ダイススロー 16回目
名前変換
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
『マたマァタ、ぉデさマ魔ォウ様ァ!
一ティ時クァん、入レ替ヮり!』
「あ、また悪魔さんが魔王様だ~
うらやましか~!」
「くっそー、ずるぃヤツだな!オレも盗っとくんだった」
「で、入れ替わりって何だ?美味いのか?」
「もうっ!みんなしっかりしてよ!」
3人はお酒が回り、どんどんシラフではなく普通の思考ができなくなってきているようだ。
ここで唯一まともな思考回路を持ち合わせているのは未成年たるディーヴァ。
叱咤するディーヴァを取り残し、4人のフィギュアが一斉に配置を変えた。
ネロの前のフィギュアが逢夏のものに。
反対に逢夏の目の前にはネロのフィギュアが。
そして、ダンテの目の前にはディーヴァの。
ディーヴァの目の前にはダンテのフィギュアが。
それを目にしたディーヴァはいきなり視界が高くなるのを感じた。
その手のひらはいつも見ているのと違い、ゴツゴツしている。
あわてて周りを見渡すと、ダンテがいた場所に自分がいるではないか。
加えてネロの位置には逢夏、逢夏の位置にはネロである。
「ま、まさか」
呟いた声も自分のものではなく、聞きなれたダンテのもの。
「あはは、私ネロになってる~」
「ははっ、俺も逢夏になってるぜ!」
「で、オレはディーヴァか。おおお、胸がやわらけえ…」
思った通りだ。
自分はダンテになっていた。
入れ替わり、とはこういうことらしい。
「って!ダンテ、あたしの胸をそんなに揉みしだかないで!足広げないでよ!」
「減るもんじゃないんだ。
それに自分の手がさわってるんだしいいだろ?」
「だめっ!」
このままでは自分の何かが失われてしまう気がする。
一方、こちらはネロと逢夏。
変態なダンテとの攻防を続けるディーヴァとは反対に、非常に落ち着いたものだった。
さすがはお互いのホクロの数まで知り合っている夫婦同士といえよう。
「ネロの悪魔の右腕ってこんな感覚なんだね。
離れたところにあるリモコンとか取りやすくてほんと便利…」
「そうか?
悪魔の腕の感覚…気持ち悪いだろ」
「そんなことないよ。
感情があんまりないって方がいやでしょ?」
「それは否定しない。
逢夏、つらい思いさせてごめんな」
「ネロがいるなら私は大丈夫だよ、つらくない」
ぎゅっ。抱き締め合う2人。
結局いちゃいちゃしているしまつである。
「あ~、オレこんな時にトイレ行きたくなってきたわ~」
ダンテがわざとらしく大きな声で言う。
トイレに行きたいなど真っ赤な嘘なのだ。
「ディーヴァの姿のままで悪いけどちょっくら行ってくるな?」
「ぇ、あたしいっぱい飲んだけど別にトイレ行きたいとかなかったはず…」
ニヤニヤ笑顔のダンテINディーヴァが扉を開けてトイレへと向かおうとする。
抱き合ったままだった逢夏達は、それを見てため息を吐いた。
ダンテがディーヴァの姿のままトイレで何をしようとしたのか、それがわかったのだ。
「ダンテ…それはアウトだと思うよ」
「そうそう、やめとけ。
楽しみはあとにとっとけよ」
さすがにディーヴァの体を傷つけるわけにもいかず、やんわりと止めるネロIN逢夏。
逢夏も初めて使うネロのデビルスナッチで優しく肩をつかんで止めたのだった。
「そうだな、ディーヴァとはキチンと向き合ってしたいもんな!」
意外と楽しく?悪魔の命令をこなした4人。
一度箱の中にくじを戻すと、それをしゃかしゃかと振って一斉に全員で取り出した。
相変わらず当たりくじがどれだか見えてはいたが目を閉じてひくことで回避し、4人がくじを見る。
今回はネロだった。
「うし!魔王様はネロだ!
今回は前のやつよりもハードルあげるぜ?
当たったやつは、このゲームが終わるまで猫耳カチューシャつけて語尾に『ニャン』をつけろ」
「猫耳、カチューシャ…」
「語尾に…『ニャン』…?」
「ああ、楽しいだろ」
ウイスキーを煽りながら、にっこり笑顔で言った。
ネロ、お前実はそうとう酔ってないか?
なんだかんだで、ネロも悪ノリしている様子。
当たったのはこの人。
逢夏と…まさかのダンテだった。
いつの間にか表れる猫耳カチューシャ。
逢夏はノリノリで頭につけた。
「どう?ネロ、私似合うかニャン?」
「すっげーかわいいぜ」
そう言って再び抱き締める。
くすぐったそうに身をよじりながらも逢夏は嬉しそうにニャンニャン鳴いた。
そしてこちらはと言うと…?
「ダンテ、カチューシャつけてニャンニャン言うだけでしょ!
命令失敗するのはもういやなんだから腹をくくりなさぁい!」
「いーやーだー!
ディーヴァがつけるならともかく、なんでオレなんだよっ!
つーか違うにゃんにゃんだったらいくらでもディーヴァとしてやるよ!」
「ぬゎにをバカなこと言ってんの!うりゃっ!」
嫌がるダンテを押さえつけ、ディーヴァはその頭にしっかりと猫耳をくっつけた。
猫耳つけたダンテの完成である。
「ネロ。
逢夏はともかく…オレに猫耳つけさせて嬉しいか?」
「語尾忘れてるぜ?」
「……ニャン」
ダークマターを背負ったまま、ダンテがニャン、と呟く。
「ぶふぉあ!」
「面白すぎニャン!」
「ダンテ…ッッ、似合ってるよ…プフーッ!!」
『ハんぱ、ォでが写シン撮つテやルゥ!』
一同大爆笑。
悪魔まで記念にと写真を撮りだし大爆笑だった。
やったね、ディーヴァ。いい思い出が増えたよ!
一ティ時クァん、入レ替ヮり!』
「あ、また悪魔さんが魔王様だ~
うらやましか~!」
「くっそー、ずるぃヤツだな!オレも盗っとくんだった」
「で、入れ替わりって何だ?美味いのか?」
「もうっ!みんなしっかりしてよ!」
3人はお酒が回り、どんどんシラフではなく普通の思考ができなくなってきているようだ。
ここで唯一まともな思考回路を持ち合わせているのは未成年たるディーヴァ。
叱咤するディーヴァを取り残し、4人のフィギュアが一斉に配置を変えた。
ネロの前のフィギュアが逢夏のものに。
反対に逢夏の目の前にはネロのフィギュアが。
そして、ダンテの目の前にはディーヴァの。
ディーヴァの目の前にはダンテのフィギュアが。
それを目にしたディーヴァはいきなり視界が高くなるのを感じた。
その手のひらはいつも見ているのと違い、ゴツゴツしている。
あわてて周りを見渡すと、ダンテがいた場所に自分がいるではないか。
加えてネロの位置には逢夏、逢夏の位置にはネロである。
「ま、まさか」
呟いた声も自分のものではなく、聞きなれたダンテのもの。
「あはは、私ネロになってる~」
「ははっ、俺も逢夏になってるぜ!」
「で、オレはディーヴァか。おおお、胸がやわらけえ…」
思った通りだ。
自分はダンテになっていた。
入れ替わり、とはこういうことらしい。
「って!ダンテ、あたしの胸をそんなに揉みしだかないで!足広げないでよ!」
「減るもんじゃないんだ。
それに自分の手がさわってるんだしいいだろ?」
「だめっ!」
このままでは自分の何かが失われてしまう気がする。
一方、こちらはネロと逢夏。
変態なダンテとの攻防を続けるディーヴァとは反対に、非常に落ち着いたものだった。
さすがはお互いのホクロの数まで知り合っている夫婦同士といえよう。
「ネロの悪魔の右腕ってこんな感覚なんだね。
離れたところにあるリモコンとか取りやすくてほんと便利…」
「そうか?
悪魔の腕の感覚…気持ち悪いだろ」
「そんなことないよ。
感情があんまりないって方がいやでしょ?」
「それは否定しない。
逢夏、つらい思いさせてごめんな」
「ネロがいるなら私は大丈夫だよ、つらくない」
ぎゅっ。抱き締め合う2人。
結局いちゃいちゃしているしまつである。
「あ~、オレこんな時にトイレ行きたくなってきたわ~」
ダンテがわざとらしく大きな声で言う。
トイレに行きたいなど真っ赤な嘘なのだ。
「ディーヴァの姿のままで悪いけどちょっくら行ってくるな?」
「ぇ、あたしいっぱい飲んだけど別にトイレ行きたいとかなかったはず…」
ニヤニヤ笑顔のダンテINディーヴァが扉を開けてトイレへと向かおうとする。
抱き合ったままだった逢夏達は、それを見てため息を吐いた。
ダンテがディーヴァの姿のままトイレで何をしようとしたのか、それがわかったのだ。
「ダンテ…それはアウトだと思うよ」
「そうそう、やめとけ。
楽しみはあとにとっとけよ」
さすがにディーヴァの体を傷つけるわけにもいかず、やんわりと止めるネロIN逢夏。
逢夏も初めて使うネロのデビルスナッチで優しく肩をつかんで止めたのだった。
「そうだな、ディーヴァとはキチンと向き合ってしたいもんな!」
意外と楽しく?悪魔の命令をこなした4人。
一度箱の中にくじを戻すと、それをしゃかしゃかと振って一斉に全員で取り出した。
相変わらず当たりくじがどれだか見えてはいたが目を閉じてひくことで回避し、4人がくじを見る。
今回はネロだった。
「うし!魔王様はネロだ!
今回は前のやつよりもハードルあげるぜ?
当たったやつは、このゲームが終わるまで猫耳カチューシャつけて語尾に『ニャン』をつけろ」
「猫耳、カチューシャ…」
「語尾に…『ニャン』…?」
「ああ、楽しいだろ」
ウイスキーを煽りながら、にっこり笑顔で言った。
ネロ、お前実はそうとう酔ってないか?
なんだかんだで、ネロも悪ノリしている様子。
当たったのはこの人。
逢夏と…まさかのダンテだった。
いつの間にか表れる猫耳カチューシャ。
逢夏はノリノリで頭につけた。
「どう?ネロ、私似合うかニャン?」
「すっげーかわいいぜ」
そう言って再び抱き締める。
くすぐったそうに身をよじりながらも逢夏は嬉しそうにニャンニャン鳴いた。
そしてこちらはと言うと…?
「ダンテ、カチューシャつけてニャンニャン言うだけでしょ!
命令失敗するのはもういやなんだから腹をくくりなさぁい!」
「いーやーだー!
ディーヴァがつけるならともかく、なんでオレなんだよっ!
つーか違うにゃんにゃんだったらいくらでもディーヴァとしてやるよ!」
「ぬゎにをバカなこと言ってんの!うりゃっ!」
嫌がるダンテを押さえつけ、ディーヴァはその頭にしっかりと猫耳をくっつけた。
猫耳つけたダンテの完成である。
「ネロ。
逢夏はともかく…オレに猫耳つけさせて嬉しいか?」
「語尾忘れてるぜ?」
「……ニャン」
ダークマターを背負ったまま、ダンテがニャン、と呟く。
「ぶふぉあ!」
「面白すぎニャン!」
「ダンテ…ッッ、似合ってるよ…プフーッ!!」
『ハんぱ、ォでが写シン撮つテやルゥ!』
一同大爆笑。
悪魔まで記念にと写真を撮りだし大爆笑だった。
やったね、ディーヴァ。いい思い出が増えたよ!