ダイススロー 16回目
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いつの間にやら服装が元に戻る。
それを確認し終えたネロは手の中の当たりくじを見つめた。
「魔王様はネロ、な。
命令は…そうだなあ、簡単なのでいいか。
いくら楽しめるマスだとしてもこれは悪魔のゲーム。
油断はできない…だろ?」
メイド服の逢夏が見れなかったのは残念だが、それはまあ、今度着せて楽しむからいい。
本人には聞こえないよう小さくつぶやく。
その呟きはダンテには聞こえていたようだった。
その気持ち、わかる。
オレもいつかディーヴァにメイド服を着せてごにょごにょ…
おっといけない、ここから先はR指定だな。
「それで?お優しい魔王様は何を命令するの?」
「耳いじり」
「…耳?」
意味がわからないので、しかたなくフィギュアの行動で何するのかを判断する。
動くのは逢夏とディーヴァのフィギュアだ。
少々見づらいが、フィギュア同士絡み合い、耳に息を吹き掛けたり耳をかじったりしているだけ。
「は!?これだけなのか?」
「そ、これだけ。
でも、実行するのが狙い通りのメンバーになってくれてよかった。
ダンテ、逢夏とディーヴァがこれやるの想像してみ?」
実際にやるとなると…と考えると。
なんという百合百合しい展開!
「おおぉ…イイ!」
ダンテがウキウキしている理由もネロがにやにやする理由も知らず、女同士だし、いいか!
という感じで、抱き締めあって耳を食み、ふぅ~と吐息を吹き掛けあう逢夏とディーヴァ。
お互い、くすぐったさにわずかに身をよじり、口からは喘ぎ声のような物が漏れた。
「んっ!」
「…ぁ、」
こうして男共は視覚的に楽しむことができたのだった。
俺達だけが魔王様役ってのもかわいそうだ。
魔王様役を譲ってやるよ。
楽しんで満足したネロはいつもより寛大になり、ダンテに魔王様のくじを渡した。
なんだか、すでにくじの意味をなしていないが…まあいいか。
「おっしゃ!オレの時代到来っ
このオレ、ダンテが魔王様だ!」
受け取ったダンテが大声で叫ぶ。
周りには空のジョッキがたくさんあるが、まだまだ彼はシラフのようだ。
酔って爆睡していればいいものを…
その時のディーヴァは本気でそう思ったそうな。
「何を命令するかな~フッフッフ…」
嫌な予感。
次からは絶対にダンテに当たりくじを与えてはならない、そう思わせるような表情のダンテ。
魔王というか、もはや大魔王だ。
「決ーめた。
魔王様に胸をもませる!」
そう言って手をワキワキさせる。
言うが早いか、フィギュアの逢夏とディーヴァが王冠をつけたダンテのフィギュアにイヤイヤなからも近づく。
「また私達!?」
「胸をもまれるとか、いやあああ!」
…がそこに立ちふさがる影ひとつ。
勇者のように女性陣フィギュアを守り、ネロフィギュアが右手を唸らせた。
フィギュアとなってもその威力は健在なようで、ダンテのフィギュアはぴゅーんとテーブル外に飛んでいった。
「ネロ、やったね、ホームランだよ!」
「さすがネロ!」
「えっと…俺自身じゃねーけど、とりあえずどういたしまして?」
嬉しそうな3人とは反対にダンテは激おこ状態だった。
「またお前か、ネロー!!
邪魔しやがってー!!」
逢夏の胸はネロの手前、触る程度でやめるつもりだった。
もう少しでディーヴァの胸をこころゆくまでもめたのに!
「俺は当たり前のことをしたまでさ」
目で楽しむのはよくて、実際に手を出すのはネロにとって禁忌なようだ。
フィギュアによって止められてしまったため、魔王ダンテの侵略はここでおしまいとなった。
魔王とはいつか勇者に負ける運命なのだ。
それを確認し終えたネロは手の中の当たりくじを見つめた。
「魔王様はネロ、な。
命令は…そうだなあ、簡単なのでいいか。
いくら楽しめるマスだとしてもこれは悪魔のゲーム。
油断はできない…だろ?」
メイド服の逢夏が見れなかったのは残念だが、それはまあ、今度着せて楽しむからいい。
本人には聞こえないよう小さくつぶやく。
その呟きはダンテには聞こえていたようだった。
その気持ち、わかる。
オレもいつかディーヴァにメイド服を着せてごにょごにょ…
おっといけない、ここから先はR指定だな。
「それで?お優しい魔王様は何を命令するの?」
「耳いじり」
「…耳?」
意味がわからないので、しかたなくフィギュアの行動で何するのかを判断する。
動くのは逢夏とディーヴァのフィギュアだ。
少々見づらいが、フィギュア同士絡み合い、耳に息を吹き掛けたり耳をかじったりしているだけ。
「は!?これだけなのか?」
「そ、これだけ。
でも、実行するのが狙い通りのメンバーになってくれてよかった。
ダンテ、逢夏とディーヴァがこれやるの想像してみ?」
実際にやるとなると…と考えると。
なんという百合百合しい展開!
「おおぉ…イイ!」
ダンテがウキウキしている理由もネロがにやにやする理由も知らず、女同士だし、いいか!
という感じで、抱き締めあって耳を食み、ふぅ~と吐息を吹き掛けあう逢夏とディーヴァ。
お互い、くすぐったさにわずかに身をよじり、口からは喘ぎ声のような物が漏れた。
「んっ!」
「…ぁ、」
こうして男共は視覚的に楽しむことができたのだった。
俺達だけが魔王様役ってのもかわいそうだ。
魔王様役を譲ってやるよ。
楽しんで満足したネロはいつもより寛大になり、ダンテに魔王様のくじを渡した。
なんだか、すでにくじの意味をなしていないが…まあいいか。
「おっしゃ!オレの時代到来っ
このオレ、ダンテが魔王様だ!」
受け取ったダンテが大声で叫ぶ。
周りには空のジョッキがたくさんあるが、まだまだ彼はシラフのようだ。
酔って爆睡していればいいものを…
その時のディーヴァは本気でそう思ったそうな。
「何を命令するかな~フッフッフ…」
嫌な予感。
次からは絶対にダンテに当たりくじを与えてはならない、そう思わせるような表情のダンテ。
魔王というか、もはや大魔王だ。
「決ーめた。
魔王様に胸をもませる!」
そう言って手をワキワキさせる。
言うが早いか、フィギュアの逢夏とディーヴァが王冠をつけたダンテのフィギュアにイヤイヤなからも近づく。
「また私達!?」
「胸をもまれるとか、いやあああ!」
…がそこに立ちふさがる影ひとつ。
勇者のように女性陣フィギュアを守り、ネロフィギュアが右手を唸らせた。
フィギュアとなってもその威力は健在なようで、ダンテのフィギュアはぴゅーんとテーブル外に飛んでいった。
「ネロ、やったね、ホームランだよ!」
「さすがネロ!」
「えっと…俺自身じゃねーけど、とりあえずどういたしまして?」
嬉しそうな3人とは反対にダンテは激おこ状態だった。
「またお前か、ネロー!!
邪魔しやがってー!!」
逢夏の胸はネロの手前、触る程度でやめるつもりだった。
もう少しでディーヴァの胸をこころゆくまでもめたのに!
「俺は当たり前のことをしたまでさ」
目で楽しむのはよくて、実際に手を出すのはネロにとって禁忌なようだ。
フィギュアによって止められてしまったため、魔王ダンテの侵略はここでおしまいとなった。
魔王とはいつか勇者に負ける運命なのだ。