ダイススロー 16回目
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と、まあそれは置いておくとして…
「この人形は結局なんなんだ?」
「んとね、この人形はそれぞれの代わりであり、魔王様の命令を受けると、その命令の行動をするんだって」
「で、それを見様見真似でオレ達自身もやればいいってことか?」
「ま、そんなところかな」
『めェレー、12ヵイやル!』
「お、多いねぇ…」
くじをひくその回数、12回。
げんなりするディーヴァに、逢夏がある意味朗報な情報をもたらした。
「うん、多いかわりに、
『なんと、ドリンク類飲み放題プランがついてます☆』
…だってさ」
逢夏の言葉が終わると同時に4人の手にはドリンクのメニュー表がどこからともなく現れる。
載っているメニュー全てが飲み放題ならば、酒も入るということ。
酒の名前が目に飛び込んでくると同時に歓喜の声を上げるのはもちろん…
「うっひょう!飲み放題!
よし、酒飲みまくるぜ!」
「ダンテっ飲み過ぎはダメだからねっ」
「いくら飲んだっていいなら別に何杯飲んだっていいじゃねーか。
なぁ?ネロ」
タッチパネル式の注文画面をタップし、ダンテは酒を注文しだす。
その量は半端じゃない。
それを顔をひきつらせながら見て、ネロは答えた。
「んー、まあ…俺は適度に飲ませてもらうよ
じゃないとウチの嫁さんが怖そうだ」
「ネロ、そうしてね?」
「んだよ、ノリ悪いな…ディーヴァは何にするんだ。
酒飲むか?」
「ディーヴァが飲むわけねーだろがっ!」
「それにディーヴァちゃんは未成年です!」
「あたしはソフトドリンクなの!
バカじゃないのダンテ」
「ぜ、全員で言うなって…」
それぞれがドリンクを注文したところで、(ちなみに悪魔も頼んだ)悪魔が最後のルールを説明する。
『くジ、早ィモのガちぃ!
のミモノぉ、来たラすタァとッ!』
言い終わった瞬間、扉が開いてドリンク類は届いた。
彼ら半分悪魔な輩が動いたのはドリンクの置かれた瞬間だ。
野獣の目をしてネロとダンテがくじに手を伸ばす。
自分が魔王様になるためと、目が普段の彼らからはあり得ないくらいの本気さ。
こんな目をした男が命令する内容なんて大体1つのカテゴリーにしか入らない。
そう、エロスだ。
酒池肉林、ちちくりあい!!
いくら勝手に選ばれると言えど、当たる確率は低くはない。
魔王様くじを取り合いしているネロとダンテに、逢夏とディーヴァも参戦したのだった。
悪魔はそれを、遠目にニヤニヤと見ている。
当たりくじをつかんでは離し、つかんでは離しを繰り返す4人を、醜い争いだなぁと届いたオレンジジュースをチューチュー吸って見る簡単なお仕事。
そんなことをせずとも、待っていればくじはひとりでに…
パサッ。
風にあおられ、悪魔の手元にやってきたのだった。
これぞ漁夫の利!
『魔ォウさマ、ぉデ、あくゥ魔!』
ピタリ、争っていた4人の動きが止まる。
バカなことをしている間に、最初の魔王様は悪魔に決まってしまった。
ぷぎゃー。
「この人形は結局なんなんだ?」
「んとね、この人形はそれぞれの代わりであり、魔王様の命令を受けると、その命令の行動をするんだって」
「で、それを見様見真似でオレ達自身もやればいいってことか?」
「ま、そんなところかな」
『めェレー、12ヵイやル!』
「お、多いねぇ…」
くじをひくその回数、12回。
げんなりするディーヴァに、逢夏がある意味朗報な情報をもたらした。
「うん、多いかわりに、
『なんと、ドリンク類飲み放題プランがついてます☆』
…だってさ」
逢夏の言葉が終わると同時に4人の手にはドリンクのメニュー表がどこからともなく現れる。
載っているメニュー全てが飲み放題ならば、酒も入るということ。
酒の名前が目に飛び込んでくると同時に歓喜の声を上げるのはもちろん…
「うっひょう!飲み放題!
よし、酒飲みまくるぜ!」
「ダンテっ飲み過ぎはダメだからねっ」
「いくら飲んだっていいなら別に何杯飲んだっていいじゃねーか。
なぁ?ネロ」
タッチパネル式の注文画面をタップし、ダンテは酒を注文しだす。
その量は半端じゃない。
それを顔をひきつらせながら見て、ネロは答えた。
「んー、まあ…俺は適度に飲ませてもらうよ
じゃないとウチの嫁さんが怖そうだ」
「ネロ、そうしてね?」
「んだよ、ノリ悪いな…ディーヴァは何にするんだ。
酒飲むか?」
「ディーヴァが飲むわけねーだろがっ!」
「それにディーヴァちゃんは未成年です!」
「あたしはソフトドリンクなの!
バカじゃないのダンテ」
「ぜ、全員で言うなって…」
それぞれがドリンクを注文したところで、(ちなみに悪魔も頼んだ)悪魔が最後のルールを説明する。
『くジ、早ィモのガちぃ!
のミモノぉ、来たラすタァとッ!』
言い終わった瞬間、扉が開いてドリンク類は届いた。
彼ら半分悪魔な輩が動いたのはドリンクの置かれた瞬間だ。
野獣の目をしてネロとダンテがくじに手を伸ばす。
自分が魔王様になるためと、目が普段の彼らからはあり得ないくらいの本気さ。
こんな目をした男が命令する内容なんて大体1つのカテゴリーにしか入らない。
そう、エロスだ。
酒池肉林、ちちくりあい!!
いくら勝手に選ばれると言えど、当たる確率は低くはない。
魔王様くじを取り合いしているネロとダンテに、逢夏とディーヴァも参戦したのだった。
悪魔はそれを、遠目にニヤニヤと見ている。
当たりくじをつかんでは離し、つかんでは離しを繰り返す4人を、醜い争いだなぁと届いたオレンジジュースをチューチュー吸って見る簡単なお仕事。
そんなことをせずとも、待っていればくじはひとりでに…
パサッ。
風にあおられ、悪魔の手元にやってきたのだった。
これぞ漁夫の利!
『魔ォウさマ、ぉデ、あくゥ魔!』
ピタリ、争っていた4人の動きが止まる。
バカなことをしている間に、最初の魔王様は悪魔に決まってしまった。
ぷぎゃー。