァちゃんの裸も私の裸も見せられないよ”
逢夏が首をブンブンふる度に画面が見え隠れ。
ちらちら聞こえてくる2人の嬌声に、悩ましげな表情。
“なんだよー逢夏とディーヴァの裸か。
って、裸!?
うおおお!ディーヴァの裸、見せろ!
レズ映像キタコレ!”
“ダンテ、お前ホントいい加減にしねーと嫌われるっての。
…俺も見たいけど(ボソリ)
つーか、ちょっと待ってくれ。
それ…お前ら…え?嘘だろ?
ホントに最初の夜にヤッたん…”
“そんなわけないでしょ!
ガチで百合とかじゃないから!
してませんから!”
先ほどまでの丁寧な文字はどこへやら。
きっぱりすっぱり紙に書きなぐり、逢夏はどこかで見ているであろう悪魔に文字をつきつけた。
“ちょっと悪魔さんん!?
この変な映像止めないとコンクリ詰めにして鳴門海峡の渦にブチ込むからね?
それとどうやって作った映像かわからないけど技術の無駄使いだから!!”
悪魔も真っ青なダーク逢夏の降臨に、あわてて映像を消す悪魔だった。
一体どこから放送しているのかいまだになぞではあるが、何せTVから出るような高等技術までやってのける悪魔だ。
もはや何でもありと諦めるしかない。
そしていまだ消えないTV。
一生懸命消そうと試みる逢夏だったが、画面は消えず。
今は砂嵐が映っていた。
逢夏は首をかしげてTVの上をトントン叩いた。
“ねえネロ、本格的に壊れちゃったのかな?”
“本当に買い替えなんて勘弁しろよ、電化製品は高いんだからな。
うちのTV、買い替えなんて嘘だからしっかりしてくれ”
万物には魂が宿り、長く使えば神になる。
確か逢夏に聞いた話ではツクモガミ、とやらだったか。
電化製品すら大事にすれば、その思いにこたえると思ったネロはTVに優しく接した。
“んなこやったって直るわけねーだろ。
そんなモン、思いっきりぶっ飛ばせばショックで直るって”
“ダンテ…そんな考えだから物をすぐ壊しちゃうんだってば”
対してダンテは叩きゃ直る!と非常にめんどくさそうである。
そんな考えしかできないダンテに、ディーヴァはやれやれと肩をすくめるのだった。
と。
突然TVが砂嵐から変わった。
今度はどこぞの廃墟…である。
“もしかしてまたホラー映画?
もうやだよ…”
“廃墟っぽいもんな。
ディーヴァ、恐かったら全力でオレにひっついてろよ”
“うん!”
恐がるディーヴァに優しく接するダンテ。
いちゃいちゃラブラブ。
逢夏はホラー映画なんぞ一緒に見ても恐怖を感じないため、ひっついてくることも瞳を潤ませることもない。
ホラー映画を見て恐がる彼女、というのを体験できずちょっと寂しく感じる。
“ずいぶんといちゃいちゃ仲のよろしいことで。
俺達がいるのをお忘れなく”
“わ、悪い…”
“ごめんね、ネロ、逢夏。
…逢夏?”
いつもなら一番に突っ込んでくるはずの逢夏はその映像にくぎ付けだった。
この映像もどこかで見たことがある!…と。
悪魔が今にも飛び出してきそうなだぁれもいない廃墟の映像、そこにはいつしかその地主らしき人物が映り悪魔の被害についての説明を始めていた。
この土地は本当に悪魔の出没する土地だったらしい。
そして廃墟と土地の住民…その映像が突如として切り替わる。
荒廃し崩れた墓場から、全てを生まれたままの姿…ありのままの裸体をさらけ出した女の映像へと。
や、やっぱり~!!!
前に掃除をしていた時にうっかり再生してしまった、こちらの世界のダンテの持ち物…アダルティーなDVD。
その映像を目の前のTVは流し続けている。
思わずまたもや「え?」という声や奇声をあげそうになる4人。
ディーヴァにいたっては真っ赤な顔を隠すように両手で覆う。
指の間からばっちり見てはいるようだったが。
“おおお!
無修正じゃねーか♪”
“ちょ、その映像って…前に逢夏が間違えて見ちまったアレか!?”
“な、なんでここにあるのー!!
ネロ処分してなかったの!?それともこっちダンテの仕業!?”
“処分したの見てたし、ダンテにお灸をすえたのも知ってるだろ!?”
“し、知ってるけどさ…”
未来のダンテはこういう物がお好みらしい。
ディーヴァは指の隙間からダンテをじと~っとにらんだ。
そしてその裸体を晒していた映像がゆっくりと上へ、上へ…キャストの表情を映し出す。
前に見た時はこんなシーンはなかったような…
その顔はどこかで見たことがある人物。
というか目の前にいる2人、逢夏とディーヴァその人だった。
絡み合う女2人、いわゆるレズカップルのそれを映したアダルト映像。
えええ!?
な、何で私達が映ってるのー?
ディーヴァちゃんお風呂でも思ったけどやっぱり胸おっき…じゃなくて!!
この場にいる男たちに自分達の裸をみせるわけにはいかない!
全身の毛を猫のようにぶわっと逆立たせた逢夏は足早にTVの前に立つと、その体で画面を覆いかくした。
“ディーヴァちゃんは絶対見ちゃダメ!!
教育上よろしくない!
ダンテもネロも絶対絶対みんな見ちゃダメぇ!!
“え、でも何かそれあたし達が映ってたような…?
逢夏、ちょっとだけ見せて。
どういうことなの?”
“ダメ!ディーヴァちゃんの裸も私の裸も見せられないよ”
逢夏が首をブンブンふる度に画面が見え隠れ。
ちらちら聞こえてくる2人の嬌声に、悩ましげな表情。
“なんだよー逢夏とディーヴァの裸か。
って、裸!?
うおおお!ディーヴァの裸、見せろ!
レズ映像キタコレ!”
“ダンテ、お前ホントいい加減にしねーと嫌われるっての。
…俺も見たいけど(ボソリ)
つーか、ちょっと待ってくれ。
それ…お前ら…え?嘘だろ?
ホントに最初の夜にヤッたん…”
“そんなわけないでしょ!
ガチで百合とかじゃないから!
してませんから!”
先ほどまでの丁寧な文字はどこへやら。
きっぱりすっぱり紙に書きなぐり、逢夏はどこかで見ているであろう悪魔に文字をつきつけた。
“ちょっと悪魔さんん!?
この変な映像止めないとコンクリ詰めにして鳴門海峡の渦にブチ込むからね?
それとどうやって作った映像かわからないけど技術の無駄使いだから!!”
悪魔も真っ青なダーク逢夏の降臨に、あわてて映像を消す悪魔だった。