ダイススロー 13回目
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「にゃぁ!
あそこ、にゃんか可愛い草食竜がいるのにゃ!」
「にゃっ、ディーヴァにゃん!
こっちにゃ!お水がとっても美味しいにゃぁ!」
にゃーにゃーにゃー。
「だんにゃさま、まってにゃー!」
「ご主人、はやいにゃ!
おいつけにゃいのにゃ!」
にゃーにゃーにゃー。
「なぁ、ディーヴァ。」
「?、にゃんにゃのにゃ、ご主人?」
「逢夏、大丈夫か?」
「にゃ!だんにゃさま、心配ご無用にゃにょだ!」
にゃーにゃーにゃー。
「なんか……なぁ、ネロ。」
「だなぁ…、ダンテ。」
「「可愛いな。」」
思わず声を揃え、川で水遊びを始める猫もどき達の観察を始める2人。
というのも…
向こうで楽しそうにそよ風の前に揺れる植物にちょっかいを出していたと思えば
テコテコ必死に駆けて追いかけてくる2匹、ことディーヴァと逢夏。
最初は
『あんの悪魔!
ディーヴァをこんな姿にしやがって、ふざけてんのか!!!』
『ってか、こんな装備で放り出すなっての!
普通に考えて怪我すんだろ、あの馬鹿悪魔!』
などとダンテもネロも声を荒げて抗議。
していたのだが…
『ディーヴァにゃん、可愛いにゃぁ!ほっぺモチモチにゃ!』
『逢夏のほっぺだってフワフワにゃぁよ!』
向き合ってペタペタと楽しそうにお互いの頬に手を添え合っている2匹を見、すっかりどうでもよくなった2人。
加えて2匹も気にしておらず、どうでもいい様子にこうやって命令通り、竜、空の王探しを開始していたりする。
だが…
「ダンテの装備と同じ色をした竜、ね。
どこにいんだよ。」
「もう20分は歩いたぜ。
竜って言う位だから結構でかいと思ったんだけどな。」
「諦めちゃだめにゃ!
一緒にがんばるにゃよ、ご主人!」
「ディーヴァにゃんの言う通りにゃ、だんにゃさま、ファイトー!」
毛皮を水に濡らしたままの2匹が2人の愚痴を聞き取り振り向く。
可愛いが、これが猫の姿でなければなぁと思わないこともないダンテ。
さっきから"だんにゃさま"という呼び方にドギマギしてばかりのネロ。
我慢ならずにネロは川の方へと歩くと逢夏を抱き上げる。
軽く、ふわふわと柔らかく、手のひらで若干高めの体温を感じながら
「逢夏。」
「にゃに?」
「もう一回、もう一回俺を呼んで。」
「にゃぁ?
だんにゃさま!」
「もう一回。」
「だんにゃさま?」
「~~~~~っ!
逢夏~~!」
などと訳も分からず首を傾げる逢夏に頬ずりを始めるネロ。
どんな姿になったとしてもラブラブなのはいいことだ…………たぶん。
とそんなものを見せつけれられて黙るダンテではない。
「ディーヴァ!」
「はいにゃ、ご主人?」
「こっち、来い。」
「にゃぁ!」
濡れた足で足跡を地面につけながらダンテに近寄るディーヴァ。
ダンテの腕の中まで残り10mほど、なそんな時だった。
風が巻き起こる。
「っ!?おい、ダンテ…って!!?」
「にゃっ!!!ディーヴァにゃん!!!」
「なっ、ディーヴァ!!」
「にゃぁー!?
ご主人、助けてにゃーーーー!!」
どこからともなく、猛スピードで現れた赤と黒の鱗に覆われた竜。
"空の王"という別称にふさわしく、大きな翼を広げたその竜はディーヴァをその大きな足で掴み、何処かへと飛び去っていく。
一同騒然。
けれど我に帰るや否や…
「…てめぇ、いい度胸だ。
ぶっころすっ!」
「はやくいかにゃきゃ!
だんにゃさま、このままじゃディーヴァにゃんが…。」
「分かってる。
行こう、確か向こうは…。」
ネロの言葉の後を追う様に、逢夏が懐から地図を取り出しとがった爪で指差す。
「竜の巣があるエリアにゃ!」
「おらっ、ちんたらしてねぇで行くぞ!
ディーヴァをあいつのランチになんかしてやれねぇ!」
がしゃがしゃと鎧で音を立てながら、ダンテは岩穴の中へ。
ネロと逢夏もその後を追った。
あそこ、にゃんか可愛い草食竜がいるのにゃ!」
「にゃっ、ディーヴァにゃん!
こっちにゃ!お水がとっても美味しいにゃぁ!」
にゃーにゃーにゃー。
「だんにゃさま、まってにゃー!」
「ご主人、はやいにゃ!
おいつけにゃいのにゃ!」
にゃーにゃーにゃー。
「なぁ、ディーヴァ。」
「?、にゃんにゃのにゃ、ご主人?」
「逢夏、大丈夫か?」
「にゃ!だんにゃさま、心配ご無用にゃにょだ!」
にゃーにゃーにゃー。
「なんか……なぁ、ネロ。」
「だなぁ…、ダンテ。」
「「可愛いな。」」
思わず声を揃え、川で水遊びを始める猫もどき達の観察を始める2人。
というのも…
向こうで楽しそうにそよ風の前に揺れる植物にちょっかいを出していたと思えば
テコテコ必死に駆けて追いかけてくる2匹、ことディーヴァと逢夏。
最初は
『あんの悪魔!
ディーヴァをこんな姿にしやがって、ふざけてんのか!!!』
『ってか、こんな装備で放り出すなっての!
普通に考えて怪我すんだろ、あの馬鹿悪魔!』
などとダンテもネロも声を荒げて抗議。
していたのだが…
『ディーヴァにゃん、可愛いにゃぁ!ほっぺモチモチにゃ!』
『逢夏のほっぺだってフワフワにゃぁよ!』
向き合ってペタペタと楽しそうにお互いの頬に手を添え合っている2匹を見、すっかりどうでもよくなった2人。
加えて2匹も気にしておらず、どうでもいい様子にこうやって命令通り、竜、空の王探しを開始していたりする。
だが…
「ダンテの装備と同じ色をした竜、ね。
どこにいんだよ。」
「もう20分は歩いたぜ。
竜って言う位だから結構でかいと思ったんだけどな。」
「諦めちゃだめにゃ!
一緒にがんばるにゃよ、ご主人!」
「ディーヴァにゃんの言う通りにゃ、だんにゃさま、ファイトー!」
毛皮を水に濡らしたままの2匹が2人の愚痴を聞き取り振り向く。
可愛いが、これが猫の姿でなければなぁと思わないこともないダンテ。
さっきから"だんにゃさま"という呼び方にドギマギしてばかりのネロ。
我慢ならずにネロは川の方へと歩くと逢夏を抱き上げる。
軽く、ふわふわと柔らかく、手のひらで若干高めの体温を感じながら
「逢夏。」
「にゃに?」
「もう一回、もう一回俺を呼んで。」
「にゃぁ?
だんにゃさま!」
「もう一回。」
「だんにゃさま?」
「~~~~~っ!
逢夏~~!」
などと訳も分からず首を傾げる逢夏に頬ずりを始めるネロ。
どんな姿になったとしてもラブラブなのはいいことだ…………たぶん。
とそんなものを見せつけれられて黙るダンテではない。
「ディーヴァ!」
「はいにゃ、ご主人?」
「こっち、来い。」
「にゃぁ!」
濡れた足で足跡を地面につけながらダンテに近寄るディーヴァ。
ダンテの腕の中まで残り10mほど、なそんな時だった。
風が巻き起こる。
「っ!?おい、ダンテ…って!!?」
「にゃっ!!!ディーヴァにゃん!!!」
「なっ、ディーヴァ!!」
「にゃぁー!?
ご主人、助けてにゃーーーー!!」
どこからともなく、猛スピードで現れた赤と黒の鱗に覆われた竜。
"空の王"という別称にふさわしく、大きな翼を広げたその竜はディーヴァをその大きな足で掴み、何処かへと飛び去っていく。
一同騒然。
けれど我に帰るや否や…
「…てめぇ、いい度胸だ。
ぶっころすっ!」
「はやくいかにゃきゃ!
だんにゃさま、このままじゃディーヴァにゃんが…。」
「分かってる。
行こう、確か向こうは…。」
ネロの言葉の後を追う様に、逢夏が懐から地図を取り出しとがった爪で指差す。
「竜の巣があるエリアにゃ!」
「おらっ、ちんたらしてねぇで行くぞ!
ディーヴァをあいつのランチになんかしてやれねぇ!」
がしゃがしゃと鎧で音を立てながら、ダンテは岩穴の中へ。
ネロと逢夏もその後を追った。