ダイススロー 14回目
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「………」
……ぱたん。
箱を開けたネロは、しばらく固まった後、無言で閉じた。
「何々、どうしたの?」
背後に青い魔人ではなくくら~い空気をまとうネロ。
逢夏は自分の箱も開けず、ネロの元へと急いだ。
「明らかに食い物じゃない物が入ってる。
俺、無理だ…」
テーブルにつっぷして落ち込むネロに、ダンテは軽く笑い飛ばした。
「ハハハ、まっさか!
だってオレの箱からはすげーピザの匂いとストサンと思われる生クリームのイイ匂いがするぞ?
何故だかイチゴの香りはしてこないけどな!」
ぱかっ。
そして蓋を開ける。
「ほら見てみ…ろ?
…げぇっ!!」
確かにピザとサンデーが入っている。
しかし、ピザはピザでも、上に乗っている物はオリーブ、オリーブ、オリーブ!
見渡すかぎりピザの地平線は向こうの方までオリーブばかり。
それ以外に乗っかっている物と言えば、申し訳程度のピザソースとチーズだけだった。
そしてストロベリーサンデーには、なんと!
イチゴの代わりだろうか、これまた大量のオリーブがデデンと存在を主張している。
極めつけはどうしてこうなった?と聞きたくなるような、オリーブのピューレで作ったのだろう…オリーブソースがデロンとかかっていた。
なるほど、だからイチゴの香りがしないわけである。
…というか、気持ち悪い!
ダンテでなくとも願い下げだ。
「オレにも無理だっ!
せっかくのサンデーが台無しだよォォォ!
どう考えても人間の食いものじゃねーだろが!!」
叫ぶダンテを、どうどうどう、とディーヴァが背中を撫でて諭す。
ダンテはそれでも激おこ状態を落ち着かせられなかったのか、ディーヴァの静止も聞かず、執事悪魔に詰め寄った。
「お、落ち着いてダンテ!」
「止めてくれるな、ディーヴァ!
イチゴの代わりにオリーブとかなめてんのか!
サンデーっつったらイチゴなんだよっ!!」
別にイチゴでなくてもいい気がするが、頭に血の上ったダンテには言わない方がいいだろう。
サンデー=イチゴ。
そう言って拳を握り、悪魔に食って掛かるダンテ。
が、悪魔はその拳をひらり、華麗な動きでかわし
「ここで暴れられては困ります。
座席の方に大人しくお座りくださいませ」
と、反対にダンテをピカピカに磨かれた銀製のナイフとフォークで、テーブルに縫い止めてしまった。
「うわっ!」
「…そのピッツァに使われているオリーブは、イタリア産最高級品Sクラスの品物です。
もちろん他の材料も厳選に厳選を重ねた物のみを使用しております。
ごゆっっっっっっくりと、味わってお召し上がりくださいね?」
にっこりと笑顔でダンテを覗きこんだ悪魔に、ダンテは末恐ろしささえ感じながらコクコクと頷き返すことしかできなかった。
そしてサササッと刺さった銀製ナイフとフォークを抜いて、汚れを確認し懐にしまう。
その一連の動作の流れるような動きの美しさと言ったら!
「…こ、こいつ…出来るぞ!」
「ああ、殺りあったら勝てるかどうか…おっかねぇな」
ネロ達にここまで言わせるということはかなり出来る悪魔な証拠。
ガクブルなネロとダンテとは反対に、逢夏とディーヴァは見とれて拍手喝采大喝采!だった。
「すごーい!かっこいい!!」
「うん!そこに痺れる憧れるぅ!」
悪魔の株は急上昇。
ネロ達の株はもちろん、相変わらず低迷の一途をたどっている。
危うし、男性陣!!
……ぱたん。
箱を開けたネロは、しばらく固まった後、無言で閉じた。
「何々、どうしたの?」
背後に青い魔人ではなくくら~い空気をまとうネロ。
逢夏は自分の箱も開けず、ネロの元へと急いだ。
「明らかに食い物じゃない物が入ってる。
俺、無理だ…」
テーブルにつっぷして落ち込むネロに、ダンテは軽く笑い飛ばした。
「ハハハ、まっさか!
だってオレの箱からはすげーピザの匂いとストサンと思われる生クリームのイイ匂いがするぞ?
何故だかイチゴの香りはしてこないけどな!」
ぱかっ。
そして蓋を開ける。
「ほら見てみ…ろ?
…げぇっ!!」
確かにピザとサンデーが入っている。
しかし、ピザはピザでも、上に乗っている物はオリーブ、オリーブ、オリーブ!
見渡すかぎりピザの地平線は向こうの方までオリーブばかり。
それ以外に乗っかっている物と言えば、申し訳程度のピザソースとチーズだけだった。
そしてストロベリーサンデーには、なんと!
イチゴの代わりだろうか、これまた大量のオリーブがデデンと存在を主張している。
極めつけはどうしてこうなった?と聞きたくなるような、オリーブのピューレで作ったのだろう…オリーブソースがデロンとかかっていた。
なるほど、だからイチゴの香りがしないわけである。
…というか、気持ち悪い!
ダンテでなくとも願い下げだ。
「オレにも無理だっ!
せっかくのサンデーが台無しだよォォォ!
どう考えても人間の食いものじゃねーだろが!!」
叫ぶダンテを、どうどうどう、とディーヴァが背中を撫でて諭す。
ダンテはそれでも激おこ状態を落ち着かせられなかったのか、ディーヴァの静止も聞かず、執事悪魔に詰め寄った。
「お、落ち着いてダンテ!」
「止めてくれるな、ディーヴァ!
イチゴの代わりにオリーブとかなめてんのか!
サンデーっつったらイチゴなんだよっ!!」
別にイチゴでなくてもいい気がするが、頭に血の上ったダンテには言わない方がいいだろう。
サンデー=イチゴ。
そう言って拳を握り、悪魔に食って掛かるダンテ。
が、悪魔はその拳をひらり、華麗な動きでかわし
「ここで暴れられては困ります。
座席の方に大人しくお座りくださいませ」
と、反対にダンテをピカピカに磨かれた銀製のナイフとフォークで、テーブルに縫い止めてしまった。
「うわっ!」
「…そのピッツァに使われているオリーブは、イタリア産最高級品Sクラスの品物です。
もちろん他の材料も厳選に厳選を重ねた物のみを使用しております。
ごゆっっっっっっくりと、味わってお召し上がりくださいね?」
にっこりと笑顔でダンテを覗きこんだ悪魔に、ダンテは末恐ろしささえ感じながらコクコクと頷き返すことしかできなかった。
そしてサササッと刺さった銀製ナイフとフォークを抜いて、汚れを確認し懐にしまう。
その一連の動作の流れるような動きの美しさと言ったら!
「…こ、こいつ…出来るぞ!」
「ああ、殺りあったら勝てるかどうか…おっかねぇな」
ネロ達にここまで言わせるということはかなり出来る悪魔な証拠。
ガクブルなネロとダンテとは反対に、逢夏とディーヴァは見とれて拍手喝采大喝采!だった。
「すごーい!かっこいい!!」
「うん!そこに痺れる憧れるぅ!」
悪魔の株は急上昇。
ネロ達の株はもちろん、相変わらず低迷の一途をたどっている。
危うし、男性陣!!